1 0 0 0 OA 吾學編69卷

著者
明鄭曉撰
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.第18冊, 1567
著者
大塚 真吾 宮崎 収兄
出版者
Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.717-727, 2012

本論文では,働く女性を対象としたWebページ閲覧行動についての調査を行うために,都内の働く女性を対象としたフリーマガジンと連動するサイトのアクセスログの分析を行った.アクセスログ解析では一般的にアクセスをしたユーザの性別や年代を推定することは難しいが,本論文では働く女性が興味を持つコンテンツのみを提供しているサイトという特徴を活かすことで,特定のユーザ層に関する閲覧行動の抽出を試みた.解析結果から,ユーザの特徴的な行動パターンを発見することができた.
著者
荒木 浩二郎 池添 冬芽 田中 浩基 簗瀬 康 森下 勝行 中尾 彩佳 磯野 凌 神谷 碧 市橋 則明
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.44 Suppl. No.2 (第52回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.1306, 2017 (Released:2017-04-24)

【はじめに,目的】筋力トレーニング直後に生じる筋厚の増加(筋腫張)は血流増加,血管透過性亢進による組織間液増加に起因し,筋肥大に必要な低酸素状態や代謝物蓄積の程度を反映すると考えられている。我々は高齢者を対象に最大等尺性筋力の10%の負荷での膝関節伸展運動を10回1セットとして5セット実施した結果,1~2セット後には筋腫脹がみられず,3セット以降から筋腫脹が生じることを報告した(第2回基礎理学療法学会,2015)。筋腫張は筋肥大を引き起こす重要な要素とされているが,筋腫脹が生じる最低限の運動量でトレーニング介入をした場合に筋肥大効果が得られるかは明らかではない。そこで本研究では高齢者を対象に,最大等尺性筋力の10%の負荷で筋腫張が生じる最低限の運動量を用いて12週間の低強度筋力トレーニング介入を実施し,介入効果が得られるか検討した。【方法】対象は健常高齢者26名(男性3名,女性23名,年齢75.0±4.2歳)とし,介入群13人,対照群13人にランダムに割り付けた。介入群のみ週3回(1回監視下運動,2回自主練習),12週間の低強度膝伸展筋力トレーニングを実施した。運動負荷として,椅子坐位,膝関節90°屈曲位で測定した最大等尺性筋力の10%の重錘を用いた。膝関節屈曲90°から0°の範囲での膝関節伸展運動(求心相3秒,保持3秒,遠心相3秒)を10回1セットとし,3セット行なった。セット間の休息は1分とした。介入前後に筋力,筋厚を測定した。筋力の測定には筋力計(OG技研製マスキュレーターGT30)を用いて椅子坐位,膝関節30,60,90°屈曲位で最大等尺性膝関節伸展筋力を測定した。筋厚の測定には超音波診断装置(フクダ電子社製)を用いて,背臥位,膝伸展位で大腿直筋(RF),中間広筋(VI),外側広筋(VL),内側広筋(VM)の筋厚を測定した。測定部位はRF,VIが上前腸骨棘(ASIS)~膝蓋骨上縁の50%,VLが大転子~大腿骨外側上顆の50%,VMがASIS~膝蓋骨上縁の80%の高さの5cm内側とした。超音波画像は各筋2枚撮影し,平均値を解析に用いた。統計解析は群と時期を2要因とした分割プロットデザインによる分散分析を行なった。なお,有意水準は5%とした。【結果】12週介入後の測定が可能だった介入群12名(男性2名,女性10名,年齢75.9±4.0歳),対照群10名(男性1名,女性9名,年齢73.7±3.3歳)を解析対象とした。低強度筋力トレーニングにおいて用いた重錘の重さは2.2±0.7kgであった。分散分析の結果,すべての膝関節角度の膝関節伸展筋力において交互作用を認めなかった。また大腿四頭筋各筋の筋厚も交互作用を認めなかった。【結論】本研究では先行研究によって明らかとなった最大等尺性筋力の10%の負荷で筋腫脹を生じさせる運動量(セット数)を用いて12週間の低強度筋力トレーニング介入を行っても筋力増強,筋肥大効果は得られないことが示唆された。低強度筋力トレーニングでも効果を得るためには運動量を増やす必要があると考えられる。
巻号頁・発行日
vol.[4], 1000
著者
一階 千絵
出版者
Japan Society of Sport Anthropology
雑誌
スポーツ人類學研究 (ISSN:13454358)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.4, pp.17-40, 2003

Women's Sumo wrestling was performed as a show from the middle of the 17th century (the middle of the Edo period) to 1950's in Japan. These women's Sumo show have been regarded as an obscene show.<BR>The purpose of this study is considering the cultural characters of the women's Sumo show of the Edo period by examining literature of those days.<BR>The factors that materialize women's Sumo wrestling as show are as follows. 1. Sumo wrestling has appeals as show. These are the outstanding physical strength and techniques which wrestlers have.<BR>2. Female wrestlers might be extraordinary beings by wearing the symbol of the gender of the opposite sex (Sumo wrestling) on her body.<BR>3. That female wrestlers expose her naked body and wrestle with a blind man attracted a spectator's sexual interest. The obscenity appears also in "Shiko-Na".<BR>4. Since there was a sense of values that likes an active woman in Edo, it is thought that female wrestler's Sumo wrestling might exist as a show.<BR>So, the women's Sumo show of the Edo period was not a mere obscene or "erotic and grotesque" show.
著者
吉永 誠 竹田 欣弘 松永 千晶 属 国権 角 知憲
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.463-469, 2001-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
8
被引用文献数
2 2

本研究では, 単一出発地・目的地における同一交通目的を持った歩行者を対象とした経路選択モデルを提示した. 歩行者は経路を選択する際, 距離の短い経路を選択することを基本とするが, その他にも路上障害物, 安全性に影響する直接干渉交通量, 快適性に影響する間接干渉交通量, 歩道の有無, 信号交差点など要因から決定される非効用が最小となる経路を選択する. ここで本研究は間接干渉交通量の感じ方に個人差のばらつきを与え, 実際に歩行者の通行経路を調査し, モデル中のパラメータを推定した. その結果, 適合性の高いモデルが得られた. さらにこのパラメータをもとに, 各要因の影響度, 経路選択行動の誘導可能性を検討した.
著者
加藤 有希子
出版者
埼玉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

芸術と生活の融合に関する戦後史研究ということで、平成29年度は海外の芸術祭の調査を行った。具体的には夏にドイツのミュンスター彫刻プロジェクト、カッセルのドクメンタ14、イタリアのヴェネツィア・ビエンナーレへの現地調査をした。そしてその結果は、論文「芸術祭の時代――政治か経済か、変わる芸術の役割」にまとめた。これを慶應義塾大学美学美術史専攻の三田芸術学会の学会誌『芸術学』に平成29年10月に投稿した。翌3月に査読が通り、現在入稿済みで、出版を待っている段階である。この論文では、経済的なモチベーションを基軸にする日本の芸術祭と、政治的なモチベーションを基軸にするヨーロッパの芸術祭との比較を行った。日本の芸術祭は越後妻有や瀬戸内国際芸術祭のように地方創生型のものが最も個性を発揮しており、それゆえ開催地の経済活性化が最大の課題となる。一方、移民を多く受け入れているヨーロッパは、政治的アイデンティティが個人の在り方を決定づけるため、政治的関心を引く作品が多い。とりわけ今回のドクメンタはその最たる例であった。しかし経済、政治、いずれにしても、それはカント以来の近代的な芸術観を覆すものである。カントは「無関心性」の美学で名高いが、経済や政治に終始する昨今の芸術祭は、生活関心に直結し、さながら昨今の自己啓発ブームすら思わせる「勇気づけ」の行為にあふれている。例えば、一般人がアーティストの活動に参加したり、アーティストが一般人が自信をもてるようななぐさめの言葉を送ったりする。VUCAと呼ばれる先の見えない不安定な世の中で、昨今の芸術は生活関心に直結し、私たちの生きる道筋を照らすともしびとなっている。それはブルデューがディスタンクシオンとよぶ差異化や、ダントーがアートワールドと規定した分離も瓦解させる動きである。本論ではそのことを指摘した。
著者
涌田 龍治 Ryuji WAKUTA 仙台大学 Sendai College
雑誌
仙台大学紀要 = Bulletin of Sendai College (ISSN:03893073)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.72-80, 2006-10-01

The purpose of this article is to understand consumption processes of J. League Team Licensed Goods. Especially we focused on the temporal change about consumption patterns of Team Licensed Goods according with cumulative spectatorship. Generally speaking, people believe the orthodoxy that there is a plus correlativity between spectatorship and consumption of Team Licensed Goods. In this article, we test two hypotheses using a questionnaire method toward FC Tokyo spectators. The hypotheses are as follows: 1) There is a plus correlativity between experience of spectatorship and experience of buying Team Licensed Goods. 2) There is a plus correlativity between experience of spectatorship and experience of using Team Licensed Goods in the stadium. As a result, the hypothesis 2) is supported. However, the hypothesis 1) is not supported.
著者
滝沢 直宏 山下 淳子
出版者
名古屋大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2009

多様な学術英語におけるレキシカル・バンドルについて検討した。まずその概念を検討すると共に、巨大なコーパスからレキシカル・バンドルを抽出する方法を考察し、学術英語からの「レキシカル・バンドルの抽出を実際に行った。また、実際の授業においてレキシカル・バンドルの概念を導入することにより、学生の表現能力の向上が如何に図られるかを検討した。更に、レキシカル・バンドルに重点を置いた記事を、Asahi Weekly紙上において連載した。巨大な電子資料から高速に情報を抽出するシステムの開発を行った。

1 0 0 0 OA 和歌御会

巻号頁・発行日
vol.[22], 1000
著者
菅 聡子
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

明治期から戦時下にわたり、女性作家の国民化の様相を抽出し、国家との共闘/対抗のさまを明らかにした。具体的には、樋口一葉の和歌・日記、柳原白蓮の昭和における表現活動、吉屋信子のベストセラー小説をとりあげ、女性表現と国民国家の関係について論じた。
著者
古谷 紋子
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.783, pp.1-15, 2013-08