1 0 0 0 OA 熊沢蕃山

著者
奥田義人 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1915
著者
沼 正也
出版者
中央大学法学会
雑誌
法学新報 (ISSN:00096296)
巻号頁・発行日
vol.62, no.10, pp.823-832, 1955-10
巻号頁・発行日
vol.上, 1885
著者
二階堂 泰隆 佐藤 久友 高山 竜二 大野 博司 佐浦 隆一
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.549-553, 2011 (Released:2011-09-22)
参考文献数
27
被引用文献数
2

〔目的〕パーキンソン病(Parkinson’s Disease: PD)の症状のひとつである前屈姿勢は動作の自由度を制限し転倒リスクを増加させる.近年,後進歩行運動によるPD患者の姿勢や前進歩行能力の改善が報告されているが,その効果の詳細は不明である.本研究の目的はPD患者に対する後進歩行運動後の即時的な姿勢及び姿勢制御の変化を明らかにすることである.〔対象〕前屈姿勢を呈するPD患者1名(Hoehn & Yahr重症度分類III)とした.〔方法〕課題は静止立位とFunctional Reach Test (FR),Cross Test (CT)とし,5分間の後進歩行運動前後に三次元動作解析装置と床反力計を用いて課題中の姿勢と重心の変化を測定した.〔結果〕後進歩行運動後の静止立位では身体重心,足圧中心の後方移動を認め,即時的に前屈姿勢が軽減した.また,FRでは足関節戦略による姿勢制御の割合が増加し,CTでは前後方向,特に前への身体重心,足圧中心移動距離の増加を認めた.〔結語〕後進歩行運動は前屈姿勢の軽減と足関節を主とした姿勢制御能力を向上させ,安定性限界の範囲を拡大させる可能性がある.

1 0 0 0 OA 高山寺古文書

出版者
巻号頁・発行日
vol.[2],

1 0 0 0 OA 集古十種

著者
[松平定信] [編]
巻号頁・発行日
vol.[2], 1800
著者
日本海洋学会海洋環境問題委員会 日本海洋学会
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 = Umi no Kenkyu (Oceanography in Japan) (ISSN:21863105)
巻号頁・発行日
vol.11, no.6, pp.631-636, 2002-11-05
参考文献数
12
被引用文献数
8 3

有明海の環境悪化機構の解明とその問題解決のために,現時点で早急に実施が求められる調査課題をここに提案する。1.潮位・潮流の変化諫早湾堤防締め切りを始めとする沿岸開発によって有明海内部の潮位・潮流がどれほどの影響を受けたのか依然として明らかにされていない。この問題は有明海の生態系を考えるとき極めて重要な問題であり,早急に結論が得られるようにすべきである。2.水質浄化機能の喪失と負荷の増大諫早湾潮受け堤防締め切りによる浄化機能の喪失の影響と調整池の汚濁負荷源としての役割を明確にすることが肝要である。特に,第三者委員会が提案している中・長期開門調査はこれらの問題解決ばかりでなく,潮汐・潮流問題の解明のためにも必須である。3.ノリ不作と赤潮の発生ノリ不作と関連した赤潮の発生に関して様々な要因が提起されている。個々の要因を精査するとともに,有明海への栄養塩負荷量の増大や組成比の変化及び潮流変化など諫早湾干拓事業を含めた総合的な解析が必要である。4.貧酸素水塊の発生汚濁負荷量の増加や潮流の減少などにより大規模な貧酸素水塊の頻発化が危倶される。汚濁負荷の影響の強い諫早湾における貧酸素水塊の形成機構とこの貧酸素水塊が有明海全体に及ぼす影響解明が必要である。5.底質の変化諫早湾の堤防近傍を中心に底質の細粒子化・浮泥の堆積が報告され,有機汚濁の進行が認められる。底質の変化は貧酸素水塊の形成,潮汐・潮流問題,二枚貝の漁獲量の減少などにも深く関連した問題であり広範囲にわたる調査が重要である。6.有明海の物質循環過程有明海の生態学的特徴を明らかにして,環境悪化を克服する方策を得るために,陸,干潟,海域全体の変化を総合的・長期的に解析した有明海の物質循環過程の解明が急務である。
著者
鈴木 達也 柴原 浩章 鈴木 光明
出版者
日本卵子学会
雑誌
日本哺乳動物卵子学会誌 (ISSN:13417738)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.166-175, 2010
被引用文献数
3

哺乳動物において射出精子は,透明帯との結合,先体反応および卵子との受精のために雌性生殖路内で複雑な生理学的,機能的変化をとげねばならない.この精子が受精可能となる変化を受精能獲得(capacitation)と呼ぶ.capacitationを完了した精子は,透明帯を貫通するための特殊な鞭毛運動である超活性化(hyperactivation)と呼ばれる変化を示す.またcapacitationの過程で,精子表面や精子細胞膜の変化,Ca <sup>2+</sup>やHCO<sub>3</sub><sup>&ndash;</sup>イオンの変化,アデニル酸シクラーゼ/cAMP/PKA経路そして精子タンパク質リン酸化の変化を起こす.将来的に,詳細なcapacitationのメカニズムの解明により男性不妊症における精子機能検査法や男性不妊治療法を開発できるかもしれない.<br>
著者
船崎 健一 谷口 英夫 酒井 宏
出版者
一般社団法人 ターボ機械協会
雑誌
ターボ機械 (ISSN:03858839)
巻号頁・発行日
vol.38, no.10, pp.626-634, 2010 (Released:2013-05-31)
参考文献数
11

This paper presents experimental results on bypass transition of the boundary layer on the low-pressure turbine airfoil, and examines the sensitivity of this transition process to freestream turbulence and Reynolds number. Hot-wire probe measurements are performed on the suction side of low-pressure linear turbine blades at three Reynolds numbers and three levels of freestream turbulence conditions. The results of this experimental study show that the location of boundary layer separation does not strongly depend on the freestream turbulence level. However, as the freestream turbulence level increases, the size of separation bubble becomes small and the location of turbulent transition moves upstream. The size of separation bubble becomes small as Reynolds number increases. At freestream turbulence intensity of 1%, the velocity fluctuation due to Kelvin-Helmholtz instability is observed clearly in the shear layer of the separation bubble.

1 0 0 0 OA 五經大全

著者
明胡廣等奉敕撰
巻号頁・発行日
vol.[4], 1653
著者
アーナンディ S
出版者
ジェンダー史学会
雑誌
ジェンダー史学 (ISSN:18804357)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.5-16, 2008 (Released:2011-12-20)
参考文献数
15

近代的自己を定義するに際して、インド人男性の手による自伝は、公的な自己を特権化するのみならず、合理的で啓蒙されたものとしてマスキュリンな自己を分節化することによって公的・政治的なるものの境界を画定してきた。マスキュリンな自己とは、欲望、情愛、身体の偶発性を超越するものである。一方、女性の自己は、モダニティの文脈においては特に、私的・ドメスティックな情感的領域に属する、身体化され非-近代的他者とされてきた。他方、女たちの自伝はオルターナティブな近代的自己を想像することによって、対抗的な公的言説を提示する。同言説は、女たちの主体性を、近代的な公共領域における政治的主体として再構成することによって、マスキュリニティとモダニティを同視することに挑戦する。モダニティのジェンダー化された経験を叙述するに際して、女たちの自伝は、「自伝的マニフェスト」として知られる形式を採用してきた。マニフェストという形式は、女たちが抑圧と公共領域からの排除という自らの経験を叙述することを可能とし、新たな政治的集団性への呼びかけを行い、近代的自己への未来の可能性を想像した。本論考は、イギリス植民地期タミルナードゥ(南インド)に生まれたミドル・クラス出身のフェミニスト、S.ムットゥラクシュミ・レッディ(1886-1968)による自伝的マニフェストの分析を試みるものである。ムットゥラクシュミ・レッディは、マドラス管区では女性としては最初の医大卒業生(1912年)であり、英領インドの立法議会における初めての女性議員(1926年)となり、女性運動の活動家・指導者として活躍した。また彼女は、熱心なガンディー主義者でもあり、デーヴァダーシー制度と幼児婚に対して精力的に反対運動を推進し、女性たちに対する多岐にわたる福祉政策を実現させた。本論考は自伝的マニフェストという形式と、ラディカルな政治においてモダニティが内包する限界を批判的に論ずる。