1 0 0 0 OA 丹鶴叢書

著者
水野忠央 編
出版者
中屋徳兵衛[ほか]
巻号頁・発行日
vol.[64], 0000
著者
吉丸 博志 勝木 俊雄 岩本 宏二郎 松本 麻子 加藤 珠理
出版者
独立行政法人森林総合研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

全国の主要なサクラ集植機関で保存されている重要な伝統的栽培品種について、形態解析とDNA解析によって正確な識別と分類を行った。先行研究の3集植機関の栽培品種と一致するものについては正確な名称を確定し、一致しないものについては保存の重要性を指摘した。栽培品種と野生種の遺伝的変異の比較を行い、各栽培品種の成立に関与した野生種を推定する系統解析を行った。多くの栽培品種が複数の野生種による雑種起源と推定された。この成果は多数の伝統的栽培品種を有するわが国のサクラ遺伝資源の管理と利用に役立つ情報である。
著者
新井 道子 森田 康治 矢作 和行 内藤 幸雄
出版者
The Society of Cosmetic Chemists of Japan
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.125-132, 1995-09-10 (Released:2010-08-06)
参考文献数
9
被引用文献数
2 2

The formation of split ends is one of the most important problems especially for women to present a good appearance. For the primary split ends care, the mechanical recovery of damaged hair fibers is of special importance since hair does not self-recover. In this work, the effects of cosmetic treatments on the generation of split ends have been investigated by auto-brushing machine as an accelerative method which is closer to the actual hair care process. These results strongly suggested that the important factor of the split ends formation was due to the structural changes of amorphous matrix proteins of hair fibers. We found that a diethylene glycol monoethylether (Ethyl Carbitol; EC) treatment was the most effective of all treatments we tested in inhibiting the split ends generation of permed hair, and EC treated permed hair behaved almost identically with untreated normal hair as far as the percentage of split ends generation was concerned.
著者
神谷 武志 土屋 昌弘
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.70, no.11, pp.1271-1280, 2001-11-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
110

超短光パルスおよび関連技術の情報通信,計測分野への適用の試みについて展望する.まず,超短光パルスの基本的性質についてまとめた後,パルス発生と制御,超高速光通信システムと関連デバイス,波長分割多重,超高速光計測をレビューする.次いで,筆者らが行ってきた超高速光半導体エレクトロニクスに関する研究について紹介する: (a) 半導体レーザーからのfsパルス発生, (b) チャープ特性評価 (c) 全光スイッチ, (d) モード同期レーザーの安定化, (e) 光プロービング, (f) ミリ波フオトニクス,終わりに今後の展望についてA及する.

1 0 0 0 日本の茶書

著者
林屋辰三郎 横井清 楢林忠男編注
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
1971
出版者
商業興信所
巻号頁・発行日
vol.第40回 九州防長版, 1939
著者
松本 範裕 畠山 武 橋本 良一 中谷 治夫 田淵 志良 中田 俊彦 北野 弘
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.43-44, 1986-03-31 (Released:2016-10-03)
参考文献数
3

石川県の奨励品種の中で早生種は加賀ひかり, 越路早生, ホウネンワセ, ハツニシキがある。加賀ひかり, 越路早生は平坦部, ホウネンワセ, ハツニシキは山間部の主要早生種として作付されている。県内の山間部は標高500m以下にあるものの平坦部に比べて環境条件, 土壌条件が厳しく, もともと低収地帯であることに加えて冷害年の時には大きな被害を被る。山間部の主要早生品種であるハツニシキ・ホウネンワセとも倒伏し易く, 生産力が低く, 品質の年次変動が大きいなど生産・流通の両面で問題点が指摘されている。ここに紹介する新品種「能登ひかり」は大粒で腹白粒が出易いものの食味が良く, 強稈, 多収でいもち耐病性が強く, 搗精歩合が高いなど生産・流通両面にわたって長所が多く, 立地条件の悪い山間・山麓地帯向けの早生品種として今後の普及が期待されるものである。
著者
河合 章男
出版者
Japan Society for Information and Media Studies
雑誌
情報メディア研究 (ISSN:13485857)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.11-24, 2004

本稿は,明治期の子ども向け投稿雑誌『穎才新誌』誌上に,明治20年に登場した俳句欄について考察する.まず,『穎才新誌』の概要をとらえ,19世紀末に子ども向けの投稿雑誌が刊行された意味を把握する.次に,明治20年におけるこの雑誌の俳句欄の参加者が,北海道,沖縄を除く全国に広がっていたことを確認し,その広がりの特徴を分析しつつ,この雑誌への参加者が個人という資格で参加していることから,そこに近代的な文化活動の萌芽があることを考察する.最後に,明治20年におけるその俳句欄の参加者から3人の俳人を推定し,それぞれが果たした文化的役割を調査することによって,『穎才新誌』の果たした役割を考察する.また雑誌というメディアが当時の人々に,地縁を超え,個人として文化に参加する場を提供していたことを論じる.
著者
犬塚 隆志 岡本 摩耶
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
年次学術大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.32, pp.584-587, 2017-10-28

一般講演要旨
著者
島田 哲男 飯泉 修
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.77, no.1, pp.72-79, 1974-01-20 (Released:2008-03-19)
参考文献数
6
被引用文献数
1

静岡県富士市元吉原地区は,昭和44年度,SO2濃度が年平均0.075ppmが記録され,大気汚染が極めて高度である事が考え.られた.又同市は,クラフトパルプ製造工程中に:放出される臭気(ジメチルサルファイド,硫化水素,メチルメルカプタン等)により地域住罠の悪莫公害を受ける影響も憂慮された.我々は,昭和45年,昭和46年の2年間にわたり,富士市内で最も大気汚染の影響をうけていると考えられる地区の小学校児童を選び,周辺の比較的大気汚染の影響が少いと考えられる富士宮市内の小学校児童を対象として,鼻症状に関するアンケート用紙,及び鼻鏡検査から,学童の鼻副鼻腔疾患の頻度を調べ,汚染校と対象校に差があるか,どうかを検討した.さらに,絶えず悪臭にさらされている学童の嗅覚閾値は,対象地正の学童にくらべ,差があるのか否かも合せ検討した.なお,嗅覚閾値検査は,嗅覚斑会議で定めた10種基準臭の内,3種を用い,汚染,対象,両校とも全く臨床的に正常と考えられる児童を選び行った.結累:(1)慢性副鼻腔炎を有する児童は,対象校に比し,汚染校に高率であつたが,推計学的には有意差はなかつた.(2)慢性鼻炎を有する児童は,汚染校にやや高率であるが,推計学的には有意差はなかつた,(3)アレルギー性鼻炎を有する児童は,汚染校に高率であるが推計学的には有意差はなかつた.しかし,汚染の程度が最も高度である一校についてのみ検討すると,極めて高率であり,対象校にくらべ,推計学的にも有意差をみとめた.(4)3種基準嗅検査の内,2種の検査についてまで,汚染校児童は対象校児童にくらべ,嗅覚閾値低下の傾向を認め,嗅覚過敏状態にある事を認めた.