著者
小坂 智子
出版者
長崎国際大学
雑誌
長崎国際大学論叢 (ISSN:13464094)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.83-86, 2004-01-31

長崎の平和公園に設置されている、北村西望作《平和祈念像》は、公共空間におかれている彫刻作品のはらむ諸問題を様々に指し示している。この研究ノートではその問題を整理し、いくつかの考え方を提示することを試みた。
著者
脇水 健次 西山 浩司 遠峰 菊郎 真木 太一 鈴木 義則 福田 矩彦
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集 第21回(2008年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
巻号頁・発行日
pp.9, 2008 (Released:2008-11-28)

地球温暖化の影響下では,極端な多雨か極端な少雨の発生頻度が増加すると言われている. 従来,わが国では,干ばつ(渇水)防止のために,度々,ヨウ化銀(AgI)やドライアイスを用いた人工降雨法が,実施されてきた.しかし,これらの方法では問題点が多く,雲内の多量の過冷却液体雲水を効率良く降水に変換できなかった.そこで,この問題を解決するために,1999年2月2日から「液体炭酸を用いた新人工降雨実験」を実施し,良い結果を得ている.しかし,これらの実験やシミュレーション結果から,どうしても「雲の厚さが2000m以上」必要であった.しかし,2007年と2008年の実験から,雲の厚さが,1000m程度の「非常に薄い冬季過冷却積雲」からも地上に降水をもたらすことにも成功したので,本稿では,最近の2例{実験A(2007年2月4日)と実験B(2008年1月17日)}の実験結果を報告する.
著者
笠井 哲
出版者
福島工業高等専門学校
雑誌
研究紀要 (ISSN:09166041)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.117-122, 2009

The purpose of this paper is to consider thought to know his engineering ethics over Nicholas Flamel drawn with Harry Potter and the Philosopher's Stone. In Harry Potter and the Philosopher's Stone, Harry who entered the magic school notices existence of the philosopher's stone hidden somewhere. It is said that only two people of principal and alchemist Nicholas Flamel know the secret. Flamel destroyed the philosopher's stone which it became with a fight. He accomplished the engineering ethics.
著者
田代 聡
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.276-279, 2014-03-13

将来的な元号の変更において,迅速かつ正確に対応する必要がある.しかし,金融間システムにおいて元号の取扱いは多岐にわたるとともに,そのシステム対応においては,膨大なコストと期間が必要となるケースがある.今回は,元号変更に係わるシステム対応の見積もりプロセスから,コスト削減及び,品質保証に向けた取り組みを報告する.
著者
高木 智見
出版者
東洋史研究會
雑誌
東洋史研究 (ISSN:03869059)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.727-757, 1989-03-31
著者
小西 浩之 冨士栄 聡子 生嶋 清美 保坂 三継 中江 大
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.185-195, 2015-03-15 (Released:2015-03-28)
参考文献数
14
被引用文献数
1

モニタリングポスト測定データの波高分布をもとに東京における福島原発事故の影響を調査した結果,原発から新宿まで到達した人工放射性核種の経時変化が明らかになった。2011年3月15日~16日の空間放射線量の急激な増加では気体状の多くの放射性核種が通過し,131Iなどいくつかの核種がわずかに乾性沈着した。3月21日~23日の降雨に伴って131I,134Cs及び137Csなどの核種が湿性沈着した。
著者
高世 秀仁 桑名 斉 岡安 大仁
出版者
NIHON UNIVERSITY MEDICAL ASSOCIATION
雑誌
日大医学雑誌 (ISSN:00290424)
巻号頁・発行日
vol.72, no.6, pp.320-325, 2013

介護療養病床における終末期高齢者に対する皮下輸液の効果を静脈輸液と比較して検討した.対象は2007 年から 2010 年に介護療養病床で終末期に輸液治療をおこない死亡退院した 92 例. 基礎疾患は脳血管疾患 48 例 (52.2%),認知症 11 例 (12.0%),悪性腫瘍 5 例 (5.4%).皮下輸液 (HDC) 群と静脈輸液 (IV) 群で終末期の輸液期間,輸液量,臨床経過を後ろ向きに検討した.HDC 群24 例,年齢の中央値 85 歳,IV 群 68 例,年齢 84 歳.HDC 群で基礎疾患に認知症が多かったが,死因は有意差を認めなかった.輸液期間は HDC 群 36.5 (5-107) 日,IV 群 34.5 (3-158) 日で有意差なく,輸液量は HDC 群 500 (250-700) ml /日,IV 群 750 (500-1200) ml /日でHDC 群が有意に少なかった.下肢,背部等の浮腫はHDC 群の 9 例 (7.5%),IV 群の 39 例 (57.4%) に認めたが有意差はなかった.両群とも穿刺部の腫脹,発赤,疼痛,感染などの有害事象はなく,IV 例 10 例で静脈確保が困難で皮下輸液に変更した.介護療養病床における終末期高齢者に対する皮下輸液は静脈輸液と同等の延命効果と安全性を認めた.
著者
鳥海 不二夫 篠田 孝祐 栗原 聡 榊 剛史 風間 一洋 野田 五十樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.94, pp.19-24, 2012-06-14

本論文では,東日本大震災時の前後にTwitterに投稿された約4億のTweetを用いて,震災がTwitterを用いたリツイート行動に与えた影響を分析した.リツイートの時系列を混合正規分布を用いてモデル化し,震災直後にはリツイートが行われるタイミングが短くなり多くの情報が素早く大勢のユーザに共有されたことを明らかにした.また,得られたモデルをクラスタリングすることで,リツイートの時系列変化を5パターンに分類しそれぞれの特徴を分析し,各パターンの出現数が震災前後でどのように変化したかを確認した.
著者
Takahashi Kazutoshi Tanabe Koji Ohnuki Mari Narita Megumi Ichisaka Tomoko Tomoda Kiichiro Yamanaka Shinya
出版者
Elsevier B.V.
雑誌
Cell (ISSN:00928674)
巻号頁・発行日
vol.131, no.5, pp.861-872, 2007-11-30
被引用文献数
15810

Successful reprogramming of differentiated human somatic cells into a pluripotent state would allow creation of patient- and disease-specific stem cells. We previously reported generation of induced pluripotent stem (iPS) cells, capable of germline transmission, from mouse somatic cells by transduction of four defined transcription factors. Here, we demonstrate the generation of iPS cells from adult human dermal fibroblasts with the same four factors: Oct3/4, Sox2, Klf4, and c-Myc. Human iPS cells were similar to human embryonic stem (ES) cells in morphology, proliferation, surface antigens, gene expression, epigenetic status of pluripotent cell-specific genes, and telomerase activity. Furthermore, these cells could differentiate into cell types of the three germ layers in vitro and in teratomas. These findings demonstrate that iPS cells can be generated from adult human fibroblasts.
著者
ミンテイ グェン 川村 隆浩 田原 康之 大須賀 昭彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.105, pp.19-23, 2010-06-18

本論文の目的は,twitterから取得した文中に現れる行動の基本属性(行動主,動作,対象,時間,場所)を自動的に抽出することである.しかし,先行研究では,頻度が低い行動を獲得できない.そして,抽出する前に,動詞リストとカテゴリワード(対象を表すワード)を予め準備しておく必要がある.そこで本論文では,条件付確率場(Conditional Random Fields)と自己教師あり学習(Self-Supervised Learning)を用いて,行動属性の自動抽出手法を提案する.提案手法では,人手でラベル編集や行動のドメインの定義などの必要がなく,頻度が低い行動も獲得できる.