著者
山田 清市
出版者
早稻田大學國文學會
雑誌
國文學研究 (ISSN:03898636)
巻号頁・発行日
no.18, pp.1-18, 1958-10-20
著者
山田 清市
出版者
二松学舎大学
雑誌
二松学舎大学論集 (ISSN:02867206)
巻号頁・発行日
no.45, pp.157-177, 1971-03
著者
山田 清市
出版者
武蔵野書院
雑誌
むらさき (ISSN:09107517)
巻号頁・発行日
no.34, pp.41-45, 1997-12

1 0 0 0 OA 明治大学一覧

出版者
明治大学出版部
巻号頁・発行日
vol.昭和3年, 1928
著者
野村 康弘 倉本 宣
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会大会講演要旨集 第52回日本生態学会大会 大阪大会
巻号頁・発行日
pp.445, 2005 (Released:2005-03-17)

カワラバッタEusphingonotus japonicus (Saussure)は砂礫質河原という植生がまばらな河原に特異的に生息する昆虫である。近年各地で減少が著しく、東京都では絶滅の危機が増大している種と選定されており、一刻も早い対策が求められている。本種は主に被植度の少ない砂礫質河原に好んで生息することが先行研究により報告されているが、それ以外の保全に関する情報は今のところ報告されていない。そこで、多摩川における本種のメタ個体群を把握し、保全に関する基礎的知見を得ることを目的とし、研究を行った。調査対象地は多摩川の河口から51-59kmの範囲にある14の生息地で行った。調査方法は成虫が出現した時期から、個体に識別番号と個体群の情報をマーキングし、個体コード、性別、捕獲した地点をそれぞれ記録した。調査は2004年7月-10月にかけて行った。総捕獲数は6271匹で、再捕獲数は1630匹だった。その中で生息地間を移動した個体は85匹であった。各個体群の面積と移出率(移出個体数/再捕獲数)を対数モデルで検討したところ、強い負の相関が認められた(R=0.675、p<0.01)。また、出水後の調査により、多摩川における本種の生息地のほとんどが水に浸かるということが明らかになった。以上のことから小さい生息地が多数あることにより、本種の移動、生息地間ネットワーク化を促進し、出水による絶滅回避の確率を高くすると思われる。大きい生息地が少数存在している場合には、大規模な出水により個体群は大きなダメージを受ける可能性が高いことから、本種の保全戦略としては小さな生息地が多数存在するように管理することが重要であると考えられる。
著者
大友 弘士
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.280-290, 1994

ハマダラカに媒介される原虫疾患のマラリアは, 現在なお世界人口の42%が居住する熱帯・亜熱帯地域の90カ国に猖蕨を極めており, 毎年3-5億人が感染し, それによる死亡者は, アフリカの患児を中心に150-300万人にも達すると推定されている世界有数の疾患である.一方, わが国では古来より国内全土に流行していた土着マラリアはすでに根絶され, 今日ではその自然感染はみられなくなっている. しかし, 年間1,200万人もの日本人が海外にでかけ, 400万人の外国人が訪日する時代を迎え, 輸入マラリアが年々増加しており, 医療関係者にマラリアに対する正確な認識が求められるに至っている. そこで, 今回は海外旅行者の感染予防, 輸入症例の医療対応などの面でますます重要性が増している輸入マラリアの現状とその問題点の解説を試みた.
著者
富田 駿 山﨑 裕司 加藤 宗規
出版者
学校法人高知学園 高知リハビリテーション学院
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.17-20, 2015-03-31 (Released:2019-06-18)
参考文献数
9

逆方向連鎖化の技法を用いた寝返り動作練習では,動作の獲得に至らなかった重度片麻痺患者を経験した.この患者に対して,両下腿を台上に挙上することで寝返りの難易度を下げた練習を導入し,その効果について検討した. 介入前には寝返り動作を3段階に分け,肩甲帯及び骨盤帯にクッションを挿入し半側臥位にした状態より寝返り練習を実施した.そして,クッション数を減らしていくことで難易度調整を行った.しかし,失敗を繰り返す結果となった. 今回の介入では,クッションの挿入に加え,両下腿を台上に載せた.これによって下肢重心位置を上げ,寝返りに有利な状態を作り出した.連続して成功するようになれば下肢挙上用の台の高さを下げ,台無しでできた場合にクッション数を減少させた.これによって6日間計23回の寝返り練習によって寝返り動作は自立した.この間の身体機能,他の基本動作能力,日常生活動作の介助量に変化はみられなかった. 以上のことから,通常の逆方向連鎖化の技法では失敗が繰り返される重症片麻痺症例に対しては本介入が有用なものと考えられた.
著者
都田 淳 端詰 勝敬
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.418-422, 2018 (Released:2018-07-01)
参考文献数
3

片頭痛に対する非薬物療法として, 認知行動療法 (cognitive behavioral therapy : CBT) の有用性が示されている. バイオフィードバック療法, リラクセーション法は豊富なエビデンスを有するが, 実施可能な施設が限られているという問題も抱えている. 片頭痛に特徴的な認知の歪みを把握することで, より効果的な認知行動療法を行うことができるのではないかと考え, われわれは臨床研究を行っている. 片頭痛群は健常者群と比較して, 有意に高い身体感覚増幅傾向 (somatosensory amplification) を示した. また片頭痛群において身体感覚増幅傾向は, 痛みに対する破局的思考 (pain catastrophizing) を介して頭痛による日常生活支障度に影響を及ぼしていた. 片頭痛における認知の歪みを複数の視点から把握することで, より効果的なテーラーメイドCBTを開発していける可能性があると考えている.
著者
今井 悠貴 森川 大輔 平原 達也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.266, pp.43-48, 2012-10-19
参考文献数
14

超小型動電型スピーカユニットを耳栓スピーカとして用い,48chの頭部伝達関数(HRTF)を相反法を用いて高速に計測するシステムを構築し,その性能を検証した.相反法による高速HRTF計測システムでは500Hz〜20kHzの帯域のHRTFを30sで計測でき,計測したHRTFと従来の直接法で計測したHRTFとのスペクトル誤差は4dB以下であった.また,時間がかかるために直接法では計測が困難であった頭部を横に向けた状態のHRTFと,特殊な音源を用いなければ計測が困難であった近接場のHRTF,および距離を変えたHRTFを,相反法による高速HRTF計測システムで計測した.
著者
田中 智志
出版者
教育思想史学会
雑誌
近代教育フォーラム (ISSN:09196560)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.39-48, 2004-09-18 (Released:2017-08-10)

弘田は、近代教育学がいだいてきたカント像を構成するいわば言説装置を論じている。それは「超越論的なものと経験的なもの」とのせめぎあいである。この言説装置によって喚起されるものが近代教育学に見られる「人間的なもの」への渇望である。彼は私たちの教育学研究がこの言説装置の「外」に出られないという。彼のカント論はフーコーのカント論を彼なりに読みかえたうえで構成されているが、彼のフーコー論はフーコーが拒絶したカントの人間学をフーコーの晩期思想と見なすとともに、フーコーが肯定したカントの<アクチュアリテからの批判>をフーコーの思想から消している。人間学こそフーコーの敵であり、アクチュアリテこそすべての言説装置の「外」を開く起点である。批判的で闘争的なフーコーを批判的で非闘争的なカントのなかに回収してはならない。
著者
呂 晶
出版者
北海道大学文学研究科
雑誌
研究論集 (ISSN:13470132)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.161-171, 2014-12-20

広告表現の解釈プロセスを考察する際,それを形式と意味という二つのレベルに分けて考えなければならないと思われる。本稿では,前者を「形式処理」,後者を「意味解釈」とそれぞれ呼ぶことにする。広告表現の形式処理は,その下位分類として,表意復元と逸脱修正が挙げられる。表意復元は,形式的不完全な広告表現を詳細化によって完全な文形式に復元する作業である。逸脱修正は,統語規則に違反するもの(逸脱)を正しい表現に修正することである。なお,広告の意味解釈に際して,受信者は,まず,広告表現の文意味を理解する。そして,文脈から得られたいろいろな情報を用い,発話レベルで意味解釈を行う。広告の解釈では,既存の文脈情報が極めて少ないので,文脈創成というプロセスが行われている。文脈創成によって架空の文脈を作り出し,それを既存の文脈と合わせて,広告解釈に充足な文脈を揃える。その後,文脈情報を用いて,幾つかの段階を経て得られた推論は推意である。この推意は,結局,受信者の知識記憶に収蔵されると考えられ,必要な時に知識文脈として働き,受信者の行動に影響を与えると考える。

1 0 0 0 OA 水郷めぐり

著者
小池素康 著
出版者
美術研精会
巻号頁・発行日
1919