著者
丸山 一平
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.1_45-1_48, 2009 (Released:2012-03-27)
参考文献数
2
被引用文献数
1
著者
中野 隆文
出版者
日本動物分類学会
雑誌
タクサ:日本動物分類学会誌 (ISSN:13422367)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.54-66, 2013
参考文献数
15
被引用文献数
1

An amendment to the International Code of Zoological Nomenclature was passed on 4th Sept 2012 that formally establishes ZooBank as the online version of the Official Register of Zoological Nomenclature, and allows valid publication of new nomenclatural acts in electronic-only journals as well as electronic-first works. The amendment requires electronic-only, and electronic-first works to be registered in ZooBank, and to include the registration number ('ZooBank LSID') in the publication. Although registration of the names and nomenclatural acts themselves is not yet required for their availability, the amendment encourages authors to register all new names and nomenclatural acts, whether they are introduced in e-only publications or in standard paper publications as well as publications, names and acts that have been previously published. This paper provides a practical instruction manual in Japanese to assist taxonomists to register their work in ZooBank based on its new version 3.1.
著者
柴田 勝家
出版者
早川書房
雑誌
SFマガジン = SF magazine
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.230-249, 2020-10
著者
宇佐美 太一 加藤 宗規
出版者
社団法人 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
雑誌
関東甲信越ブロック理学療法士学会 (ISSN:09169946)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.257, 2017

<p>【目的】</p><p>発症3 ヶ月時点で,トイレの動作と移乗が全介助でオムツを使用していた重度右片麻痺患者に対して行った,課題指向型の立位訓練による効果を検討した.</p><p>【方法】</p><p>80 代男性,左内頚動脈閉塞による重度片麻痺と全失語.Brunnstrom recovery stage(以下,BRS)は右側上下肢,手指全てI.</p><p>97 病日の基本動作は寝返り・起き上がり:中等度介助,座位:見守り,移乗:重度~中等度介助,立ち上がり:中等度介助,歩行:重度介助であった.トイレ介助を目標に縦手すりを用いた立位保持90 秒を目標として介入を追加した.縦手すりを用いた立位保持をベースライン期として,介入1 期は左肩を壁に寄りかかりながら縦手すり使用,介入2 期は左肩を壁に寄りかかることを除去し,縦手すりのみ使用した.いずれも顔の前方にタイマーを配置した.介入は1 日3 回とし,成功した場合には即時に称賛するとともに,3 回終了後はグラフを提示しながら結果のフィードバックを行い,前回よりも改善した場合も称賛を行った.1 日の3 回連続成功により段階達成と判断した.</p><p>【説明と同意】</p><p>本報告はヘルシンキ宣言に基づき、家族に書面にて説明を行い、同意を得た.【結果】</p><p>95 ~98 病日のベースライン期では30 秒の立位保持も困難,介助数は平均10 回を超していた.99 病日の介入1 期初日より改善がみられ徐々に介助数が減少し,介入15 日目には3 回とも成功,介入2 期初日の介入16 日目には縦手すりのみで3 回とも成功した.これらの期間において,機能的自立度評価法(97 →122 病日)は、トイレ動作1 →2 点,トイレ移乗1 点→3 点となった.その間に失語・BRS の結果に変化はなかった.</p><p>【考察】</p><p>発症後3 ヶ月が経過した重度片麻痺と全失語の患者に対して用いた壁に肩をつけるプロンプト・フェイディング法を用いた立位保持訓練は課題指向型の練習として有効であったと考えられた.</p>
著者
辻 哲夫
出版者
岩波書店
雑誌
科学史研究 (ISSN:00227692)
巻号頁・発行日
no.34, pp.5-11, 1955-04
著者
牛来 千穂子 水落 文夫
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.68, pp.99_3, 2017

<p> バスケットボール競技の現場では、連続してシュートを成功させると、その選手はパフォーマンスに対する自信と成功への期待を高め、「シュートタッチ」やその後のシュート時の諸動作がスムーズになることから、シュートが入りやすくなると信じられている。このhot hand現象を支持する研究報告の例として、Smith(2003)はhot hand現象の生起に関して、成功体験による正の強化が、自己効力感を高めパフォーマンスを向上させるとしている。一方で、誤認知であり単なる偶然に過ぎないという報告もみられる。しかし、実際にシュートの連続成功場面における、シューターのシュート動作と心理状態の変化を検討した研究は見当たらない。そこで本研究では、hot hand現象の生起、及びその際のシュート動作と心理状態との関係について、男子大学生バスケットボール選手らに行ったインタビューデータの質的分析と、3ポイントシュートを課題とする連続シュート実験によって検討した。連続シュート実験では、二次元気分尺度(TDMS)を用いてhot hand現象が生起している際の感情状態を経時的に評価し、シュート動作を撮影した動画を用いて3次元動作解析を行った。</p>
著者
松浦 誠 八田 茂嘉
出版者
関西病虫害研究会
雑誌
関西病虫害研究会報 (ISSN:03871002)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.27-31, 1975-03-01 (Released:2012-10-29)
参考文献数
6

柑橘類の訪花害虫であるコアオハナムグリについて, 野外成虫の卵巣の発育経過および産卵数などについて調査した. 7月下旬以降に出現した新世代の個体は,すべて年内には交尾, 産卵を行なわず,越冬直後まで卵巣はまったく未発達の状態で, 卵細胞と栄養細胞はともにみられなかった. 越冬後の訪花開始により交尾が行なわれ, 卵巣の発育が始まり, 産卵は5月下旬より8月中旬まで続いた. 1雌虫の産卵数は9-42卵(平均21.6±9.1卵), 産卵期間は2-82日(平均37.1±21日)でこの間に2-10日(平均5.0±2.0日)の産卵日がみられた. また1回の産卵数は1-21卵(平均4.4卵)であった.

1 0 0 0 OA 視質に就て

著者
中島 實
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会雑誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.24, no.9, pp.3-12, 1940 (Released:2011-02-09)
参考文献数
30

網膜の視細胞には蛋白の他多量の類脂肪, 殊に燐脂體が多量に含まれて居り, 光の作用で減少する. 網膜から光によつて燐酸や稍複雑な含窒素化合物やヒヨリン等が遊離する. 是等の現象は盲にした網膜では起こらない. 從て視質は感光性の強い燐脂體の一種ではないかと考へられる.視紅は分解してビタミンAを出すから一種のカロチノイド系の色素と思はれ, 視質に結合して増感作用を營むものと思はれる. 是等の物質の光分解後, それを再生せしむるためのエネルギーは, 網膜内で特に旺盛な解糖作用によつて供給せられるやうである.
著者
海野 知紀 駒込 乃莉子
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.9, pp.457-462, 2018-09-15 (Released:2018-09-19)
参考文献数
22

ラードを配合した高脂肪食に大麦若葉搾汁末を添加し,これをラットに4週間自由摂取させたときの糞中腸内細菌叢を分析した.本飼育開始前後における比較では,大麦若葉搾汁末を添加した群でBacteroides属の占有率が有意に減少し,Prevotella属の占有率が上昇した.また,群間での比較では,C群,HF群と比較して2% YBL群,10% YBL群のPrevotella属の占有率が高値を示し,Bacteroides属に対するPrevotella属の比(P/B比)の上昇が認められた.以上より,大麦若葉搾汁末は高脂肪食を負荷したラットにおいて腸内細菌叢に変化をもたらすことが示唆された.
著者
Soyano Kiyoshi Aoki Jun-ya Itashiki Yoshimasa Park Chang-Beom Nagae Masaki Takao Yuji Lee Young-Don Yeo In-Kyu Zhong Junsheng
出版者
TERRAPUB
雑誌
Coastal Environmental and Ecosystem Issues of the East China Sea
巻号頁・発行日
pp.215-226, 2010

There are many chemicals that have estrogen like activity in natural envrionment, and are well known as endocrine disrupting chemicals (EDCs). These chemicals disrupt the endocrine system of wildlife and induce the abnormality of reproductive phenomena. Recently, many scientists reported that EDCs in the aquatic environment interfere with the reproductive process of wild fish. However, there are few information about that in Asian countries. We conducted the survey of contamination by environmental estrogens (EEs) of coastal areas in Korea, People’s Republic of China, and Japan using the wild grey mullet. The grey mullet were collected from five sites (Ansan, Jeju, Yeosu, Tongyeong, and Busan) in Korea, three sites (Zhonshan, Luchaogang, and Pudong) in P.R. China, and three sites (Nagasaki, Omuta, and Fukuoka) in Japan. Contamination by EEs was determined by measuring vitellogenin (VTG) levels in serum and identifying gonadal abnormalities histologically (i.e., testis-ova). In four sites in Korea (Ansan, Yeosu, Tongyeong, and Busan), one site (Luchaogang) in P.R. China, and two sites in Japan (Nagasaki and Fukuoka), serum VTG in immature and male grey mullet was detected at levels greater than 1.0 μg/mL, which is considered to be an abnormal level. Testis-ova was detected in many sites of all countries, except for Yeosu and Jeju Island in Korea. These results suggest that the coastal areas of East China Sea are contaminated with EDCs.
著者
上村 朋美 加藤 宗規
出版者
社団法人 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
雑誌
関東甲信越ブロック理学療法士学会 (ISSN:09169946)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.P-13, 2020

<p>【目的】段階的難易度調整による麻痺側への移乗練習の効果を検討した.</p><p>【方法】80歳代,男性.診断名は,両側大脳梗塞,右慢性硬膜下血腫,肺炎であり,障害名は右片麻痺,失語症,構音障害,嚥下障害であった.入院後のADLは全介助であり,基本動作も介助を要した。立位は右へ傾き,7病日の立位の荷重率(正中位)は右50%,左43%,最大荷重率は評価困難であった.42病日の立位も荷重率は変化を認めなかった.また,移乗の介助量も変化なく,非麻痺側への方向転換は軽介助であったが,麻痺側への方向転換は全く行なうことができなかった.そこで,非麻痺側への移乗練習を介入1,麻痺側への移乗練習を介入2として練習を開始した.環境は,縦手すりを使用した.そして,車いすに対し椅子を30°に配置し,方向転換開始と終了の足の位置をビニールテープで示した.最終目標は非麻痺側・麻痺側共に90°の方向転換見守りとし,30°,45°,90°の順に実施した.角度の変更は,3日連続成功後に行った.評価は,介助量の変化を身体的ガイダンス0点,タッピング+口頭指示1点,口頭指示2点,見守り3点とし,3回の合計点数を記録した.介入2は,介入1の90°方向転換が実施可能となった後に開始した.</p><p>【倫理的配慮】本研究は,ヘルシンキ宣言に則り行われ,症例の家族から承諾を得た.当院研究倫理委員会の承諾を得た(倫理番号1572).</p><p>【結果】42病日目から非麻痺側への方向転換を開始し,90°の方向転換が50病日目で行見守りとなった.同日に麻痺側への方向転換練習を開始し,90°の方向転換が64 病日目で見守りとなった.なお,この期間に認知機能,運動麻痺は不変であった.</p><p>【考察】今回の移乗練習は,難易度の低くい非麻痺側から再構築したため,無誤学習として有効に機能したと考えられた.</p><p>【まとめ】今後の課題は,難易度調整によって,非麻痺側への移乗練習がより早期に開始できる可能性を検討する必要がある.</p>