著者
長田 侑 鈴木 恵一郎 中島 玲子 堀地 直也 沢 丞
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.793-797, 2012

症例は92歳,女性.認知症のため老人施設に入所中.糖尿病の指摘歴はなかった.2011年6月9日から食思不振,10日から頻呼吸を認め,当院に救急搬送された.尿ケトン(2+),随時血糖値986 mg/d<i>l</i>,アニオンギャップ開大を伴う代謝性アシドーシスを認め,糖尿病性ケトアシドーシスと診断し,インスリン治療を開始し軽快した.HbA1c 6.4 %(以下HbA1cはNGSP値で表記(Diabetol Int 3(1):8-10, 2012. ))と上昇が乏しく,インスリン分泌能は枯渇しており,膵島関連抗体は陰性で,劇症1型糖尿病の診断基準に合致した.われわれの検索した範囲では,本例は他の病型を含めた1型糖尿病における国内最高齢での発症報告例となる.認知症を有する高齢者の劇症1型糖尿病では,本例のように典型的糖尿病症状を来たさない症例もあり,診療の上で留意すべきと思われた.<br>
著者
小野蘭山 鑑定
出版者
巻号頁・発行日
vol.[2],
著者
藤田 晋吾
出版者
筑波大学
雑誌
哲学・思想論集 (ISSN:02867648)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.233-248, 2001

はじめに たんなるアナロジーの域を出ないが、マルクスの『資本論』に対するスラッファの『商品による商品の生産』の関係は、ホワイトヘッド=ラッセルの『数学原理』に対するウィトゲンシュタインの『論理哲学論婚』になぞらえることができる。 ...
著者
魚井 成晃 黒河 愛 廣瀨 悠二 小笹 俊博
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.862, pp.18-00006, 2018 (Released:2018-06-25)
参考文献数
19

Elastohydrodynamic lubrication of a journal bearing has been usually calculated with bearing deformation. In this study, crank-pin deformation is included in addition to the bearing deformation of con-rod big-end. The calculated results are shown with and without the crank-pin deformation and the effects of the crank-pin deformation on calculated results are discussed. The effects of the crank-pin deformation appear after compression TDC during low speed operation and near suction TDC during high speed operation.
出版者
巻号頁・発行日
vol.29 尾州名護屋,
著者
坂上 昇 大倉 三洋
出版者
高知リハビリテーション学院
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 = Journal of Kochi Rehabilitation Institute (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-7, 2001-03-31

ストレッチングはスポーツ活動後に疲労回復を促し,障害予防,パフォーマンスの維持・向上といった目的で実施されている.しかし,その実施状況は決して高率ではなく,その原因はストレッチングの効果が十分に理解されていないためと考えられる.そこで本研究は,健常成人男性4名(平均年齢20歳)を対象に,ストレッチングの筋疲労回復効果について検討した.自転車エルゴメーターによる30秒間全力駆動を主運動として,その後10分間の休息を取らせることを2セット行った.その休息時に安静臥位,軽運動,ストレッチングを実施した.検討指標として筋柔軟性,血中乳酸値,作業能力,アンケートを取り上げた.筋疲労による筋柔軟性低下の予防効果については軽運動が効果的であり,ストレッチングは大腿直筋においてはあまり効果がなく,ハムストリングスにおいても安静臥位とあまり差がない傾向を示した.血中乳酸値の回復については,ストレッチングは安静臥位と比較すると低い傾向にあるがその回復傾向には差が見られなかった.作業能力の回復については軽運動が比較的良く,ストレッチングが低い傾向を示した.このように,激運動後の筋疲労回復に対してストレッチングは全ての指標において安静臥位とあまり差がなく,効果的でない傾向を示した.今回の結果は,運動後の筋疲労の速やかな回復という観点では,一般的に認識されているストレッチングの効果を否定する結果となった.しかし,今回の結果は,ストレッチングが身体に与える影響を全て否定するものではない.

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巻号頁・発行日
vol.第18冊, 1000
著者
及川 正明 久保 理江 大浪 洋二
出版者
日本家畜臨床学会
雑誌
日本家畜臨床学会誌 (ISSN:13468464)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.165-168, 2008

極限のスピードを求められるサラブレッド種の競走馬にとって、骨折はレースを続けるかぎり不可避ともいえる職業病と看做されている。事実、日本中央競馬会(JRA)から毎年発行されている競走馬保健衛生年報によると、JRAに所属する競走馬における骨折の発生率は年度は異なっていても、レース中が約2%、調教中が約0.1%の割合で毎年推移していることは、職業病とも呼ばれる所以となっている。またレース中および調教中に発生した全骨折例の中で最も高率な発症部位は手根関節構成骨であった。その内訳は橈骨遠位端、第3手根骨、橈側手根骨の順に多く発症していた。また、手根関節構成骨の骨折の多くは、骨体より小さな骨軟骨片として骨体より離断するタイプの骨折、すなわち剥離骨折であった。我が国において日常的に行われている関節鏡手術の一例、すなわち右橈骨遠位端にチップフラクチャーを発症し、関節鏡による骨片摘出術が行われた一例の経過と予後について紹介したい。
著者
浅野 由香 長谷川 博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1430, pp.11-12, 2014-08-25

TSUTAYA発のオリジナルドラマ制作、中規模ヒット作を増やしたい 全国にTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC) TSUTAYAカンパニーは自社製作ドラマをプライベートブランドとして流通させるレーベル「T-Drama」を立ち上げた。2014年8月16日には全国…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1477, pp.2-3, 2015-08-10

スカパーJSATグループのオリジナルチャンネルである「BSスカパー!」(スカパー・エンターテイメントが運営)が番組編成の強化を進めている。2015年7月17日にはオリジナルドラマの第三弾である「アカギ」の放送を開始した。さらに高校生向けのバラエティー番組…