著者
國分 朋之 祖山 均
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.853, pp.17-00190-17-00190, 2017 (Released:2017-09-25)
参考文献数
24
被引用文献数
1

Peening techniques are used to introduce the compressive residual stress into the surface of metallic materials in order to improve the fatigue properties. The fatigue crack propagation is affected by many factors in surface modification layer, however, the effect of these factors on the fatigue crack propagation is not clarified in detail. In this study, the fatigue crack propagation behavior in surface modification layer of duralumin treated by various peening techniques including shot peening, cavitation peening and laser peening was investigated. The relationship between the fatigue crack propagation behavior and mechanical properties was also evaluated. The fatigue crack propagation behavior varies depending on peening techniques despite the condition of the same peening intensity, since the mechanical properties in surface modification layer are changed with the peening techniques. The compressive residual stress σR and Vickers hardness HV are the important factors about fatigue crack propagation, however they do not show a correlation with the number of cycle to failure of the specimen Nf. Therefore, the new indicator combined with four factors i.e. σR, HV, full-width at half maximum β and maximum height roughness Rz were proposed. It revealed a significant correlation with Nf, and possibility to evaluate the effect of suppression of fatigue crack propagation by peening.
著者
原 正一郎
雑誌
情報処理学会研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.73(2002-CH-055), pp.51-56, 2002-07-26

本稿では、古文書OCRの前処理として必須である、つづき文字を切り出す手法について提案する。提案する方法では、まず簡単なフィルタ処理(色に基づき文字の候補となるピクセルを抽出するカラーフィルタ、ゴマ塩雑音などの除去フィルタ、カラー画像を白黒階調さらに2値化するフィルタ)により、雑音の少ない良好な2値画像を作成する。次に周辺分布からページごとの平均文字サイズ、縦書き・横書きに関するレイアウト情報を抽出する。文字はこれらの情報に基づいてピクセルから組み立てる。つまり隣接するピクセルを集めて文字のセグメントを生成し、次いで近傍のセグメントを集めて文字あるいはつづき文字を生成する。つづき文字の切り出しは文字輪郭上の相対する凹部分を結ぶ線に沿って行う。本法の特徴は、適切な凹部分を画像の多重解像度解析に基づいて発見するところにある。
著者
佐藤 朝美 佐藤 桃子
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.49-52, 2013

本研究では,子どもを取り巻くメディアに対する親の意識調査と,タブレット用デジタル絵本について「読み聞かせ」の観点から分析を行う.親子による絵本の読み聞かせは,親子のコミュニケーションを促すとともに,子どもの認知発達を促す場としても重要な役割を果たすという.紙媒体からタブレットに変化する事で,どのような差異が生じるか把握するために,紙絵本とタブレット用デジタル絵本の親子による読み聞かせ場面を記録し,質的に分析を行った。その結果,紙絵本では親主導で読み聞かせが行われるのに対し,タブレットでは子ども中心で操作が行われるケースが多く見られた.いっぽう,タブレットでは絵本に接する時間が増え,子どもからの発話数も増える傾向にあった.親子の対話も紙絵本と異なる内容が生じており,飽きずに物語世界を繰り返し堪能している様子がみられた.

1 0 0 0 OA 芝居番附集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[27],
著者
久保 光徳 寺内 文雄 青木 弘行 古沢 克仁
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.31-36, 2008-09-30 (Released:2017-07-19)
参考文献数
8

軟質ポリウレタンフォーム製のシートクッションを持つ自動車用シートに着座するヒトの基本的な振動挙動を,有限要素法に従ってモデル化された3次元のデジタルヒューマンにより再現した。本研究では,自動車用シートに着座するヒトの振動特性と乗り心地との関係を明らかにするために,実シートに対する乗り心地評価実験と,その実験条件を再現したデジタルヒューマンーシートモデル振動系のシミュレーションを実施し,両者の比較・検討を行った。結果として,実シート実験において,2,4Hzでは上下方向の振動を支配するシートの材料物性値が乗り心地に強く影響を与えるのに対し,6,8Hzでは前後方向の振動を支配する材料物性値が乗り心地に影響を与えることが示唆された。この関係は、デジタルヒューマンを用いた振動シミュレーションにより,6,8Hzでの上下方向加振に対する前後方向振動の連成振動によるものであることが明らかとなった。
著者
新井 正敏 江口 亨 石田 晴幸 吉田 紀彦
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会論文誌 (ISSN:13425668)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.228-237, 2017-06-10 (Released:2017-09-15)
参考文献数
10
被引用文献数
3

To improve development efficiency, model based techniques have been increasingly applied in embedded systems. For example, MATLAB/Simulink is regularly used for expressing physical phenomena, including signal processing and control systems. While it is very effective in these areas, it lacks object oriented capabilities that have been proven to increase development efficiency in related domains. UML is effective for descriptions of structures using object oriented abstraction, however it cannot express physical phenomenon easily. Furthermore, in conventional software engineering,code-libraries are regularly used to deliver significant development efficiency improvements across a wide range of domains, however neither MATLAB/Simulink nor UML include code-libraries. In this paper, we propose an extended UML to combine an UML model, MATLAB/Simulink models and code-libraries in a single system so as to realize efficient development. In the extended UML, an entire system is defined as a structure that consists of model parts. Each model part is integrated using UML. After generating source codes using UML, additional source code details are added from MATLAB/Simulink models and code-libraries. We demonstrate the efficiency of the extended UML with an experiment that shows behavioral equivalence between the system created with the extended UML and the original simulation model.
著者
田村 雅成 神山 達哉 添田 隆弘 兪明連 横山 孝典
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.2660-2670, 2012-12-15

モデルベースによる組み込み制御ソフトウェア開発の効率向上のため,SimulinkモデルをUMLモデルへ自動変換するモデル変換環境を提案する.一般に,組み込み制御ソフトウェア開発は制御設計とソフトウェア設計の2段階で行う.制御設計ではMATLAB/Simulinkを用いて制御ロジックをSimulinkモデルとして設計することが多い.一方,ソフトウェア設計ではUMLモデルを用いて設計を行うのが一般的である.本研究では,制御設計からソフトウェア設計への移行をスムーズに行うために,SimulinkモデルからUMLモデルへの変換ツールを開発した.本ツールが生成するUMLモデルはデータとデータの算出処理をカプセル化したクラスからなる.また,変換後のUMLモデルの再利用性向上のため,変換元のSimulinkモデルに対して階層化を行うが,その階層化作業を効率化するため,階層化支援ツールを開発した.そして,複数のSimulinkモデルに対して適用実験を行い,その有用性を確認した.
出版者
巻号頁・発行日
vol.[166],

1 0 0 0 OA 源氏物語

著者
紫式部
出版者
巻号頁・発行日
vol.[59], 1650

1 0 0 0 OA 琉球産物志

著者
坂上登
出版者
巻号頁・発行日
vol.巻2,
著者
下里 わかな 下里 綱 仲本 裕香里 金城 知子
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.190-190, 2016

<p>【はじめに】</p><p>病院,施設,在宅生活において食事等の離床時に電動Bedのギャッジアップ機能(以下G-up)を用いる事がある.G-up座位は離床へ至らなくても,坐位姿勢への変化が可能という利点を持つ.一方で,G-upする際に自力で除圧ができず,Bedと接触面にずれが生じ褥瘡,疼痛,不快感を誘発する対象者を経験する。本研究はG-up時にスライディングシート(以下シート)を,身体とBed間挿入時と未挿入時の姿勢変化に対し,座位姿勢計測ソフト(以下rysis)を使用し比較検討した。</p><p>【目的】</p><p>G-up時のシート挿入時が未挿入時より接触圧分散,摩擦軽減を図るという先行研究はあるが,姿勢変化に対する研究は散見されない.本研究はG-up時の姿勢変化に着目し,シート挿入時と未挿入時の骨盤,胸郭,頭部を軸に,角度の優位差について検証する.更に被験者の内観を聴取し,姿勢変化と不快感の関連性を考察する.</p><p>【対象と方法】</p><p>対象:一般男性6名</p><p>使用機器:BedはParamount社製のカインドmotion付き3motor bed,マットレスはParamount社製EVER FIT.シートはラックヘルスケア社のマルチシート(全方向へ摩擦軽減)を使用.</p><p>方法:シート挿入部位は頭部~上後腸骨棘に設定.G-up角度は,端座位や食事の自己摂取へ繋がる事を意識し,Bed最大角度に近い70度に設定.カインド機能を利用して,シート未挿入(なし)群,挿入(あり)群をそれぞれG-up実施.自ら除圧しないよう指示した.加えてG-up時の不快感への評価を,VASを引用し0~5段階評価にて聴取した.G-up70度時に矢状面より撮影した写真を使用し,①骨盤線②胸骨線③頭部線のアライメントをrysisにて360度表記の角度に換算.角度が小さい方が前傾(屈)位を表し,角度が大きい方が後傾(屈)位を表す.シートあり・なしの二群間で得られた角度と内観評価を,対応のあるt検定を用いて比較検討した.</p><p>【結果】</p><p>骨盤後傾角は,シートなし群に比べシートあり群が大きい.胸椎屈曲角はなし群に比べあり群が大きい.頭頸部前屈角はなし群に比べあり群が大きい.</p><p>①骨盤線:なし群235,0度(±7,40),あり群240,5度(±7,48)で優位差あり(P<0,05)</p><p>②胸骨線:なし群41,8度(±4,62),あり群43,3度(±4,41)で優位差なし(P>0,05)</p><p>③頭部線:なし群237,5度(±2,95),あり群230,1度(±3,25)で優位差あり(P<0,01)</p><p>内観評価:なし群が2,17(±1,33),あり群1,50(±1,04)で優位差あり(P<0,05)</p><p>【考察】</p><p>G-up座位の特徴は端座位に比べ,坐骨-臀部から胸郭も含め支持面が広いと言える.本研究よりシートあり群の方がなし群に比べると不快指数が低く,G-up座位姿勢は骨盤後傾位,頭部は前屈位をとる事が分かり,相互の関連性が示唆された.これはBedのカインド機能を使用しG-up座位へ移行時に,シートが胸郭部の接触圧分散と摩擦軽減に働き,坐骨・骨盤帯にかかる圧力を軽減した事で,骨盤後傾位並びに腰椎前彎を抑えられた結果と考える.また,頭部も同様にシートがある事で後屈位とならず,負荷の少ない前屈位を保持できたと考える.胸郭部は構造上可動性が小さく,角度による優位差は認めなかったが,胸郭部の接触圧分散や摩擦軽減が影響し,骨盤,頭部の姿勢変化に影響したと推察する.</p><p>【おわりに】</p><p>スライディングシートは移乗での使用が一般的だが,G-up時に使用する事で安楽なBed上座位を取る事が確認できた.不快感なくBed上座位へ移行できる事は,生活行為を再獲得して行く際に重要で,将来の生活に彩りと希望を与えることに繋がっていく.今後更に多角的視点での検証を増やし,いかに実際場面で応用できるか研究を重ねていきたい.</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】</p><p>本研究は被験者へ十分な説明を行い,発表に際して同意を得ている.</p>
著者
石川 靖晃 伊藤 睦 荒畑 智志 河合 真樹 原 健悟
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.172-180, 2015
被引用文献数
1

打込み直後から補修・補強を含めた供用期間終了までのコンクリート構造物の保有耐荷性能を合理的にシミュレート可能な「コンクリート構造物建設工程シミュレータ」の開発が,LECOM研究会で10年間にわたって行われてきた。本稿では,本シミュレータの開発過程で得られた主な成果を紹介する。本シミュレータでは,従来別々であった初期損傷と保有耐荷力を計算するための解析コードを合理的に融合することに成功している。また,総エネルギー一定則の概念を導入することにより,化学変化による体積変化現象について従来の解析コードよりも汎用的にシミュレート可能である。加えて,パイプクーリング解析機能も従来のものに比べ,より強化されている。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1910年10月06日, 1910-10-06

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1949年02月22日, 1949-02-22