1 0 0 0 OA 芭蕉抄

著者
松尾芭蕉 著
出版者
星林社
巻号頁・発行日
1946
著者
上田 敬太
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

外傷性脳損傷の内、局所脳損傷特に前頭葉眼窩面損傷では、社会認知に影響を与える他者の情動表情認知に障害があることが明らかになった。また、びまん性軸索損傷においては、白質・灰白質ともに体積の減少を生じやすい脳部位が明らかとなった。白質では主に脳梁の膨大部、灰白質では前部帯状回や視床などの中心構造に加え、島皮質の体積減少が認められた。一方で、認知機能障害の特徴としては、びまん性軸索損傷では、局所脳損傷群と比較して、トレイル・メイキング・テストやウェクスラー成人知能検査における処理速度で有意な低下を認めた。アパシーなどの精神症状で両群に有意差は認めなかった。
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.280-281, 2019-02-15
著者
広沢 文則
出版者
日本大学
雑誌
日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.5-15, 2003-03-15

1 0 0 0 OA 西行物語

出版者
巻号頁・発行日
vol.[1],
著者
竹内 正之
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.831-840, 1998 (Released:2009-11-16)
参考文献数
26
被引用文献数
3 6

For the development of new receptor molecules that can precisely recognize sugar molecules, we synthesized a number of diboronic acids. Since one boronic acid can react with two OH groups (one diol group) to form a boronate ester, one diboronic acid can immobilize two diol units to form a sugarcontaining macrocycle. The selectivity can be tuned by the relative spatial position of the two boronic acids and the complexation event can be read out by circular dichroism, UV-Vis, and fluorescence spectroscopy. The nature presents a variety of saccharide structures to us which are already utilized as a “recognition tag” or a “supramolecular building-blocks” in the life processes. If we gain some efficient interfaces to control chemical and physical properties of saccharides, it will become possible to mimic this chemistry in artificial systems. As a research target to challenge this new concept, we can now raise three examples which are currently studied in our laboratory.

1 0 0 0 Sakura mystery

著者
あおば出版
出版者
あおば出版
巻号頁・発行日
vol.1999, no.8, 1999-08
著者
松島 麻鈴 前田 晃宏 高橋 享子
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.3-12, 2019 (Released:2019-02-15)
参考文献数
27
被引用文献数
1

0.1%抗原添加食餌による経口免疫療法 (OIT) が, 強制経口投与 (ゾンデ) によるOITと同等の症状緩和及び免疫寛容を誘導するか検討した。マウスへの卵白アレルギー誘導は, 卵白混合水酸化アルミニウムゲルの腹腔感作と卵白経口惹起で行った。惹起されたマウスを3群 (非治療群, ゾンデ群, 食餌群) に分け, 非感作マウスも用意した。治療期間中は4週間とし, 食餌群は0.1%卵白含有20%カゼイン食を, 他の群は20%カゼイン食を与えた。また, ゾンデ群は30 mg/mL卵白溶液を, 他の群はリン酸緩衝生理食塩水を各々100 μL毎日強制経口投与した。ゾンデ群と食餌群の卵白腹腔負荷試験後の直腸温低下は, 非治療群より抑制された。さらに, ゾンデ群と食餌群の血漿中オボアルブミン特異IgE濃度とオボムコイド特異IgE価は, 非治療群より低値を示した。しかし, ゾンデ群と食餌群とでこれらの指標に差はなかった。したがって, 1日の抗原摂取量が少量かつ同等であれば, 持続的摂取は単回摂取と同等の治療効果を有することが示唆された。
著者
真鍋 宜隆 高松 優 北谷 友希 依田 稔 石黒 隆 勝川 史憲
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.13-17, 2019 (Released:2019-02-15)
参考文献数
21

粉末油脂とは, 平均粒子径約1 μmの微細な油脂が糖質やタンパク質などでカプセル化された油脂製品であり, 食品に使用することにより調理性や風味の付与, 食感改良など様々な機能を発揮することが知られている。これまでに, 脂質の消化・吸収について, 粒子径の大きさが影響を与えることが示唆されているが, 粉末油脂の消化・吸収についての検証は十分とは言えない。本研究では, 健常若年成人男性を対象に, 粉末油脂と液状油を摂取させ, 血中中性脂肪 (TG) 値の推移を比較した。対象者24名でそれぞれ粉末油脂および液状油を摂取させ, 0時間から6時間後まで1時間おきに計7回採血を行い, 血中TGを測定した。その結果, 粉末油脂と液状油ともに血中TG値は摂取後3時間でピークとなった。摂取後0時間から3時間において, 血中TG値の推移は油脂の種類と時間で有意な交互作用が認められ, 液状油摂取時に比べ粉末油脂摂取時で血中TG変化量の曲線下面積が有意に大きかった。以上より, 液状油と比べ粉末油脂の一定時間における吸収量が多い可能性が示唆された。
著者
相馬 優樹 片嶋 充弘 倉内 静香 沢田 かほり 德田 糸代 駒目 瞳 村下 公一 中路 重之
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.19-26, 2019 (Released:2019-02-15)
参考文献数
16
被引用文献数
2

本研究は, 職域における健康教育プログラムがメタボリックシンドローム指標に及ぼす効果を検討することを目的とした。参加者は, 青森県弘前市に事業所を置く3企業の社員92名とした。参加者は介入前の健康チェック後, 3カ月間の健康教育プログラムに参加し, 介入後の健康チェックを受けた。プログラムは, 月1回の内臓脂肪面積の測定によるモニタリング, 内臓脂肪低減を意図した食教育, およびそれを補助する職域給食としての弁当の提供の3要素で構成されていた。介入前後で, 参加者の腹囲, 内臓脂肪面積, 収縮期血圧が改善しており, 男性においては体重も減少していた。弁当の提供だけでなく, モニタリングや食教育も含めたメタボリックシンドローム対策プログラムにより, 食生活全般の改善を介して効果が得られると考えられた。
著者
安部井 誠人 冨永 達郎 池田 和穂 丸山 常彦 小田 竜也 轟 健 正田 純一 松崎 靖司 田中 直見
出版者
Japan Biliary Association
雑誌
胆道 = Journal of Japan Biliary Association (ISSN:09140077)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.73-78, 2002-03-25
参考文献数
20
被引用文献数
1

症例は85歳, 女性. 発熱と右悸肋部痛のため, 本院に緊急入院となった. 腹部超音波およびCT検査にて,胆嚢は15mmを越える大胆石6個以上の充満と胆嚢管への嵌頓が認められ,急性胆嚢炎と診断された.洞不全症候群,糖尿病,糖尿病性腎症,慢性気管支炎等,複数の重度合併症を持つ高齢者であり,手術には危険が予想されたこと,石灰化のないコレステロール石であること,PTGBDチューブが挿入され胆嚢炎が軽快したこと等の理由より,胆嚢結石の治療としてMTBEによる直接溶解療法を試みた.その結果,計28時間の治療により完全溶解が得られた.MTBE直接溶解療法は,手術リスクの高い急性胆嚢炎合併コレステロール石例に対して,PTGBDによる炎症改善後に考慮すべき治療法と考えられた.
著者
Valeria DE PALMA Alfio MARTELLO Gianluca BACCI Mario RICCIARDI
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.66-70, 2019 (Released:2019-01-08)
参考文献数
16

In dogs, variation in the branching pattern of renal veins is rare with only few patterns reported. This report describes two unusual anomalies of the renal vein branching patterns in two dogs. In dog 1, a common renal trunk drained both kidneys, in a T-shape pattern, in the caudal vena cava after a long right perirenal course. In dog 2, a common venous trunk branched cranially from the pre-renal segment of an azygos-caudal vena cava venous trunk and divided into the renal veins in a Y-shape pattern. Proper knowledge of the possible anatomical variations in renal venous drainage may be helpful during imaging assessment and surgical planning of several canine diseases involving the abdominal vasculature and retroperitoneal space.
出版者
巻号頁・発行日
vol.[12],
著者
Ai HORI Kazuyuki SUZUKI Masateru KOIWA Kenjirou MIYOSHI Tetsuya NAKADE
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.42-47, 2019 (Released:2019-01-08)
参考文献数
25
被引用文献数
3

A 6-day-old female Holstein displayed a dome-shaped skull and cardiac murmur on physical examination. Neurological abnormalities included progressive ataxia, decreased pupillary light reflex, and blindness soon after birth. On diagnostic imaging, CT identified expanded ventricles and thyroid hypoplasia on the left side. MRI detected expanded ventricles, especially in the rostral cerebrum at the mesencephalic aqueduct, compared with normal calves, so we suspected hydrocephalus causing stenosis of the mesencephalic aqueduct. Postmortem examination revealed a structure in the mesencephalic aqueduct resembling the “web” type of aqueductal stenosis described in humans. This case report indicates the utility of describing mesencephalic aqueductal stenosis by web and detection of other malformations on CT and MRI for antemortem diagnosis in calves.
著者
小野 恭子 大竹 美登利
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.25, 2009

〔目的〕商品経済が発展した今日、多重債務などの金融に関連する諸問題は、私たちに身近な生活問題となっている。そうした商品経済社会や金融経済社会は子どもたちにとっても遠い存在ではなく、カードや携帯電話やインターネットなどの普及により、知らずに金融商品を利用していることも多い。そうした現代では、子どもたちが主体的な経済生活を行うために、金融知識の学習や、実践力を身につけることが求められていると言えよう。多重債務などの消費者被害に巻き込まれる第1の要因は、必要最低生活費が保証されないことである。すなわち、生活の経済的な側面を主体的に営むためには、生活費の意味や構造を学ぶことが必要と考える。家庭科では、経済に関する学習として、これまで消費者教育を基軸に据え、消費者被害にあわないため、あるいは巻き込まれた場合の対処方法を学習するノウハウを学習することが多かった。そこで本研究では収支バランスを取り上げ、生活費の構造を学ぶこととした。 今回は、子どもたちも関心が高く、選択幅と金額幅が大きい衣服の購入を教材とした。その際、子どもたちが身近で具体化できる題材として、今度行く移動教室でのハイキング場面で着用する衣服を選び、各人が必要とした購入金額合計額から、被服費が高い場合低い場合によって、食費や娯楽費などの他の費目の金額を節約したりする必要があることを確認し、生活費には収支バランスがあることを学ぶ授業を展開した。〔方法〕1.授業展開 小学校5年生1クラス(男子19名・女子20名)を対象に、2008年7月に行った。授業の流れは、_丸1_移動教室に持っていた服を振り返り、良かった所と改善できるところを考え、ワークシートに記入する。_丸2_各班に1セットずつ用意されている長袖メリヤスシャツ、長ズボン、レインウェアー、それぞれ価格・機能・デザインがそれぞれ異なる3種ずつ、計9種のカードから、それぞれ1枚、3種選択する。_丸3_選択した理由とその合計金額をワークシートに記入する。_丸4_ある生活費の例を提示し、被服費が増加すると食費、娯楽費などの他の支出を減少させなくては、収支のバランスがとれないことを確認する。_丸5_購入を決定した服の購入金額を3パターンに分け、金額が高い場合と低い場合によって、外食や遊園地などに行ける回数といった子どもたちに身近に感じられる具体的な食生活と娯楽内容3パターンを示したプリントを提示し、金額の増減の具体的イメージを確認した。_丸6_授業全体の感想を、ワークシートに記入する2.分析データ ワークシートの記入内容と、授業を記録したビデオの児童の発言や呟きをおこしたプロトコルから、児童の学びの内容を分析した。〔結果〕1.服を選択した理由として、男子は「デザイン」を女子は「活動的機能」を最も多く挙げていた。各班で、自分と友だちの選択理由を確認したその結果、自分はあげておらず友だちがあげていたものは「価格」であるとする児童が38%と最も多く、この活動によって「価格」が選択要素のひとつであることを気づくことになった。2.生活費の収支バランスの学習をした後には、被服費が増えると食費や娯楽費など他の支出を減らさないといけないことに気づいた児童が23%いた。収支のバランスを取るために、被服費を減らすことを考えた児童が25%、被服費ではなく食費や娯楽費を減らすことを考えた児童が23%いた。3.授業全体の感想からは、「洋服などを買うときに大きなサイズを買って長持ちさせる」など今後の被服購入について記述してあるものが67%と一番多かった。次に「バランスを考えながら生活しなくてはいけないことがわかった」や「洋服を買うときには、ほかのことも考えて買わなくてはいけない」など収支バランスに関するものも54%書かれていた。被服費を減らすことだけでなく、収支バランスについての考えも書かれていることより、収支バランスを理解できたことがわかった。
著者
安富 真澄
出版者
愛知学院大学
雑誌
愛知学院大学教養部紀要 (ISSN:09162631)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.1-11, 2004-03-31