著者
木村 宏恒 Kimura Hirotsune
雑誌
熊本学園大学経済論集(清野健先生退官記念号) (ISSN:13410202)
巻号頁・発行日
vol.9(3/4), pp.163-187, 2003 (Released:2006-09-29)

冷戦終了後1990年代は、それまで抑圧されてきた諸民族の権利主張が噴出し、民主化の下での多民族国家のあり方が改めて問われることになった。インドネシアにおいても、1998年のスハルト政権崩壊後、各地の地方騒擾は収拾のつかない規模で拡大してきた。本稿は、西カリマンタン州を例に地方騒擾の質はどうなっているのか検討する。インドネシア31州中、アチェとイリアンジャヤ(パプア)の2州を除く大部分の州は、独立という方向では動いていない。州人口の4割を占める先住民であるダヤック人の伝統的共同体は組織的に破壊されてきたが、それは国家による抑圧だけではなく、国民教育や近代化、生活水準の向上、高学歴層の公務員化といった潮流に若い世代が取り込まれていくインドネシア国家の高文化の浸透という脈絡でもとらえる必要がある。現在進行中の地方分権化も中途半端ではあるが、その不満は反中央ではなく、新たな国民国家の枠組みに向かっている。After the cold war, the world entered into the age of ethnic conflicts and the new paradigm of democratic nation-state has been pursued. In Indonesia, after the fall of president Suharto in 1998, there occurred many ethnic conflicts throughout the nation. This article analyses the case of West Kalimantan province to understanding the quality of ethnic disturbance that is different from independence oriented two provinces (Aceh and Papua other than East Timor) among 31 provinces. It is true that the traditional communities of indigenous Dayak were systematically destroyed. But we need to have the understanding that comes not only from the state suppression, but also the expansion of high-culture Indonesian government systematically introduced that were symbolized by national education, modernization, leveling up of living standard, young guys entering into local government etc. The present decentralization framework has many shortcomings but it doesn't have the orientation against the central government but it moves to the new paradigm for democratic nation-building.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.264, pp.38-46, 2006-09

宋文洲氏、藤本篤志氏、和田裕美氏の3人に共通するメッセージ。それは、営業における「売れる仕組み」作りの大切さである。営業マン個々の能力だけに頼るのではなく、営業組織として売れる仕組みを作る。これが重要だ。 「営業は人なり」「話術は最高の武器」「とにかく足で稼げ」「プロは結果がすべて」。これらの営業手法に関する格言は、どれも一面の真実をあらわしてはいる。

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著者
平賀義美 著
出版者
普及舎
巻号頁・発行日
vol.下篇, 1884
著者
國武 久登 津田 浩利 高木 良心 大野 礼成 黒木 義一 吉岡 克則 鹿毛 哲郎 伊藤 俊明 小松 春喜
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.105-110, 2006-06-15
被引用文献数
4

北部ハイプッシュブルーベリーの暖地栽培技術の開発を目的として,シャシャンボの台木としての可能性を検討した.3年生実生のシャシャンボに'バークレー','ブルークロップ'および'アーリーブルー'を接ぎ木したところ,活着率は85.7〜100%であった.また,接ぎ木活着の品種間差異を調査するために,ブルーベリー41品種(ハイブッシュブルーベリーおよびラビットアイブルーベリー)をシャシャンボに接ぎ木したところ,すべての品種で接ぎ木が可能であった.接ぎ木部分の不親和症状は接ぎ木4年後でも観察されなかった.シャシャンボ台に接ぎ木した'アーリーブルー'の新梢の第一次伸長量や果実垂は白根殊に比べ有意に高かった.しかしながら,新梢の第一次伸長は,ラビットアイブルーベリー台('ホームベル','ティフブルー')と比較してシャシャンボ台が劣っていた.果実の糖および有機酸分析を行った結果,含量および組成比に台木による大きな差異は認められなかった.以上の結果から,シャシャンボほブルーベリーと接ぎ木親和性があると推測され,南九州などの暖地において北部ハイプッシュブルーベリー栽培の台木として期待できると推測された.
著者
松本 英明
出版者
一般社団法人日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.563-572, 1991-10-05
被引用文献数
1
著者
塩崎 弘明
出版者
長崎純心大学・長崎純心大学短期大学部
雑誌
紀要 (ISSN:02867249)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.37-50, 1992-03-31
著者
伊豆 利彦
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.52, no.11, pp.1-10, 2003-11-10

「得能五郎の生活と意見」は、ドイツがフランスに侵入し、やがてパリが陥落する激動の時代に、現実におびえ、未来に不安を感じ、小市民的幸福にしがみつく小心な一知識人の〈現在〉を記録した。この現実の前に、これまでの思想と文学はまったく無力で空虚なものに思われた。今ではまったく自明に思われる歴史的な展望がないままに、ひたすら自己を見うしなって歴史の大波に押し流されていく知識人が、いかにして自己を回復し、文学の可能性を見出すか。この作品はいま、発表当時、また戦争直後とはちがった意味をもってよみがえってくる。
著者
大須賀 節雄
出版者
社団法人人工知能学会
雑誌
人工知能学会誌 (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.7, no.5, pp.796-809, 1992-09-01
被引用文献数
4
著者
佐藤 誠 赤羽 克仁
出版者
東京工業大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

日本の重要な無形文化財である「あやつり人形」遣いの技能を特徴別に分類し、技能の記録、技能の難易度の数値化を行い、糸を使った芸術表現を提示するために年度ごとに設定された研究目標に向かって研究開発を行った。・平成26年度【生き生きとしたあやつり人形の要因の解明】・平成27年度【あやつり人形を工学的に再現】以上の研究開発を行い、操作性、有効性、実用性などの評価実験を行い、今後の課題を明らかにした。

1 0 0 0 OA 静岡県人物志

著者
静岡県 編
出版者
静岡県
巻号頁・発行日
1924
著者
斉藤 了文
出版者
大阪体育大学
雑誌
大阪体育大学紀要 (ISSN:02891190)
巻号頁・発行日
no.24, pp.p105-112, 1993-08