著者
田邊 稔
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.416-421, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)

“一億総キュレーター時代”とも呼ばれるこの人工知能時代に,インフォプロとして図書館員はどう立ち向かうべきか。どのようなスキルが必要とされるのか。上司はいかにリーダーシップを発揮し,部下はいかにフォロワーシップを発揮するか。「KY」か「忖度」か。ワクワクするような人材育成法はないものか。現状を一瞬で変える魔法の杖はないが,イノベーションを起こすきっかけなら作れる。イノベーションとは創造的破壊である。高速かつ並列なPDCAにより日々業務を改善し,時には大胆なスクラップ&ビルドも必要だ。これまでの人材育成の枠組みを創造的に破壊し,新たなフレームを創出しつつ日々実践しアップデートを繰り返して行くことが成功への近道である。
著者
山登庸次 中野 雄介 宮城 安敏 中村 義和 大西 浩行
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.1019-1030, 2010-03-15

ユーザカスタマイズサービスを容易に開発するため,BPELの拡張を用いたサービス合成機能を提案し,その有効性を示す.近年,Web2.0やSOAのキーワードが普及し,コンポーネントを組み合わせてサービスを実現することが増えている.このような連携サービスには,ユーザに応じてコンポーネントを変更するカスタマイズが必要と考えるが,BPELはユーザに応じたカスタマイズはできず,既存技術であるサービス合成技術は独自言語であるため普及が困難である.そこで,本研究では,ユーザカスタマイズサービスを容易に開発するため,標準技術であるBPELの拡張による手法を提案する.本論文は,①BPELを一部拡張し,ユーザに応じたカスタマイズ可能な拡張BPEL仕様を検討し, ②拡張BPELを処理する拡張BPEL実行エンジンを,市中BPELエンジンを改変して実装し, ③拡張BPELがBPELエディタを用いて容易に作成でき,拡張BPEL実行が性能上問題ないことを確認し,提案方式の有効性を示す.We propose the Service Composition Function based on BPEL extension for user customize services, and show the effectiveness of the proposal. Today, Web 2.0 and SOA become famous keywords, and many composition services are developed. We think user customizations are needed for these composition services. BPEL is a standard of Web Service orchestration, but BPEL cannot customize composition services for each user. The service composition technology which is our previous work needs original description, so developers cannot develope the description easily. Therefore in this paper, we propose the BPEL extension for developing user customize services easily. We study the BPEL extension, and implement a new BPEL engine which processes a BPEL extension. We evaluated descriptiveness of BPEL extension using common BPEL editors, and also measured the performance of executing BPEL extensions. The evaluation results show our method effectiveness.
著者
小山 信弥
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.399-399, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)

8月号の特集は「図書館の人材育成」 がテーマです。今回の特集では,国内における図書館の人材育成に絞った内容をお届けします。人材育成に関する話題は,近代化以降,現在に至るまで,永遠のテーマとなっているのは読者の皆様もご承知のことと思います。「グローバル人材育成 推進会議」が政府により設置され,検討がなされていたことは記憶に新しいのではないでしょうか。 その時代時代の要請にあわせて,人材を育てていく必要に迫られ,その要請にあった人材をどう育てていくのかということを日々検討し続けていかなければならない時代となっているように思います。翻って国内の図書館の人材育成については,各方面の団体や協会などにより新しい技術やその活用方法などの研修が行われ努力を続けてはいます。ただ職員の雇用形態の変化や財政的な問題で参加すること事態が難しくなっているという要素もあります。このような問題意識から,今回は人材育成に関する特集を組むことにしました。総論では,首都大学東京の理事の吉武氏に組織設計と人事管理の重要性をふまえ,大学において専門性の高い職員が一層求められるようになりつつある中で,図書館員の育成どうあるべきかについてご執筆をいただきました。慶應義塾大学の関氏には,慶應義塾大学で継続して実施されている図書館職員の海外研修について執筆いただきました。角田氏,長塚氏,原田氏には,鶴見大学で行われています図書館員のリカレント教育について,実際の例を交えながら,意義や課題についてご執筆をいただきました。株式会社エムエムツインズの田邊氏には,現在までの経験や活動をふまえて,インフォプロとして図書館員はどう立ち向かうべきか。どのようなスキルが必要とされるのかなど,人材育成に関する提言をいただきました。最後に,コラムとして長年現場において目録,レファレンスを担当されたお二人から人材育成をテーマにご執筆をいただきました。目録についてはNPO法人大学図書館支援機構の高野氏,レファレンスを元関東学院大学図書館の高梨氏にお願いをしました。本特集が,図書館の人材育成を考える上で参考になれば幸いです。

1 0 0 0 OA 思想警察通論

著者
日本警察社 編
出版者
日本警察社
巻号頁・発行日
1936
著者
Ikeda Masayuki
出版者
Sage
雑誌
The neuroscientist : a review journal bridging neurobiology, neurology and psychiatry (ISSN:10738584)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.315-324, 2004-08
被引用文献数
38

The hypothalamic suprachiasmatic nucleus (SCN) has a pivotal role in the mammalian circadian clock. SCN neurons generate circadian rhythms in action potential firing frequencies and neurotransmitter release, and the core oscillation is thought to be driven by "clock gene" transcription-translation feedback loops. Cytosolic Ca2+ mobilization followed by stimulation of various receptors has been shown to reset the gene transcription cycles in SCN neurons, whereas contribution of steady-state cytosolic Ca2+ levels to the rhythm generation is unclear. Recently, circadian rhythms in cytosolic Ca2+ levels have been demonstrated in cultured SCN neurons. The circadian Ca2+ rhythms are driven by the release of Ca2+ from ryanodine-sensitive internal stores and resistant to the blockade of action potentials. These results raise the possibility that gene translation/transcription loops may interact with autonomous Ca2+ oscillations in the production of circadian rhythms in SCN neurons.
著者
高田 博行 阿部 美規
出版者
学習院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

18世紀から19世紀後半に至るまでのドイツ語正書法の歴史を概観するなかで18世紀の二人の文法家、すなわちJ.Ch.ゴットシェート(1700-1766年)とJ.Ch.アーデルング(1732-1806年)の正書法原理を明らかにすることが本研究課題にとって最重要であることが判明した。ゴットシェートに関してはその著"Kern der deutschen Sprachkunst"(1773年)における正書法規則を調査した。ここで基準とされる「発音」とはあくまでも「宮廷人」が話す発音であり、また同じく基準とされる「慣習」は「最良の文筆家」の書法であった。唯一言語学的な基準は「語幹」主義、すなわち語幹を一定の書法で統一的に綴ることであった。この3つの原理が同時に働くケースにおいてどの原理を優先させるかについては、事例ごとのアドホクな決定に委ねるほかなかった。アーデルングの主要な文典からは、彼が上部ザクセンの上流階級の用いるドイツ語を模範とし、正書法の原理としてはこの模範における「発音」、「形態」(Abstammung)、そして「慣習」を、この順で重視していることが明らかとなった。コーパスに基づく調査の結果、いわゆる分離動詞の綴り方に関する彼の規範が、しばしば同時代の文筆家の実際の綴り方と一致しないことを確認したが、これは分離動詞の正書法に関しては、「発音」および「形態」がその他の場合ほど有効ではなく、「慣習」の影響を大きく被ることによると思われる。また、分離動詞の分かち書き・続け書きには分離動詞を構成する要素の元来の品詞が関与している可能性も指摘できる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.901, pp.8-11, 2015-12-10

「今後30年の礎」「新生みずほの象徴」——。みずほ銀行がこのように位置付ける次期勘定系システムの開発が佳境に入っている(写真)。本誌取材により、総投資額3000億円以上、ピーク時要員8000人超に上る巨大プロジェクトの全貌が見えてきた。
著者
新井白石 編
出版者
吉川半七
巻号頁・発行日
vol.2(巻之6-11), 1903
著者
薬袋 秀樹
巻号頁・発行日
2015-11

1973年に社会教育審議会社会教育施設分科会で「公立図書館の設置及び運営に関する基準(案)」が承認されたが、公示されなかった。本研究の目的は、この1973基準案の規定・数値目標に関する議論の内容を分析することである。関連文献を調査した結果、市立図書館の増加冊数と貸出冊数に関する数値目標は評価に用いられているが、施設と職員に関する数値目標には批判があること、日図協による基準案に関する広報と検討が不足していることが明らかになった。
著者
高野 明彦 Akihiko TAKANO

CODHセミナーの講演「世界中の画像を相互利用可能にするフレームワークIIIF」で、高野教授が利用した資料へのリンク。
著者
山下 一夫
出版者
慶應義塾大学
雑誌
藝文研究 (ISSN:04351630)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.39-61, 1997-06-01

はじめに一、 定光について二、 燃灯について三、 『封神演義』における重出の構造おわりに