著者
黒田 長禮
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.57-61, 1950-08-20 (Released:2011-02-23)
参考文献数
15

Most of the Japanese ichthyologists consider that Bembrops caudimacula is confined to the near coasts of Honsiu, Shikoku, Kiusiu and Formosa. As already pointed out by Alcock (1902). B. caudimacuta has wide but isolate distribution from the seas of Japan, the Bay of Bengal, the Gulf of Mexico and to off the Atlantic coasts of North America.The present author has examined and sketched an adult specimen (total length 245 mm.) taken near Heda, Suruga Bay, and compared it with figures of specimens of Goode & Bean (1895) and Alcock (1902). From the result of the comparison the author finds that two figures used by the above gentlemen are no doubt junenile examples with short first dorsal spine and with a fine eye-like dark spot on the upper side near the base of the caudal fin. The adult specimen from Suruga Bay, however, has a rather elongate and curved first dorsal spine, and has no eye-like spot on the upper side near the base of the caudal, while it has a dark longitudinal band on the lower margin of the caudal.Moreover, the author points out the individual variation concerning the number, of dorsal spines and number of scales on lateral line.The two scientific names: Hypeicometes gobioides Goode (1880) and Bathypercis platyrhynchus Alcock have thus become pure synonyms of Bembrops caudimacula of Steindachner (1876).
著者
白井宗因
出版者
水田甚左衛門
巻号頁・発行日
vol.[3], 1670
著者
北井 暁子
出版者
医学書院
雑誌
保健婦雑誌 (ISSN:00471844)
巻号頁・発行日
vol.46, no.9, pp.691, 1990-09-10

いよいよ1990年代を迎え,21世紀まで残すところあと10年となりました。わが国は今や世界一の長寿国となり人生80年時代を迎えておりますが,今後,わが国の人口高齢化は諸外国に例をみない驚くべき速さですすみ,2021年のピーク時には,4人に1人が65齢以上の老人という本格的な高齢社会が到来すると予測されています。 そんななか,今年の6月に発表された1989年の人口動態統計によりますと,出生数は124万6796人,人口千人当たりの出生率も10.2と史上最低を更新。女性が生涯に産む赤ちゃんの平均(合計特殊出生率)は1.57人にまで下がり,空前の「少産少子時代」に突入。高齢化社会対策に並んで少子化対策は,わが国の社会問題として,大きくクローズアップされるに至っております。
著者
今井 靖親 中村 年江
出版者
奈良教育大学教育研究所
雑誌
奈良教育大学教育研究所紀要 (ISSN:13404415)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.25-33, 1990-03-01

幼児の養育にあたっている親が、子育てに関してどのような悩みや不安を抱いているかを、質問紙を用いて調査を行なった。食事に関する悩みと情緒に関する悩みが最も多かった。年齢段階から考えて、正常な発達の姿だと思われるような行動が問題視されている。祖父母との同居の有無によっても親の悩みに違いがあることが明らかになった。
著者
椛田 泰行 木村 恵 大島 剛
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.9, no.14, pp.48-51, 2010-09-07

椛田 基本的に、欧米のライフスタイルに合わせた設計なんでしょう。通勤電車で読むことは想定していない。一番しっくりくるのは、ソファに足を組んで座って、太ももに載せるスタイル。重さのおかげで安定するんです(「iPadの疑問」参照)。iPadを買ってから、スタバでソファ席を選ぶことが増えました。木村 カバー選びが意外に重要。
著者
槙村 久子
出版者
社団法人 日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.53, no.5, pp.281-286, 1989-03-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
16
被引用文献数
1

There is a great need of the cemetery by the densely inhabitant to the city, the increase of the nuclear family and the aging society in Japan. Then it needs an area of about 4000ha for the cemetery from 1985 to 2000. From a viewpoint of a folklore, the cemetery has to be a permanent residence. But the people who service to the memory of the ancestor are on the decrease by the change of an industrial structure, a moving of the population, a change of the lifestyle, a change to the nuclear family, increasing of single family. So the grave changes to be liquidity, neglected, individual. The cemetery will be a very important factor for the structure of the community.
著者
多田 正行
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.104-107, 2005-05

この連載当初から関心を寄せてきたマーケティング・チャネル(販売経路・販路)について考える。結論は、「多チャネルの意図的、組織的な開拓と構築をせねばならない」である。
著者
菊池 隆
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.169-171, 2018

<p>鎌倉市図書館ツイッターでは,図書館の行事ばかりでなく,近隣の情報などもツイートするなどの工夫をしている。そのような中,平成27年8月,メッセージ性の高いツイートで全国的に認識されるようになった。それ自体は喜ばしいことではあるが,公的機関における情報発信には多方面への配慮が必要で,認知度の高いメッセージ性がある内容を発信することには限界がある。また,利用者の属性によってはSNS以外での情報発信が効果のある場合もある。制約のある中,いかに多くの市民,利用者に情報を見てもらうかが重要である。</p>
著者
阿久津 美紀
出版者
学習院大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2016-04-22

本研究は、保護者のいない児童、被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童を公的な責任で養育する、「社会的養護」(以下、社会的養護)に関する記録や記録管理システムを日本においていかに成り立たせ、社会的養護で養育された経験をもつケアリーヴァー(care leaver)の記録へのアクセスをいかに促進するかという課題について研究を行うものである。前年度から引き続き、日本国内の社会的養護の施設に保存される資料を整理・分析し、入所児童の傾向を把握すると同時に、国外の社会的養護に関する記録管理の動向についても調査した。特に、海外ではオーストラリアで実施された性的虐待に関する調査から、社会的養護の記録とレコードキーピングの役割について検証するために、オーストラリアアーキビスト協会を中心とした専門職団体の提言について分析を行った。また、メルボルンで開催された、社会的養護で生活する子どもの権利と記録管理についての会議、「Setting the Record Straight: For the Rights of the Child」に参加し、当事者からヒアリングを行った。さらに、社会的養護の選択肢の一つとして近年、日本で関心が高まっている特別養子縁組に関する記録管理についても、民間の養子縁組あっせん機関を訪問し、アンケート調査を実施した。アンケート分析結果やその成果については、今年度刊行された報告書にまとめている。

1 0 0 0 OA 寛延寶暦番附

出版者
[製作者不明]
巻号頁・発行日
1000

寛延3年(1750)から宝暦7年(1757)にかけての江戸歌舞伎の番付を、26枚集めて袋綴じにしてある。宝暦5年11月中村座と市村座の「下り役者之次第」が、次年度の一座顔ぶれを示す顔見世番付に分類されるほかは、すべて辻番付である(中村座16枚、市村座4枚、森田座3枚、竹田からくり1枚)。辻番付は、興行ごとのポスターに相当し、主な役人替名と鳥居派による大きな絵組が特徴である。本冊は現存する辻番付としては初期の重要なコレクション。同じ興行の役割番付が残っていない事例も多いため、興行記録としての価値も高く、義太夫や常磐津など音曲関係の出演記録も貴重。顔見世番付の形式を模した「三傘暁小袖」(宝暦6年3月26日中村座「寿三升曽我」二番目大詰)もユニーク。(児玉竜一)(2017.2)