1 0 0 0 川内市史

著者
川内郷土史編纂委員会 編
出版者
川内市
巻号頁・発行日
vol.古文書編 続, 1979
著者
八代 仁 荒木 渓 明 承澤 鈴木 映一
出版者
日本海水学会
雑誌
日本海水学会誌 (ISSN:03694550)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.97-104, 2011-04-01
参考文献数
13

製塩プラントにおける構造材料の腐食を支配する重要な要因のひとつに溶存酸素が挙げられており,これを管理するため製塩プラント環境に適用可能な溶存酸素濃度分析法を提案した.プラントから採取された溶液は定量ポンプを用いて直接回転電極に送られるか,一旦サンプリングバックに採取される.サンプリングされた試料の一部は亜硫酸ナトリウムの添加等によって脱酸素され,ゼロ点校正に用いられる.<br>もうひとつの対照試料として空気飽和試料溶液を用意する.試料溶液中の溶存酸素は白金回転電極を用いるサイクリックボルタンメトリーによって,酸素還元の拡散限界電流を測定することで評価される.白金電極は周期的に酸化することで高い活性が維持される.酸素還元の拡散限界電流は溶存酸素濃度と,回転数の平方根に比例して増加する.<br>1 ppm以上のCu<sup>2+</sup>は,Pt上に還元析出することにより酸素還元電流を減少させるが,引き続きアノード分極するとアノードピークが得られたことから,Cu<sup>2+</sup>の存在を知ることが可能である.1 ppm以上のFe<sup>2+</sup>はFe(OH)<sub>2</sub>の析出によって酸素還元を著しく妨害したがNi<sup>2+</sup>はあまり影響しなかった.これらの妨害イオンが存在する場合は,カチオン交換樹脂による前処理が必要となる.試料溶液の絶対酸素濃度は,空気飽和試料の酸素濃度をWinkler 法によって別に評価することで決定できる.空気飽和試料の酸素濃度を塩類効果係数を用いて推算した結果,Winkler法によって求めた酸素濃度と比較的よく一致したことから,これを計算で行いうることが示された.
著者
平塚 貴彦
出版者
島根大学
雑誌
島根大学農学部研究報告 (ISSN:0370940X)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.206-215, 1979-12-15

最近,多くの農畜産物(米,ミカン,野菜,牛乳,鶏卵,豚肉など)が過剰もしくは過剰傾向にあるなかで,牛肉に対する需要は依然大きく,むしろ供給が追いつかない状態である. S.48~52年の各年次について,牛肉,豚肉,鶏肉の需要の所得弾力性値をそれぞれ計測した結果,5年間の単純平均値が牛肉0.89750(0.81583~0.96904),豚肉0.59526(0.55802~0.66132),鶏肉0.57511(0.49890~0.60731)であった. このように牛肉需要の所得弾力性値は,豚肉や鶏肉のそれに比べてはるかに高く,需要側面からみても牛肉は農家にとって数少ない有望品目であるといえよう.、そして,牛肉の中でも和牛の高級肉については,その需要の根強さや輸入物との競争力などの点からも,一層有望な品目であろう.この点は,和牛枝肉の生産者価格(食肉卸売市場価格)が,枝肉格付によって大きな格差があることにもあらわれている。したがって,和牛肥育経営においても,上質肉(本稿では枝肉格付「上」以上を上質肉としておく)生産が一般に有利であって,枝肉が「中」や「並」の格付では収益性が低く,たとえば最近増加してきた去勢乳牛の肥育経営などに対抗できない場合もあるだろう. 和牛上質肉の生産は,従来良質な家族労働力を基礎にして,家族経営形態による綿密な飼養管理(それも牛は個体差が大きいので個体管理が中心)によって行われてきた.すなわち,血統の良い素牛を比較的長い日数かけて,1頭1頭じっくりと綿密な飼養管理を行い,省力化や規模の利益を追求したり,資金回転を早めるなどといった経営合理化の方向とはむしろ逆ともいえる生産方法にゆだねられてきたが,今後も基本的にはこの方法は大きくは変らないだろう.そしてそこにこそ,和牛肥育による家族経営自立化への道が残されているといえる. そこで本稿では,和牛(黒毛和種)上質肉生産技術水準の異なる島根県内の三つの去勢和牛肥育(若令高度肥育)経営(家族経営)をとりあげ,各経営のS.53年の販売牛について個体別分析を行い,個体別収支・収益性・肥育技術の実態と問題点を明らかにし、その分析結果をふまえて上質肉生産経営の今後の基本的課題を指摘する.上質肉生産技術に差のある三経営を考察することによって,その分析結果とそれをふまえて指摘する基本的課題は,農家の技術水準が様々である実際面においても,比較的高い普遍性と現実的意味をもつだろう。 なお,本稿で考察する三経営を上質肉生産技術の面から分類すると,事例1(A農家)は全頭枝肉販売で枝肉格付はきわめて高い水準にある.事例2(B農家)は血統の良い素牛を揃えてはいるが,現在上質肉生産技術が未確立であり,一部生体販売も行っている.そして事例3(C農家)は,S.52年から肥育対象を去勢和牛に集中し,血統の良い素牛を揃えつつあるが,技術的にはB農家よりもさらに低く,文字通り未熟で,生体販売を主体とし,上質肉生産への体制がようやく整ったところである.
著者
柴田 優子 布施谷 節子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.61, pp.294, 2009

<B>目的</B>若い女性は、今も昔も大人の女性への憧れと、身長を高く脚をきれいに見せたい欲求や、衣服とのコーディネートからハイヒールを履いてきた。しかしながら、美しい歩容はなかなか見受けない。そこで、裸足歩行とハイヒール歩行とを実験によって比較し、その違いを明らかにする中で、美しい歩容を追求したいと考えた。<BR><B>方法</B>被験者は20歳代女性45名である。実験に用いた靴はヒール高8cmのピンヒールでポインテッドトゥであり、サイズはS,M,L,LLの4種類を用意した。被験者は各自が最も適合すると判断した靴を履き、反射マーカーを右体側の耳珠点、肩峰点、大転子点 膝蓋骨側面、踵点、外果点、甲の中央、つま先につけ、10m歩行を3回繰り返した。裸足歩行も同様に行った。これを2台のビデオカメラで撮影し、右足離床から着地し次の離床までを1歩として捉えた。1歩のスタート時から膝が最高点に達した時点と次の離床時までについて、左右前後上下の変化量として各マークのXYZ座標値の差を算出した。また、上体と腰、膝、足首の空間角度を捉えた。解析はヒューテック製Mpro3Dによった。<BR><B>結果</B>(1)裸足歩行では、上体の上下動が小さく、足部は外側に大きく蹴り出し、踵を高く上げているのに対して、ハイヒール歩行は上体の上下動が大きく、踵をあまり上げず、床面にほぼ平行に移動し、歩幅が小さく上体がやや後ろに引けていることがわかった。 (2)膝の上下の動きを経時変化で見ると、裸足歩行は個人差が見られるのに対して、ハイヒール歩行はパターン化した動きであった。(4)ハイヒールを履きなれた人とそうでない人を比較すると、履きなれない人は左右上下のブレが大きいことがわかった。

1 0 0 0 OA 四河入海 25巻

著者
笑雲清三 述
巻号頁・発行日
vol.[72], 1600
著者
高橋 正子
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.159-182, 2001-12-25

環境経営に対する経営者の意識調査を分析した。環境対策が進んでいるという意識の根拠はIS014001認証取得にある。環境報告書,環境会計は次の段階ととらえられている。環境会計は管理ツールとしての面を重視している企業もある。意識調査結果全体の因子分析により,「環境負荷削減対策に対するポジティブ評価」,「環境投資への積極性」,「環境負荷削減対策に対するネガティブ評価」,「外部報告開示」の4指標が抽出された。4指標を用いた環境経営パターンによって企業評価ができる。上場市場によってパターンは異なり,活動の場が限定的な企業は環境経営に消極的であることが推測される。また,環境負荷の大きいであろう企業年齢の高い企業ほど,環境投資に積極的な傾向がある。経営環境との重回帰分析により(1)広く海外から仕入れて国内で販売している,資金回転期間は長めであるが収益力は大きい企業が,環境負荷削減対策にポジティブな評価をする傾向にある。(2)広くグローバルに活動し,利益は高水準で推移しており,設備投資が大きいが比較的計画どおり順調である非オーナー企業が環境投資に積極的な傾向がある。(3)限定的な市場であるのにコスト面では変動が大きく,付加価値率も低く利益が低迷しているような企業が,環境負荷削減対策に対してネガティブな評価を持つ傾向にある。(4)萌芽的で集中度が高い市場で多角化して積極展開している企業が環境負荷削減対策の外部報告に積極的である,が明らかとなった。このうち環境投資の積極性を左右する要因となった耐用年数は,実態と乖離した税法が環境投資意欲を損ねる一因になっていることをうかがわせる結果となった。概略をまとめるなら,多様な意味で企業の活動の場の広さが環境負荷削減への意識と大きくかかわっていると言うことができる。
著者
北川 豊吉
出版者
日本化學雜誌
雑誌
日本化學雜誌 (ISSN:03695387)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.83-85, 1960

錯形成剤してトリリン酸ナトリウム (TPA) を用い, 過マンガン酸カリウムでマンガン酸化滴定する方法ついて検討した。終点指示には白金回転電極を用いる定電位電流滴定法を用いた。+0.35V(vs.SCE), +0.75V(vs.SCE) を設定電位とし, TPA 2g および Triton X-100 数的を加え, pH 6.5-7.0 で滴定を行った結果, 1.6-10mg のマンガンを相対誤差 0.8% 以内で定量できた。本法により数mgのマンガンを迅速に, かつ精度よく滴定することができる。なおコバルト, ニッケル, 鉄, クロムイオンの影響についても検討した。
著者
安細 敏弘 笠井 幸子 仲山 智恵 濱嵜 朋子 粟野 秀慈 秋房 住郎
出版者
KYUSHU DENTAL SOCIETY
雑誌
九州歯科学会雑誌 (ISSN:03686833)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.321-325, 2000-08-25 (Released:2017-12-20)
被引用文献数
2

リチウム電池内蔵電子歯ブラシ, 逆の電流回路を形成する電子歯ブラシ, 電子歯ブラシから電池を除去した歯ブラシのプラーク除去効果を評価することを目的として, 27名を対象に6週間の臨床試験を行った.その結果, リチウム電池内蔵電子歯ブラシは, 対照とした電池のない歯ブラシに対して有意にプラーク除去効果が認められた.逆の電流回路を形成する電子歯ブラシには有意なプラーク除去効果は認められなかった.これらの結果は, リチウム電池内蔵電子歯ブラシの植毛部がマイナスに帯電することによりプラーク除去効果が得られることを示している.

1 0 0 0 白樺

出版者
洛陽堂
巻号頁・発行日
1910

1 0 0 0 或女

著者
有島武郎著
出版者
叢文閣
巻号頁・発行日
1919
著者
川上 博士 西河 厚志 吉村 幸治 駒田 将樹 鈴木 実平
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会論文集 (ISSN:02884771)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.21-28, 2017
被引用文献数
1

The properties of rotating tool spot joining joints with different rotating tools by the combination between the shoulder diameter and the probe length were investigated in this study. The shoulder diameter of rotating tool affects the tensile strength of the joint significantly. An oversize shoulder diameter decreased the joint strength. The probe length affects more the fracture mode than the joint strength. Interface fracture mode occurred with a rotating tool of short probe length. Plug fracture occurred with a rotating tool of long probe length. Rotary motion of restricted area in the joining interface by the rotating tool was confirmed by displacements of the joining interfaces. Rankin vortex was observed on the joining interface by velocity distribution of rotary motion of joining interface. Al oxide film layers were formed spirally on upper joining interfaces
著者
川勝 麻里 Mari KAWAKATSU
出版者
埼玉学園大学
雑誌
埼玉学園大学紀要. 人間学部篇 (ISSN:13470515)
巻号頁・発行日
no.14, pp.226-211, 2014-12

キャラクターによるリミテッド・アニメーションから、日常に生きる人間らしい成長アニメーションへ。影響を受け続けた手塚治虫から宮崎駿はどのように卒業していくのか。七〇年代の手塚治虫的な、パターン化されたキャラクターが動くリミテッド・アニメーションの遍歴物語から、八〇年代の、等身大の少女が日常生活の中でリアルに動く成長物語へと、宮崎駿が脱皮していく過程を追いかけた。原作をどのように改変して成長物語が作られたかを分析。『ゲド戦記』の影響や、同時代の魔法少女アニメーションとの違いにも言及しながら、等身大の少女の〈成長〉を描いたところが、『魔女の宅急便』の面白さであると論じた。また、本作は『風の谷のナウシカ』に次ぐ〈魔法もの〉だが、ナウシカと比べて、職業によって生計を立てるという経済的部分がキキには付け加えられており、ナウシカになかった〈一人で生きるための〉手段として仕事する責任感が強められている。そうした「生きる力」は、宮崎がスタジオジブリの監督を通じて描き続けたテーマである。神格化されていない等身大の人間が悩む姿は、当時大流行した『魔法の天使 クリィミーマミ』の悩む姿も参考に作られていると考えられる。
著者
笹淵友一編
出版者
筑摩書房
巻号頁・発行日
1973

1 0 0 0 東洋之婦女

著者
植木枝盛著
出版者
佐々城豊壽
巻号頁・発行日
1889
著者
神崎清著
出版者
書物展望社
巻号頁・発行日
1941