著者
小川 哲
出版者
早川書房
雑誌
SFマガジン = SF magazine
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.30-47, 2018-04
著者
李 義平 大谷 英雄 関 勉 長谷川 秀夫 今田 修二 矢代 勲
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.1-12, 2000-06-30
被引用文献数
3

火災現場の溶融痕からは,しばしば酸化組織が認められる。しかしながら,この酸化組織が,火災の原因になったもの(1次溶融痕)か,通電状態で火災になって短絡してできたもの(2次溶融痕)かを鑑定する方法は確立されていない。そこで,酸化組織のDAS(Dendrite Arm Spacing)と酸素濃度により溶融痕の生成時の雰囲気温度が推定できるかを検討した。本研究を通じて,(1)溶融痕の酸化組織のDASは酸素濃度と冷却濃度の関数であること,(2)溶融痕の酸化組織は火災に暴露されても再溶融しない限りは変化しないこと,(3)溶融痕の中の酸素濃度とDASを測定することにより溶融痕生成時の雰囲気温度が推定できることが明らかになった。<br>(オンラインのみ掲載)
著者
中川 博美 佐和 貞治
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.148-155, 2017-03-15 (Released:2017-04-21)
参考文献数
19

透析患者において,術前摂取水分・電解質の安全域の狭さと胃内容排出遅延の可能性に留意し,術前経口補水療法(以下,ORT)の安全性と有用性を検討した.透析患者の一般予定手術症例200例を対象とし,ORT群と輸液群で麻酔導入前の血清電解質・血糖値,水分負荷指標として手術後の体重増加率を比較した.また,胃幽門部断面積と胃液量から麻酔導入時の胃内容を評価した.ORT群では摂取した水分量,電解質と糖は輸液群より多かったが,電解質異常や高血糖症を呈した症例数は輸液群より有意に少なかった.体重増加率と胃内容量は両群間で差がなかった.透析患者でも術前ORTは安全で有効な体液管理法である.

1 0 0 0 OA 古画備考 50巻

著者
朝岡, 興禎
出版者
巻号頁・発行日
vol.[17],
著者
高中 健一郎 山縣 瑞恵 安藤 元一 小川 博 TAKANAKA Kenichiro Mizue YAMAGATA Motokazu ANDO Hiroshi OGAWA
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.111-117,

側溝に落下して死亡する小型哺乳類が多いことから,本研究では側溝の深さと側溝内の水位が小型哺乳類の脱出成功率にどのように影響するかを調べると共に,保全対策として脱出用スロープの形状を検討した。脱出できなくなる道路側溝の深さは,モグラ類(ヒミズ,アズマモグラおよびコウベモグラ)では15cm, ジネズミでは24cm, スミスネズミおよびハタネズミは30cmであった。アカネズミおよびヒメネズミは深さ30cmの溝からは概ね脱出可能であり,静かな環境では深さ45cmからも一部の個体が脱出できた。脱出に際して地上性のアカネズミはよじ登りよりもジャンプを用いる傾向が強く,半樹上性のヒメネズミはよじ登りを多用した。側溝内に止水がある場合,ネズミ類は小さな側溝からは水位にかかわらず脱出できたが,大きな側溝ではスミスネズミやハタネズミは水位1cm以上で,アカヤズミとヒメネズミは水位5cm以上で脱出できない個体が現れた。ネズミ類の保護対策としては側溝の深さをできるだけ浅くすることが望ましく,モグラ類についてはスロープ付き側溝を用いることが望ましい。スロープには1.5~4.5cm間隔で段差を付け,傾斜角度を45°以下にするとともに,スロープを側壁で挟んで通路幅を5cm程度にとどめることが望ましい。
著者
山田 芳樹 佐々木 功 佐々木 均 原内 裕
出版者
「野生生物と社会」学会
雑誌
野生生物保護 (ISSN:13418777)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1-2, pp.1-8, 2013-07-01 (Released:2017-09-07)
参考文献数
25

We examined the escape rate and escape time of 4 carabid beetles, namely, Cychrus morawitzi, Carabus granulatus yezoensis, Damaster blaptoides rugipennis, and Leptocarabus arboreus ishikarinus, for 4 types of ditch blocks, namely, U-shaped ditch blocks, modified U-shaped ditch blocks with textured inner surfaces, Hydsel® type I ditch blocks, and Hydsel® type II ditch blocks. D. blaptoides rugipennis alone could escape from the U-shaped ditch blocks within the predetermined amount of time. Among the ditch blocks examined, the U-shaped ditch blocks were the most difficult to escape from, and the Hydsel®(types I and II) were the easiest to escape from. Although the escape rates for the modified U-shaped ditch blocks and the Hydsel® ditch blocks were the same, the beetles took more time to escape from the modified U-shaped ditch blocks than from the Hydsel® ditch blocks (types I and II).
著者
神谷 健一
出版者
e-Learning教育学会
雑誌
e-Learning教育研究 (ISSN:18816711)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.42-46, 2019-03-20 (Released:2019-05-11)
著者
一齋居士 [著]
巻号頁・発行日
vol.[2], 1000
著者
佐山 七生
出版者
法政大学大学院
雑誌
法政大学大学院紀要 (ISSN:03872610)
巻号頁・発行日
no.74, pp.55-63, 2015

本研究の目的は,Waist-to-chest ratio(WCR)とSomatotypeの違いによって女性が感じる男性の外見的魅力にどのような変化が生じるかを検討することである。成人女性72名(M=26.69 歳,SD=5.50)に対し,男性のWCRとSomatotypeを変化させた画像(計24体)の評定を求めた。項目は「頭が良い」「お金持ち」「健康」「子供好き」「セクシー」「魅力的」の6項目で,それぞれどの程度あてはまるかを5段階で評定させた。その結果,「健康」「セクシー」「魅力的」から構成される身体的魅力因子が抽出された。そして,ectomorphic,endomorphic,mesomorphicでは低WCR,つまり逆三角形体型であるほど身体的魅力が高いという結果となった一方,averageでは WCR0.7を頂点とする逆U字型に身体的魅力が変化しており,男性のWCRとSomatotypeの違いによって女性が受け取る男性の外見的魅力の認知に違いがあることが明らかとなった。
著者
池田 雅躬
出版者
「満洲の記憶」研究会
雑誌
満洲の記憶 (ISSN:2189390X)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.10-13, 2015-10-31