著者
永野 賢
出版者
至文堂
雑誌
国語と国文学 (ISSN:03873110)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.30-41, 1952-02
著者
水落 芳明 西川 純
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
科学教育研究 (ISSN:03864553)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.206-213, 2004-09-10 (Released:2017-06-30)
参考文献数
8
被引用文献数
5

Although it is important to enhance active learning among students, one cannot deny the fact that teachers still play a pivotal role in media-assisted classes. At the majority of schools, teachers trained on media use provide their students with detailed instructions on how to use media in the learning process. In the present study, we created a classroom environment in which students others help and learn from each other through the use of electronic media, without receiving any instructions from teachers or appointed student leaders. The purpose of this study is to record and analyze the interaction patterns during such classes and to explore the effect and possibilities of media-assisted education that does not rely on teacher's instructions. The subjects were fifth-grade students in the social studies class who were novice computer users. They were given an assignment every two weeks during a two and a half-month survey period. A total of four assignments were given out. Students had to complete each assignment through interaction with their classmates and the use of electronic media, without receiving any instructions from their teacher on either how to use computers or what kind of media to use. During the survey period, the teacher made a participatory observation of the class as the students worked on their assignments. The students made reports on each of the assignments. Students produced different reporting styles for the different assignments, which can be categorized into the following four types: 1. Poorly-organized reports containing a jumble of collected information (poorly-prepared reports) 2. Well-organized handwritten reports containing selected information and the student's comments (well-organized handwritten reports) 3. Computer-printed reports containing selected information (well-organized computer-printed reports) 4. Well-organized reports consisting of handwritten as well as computer-printed papers (well-organized multi-style reports) Furthermore, the teacher recorded the number of times and the reasons why students stood up from their seats to walk around the classroom. The results show that the more the students got used to the new learning environment, the more they moved around the classroom to gather new information. In this type of classroom environment, the teacher played an important role in helping students understand how other classmates were progressing. The results of the present study suggest that even without instructions or assistance from the teacher, students can learn from each other and produce well-written reports on their work. In media-assisted classes, teachers should not only ensure that students become aware of other classmates' progress but also strive to create an environment in which students can actively interact with each other to learn from one another.
著者
竹尾 隆浩 松本 伸示
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.1-10, 2005-09-20 (Released:2018-05-08)

本研究は,Ryan & Deciの外発的動機づけを段階的なものとするとらえ方に着目し,総合的な学習の課題設定場面における動機づけについて事例研究を通して検討を試みたものである。動機づけにおいて重要とされる自己決定の認識を中心に,「学習者中心の本質的特徴は,学習内容に関する決定を自らが行うこと,すなわち自己決定することである」という立場から,総合的な学習の授業実践を質的に分析した。その結果,興味や関心,問題意識の高まりなくして自己決定はありえないということ,また,自己決定を生かす大切な要因として,共に学ぶ友達の存在の重要さが示唆された。そして,自己決定を阻害する要因として,課題と学習方法の同一視,不安や焦りの解消,友達への追従が確認された。
著者
浅井 和行
出版者
日本教育メディア学会
雑誌
教育メディア研究 (ISSN:13409352)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.67-79, 2000-03-20 (Released:2017-07-18)
被引用文献数
2

「総合的な学習」に取り組む学校のカリキュラムとメディアの関係を明らかにするために、本研究では、環境教育指定を受けている小学校のカリキュラムとメディア使用に関するデータを収集した。具体的には、3年間の研究紀要から、カリキュラムの変化とメディアの使われ方の変化を調査した。そして、個別に特徴を検討した後、2つの関わりについて考察した。分析の結果、カリキュラムが教科型から教科関連型になり、「総合的な学習」としての一体型に変わってきたことが確認された。メディアは、カリキュラムの変化の中で、教師が提示する教材から子どもが使う学習材に変わってきていることが明らかになった。
著者
Keiko Naganuma Mitsuhiro Someya Ryoo Taniguchi Fumio Nakajima
出版者
Japanese Society of Drug Informatics
雑誌
医薬品情報学 (ISSN:13451464)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.159-171, 2020-02-28 (Released:2020-03-17)
参考文献数
21

Objective: This study aims to clarify the current attitude status of community pharmacists toward pharmacies and the roles of family pharmacists.Methods: A questionnaire survey was administered to 196 community pharmacists involved in 52 community pharmacies.Results: Overall, 189 pharmacists responded to the survey. More than 80% of the pharmacists responded to “Pharmacists supervise all the medicines for patients, even if they were prescribed from various medical institutions, and check the acceptability of taking medicines together to prevent duplicate medications and drug interactions,” and 91.5% responded to “The pharmacy is close to medical institutions and convenient” as the reason for selecting a specific pharmacy. In terms of the reasons for patients to select a couple of pharmacies, 95.8% of the pharmacists responded to “The pharmacies are close to hospitals and clinics respectively, and convenient.”Relatively high percentages of the pharmacists responded to the following four roles of a family pharmacists: “A family pharmacist explains medicines to the patients in a way they can easily understand” (62.4%), “A family pharmacist provides consultations for medicines” (79.4%), “A family pharmacist exactly understands all the medicines the patients take” (62.4%), and “A family pharmacist checks duplicate medications and drug interactions prescribed in various medical institutions” (78.8%). However, only 15.3% of the pharmacists responded to “A family pharmacist shares information with prescribing doctors and medical institutions enough.”Conclusion: Although community pharmacists were conscious of several interpersonal activities, they believed that patients did not select a pharmacy on the basis of the qualities of the pharmacist but rather on the location of the pharmacy. Community pharmacists are facing challenges to become a true family pharmacist meeting the requirements of “Pharmacy Vision” and need to further improve their attitudes to play an important role in regional comprehensive healthcare with other medical professionals and institutions.
著者
永尾 暢夫
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1072-1073, 2000-07-01

はじめに Kidd系の血液型は抗Jkaと抗Jkbを用いて,Jk(a+b-),Jk(a+b+),Jk(a-b+),Jk(a-b-)型の4通りに分けられる(表).そのうちJk(a-b-)型はKidd系のまれな血液型で,amorphic allele Jkのホモ個体によるものと,優性タイプの抑制遺伝子In(Jk)によるものとが知られている.Jkのホモ接合体によって発現されるJk(a-b-)型(図11))はポリネシア人に多く見られ,尿素溶液の溶血に対して抵抗性を示す.ちなみに日本人の頻度は0.002%で,50,000人に1人である2).そのほとんどはJk遺伝子のホモ個体である.In(Jk)によるものは後述のOkuboら3)の例と,他に片岡ら4),村田ら5)の報告があるのみで,諸外国でもその報告は極めて少ない.
著者
山本 喜一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.22, no.6, 1981-06-15
著者
中原 竜二 海野 進 渡辺 一樹
出版者
静岡大学地球科学教室
雑誌
静岡大学地球科学研究報告 (ISSN:03886298)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.25-57, 1992-07

伊豆半島と伊豆大島の間の海底には40ケ所以上の地形的高まりが存在して, そのほとんどは海底火山体と考えられている。1991年4月27日から5月1日にかけて海上保安庁水路部によって, この海域に存在する海山の頂上, 約30ポイントから約60個の火山岩, 砂岩, 火山噴出物と砂などから成る集塊岩などがドレッジされた。Na_2O+K_2O-FeO^*(全FeO)-MgO図(AFM図)で示される全岩化学組成から, ドレッジされた火山岩は, よりアルカリ元素に富み, 低いFe/Mg比をもつ局アルカリソレアイト系列と, よりアルカリ元素に乏しく, 高いFe/Mg比をもつ低アルカリソレアイト系列とに分かれる。両系列はその地球化学的, 岩石学的特徴が, それぞれ東伊豆単成火山群, 伊豆大島火山と似ている。これらの高アルカリソレアイト系列の岩石と東伊豆単成火山群から得られる火山岩は低アルカリソレアイト系列の岩石及び伊豆大島火山から得られる火山岩よりもより高いZr/Y比をもっている。マントルの部分溶融の程度が高いほどZr/Y比は低くなる。したがって高アルカリソレアイト系列の岩石と東伊豆単成火山群の本源マグマは低アルカリソレアイト系列の岩石と伊研大島火山よりもマントルの部分溶融の程度の低いマグマに由来していると思われしる。また, 高アルカリソレアイト系列の岩石と東伊豆単成火山群の岩石のZr/Y比はかなり広い組成領域をもち, マントルの部分溶融の程度にもかなりの差がある。この違いはN-type MORBのソースマントルが4〜10%分別部分溶解を起こすことによって説明できる。Zr/Y比の地域変化を見ると, 東伊豆単成火山群(海底火山も含む)は系統的な分布を示さず, 部分溶解の程度も場所によってさまざまであると思われる。したがって東伊豆単成火山群が同一の部分溶解したマントルダイアピールに由来するというモデルは成立しない。

1 0 0 0 OA 衛生百話

著者
松下禎二 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1920
著者
内務省衛生局 [編]
出版者
[内務省衛生局]
巻号頁・発行日
vol.大正7年流行初期至同8年1月15日, 1920
著者
竹井 かおり 星野 大地 市村 匡史 Kaori TAKEI HOSHINO Daichi ICHIMURA Masashi
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.98-103, 2012-09

本試験では養液栽培において,育枯病の発病抑制効果が期待できるスイートバジル,オレガノ,ローマンカモミールを用いて,ハーブの栽植密度を変えてトマトとの混植試験を行い,ハーブの混植が青枯病発病ならびに培養液中の青枯病菌密度に及ぼす影響を調査した。その結果,対照区と比べて,スイートバジル混植区では青枯病発病が4日遅れ,オレガノ,ローマンカモミール混植区では,青枯病の進行が5~8日抑制された。さらに,スイートバジル,オレガノ混植区では培養液中の青枯病菌密度が検出限界以下(約10 2cfu/mL以下)に減少した。以上のことから,ハーブの混植により,青枯病発病抑制,青枯病進行抑制,培養液内の青枯病菌密度低下効果などが得られる可能性が示唆された。
著者
大川 信子
出版者
常葉大学教育学部
雑誌
常葉大学教育学部紀要 = TOKOHA UNIVERSITY FACULTY OF EDUCATION RESEARCH REVIEW
巻号頁・発行日
no.38, pp.37-53, 2017-12-31

和歌の音声化について考察する。新学習指導要領に継承される我が国の言語文化に関する事項中、音声化の対象の一ジャンルである和歌は、韻律をもちそのリズムが音声化に適すると考えられる。和歌史を概観するに、文字の変遷の和歌の変容に与える影響は大きい。そこで、万葉仮名から一字一音式の仮名文字への展開の中で、『古今和歌集』に発達が認められる掛詞に注目する。『古今和歌集』の五十余年後に催された天徳内裏歌合に、発達を遂げた掛詞を含む和歌が、どれほど出詠されたのか。声に出して鑑賞・評価される場における音声としての和歌の姿を、対象歌合に確認し、音声化される和歌の特性について考える。それは、仮名文字に記され視覚的に鑑賞される和歌と、音声化され聴覚により享受される和歌の差異にも通じる。授業で古典を音読すること、音声化することで響きやリズムに親しむことを身に付けさせることの背景にあるものに目を向け、その一端を確認する試みである。
著者
松本 亮司 山本 雅史 國賀 武 吉岡 照高 三谷 宣仁 奥代 直巳 山田 彬雄 浅田 謙介 池宮 秀和 吉永 勝一 内原 茂 生山 巖 村田 広野
出版者
農業技術研究機構果樹研究所
雑誌
果樹研究所研究報告 = Bulletin of the National Institute of Fruit Tree Science (ISSN:13473549)
巻号頁・発行日
no.2, pp.25-31, 2003-03

1. 1984年に果樹試験場口之津支場において,'口之津37号'('清見×アンコールNo. 2')に'マーコット'を交雑し育成された交雑品種である。2. カンキツ'口之津19号'の系統名でカンキツ第7回系統適応性・特性検定試験で検討され,1998年8月21日に'せとか'と命名され'タンゴール農林8号'として登録・公表された。なお種苗法に基づき,登録番号第9398号として2001年10月18日付けで品種登録された。3. 樹勢は中~やや弱で,樹姿は中~開張性である。そうか病・かいよう病に対する抵抗性は強い。豊産性で連年結果し,栽培性に優れる。4. 果実の大きさは200~280g位で大果である。果形は扁円形である。果皮は橙~濃橙色で厚さは薄く,剥皮は中~容易である。果面は平滑であるが油胞が目立つ。中位のマーコット香がある。果肉は橙色で,じょうのう膜が極めて薄く,肉質は柔軟・多汁である。熟期は2月で濃厚な食味になる。果汁糖度は12~13程度,クエン酸含量は適熟期に0.8~1.2g/100mlになる。雄性不稔性で単為結果性が強く,果実は通常,無核である。5. 'せとか'の成熟期は2月の厳寒期であることから,果実が樹上で越冬できる温暖なカンキツ栽培地帯,あるいは施設栽培に適する。また樹勢がやや弱いため,適正着果に留意し,肥培管理を徹底することにより,樹勢の維持・強化を図る必要がある。
著者
上田 昇平 渡邊 琢斗 池田 健一 兵藤 不二夫
出版者
公益財団法人 自然保護助成基金
雑誌
自然保護助成基金助成成果報告書 (ISSN:24320943)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.76-80, 2020-01-10 (Released:2020-01-10)
参考文献数
10

アルゼンチンアリ(以下,本種)は,南米を原産地とする世界的な侵略的外来種であり,国内の12都府県で定着が確認されている.本種は侵入先で在来アリ類を駆逐することで生態系機能を撹乱するとされる.本研究では,安定同位体分析を用いて本種の食性を検証し,本種と在来アリ類の競合機構を明らかにすることを目的とした.2015年,大阪府堺市では本種の侵入が確認されており,本研究グループは,環境省・地方行政と連携して本種のモニタリング調査と防除に継続して取り組んでいる.2017年10月から2018年6月にかけて本調査地から採集した本種と在来アリ8種を用いて安定同位体分析を行い,δ15N値の種間比較から,アリ類が動物質と植物質のどちらを餌として利用しているかを推定した.本種のδ15N値は,同所的に分布するアリ類の中で2番目に高く,捕食者であるオオハリアリやウロコアリ類と同程度であったこの結果は,本調査地において本種は高次消費者であり,動物類を餌として利用していることを示している.
著者
岡本 匡史 山内 徹 矢野 駿太郎 黒瀬 直孝 川北 貞夫 高橋 康次郎 中村 輝也
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.94, no.10, pp.827-832, 1999-10-15 (Released:2011-09-20)
参考文献数
9
被引用文献数
3 4

(1) 清酒中の溶存酸素の保存中での消費速度はビンの色によって異なり, 無色透明ビンのような光透過量の多いビンに詰めた清酒の溶存酸素は速く消費された。(2) 光透過量が多い容器では, 溶存酸素を低減させることにより日光着色を顕著に抑制できた。しかしながら, 日光臭が強く発生して品質が悪くなった。(3) 光透過量の少ない褐色ビン, 黒色ビンおよび緑色ビンの場合, 初発の溶存酸素濃度が従来清酒と同程度 (3.2ppm) であれば, 保存中に老香, 雑味, 着色が増加した。また, 低すぎる (0.7PPm) と苦味, えぐ味および日光臭が発生した。これらの結果から, その間の溶存酸素濃度の中に品質維持に最適な濃度が存在するものと考えられた。(4) 最適な溶存酸素濃度は褐色ビンと黒色ビンでは2.0 ppm前後, 緑色ビンでは2.0 ppmよりも高いところにあり, この溶存酸素濃度に清酒を調整して詰口を行うことによって, 詰口時の品質を流通段階で長く維持できると考えられた。