著者
堀江 新二
出版者
大阪外国語大学
雑誌
ロシア・東欧研究 (ISSN:13431382)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.131-164, 2001-03

"Гамлет", поставленный К. С. Станиславским и английским режиссером Г. Крэгом в 1911 году был эпохальным событием в истории мирового драматического театра. Однако коментатор первого собрания сочинений К. С. Станиславского, иэданного в 1954, написал, что приглашение Крэга в Россию окаэалось случайным эпизодом в истории МХТ и совместный спектакль "Гамлет" имел удачу вопреки режиссуре Крэга, трактовавшего трагедию Шекспира как мистическую пьесу. Автор данной статьи отвечает на вопрос, почему Станиславский при-гласил Крэга в МХТ и попросил совместно поставить "Гамлета", хотя у этих двух режиссеров на первый вэгляд совсем противоположные театральные стремления: один к "натурализму" и другой к "идеальному мистицизму." Автор, исследуя переписку Станиславского с Крэгом и их диалоги во время репетиции в Москве, утверждает, что Крэг стоял на стороне режиссера, а Станиславский на стороне актера. Тем не менее когда Крэг смотрел спектакли МХТ, он восхищался мастерством актеров, особенно самого Станислваского. Крэг пишет, "наибольшее удовольствие доставало мне представление ≪Дядя Ваня≫-эта труппа в состоянии превосходно справиться с какой угодно пьесой". А Станиславский пишет, "Если нам удастся показать талант Крэга, мы окажем большую услугу искусству. Не скоро и не многие поймут Крэга сразу, так как он опередил век на полстолетия". Эти высказивания явно свидетельствуют, что Крэг, вопреки своей теории актерского искусства, согласно которой актер является супер-марионеткой, высоко оценивал игру актеров МХТа, которая к тому времени уже складывалась в знаменитую "систему Станиславского", а Станиславский же в свою очередь восхищался режиссерскими замыслами Крэга. Автор в заключении еще раз упомянув о примечаниях комментатора собрания сочинений Станиславского, ссылается на слова известного театрального критика Т. Бачелиса; "Сегодня читать эти примечания и смешно и горько. Но что делать, читать надо, это своего рода документ эпохи".
著者
岩本 洋子
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集 2014年度日本地球化学会第61回年会講演要旨集
巻号頁・発行日
pp.276, 2014 (Released:2014-09-12)

冬の日本海特有の現象である「波の花」に着目し、その化学成分を調べることで海洋から大気へ輸送される有機物の特徴の解明に取り組んだ。化学分析の結果、「波の花」はバルクの海水と比べ少なくとも100倍から300倍の濃度の有機炭素を含み、それらは脂質や糖類によって構成されることがわかった。
著者
手嶋 泰伸
出版者
東北学院大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は、現在まで本格的な分析の行われてこなかった戦間期における日本海軍の政治史的動向と役割を、特に陸海軍関係に着目することで解明し、戦間期の政治史研究の深化に実証的な貢献をなすことである。平成24年度においては、ワシントン海軍軍縮期・ジュネーブ海軍軍縮期の分析を行い、防衛省防衛研究所図書館・国立国会図書館憲政資料室を中心に、戦前期陸海軍の関係文書を調査した結果、以下の点が明らかになった。また、平成25年に行う予定であった海軍の南進論を中心とした戦略思考の再検討も行うことが出来たため、それについても以下で記述する。(1)ワシントン海軍軍縮会議と海軍軍部大臣武官専任制が改定されなかった最大の原因は、海軍にあったと結論することが出来た。(2)ジュネーブ海軍軍縮会議と海軍財部彪がジュネーブ会議時に全権就任をかたくなに拒否しつつも、ロンドン会議時に全権就任を承認するようになるには、時々の利害観測により、海軍へ有利な状況を作り出そうとする政治的意図があったことが判明した。(3)南進論を中心とした海軍の戦略思考の再検討南洋群島開発政策の政治過程の中で、海軍の政治的影響力は強かったものの、その関与は限定的な時期もあったことが確認され、とかく中堅層の急進的な南進論を重視してきた先行研究の見解には再考の余地があることが認められた。
著者
鈴木 悠平 山崎 勇一 橋爪 洋明 大山 達也 堀口 昇男 佐藤 賢 柿崎 暁 山田 正信
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.112, no.1, pp.108-114, 2015-01-05 (Released:2015-01-05)
参考文献数
20

症例は70歳,女性.末梢の冷感,痺れに対してサプリメント(金時しょうが®)の内服を開始.内服2カ月後より上腹部違和感,食欲低下,褐色尿などの症状が出現.内服中止するも改善せず,中止12日後に当院紹介受診.黄疸,肝機能障害を認め入院.精査の結果,金時しょうが®による薬物性肝障害と診断.保存的治療により改善,第25病日退院となった.退院前に施行した肝生検では薬物性肝障害に矛盾しない組織所見であった.
著者
長野 栄俊
出版者
福井県郷土誌懇談会
雑誌
若越郷土研究 (ISSN:2185453X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.50-64, 2015-02
著者
桶谷 眞 坪内 博仁
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.107, no.9, pp.1426-1433, 2010 (Released:2010-09-06)
参考文献数
33

近年,強力な免疫抑制・化学療法の普及によりB型肝炎ウイルスの再増殖によるHBV再活性化肝炎が増加している.また,従来から知られている非活動性キャリアからの再活性化に加え,既往感染者からの再活性化の報告が増え,de novo B型肝炎とよばれている.de novo B型肝炎は劇症化率が高く,劇症化例の予後は極めて不良である.HBV再活性化対策では免疫抑制・化学療法前にHBVキャリアだけでなく,既往感染者をスクリーニングすることが重要である.前者は治療開始前に,後者は治療中または治療終了後にHBV DNAが陽転化した時点で速やかに核酸アナログ製剤を使用する必要がある.
著者
藤本 篤士
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.967-974, 2016 (Released:2016-08-20)
参考文献数
51

慢性期高齢者は, 在宅居住者は居宅サービス施設・事業所などを利用したり, 施設定員が約160万人の介護保険施設や老人ホームで生活している. これらのサービス利用者や施設入所者には PEMの割合が多く, 廃用や栄養低下などに伴う筋萎縮の割合は介護度が上がるにつれて増加している. 高齢者の栄養管理の最重要目標は, 骨格筋量を維持して日常生活活動度の低下を防止することであると言われている .これを達成し, 再入院などを避けるためにも腎機能低下や摂食嚥下障害など高齢者の特性を考慮した適切な栄養管理と並行して, 十分なリハビリテーションを行うことが必要であるが, 現状の調査結果ではいずれも十分とはいえない. またサルコペニアやフレイルの予防にもリハビリテーション栄養の考え方が重要であり, 高齢化が進行する日本において, さらなる研究と実践が求められる.
著者
原田 騎郎
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2010-IS-112, no.4, pp.1-6, 2010-05-29

サプライチェーン革命がさけばれてから久しいが,日本国内の状況を考えると,一部の小売業をのぞき,サプライチェーンは大きく変わっていない。とくに,大手も含む製造業では,サプライチェーンの効率化にとりくむものの,なかなか成果が出ていないのが現実である。いくつかの大手企業のサプライチェーン改革の支援を行うなかで,サプライチェーンの効率化への課題となる共通の問題が存在するらしいことに気がついた。それは,在庫テーブル,有効在庫,引当在庫の管理を主とする在庫管理システムの存在である。ここでは,既存の在庫システムのよくある設計と,その課題および問題点を論ずる。続いて,それらの課題に対する対応案として,勘定パターンによる在庫管理システムの設計および実装例を示す。

7 0 0 0 桜の園

著者
チェーホフ作 小野理子訳
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1998

7 0 0 0 桜の園

著者
チェーホフ作 湯浅芳子訳
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1982