出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.770, pp.55-60, 2000-05-22

「プレイステーション2の発売後,アナログRGB信号変換器が飛ぶように売れ始めた。以前はほとんどなかった問い合わせも,1日あたり10件を越える」(東京・秋葉原のあるゲーム機販売店)。この販売店では在庫切れが続き,注文に応じ切れないほどだ。 急にアナログRGB信号変換器が売れ始めたのは,理由がある。
著者
Kobayashi J. Toyama Y.
出版者
気象庁気象研究所
雑誌
Papers in Meteorology and Geophysics (ISSN:0031126X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.1-22, 1960

高層大気の温度測定においては 日射誤差と遅れによる誤差が 系統的な誤差の主なものである 日本のラジオゾンデの日射誤差に対する補正は気圧400mb以下の高層資料に対しては既になされているが遅れに基く誤差は考量されていない<BR>この報告の目的は 日射誤差が 補正された改良型のバイメタル温度計が 気温の真値を得たい要求に充分答えうるものかどうかを明にすることである<BR>改良型温度計は 二つのバイメタル片からなり立って 一つには銀鍍金され 他は黒化されたものを用い これらを用いて日射に基く誤差を補正し 気温の真値を指示するように工夫されている<BR>通風筒で遮蔽されたラジオゾンデ用温度計の日射誤差及び遅れによる誤差を見積るために 一連の比較飛揚試験及び実験室におていて 多くの試験が行われた これらの結果によると 太陽高慶角30° において 理在使用されている補正表による日射誤差の差の補正量は少な目で 実際の日射誤差の半分程度しか補正されておらず又遅れの時定数は大凡100mbで14秒 200mbで40秒 50mbで120秒 20mbで280秒程度のものであることを示した<BR>1956年2月に行われた昼と夜の観測から観測された気温差が若干認められ測定器の測定誤差が±0.50℃であるとすると 気温の日変化の量は100mbで 0.15℃, 50mbで 0.3℃ の値を持つことが推定された<BR>この報告は1955年4月から1956年2月に互って実験された結果を集約したものである
著者
Keika MORI Takuya WATANABE Yunao ZHOU Ayako AKIYAMA HASEGAWA Mitsuaki AKIYAMA Tatsuya MORI
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
IEICE Transactions on Information and Systems (ISSN:09168532)
巻号頁・発行日
vol.E103.D, no.7, pp.1541-1555, 2020-07-01 (Released:2020-07-01)
参考文献数
33
被引用文献数
1 2

This work aims to determine the propensity of password creation through the lens of language spheres. To this end, we consider four different countries, each with a different culture/language: China/Chinese, United Kingdom (UK) and India/English, and Japan/Japanese. We first employ a user study to verify whether language and culture are reflected in password creation. We found that users in India, Japan, and the UK prefer to create their passwords from base words, and the kinds of words they are incorporated into passwords vary between countries. We then test whether the findings obtained through the user study are reflected in a corpus of leaked passwords. We found that users in China and Japan prefer dates, while users in India, Japan, and the UK prefer names. We also found that cultural words (e.g., “sakura” in Japan and “football” in the UK) are frequently used to create passwords. Finally, we demonstrate that the knowledge on the linguistic background of targeted users can be exploited to increase the speed of the password guessing process.
著者
内山 秀彦 木下 愛梨 渕上 真帆 嶺井 毅 川嶋 舟
出版者
東京農業大学
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.192-199, 2014 (Released:2015-03-30)

本研究は,動物との相互関係における人の視覚認知に着目し,視線計測装置を用いて馬を観察した際の人の視線追従(注視部位,注視回数,注視時間)ならびに瞳孔径の変化を定量化した。さらに観察者の性格特性や馬に対する印象と視線との関連性を考察することを目的とした。得られたデータから,人の性格傾向において,外向性が高いほど肢・尻の部位に対し,また神経症傾向が高いほど,首・肩・胸の部位に対する注視回数や注視時間が低かった。特に神経症傾向が高い場合,馬の顔に視線が集まるといった,観察者の性格特性と注視部位に関連が認められた。また馬に対する恐怖感は,馬の外貌の中でも脚部から影響を受けると考えられた。さらに乗馬経験および動物の飼育経験と馬の顔への注視回数・時間に有意な正の相関が認められた。これらの結果から,人が動物との関係をもつ場合,アイコンタクトをはじめとした人同士のコミュニケーション方法を動物に対しても同様に適用していると考えられた。これらの視線解析を中心とした本研究の結果は,馬との相互関係から得られる精神的効果,また現在まで多く報告されている自閉症をはじめとしたコミュニケーションに関する障碍に対する動物介在療法・活動・教育の実施内容を支持するものである。
著者
吉田 正彦
出版者
明治大学人文科学研究所
雑誌
明治大学人文科学研究所年報 (ISSN:05433908)
巻号頁・発行日
no.31, pp.87-91, 1990-12-25

グリム兄弟は「子供と家庭のための昔話」の第一巻を1812年に公にした。三年後には第二巻を刊行,合せて二百編の昔話を収録する。1822年に出版された第三巻「注釈」編を含めて全巻が整う。しかし前二巻の第二版(1819年)及び後の版では,前の版に収められた幾編かが他の物語と挿し替えられている。初版第33話「長靴をはいた牡猫」,62話「青ひげ」などがそれであり,20話を超えるはずである。それらが二版以降で省かれた理由として,兄弟の昔話収集の本来の意図からはずれていたためである,という。つまりドイツ本来の伝承ではなく,たとえばフランス,あるいはスコットランド語から兄ヤーコプが翻訳したものなどが多く含まれている。また,その幾つかはフランスの,それも17世紀末のシャルル・ペローによる『過ぎし昔の物語ならびに教訓』に由来する口承であるからだ,ともいわれる。
著者
小林 直樹
出版者
大阪市立大学
雑誌
人文研究 (ISSN:04913329)
巻号頁・発行日
vol.50, no.10, pp.685-702, 1998

一 『今昔物語集』巻一七第33話は、女人と変じた法輪寺の虚空蔵菩薩が好色な叡山僧を学問の世界へと「謀リ」導く顛末を幻想味豊かに語って、本朝仏法部中でもひと際印象深い一篇である。その末尾は次のように結ばれる。……

1 0 0 0 OA 斐太後風土記

著者
富田礼彦 著
出版者
大日本地誌大系刊行会
巻号頁・発行日
vol.下(巻13至20,附録), 1916
著者
平凡社地方資料センター編
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
1989

1 0 0 0 護謨と椰子

著者
野村徳七著
出版者
野村徳七
巻号頁・発行日
1916
著者
童門 冬二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.261, pp.106-109, 2006-06

"幕府中興の祖"といわれた第八代将軍徳川吉宗の施政は、二面性を持っていた。ひとつは「幕威の回復と赤字財政の克服」であり、もうひとつはそのための「産業振興と国民の文化的向上を目的とする活発な輸入」だ。吉宗自身は別に矛盾を感じなかったが、実際にはこれがふたつの流れを生んだ。