著者
中村 真一郎
出版者
文藝春秋
雑誌
文學界 (ISSN:05251877)
巻号頁・発行日
vol.16, no.8, pp.144-149, 1962-08
著者
市川正人著
出版者
日本評論社
巻号頁・発行日
2003
著者
金 尚均
出版者
龍谷大学法学会
雑誌
龍谷法学 (ISSN:02864258)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.19-60, 2015-10

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著者
内野正幸著
出版者
有斐閣
巻号頁・発行日
1990
著者
赤坂正浩著
出版者
信山社
巻号頁・発行日
2011
著者
藤倉 雄司 本江 昭夫 山本 紀夫
出版者
国立民族学博物館
雑誌
国立民族学博物館調査報告 = Senri Ethnological Reports (ISSN:13406787)
巻号頁・発行日
no.84, pp.225-244, 2009

キヌア(Chenopodium quinoa)およびカニワ(Ch. pallidicaule)は,アカザ科に属する一年性の雑穀でアンデス高地を中心として古くから栽培されてきた。これらの雑穀は,種子の表面に植物毒のサポニンをもっており,強い苦味成分のため毒妓きしなければ食用とならないが、一部地方ではキヌアの耕地に見られる随伴雑草も毒抜きして利用されている。一般に植物毒は栽培化の過程で失われる傾向があるが、キヌアがこうした特徴を維持しているのは,サポニンが動物からの食害を防ぐ役割を果たしているこどが示唆された。一方、キヌアもカニワも,野生植物の特徴であるとされる種子の脱落性をもち,この点でもこれらの雑穀は野生種の特徴を依然として有している。これは,キヌアやカニワがアンデス高地で重要な食用となってきた根菜類の陰で,その重要性が低いため十分に栽培化が進まなかったからであると考えられる。山本紀夫編「ドメスティケーション : その民族生物学的研究」
著者
藤倉 雄司 本江 昭夫 山本 紀夫
出版者
国立民族学博物館
雑誌
国立民族学博物館調査報告 = Senri Ethnological Reports (ISSN:13406787)
巻号頁・発行日
vol.84, pp.225-244, 2009

キヌア(Chenopodium quinoa)およびカニワ(Ch. pallidicaule)は,アカザ科に属する一年性の雑穀でアンデス高地を中心として古くから栽培されてきた。これらの雑穀は,種子の表面に植物毒のサポニンをもっており,強い苦味成分のため毒妓きしなければ食用とならないが、一部地方ではキヌアの耕地に見られる随伴雑草も毒抜きして利用されている。一般に植物毒は栽培化の過程で失われる傾向があるが、キヌアがこうした特徴を維持しているのは,サポニンが動物からの食害を防ぐ役割を果たしているこどが示唆された。一方、キヌアもカニワも,野生植物の特徴であるとされる種子の脱落性をもち,この点でもこれらの雑穀は野生種の特徴を依然として有している。これは,キヌアやカニワがアンデス高地で重要な食用となってきた根菜類の陰で,その重要性が低いため十分に栽培化が進まなかったからであると考えられる。
著者
桂 圭佑 Bonifacio Alejandro 藤倉 雄司 安井 康夫 藤田 泰成
出版者
養賢堂
雑誌
農業および園芸 (ISSN:03695247)
巻号頁・発行日
vol.93, no.11, pp.951-958, 2018-11

キヌア(Chenopodium quinoa Willd.)はその高い栄養学的価値と幅広い環境適応性から,近年注目を集めている。また,2016年にキヌアのゲノム概要配列が解読されたことから,今後有用遺伝子の単離などの研究も急速に進むことが期待されている。そのような中,世界最大のキヌア生産地の一つであるボリビア多民族国(以下ボリビア)のアルティプラノでキヌア栽培の視察を行った。現地では主に高地型(Altiplanoタイプ)キヌアと塩地型(Salarタイプ)キヌアが栽培されている。高地型キヌアは比較的降水量の多い地域(年間約400mm)でバレイショやムギ類と輪作して栽培されている一方で,塩地型キヌアはウユニ塩湖畔の降水量が少ない地域(年間約200mm)において単作で栽培されている。近年のキヌアブームにより栽培面積の拡大や休閑期間の短縮が進み,現地では土壌劣化の進行が指摘されており,キヌア栽培の持続性の低下が懸念されている。そのため,育種による耐病性の付与や早生化,生物農薬や生物資材の開発,現地に自生する植物を利用した風食対策や土壌肥沃度の維持・向上,耕畜連携による持続可能性の向上などの数多くの取り組みがなされている。また,キヌアの遺伝資源の管理やその効率的な利用体制の構築は喫緊の課題である。
著者
桂 圭佑 Bonifacio A. 藤倉 雄司 安井 康夫 藤田 泰成
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.93, no.11, pp.951-958, 2018 (Released:2019-04-18)

キヌア(Chenopodium quinoa Willd.)はその高い栄養学的価値と幅広い環境適応性から,近年注目を集めている。また,2016年にキヌアのゲノム概要配列が解読されたことから,今後有用遺伝子の単離などの研究も急速に進むことが期待されている。そのような中,世界最大のキヌア生産地の一つであるボリビア多民族国(以下ボリビア)のアルティプラノでキヌア栽培の視察を行った。現地では主に高地型(Altiplanoタイプ)キヌアと塩地型(Salarタイプ)キヌアが栽培されている。高地型キヌアは比較的降水量の多い地域(年間約400mm)でバレイショやムギ類と輪作して栽培されている一方で,塩地型キヌアはウユニ塩湖畔の降水量が少ない地域(年間約200mm)において単作で栽培されている。近年のキヌアブームにより栽培面積の拡大や休閑期間の短縮が進み,現地では土壌劣化の進行が指摘されており,キヌア栽培の持続性の低下が懸念されている。そのため,育種による耐病性の付与や早生化,生物農薬や生物資材の開発,現地に自生する植物を利用した風食対策や土壌肥沃度の維持・向上,耕畜連携による持続可能性の向上などの数多くの取り組みがなされている。また,キヌアの遺伝資源の管理やその効率的な利用体制の構築は喫緊の課題である。
著者
若泉 悠 鈴木 誠
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.469-474, 2008
被引用文献数
2

Fukuba Hayato (1856-1921) is known as a person who created the foundation of modern gardening. This study is aimed to search his thoughts of modern horticulture and landscape gardening in Japan through his personal records.Also the author intended to clarify his influences on modern horticulture and landscape gardening in Japan. He studied knowledge and skills of modern horticulture and landscape gardening from foreign countries over his life for refining the Shinjuku Imperial Gardens (Shinjuku Gyoen National Garden). He advocated the ideal way of Imperial gardens and gardening in Japan, established Kunaisyo Naienkyoku (after Imperial Household Agency, Maintenance and Works Department, Gardens Division), and popularized skills of modern landscape gardening not only inside of imperial palaces. In addition, he greatly contributed to the development of the modern landscape gardening including professional educations. In conclusion, the author pointed out the influence that he had given to the horticulture and landscape gardening in Japan was considered as a critical one that has continued until today.
著者
青木 龍克 後藤 久貴 末次 宏晃 水光 正裕 内山 迪子 小林 恭介 田中 奈津美 鳥越 雄史
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.37-39, 2019-03-25 (Released:2019-05-16)
参考文献数
7

人工関節置換術(THA)後に腸腰筋インピンジメントを生じ,前方より直視下腸腰筋切離を行った2例を報告する.【症例1】61歳女性.58歳時に右THAを施行し,術後1年で下肢伸展挙上(SLR)時の鼠径部痛が出現した.カップの前方突出を認め,腸腰筋エコーガイド下ブロックが著効し,腸腰筋インピンジメントと診断した.腸腰筋切離を行い,術後1週で疼痛は改善し,SLRが可能となった.【症例2】66歳女性.64歳時に右THAを施行し,術後1年でSLR時に大腿前面の痛みが出現した.明らかなカップの設置不良はなかったが,腸腰筋ブロックで疼痛改善を認め,術後2年3か月で腸腰筋インピンジメントと診断した.腸腰筋切離を行い,術後3週で疼痛は改善し,SLRが可能となった.【考察】腸腰筋インピンジメントに対してはカップの再置換術も選択肢となるが,カップの設置に大きな問題がない場合や,カップ再置換のリスクが高い場合には,腸腰筋切離の良い適応と考えられる.
著者
茂木 昭夫 土出 昌一
出版者
特定非営利活動法人 日本火山学会
雑誌
火山.第2集 (ISSN:24330590)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.91-100, 1978-04-15 (Released:2018-01-15)

The Hydrographic Department of Maritime Safety Agency has been conducting surveillance and investigation about the activity of submarine volcanoes in the adjacent seas of Japan. There are three active submarine volcanoes belonging to Middle Mariana ridge; Fukutoku oka-no-ba about 4 miles mrtheastward, Minami-Hiyosi Kaizan about 50 miles south-south eastward and Fukuzin Kaizan about 180 miles southeastward from Minami-Io Sima Is. respectively. Discolored water around them is found at irregular intervals, which should be caused by submarine volcanic eruption. The Hydrographic Department conducts to research their activity using remote sensing techniques such as aerial photogrammetry, multiband photographs and thermal camera by an airplane. A survey ship also is used to research bathymetry, geological structure, geomagnetism and gravity in the submarine volcanic areas at the rest time of the volcanic activity. In this paper, wedescribe about the system of surveillance and investigation to them together with the record of recent submarine volcanic eruptions in the adjacent seas of Japan.
著者
高橋 俊史
出版者
東北福祉大学
雑誌
東北福祉大学研究紀要 = Bulletin of Tohoku Fukushi University (ISSN:13405012)
巻号頁・発行日
no.44, pp.79-96, 2020-03-19

情報社会の進展とともに情報リテラシーが求められているが、Society5.0の社会では,より必要性が高まると予測される。しかし,現状としてバイトテロなどの情報モラルに関連する問題が生じており,情報モラル教育の在り方を検討する必要がある。そのため,情報モラルに関する講義を履修している学生を対象に安心協ILASテスト2013版を活用した情報モラルの理解度把握と講義の効果検証を目的とした調査を行った。その結果,現在の大学生の情報モラルは,高い水準で理解しているが,過去の学生と比較するとインターネットリスクへの対処能力が低下している可能性があった。その要因としては,デジタルネイティブ世代がスマートフォンなどの情報機器を活用できている状況を,すべてのICT機器を活用できると誤認識していることが考察され,教育の必要性を妨げていると考えられる。したがって,今後の情報モラル教育の在り方として,各教員が大学入学前までに十分な情報リテラシー教育を受けていない学生がおり,デジタルネイティブ世代と呼ばれているがICTを苦手とする学生がいるということを認識し,学生に合わせた指導を行うこと,重要なことは重複しても教育するという視点が必要である。