著者
池尾 和人
出版者
慶應義塾経済学会
雑誌
三田学会雑誌 (ISSN:00266760)
巻号頁・発行日
vol.109, no.3, pp.395-409, 2016-10

会長講演この講演の前半では, 日本におけるコーポレートガバナンス改革のこれまでの経緯を振り返った上で, そのこれからを展望する。2015年にコーポレートガバナンス・コードが策定されたことは, これまでの改革の大きな成果の一つだといえる。講演の後半では, 銀行のリスク・ガバナンス強化という課題をとりあげ, そのためのリスクアペタイト・フレームワークという考え方を紹介する。ガバナンス改革をめぐる課題は, 銀行についていうと三つである。すなわち, 執行と監視の分離による取締役会のモニタリング機能の強化, 内部監査機能の強化, それからリスクアペタイト・フレームワークの構築である。In the first half of this lecture, I survey the prospects of the corporate governance reform in Japan after having looked back on its past process. It can be said that it is one of big achievements of the former reform that Japan's corporate governance code was settled on in 2015. In the latter half of the lecture, I take up a problem as strengthening the risk governance of banks. Concerning the problem over the governance reform about banks, there are three challenges. Those are the enhancement of the monitoring function of the board of directors by the separation of the executives and the monitors, the strengthening of the internal audit function and the construction of the risk appetite framework.
著者
牧 敦 小幡 亜希子 田中 尚樹 桂 卓成 小泉 英明
出版者
認知神経科学会
雑誌
認知神経科学 (ISSN:13444298)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.7-12, 2007

【要旨】現在、様々な脳機能イメージング法が開発され、認知そして神経科学の融合が始まってきている。しかし、人の機能は遺伝子・脳・行動と大きく3階層に分けることができ、脳機能イメージング法で計測できることは脳の機能に限られる。この3階層は、それぞれ異なる計測方法によってそれぞれの特性を明らかにすることが可能であり、これら計測方法の統合によって人の理解へ1歩進むであろう。まず、行動から計測される個人の立体視能と光トポグラフィによって計測される立体視時の脳活動の関連性を示した。この結果から、立体視能によって2群に分けられた被験者が立体視を行った際、頭頂連合野・後頭頂連合野における脳血液量(総ヘモグロビン濃度変化)が立体視能と同様な傾向を示すことがわかった。次に、採血によって決定されたアセトアルデヒド代謝酵素の遺伝子多型と、光トポグラフィによって計測された視覚刺激に対する脳活動(飲酒時)の関連性を示した。この結果からは、遺伝子によって2群に分けられた被験者がチェッカーパタン(赤黒8Hz反転)を見た際、後頭葉1次視覚野近傍における脳血液量が遺伝子多型によって異なる時間経過を取ることが明らかとなった。本論文では、これらの実験結果を再構成し、異種計測方法の統合によって、人の本質的な理解が深まる可能性を議論する。
著者
塚本 智宏
出版者
名寄市立大学
雑誌
市立名寄短期大学紀要 (ISSN:09165975)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1-16, 2007-03

本論文では,まず,ヤヌシュ・コルチャック(1878-1942)の子どもの権利思想を支えた子ども観=人間観の内容・特質を概観したうえで,彼が子ども(本論文では特に乳児期の子ども)のなかに探究しようとしていた人間性とはいかなるものであったのか,またそこでの子どもと大人の関係や子どもと大人の本質的な異同についてどのように考えていたのか,これらの点について彼の代表的な作品『子どもをいかに愛するか(家庭の子ども)』を具体的に読み進めながら考察し,彼が「子どもの権利の尊重」という場合の子どもに対する大人の態度がいかなるものであったのかを明らかにしたい。
著者
阪田 正大
出版者
広島大学マネジメント学会
雑誌
広島大学マネジメント研究 (ISSN:13464086)
巻号頁・発行日
no.2, 2002-03-20

近年, 自然人, すなわちいわゆる一般個人の自己破産申立件数が増加していおり, 大きな社会問題となっている。この自己破産件数の増加の理由には, 「多重債務」によって支払不能に陥った債務者の数が増加したことがあげられる。多重債務とは, 貸金業等からの金銭の借入れやクレジット利用により発生した債務が本人の返済能力を超え, そして債務の返済のためにさらに借金をして債務が重なることをいう。この多重債務の理由には, 遊興費のための借金, クレジットカードの利用による自己の返済能力を超えた商品の購入がある一方, 生活費のための借金や悪質商法により商品, サービスを契約させられたため等の様々なものがある。そして, 「消費者信用」は年々その市場規模を拡大させており, 多重債務者の増加の一因となっている。この消費者信用とは, 「消費者に供与された信用」のことであり, 大きく販売信用と消費者金融に分けることができる。またその一方で, 消費者信用は今や消費生活に不可欠なサービスになっているともいわれる。まず, 多重債務の原因となる消費者金融の高金利について検討する。わが国においては, 年29.2%以上の金利は利息制限法第1条により無効であり, さらに出資法第5条にも違反して処罰の対象となる。しかし, 出資法による罰則金利以下で利息制限法の上限金利を超過する利息について, 債務者は支払いの義務を負わないけれども債務者が任意に支払った場合には, 貸金業規制法第43条により有効な弁済とみなされ, 支払った利息の返還を求めることができない「グレーゾーン」といわれる曖昧な利息部分が存在している。次に, わが国の倒産法制において個人債務者が利用可能広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻平成13年度(2002年3月)修士論文要旨
著者
興梠 克久 椙本 杏子
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース 第125回日本森林学会大会
巻号頁・発行日
pp.21, 2014 (Released:2014-07-16)

静岡県では自伐林家グループが多数設立されており(興梠、2004),生産性、持続性といった従来の視点に社会性の観点を新たに加え,これらが地域森林管理の担い手たり得るか評価することが研究の目的である。事例として,集落外社会結合である静岡市林業研究会森林認証部会と集落社会結合である文沢蒼林舎の2つの自伐林家グループを取り上げた。 それぞれの集落内で個別経営を行っていた自伐林家の一部が,集落外で機械の共同利用や共同請負、森林認証の共同取得を目的とした機能集団を形成していった。しかし,その機能集団が地域森林管理を担う主体になるのではなく,機能集団の活動を経た自伐林家が,今度は各集落で再度、地域森林管理を担うためのグループ活動を展開し,集落内の林家全体が再結合していた。この再結合に、認証部会メンバーによる一部の活動(自伐林家が共同で経営計画を作成するケース、事業体化し地域の森林を取りまとめ管理を行うケース)と、文沢蒼林舎の活動(集落の自伐林家が集落全体の森林管理を担うケース)があてはまり、これらのケースは地域森林管理の担い手として評価できると考えられる。
著者
梶浦 善次 Schacht R
出版者
北海道女子短期大学
雑誌
北海道女子短期大学研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Women's Junior College (ISSN:02890518)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.95-121, 1979

へーゲルの思惟の方向は,次のように要約されるであろう。自由であることは,自己決定的であることである。実際それは自己意識的に自己決定することである。ある存在が,その決定を自分自身のものとして意識するのでなければ,その存在が自由であるというのは適切で、ないだろうからである。さらに自由であることは, 自己の行動の点だけではなく,多様な仕方での行動を選択するという点で自己決定的で、あるのである。自己決定は,他人からの強制が無いということだけでなく,自己に外的な要因の選択や決定から独立することをも内包している。人間の自我を語るとき,そこで志向されているのは,人間の単に身体的または感覚的性質だけではなく,むしろその真のあるいは本質的な自我であり,このものは精神として把握されねばならない。次に精神は,単に身体的または感覚的存在に結びつく感情や衝動,傾向, 欲望などの視点からではなく,理性的思惟の視点で把握されねばならない。二つの種類の現象は,ともに法則によって支配され, そして人間的生の一切の現象は,それらいずれかの法則によって支配されている。ところで理性の法則は,感覚的存在を支配する法則に従属せず,またそれによって決定されもしない。理性の法則は,理性そのものの本性によって決定される体系を形成する。自分の選択と決定を,従ってまた彼の行為を理性の法則に一致して決定する人は,自分の衝動と傾向に応じて決定する人とは, ちがった仕方で自己決定をするのである。本質的に理性的な存在は,その本質的な理性的本性の法則に一致して自分を支配するときにのみ自己決定的で、あり,そしてこのことによって,彼自身の本質的本性の法則でない法則への従属から解放されるのである。ところで人聞が本質的に理性的であると言っても,それだけでは個人はひとりでその本質的理性的本性の法則に従って自分自身を支配できるという保証はない(たとえそうしたいと欲しでもである)。人は理性に従って思惟し行動するようになる能力をもっているが,すくなくとも初めには,自然的欲求や傾向によって動かされ,また決定する性向すなわち人格ーその性格は感覚的性質の法則を操作する機能であるーである単なる特殊的個人として存在する。彼の行動の目的や目標が主観的に決定される限り, それらはその個別的な人格以外の源をもつことはできない。しかもこの個別的人格は,決定論者が正しく観察しているように,決して自己決定的ではない。これらの目的と目標が良心の命令のように見え,あるいは一般化されて合理性の外観が与えられる時でも,上の事情は同じである。個人は,自己の行為の決定に対して, 彼の個別的な衝動や傾向に影響きれない客観的な基礎を見出すときにのみ非自己決定的個別性という状況を脱することができるのである。ところで,このような客観的基礎は,明らかに主観的にすなわち自己自身に固定させることはできない。なぜなら,このように自己自身の内においてのみ決定されたことは,必要とされる客観性をうること,すなわち主観的影響から独立することはできないからである。かかる性格(客観性)をもつものは,ただ一つ存在するだけであり,それが客観的に存在する法と制度をもっ人倫的秩序で、あるのである。もちろん,これらの法と制度に一致して決定される行為が,それら(法と制度)の客観性にもかかわらず,個人自身の本性に外的なものであるならば,自由な行為であるとは全く考えられえないだろう。しかし真正に組織された国家においては,法や制度は具体的に実現された理性そのものに外ならない。そしてかかるものとして,それらは個人自身の本性にとって,全く外的なものではない。反対に,それらは,その点から個人の本質的に理性的本性が問屋されるべき理性的構造そのものを,客観的に具現しているのである。それゆえ客観的な法や制度に従って行為を決定するという点で, 個人は自然の網から脱すると同時に彼の行為を自分自身の本質的本性の法則と一致させる。すなわち彼に可能な唯一の仕方で,理性的な自己決定を達成するのである。自由であることは自己決定的であるごとである。この点で,またこの点でのみ(すなわち自由であることでのみ),人は真に自己決定をするのであり,またそれゆえに,この点でのみ(すなわち自己決定であることでのみ),人は真に自由であるのである。もちろん論理的には, 真の自由は適正に組織された国家が,実存する現実として出現するとともに可能で、ある,ということになるのであるが,これこそへーゲルが明白に断言する命題である。そしてこれに照してのみ,人は,彼がなぜ国家をこのように重視したか,という理由を理解することができるのである。ヘーゲルの自由の理解の基礎となっているかなり多くの主張ー最少限に言っても,特に人間と国家を本質的に理性的なものとし,またそれ以上にその本質的な理性的本性の点で対応するものとして特色づけるごとは問題となるように見える。だが私には, それが問題となること自体が疑問である。へーゲルが書いてから,人間の本性についての非合理主義的説明が多数現われたし,また人間の本性に関するすべての議論は,近年不評をこうむった。しかし人聞が理性的に思惟する能力を獲得できることはほとんど否定されえないし,また理性的思惟は人間の活動の中心であり,それとの関連において真正な自己決定を語ることができるということは,多分に正しく,またきわめて重要でもあるのである。さらに,へーゲルの国家理論の形而上学的支柱は曖昧であり,あるいは問題的でもある。そして彼は近代国家の合理性を誇張しているとも考えられる。しかもなお敢えて私が言いたいのは, 彼が語る法と制度は,行為を自然的衝動および傾向の水準より高め,かっそれら法や制度が存在せぬ場合よりは,行為をより理性的に決定する基礎を提供するし,すくなくとも原則的にそれを提供することができる, ということである。これらの事柄に関しヘーゲルの言説に含まれる真理の要素がーそれらが真理であるとしてであるが一自由の内容についての彼の理解そのままか,あるいは何らかの修正された形であれーの妥当性を確立するのに十分であるかどうかは,確かに問題とされうるであろう。しかし否定的な答は,決して明確には示されない,と私には思われるのである。

1 0 0 0 OA 先哲叢談 8巻

著者
原善公道 著
出版者
和泉屋金右エ門
巻号頁・発行日
vol.[1], 1816
著者
菅 菜穂美 牧 琢弥 白石 清
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集 71.2 (ISSN:21890803)
巻号頁・発行日
pp.1, 2016 (Released:2017-12-05)

バイグラビティ理論はゴーストを生まない質量項の発見により,近年復活を遂げた。修正重力理論の一つとして,宇宙論における問題(ダークマター,加速膨張,初期特異点)を解決することが期待され,さまざまな研究がなされているが,明快で特徴的なメカニズムは得られていない。われわれは,Novelloらによって提唱されたGeometric Scalar Gravity(GSG)における有効計量を一つの計量として用いたバイメトリック理論を提唱する。GSGにおいてもシュワルツシルト計量は厳密解であるので,この理論の真空球対称解はそれからの補正で表されることが保証される。また,GSGにおける宇宙論的解は一般相対論とは異なる振る舞いを示すが,そのことにより宇宙論の諸問題を解決する可能性が期待される。
著者
吉川速男 著
出版者
玄光社
巻号頁・発行日
1940
著者
Nakajima Minako Tanaka Tomoko
出版者
岡山大学大学院文化科学研究科
雑誌
岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 (ISSN:18811671)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.45-59, 2008-11-28

This study investigated what kind of social skills international students staying in Japan learn anduse throughout their stay which are significant fur funning relationships with Japanese. Informants were international students who have been staying in Japan for at least two years. Semi-structured interviews were carried out on 12 students from various countries. These interview responses were analyzed by using the KJ method and contenr analysis. The analysis revealed three major categories ofspecific Japanese skills: politeness, especially toward their proffessors; keeping harmony instead of insisting their opinions all the time; and steps for closeness, which means to take time to be close to others. We also found that they switched behaviors when selecting the appropriate acquired social skill and changed levels of using social skills depending on the context and people with whom theyinteracted.本研究では、日本に滞在する留学生が、日本人との対人関係においてどのようなソーシャルスキルを学び、実行しているかを調査した。2年以上に渡る比較的長期間、日本に滞在する留学生12名を対象に半構造面接を行った。留学生が用いるスキルについてKJ法と内容分析を用いて分析を行った結果、教師に対しての礼儀正しさ、自分の意見を主張するのではなく和を保つ、そして親密になるのに時間をかけるという3つのカテゴリーを日本文化特有のスキルとして獲得していることが分かった。また獲得されたソーシャルスキルを文脈や相手に応じて選択したり、水準を変えたりする行動のスイッチングも見られた。
著者
矢野 利明 伊藤 献一
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.48, no.431, pp.1392-1401, 1982-07-25 (Released:2008-03-28)
参考文献数
10

火花点火メタノールエンジンの排気系において, 未燃メタノールの酸化過程には, NOからNO2への変換反応により生成されるOHラジカルが, O2の存在と共に重要であることを, 反応動力学モデルを用いて説明し, 実験結果と対比させた. メタノールの消滅速度は, NO濃度の高い理論当量比付近において最大となる. 一方, ホルムアルデヒド濃度は, O2濃度が高く, しかもNO濃度の低い場合に高くなることが明らかとなった.
著者
近藤 行人
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.10-26, 2017-03-31 (Released:2017-04-28)
参考文献数
18

本研究は,日本とウズベキスタンにおいて,作文教育に携わる教師の有する文章観を明らかにし,その類似点,相違点を探る.日本人大学生及びウズベク人大学生が書いた作文を評価的態度を持って読んでもらったうえで,「いい文章とは何か」という点から,それぞれの教師の文章観を語ってもらった.これらの文章観についてのインタビューを質的に分析し,日本人教師とウズベク人教師を比較した.その結果,両者とも,言語的規範を順守すること,書き手が深い考えを備えた独自の主張を展開することをいいと捉えていた.一方で,文章構成に対する期待は異なっており,ウズベク人教師は,詳しい情報が記述された序論を持ち,冒頭で意見を表明しない文章構成を好み,日本人教師は冒頭で意見表明がされる文章構成を好んでいた.また,どのような論拠を説得力がないと捉えるかについてもそれぞれが感情的であると捉える論拠や,宗教的な記述,豊富な情報量に対する評価は分かれていた.日本人教師とウズベク人教師は,それぞれが身近でなじみのある文章を好んでいることが示唆された.
著者
嶋津 武
出版者
長野県短期大学
雑誌
長野県短期大学紀要 = Journal of Nagano Prefectural College (ISSN:02861178)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.11-29, 1982-12

Helminth parasites, 11 species of trematodes, 4 species of cestodes and 6 species of nematodes, are described from marine planktonic invertebrates collected in Japanese waters and the East and South China Seas. The trematodes are: a Guschanskiana sp. Metacercaria (Accacoeliidae) from Sagitta enflata; Tetrochetus sp. Metacercariae (Accacoeliidae) from S. enflata, S. macrocephala and Sagitta sp.; Accacoeliidae gen. sp. metacercariae I, possibly of the genus Accactadium, from S. crassa f. naikaiensis, S. enflata, S. hexapera, S. macrocephala, Sagitta sp. and chaetognaths; Accacoeliidae gen. sp. metacercariae II from S. crassa f. naikaiensis; an Accacoeliidae gen. sp. metacercaria III, perhaps belonging to the genus Accacladocoelium, from S. crassa f. naikaiensis; Tergestia sp. metacercariae (Fellodistomidae), probably of T. laticollis (Rudolphi, 1819) Stossich, 1899, from S. crassa f. naikaiensis; Lecithocladium sp. metacercariae (Hemiuridae), possibly of L. excisum (Rudolphi, 1819) Lühe, 1901, from S. enflata, S. nagae and Sagitta sp.; a Parahemiurus sp. metacercaria (Hemiuridae) from a chaetognath; Hemiuridae gen. sp. metacercariae, related to the subfamily Dinurinae, from heterokrohnia sp., Sagitta sp. and chaetognaths; metacercariae of Pseudopecoelus japonicus (Yamaguti, 1938) von Wicklen, 1946 (Opecoelidae), from Euphausia similis; and a Paronatrema sp. metacercaria (Syncoeliidae) found free in a plankton haul. The cestodes are: Echinobothrium sp. larvae (Diphyllidea: Echinobothriidae) from Leptochela sp. pasiphaeids; Scolex pleuronectis Mueller, 1788 (Tetraphyllidea), from Sagitia sp.; Phyllobothriidae gen, sp. larvae (Tetraphyllidea) from Eukrohnia hamate and S. crassa f. naikaiensis; and larvae of Pseudonybelinia odontacantha Dollfus, 1966 (Trypanorhyncha: Tentaculariidae) from Euphausia recurva. The nematodes are: a larva of Anisakis sp. larva (Ⅰ) of Berland (1961) (Ascaridoidea: Anisak idea) from Euphausia nana; and Thynnascaris spp. larvae (Anisakidae) classified into five different types from S. crassa f. naikaiensis, S. nagae and Calanus sinicus. The metacercarial development including progenesis in E. similis and the life cycle of P. japonicas are discussed. The systematic position of P. odontacantha is discussed, and a diagnosis of the genus is given. A list of some other helminth or metazoan parasites obtained is appended.