1 0 0 0 IR 生涯スポーツ

著者
神 文雄
出版者
岡山大学医療技術短期大学部
雑誌
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:09174494)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.53-63, 1995-01-31

行政機関による生涯スポーツの推進は、それなりに容認されよう。しかしながら、国民のすべてが、こぞってそれに応えているとしたら、異常である。元来、スポーツは、国民の一人ひとりが、気ままに営むべきものである。それを、スポーツ振興法等に名を借りて、スポーツの機会や条件を提供し、また、国民の健康や体力の増強に与って効力があるからといって、国や地方公共団体の管理に供するということへの、懸念が生じてくる。さらに、関係団体との接触についても懸念がある。巷間、伝わるところの"モスクワ五輪大会への干渉"である。具体的に知る由もないが、結論に至までの過程に重要な要素が含まれていたように思われる。今後も、生涯スポーツの関係団体等に対して、これと類似したケースが生じないとは限らない。公権力の介入も、充分に予想し得る。以下に、生涯スポーツ事業の系譜を纏め、対応への資料として、提供する。The promotion of life-long integrated sports by goverment administration may be acceptable, However, it would be unusual if all citizens accepted this policy by the goverment. Essentially, sports should be played, by the independent will of each person. State and local goverments, may offer people the opportunity and conditions, under the sports Promotion Law, to play sports. Their reason for encouraging people to play sports is obviously because it promotes health and physical fitness. However, this policy may also create the fear that the authorities will control people. I am also anxious about contact between Japanese sports organizations and the goverment. To cite an example, the Japanese goverment interfered, and was, I believe, responsible for the non-participation of Japanese representatives as the Moscow Olympics. I am sure that this decision was affected by the goverment. We cannot guarantee that similar situations involving various sports group. It is possible that this sort of thing will occur again ; that the authorities will intervene in sporting activities. I would like to offer an organization chart regarding life-long integrated sports as follows ; (1) Beginning-after the war. (2) An origin. (3) Adult education. (4) Pre-Olympic-games. (5) Post-Olympic-games.

1 0 0 0 OA 電気技術講座

著者
電気技術研究会, 逓試受験研究会 著
出版者
電気書院
巻号頁・発行日
vol.第1巻 (電気技術用基礎学), 1937
著者
Nakano Takafumi
出版者
日本動物分類学会
雑誌
Species diversity : an international journal for taxonomy, systematics, speciation, biogeography, and life history research of animals (ISSN:13421670)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.227-233, 2012-11-25
被引用文献数
1

An octannulate Orobdella leech, Orobdella octonaria Oka, 1895, is redescribed on the basis of one syntype collected from Hakone, Kanagawa Prefecture, Japan, and two newly obtained specimens, also from Hakone. It is distinguished from the other known species of Orobdella by its octannulate mid-body somites. No holotype of this species was originally designated. The present syntype from Hakone is designated as the lectotype of O. octonaria for the purpose of clarifying its taxonomic status and type locality.

1 0 0 0 科学朝日

著者
朝日新聞社 [編]
出版者
朝日新聞社
巻号頁・発行日
vol.5(9), no.48, 1945-05
著者
山川幸雄 著
出版者
丸善
巻号頁・発行日
1909
著者
山川幸雄 編
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
1906
著者
岩橋 尊嗣
出版者
社団法人 におい・かおり環境協会
雑誌
におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment (ISSN:13482904)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, 2010-05-25

巻頭に掲載したさまざまなバラの写真,印象はいかがですか? 印刷インクにバラの香りのマイクロカプセルを使用すれば,臨場感は増したのですが,それは次の機会に取っておきます.<BR>2009年11月,「青いバラ」が満を持して市場に出され,クリスマス商戦に花を添えた.開発に着手してから,およそ20年の歳月が流れたという.2004年,青いバラが出来たというプレス発表を記憶されている方も多いのではないでしょうか.同年4月から10月に静岡県浜松市で開催された"浜名湖花博"に,この青いバラは展示された.私事で恐縮であるが「百聞は一見に如かず」生来の野次馬根性も手伝って,さっそく花博会場を訪れた.「青いバラ」はガラス製のケースに収められており,風で揺らぐこともなく,勿論香りは全く伝わってこない.言葉は悪いが,一瞬目の前に造花が現れたように感じたことを記憶している.青いバラの開発については,開発中のさまざまな苦労話も含めて,中村氏ら(サントリーホールディング(株)他)に執筆していただいた.研究開発は粘り強く,そして継続性が大切であることを思い知らされる.<BR>"花の女王(香りの女王)"とも呼ばれるバラ,古代エジプトの女王クレオパトラは,バラを浮かべた湯船につかっていたとか.当時もバラは最高級の花の一つであったに違いない.日本の有史以前,ギリシャ,エジプト,ローマ時代に,すでにバラは珍重されていたのである.上田氏(岐阜県立国際園芸アカデミー)には人類とバラとのかかわりを歴史的な背景を織り交ぜて執筆していただいた.<BR>紀元前の時代から親しまれてきたバラは,品種も膨大で,系譜図もかなり複雑である.バラの香りは花弁から発散される.しかし,バラの長い歴史の中で,香りは勿論であるが,それよりも視覚にうったえる品種の開発が優先されてきた経緯がある.蓬田氏ら((株)蓬田バラの香り研究所)は,バラの香りを詳細に解析し,香気特徴を9つのノートに分類することを試みている.執筆内容から並々ならぬ努力の結実であることがうかがえる.そして今,より芳香の優れたバラの開発に傾注されている.<BR>バラの香りの主成分として重要なフェニルエチルアルコールは,嗅覚検査に使用されるT & Tオルファクトメーターのにおい物質の一つである.臭気分野に携わっている者にとって,ある意味最も身近な香りの一つであるかもしれない.それともう一つ,バラの香りで重要な成分がダマセノンである.現在最高級の精油といわれる "ブルガリアローズ油",その主成分の一つがダマセノンで,バラ様の強い芳香を有している.小林氏ら(メルシャン(株)他)は,このバラ様香気であるダマセノン成分量を促進させた甲州ワインの醸造法を確立した.本論では,醸造の実用化に至る研究過程の詳細について執筆していただいた.<BR>前述したとおり,バラの花は香りよりも視覚にうったえる華やかさが優先されてきた.事実,市場に出回るバラの内,香りの良いバラは2割程度に過ぎないという.理由は,長時間の流通に耐え,花持ち・花色が良いこと,生産性が良いことなどを必須条件に,数多くの品種が作り出された結果であるといわれる.花き業界で活躍されている宍戸氏((株)大田花き)は,バラを含めて花の香りの重要性を主張されている.本論では,それらの活動の一端を紹介していただいた.<BR>以上,5編の組み立てで"バラの香り"を特集した.是非,本論をご熟読願いたい.ご多忙中にもかかわらず,ご執筆を快諾していただいた著者の方々には,本紙面を借りて厚く御礼申し上げる次第です.最後に一提案です.次の休日に一度バラ園(植物園)などに足を運んでみてはいかがでしょうか.にわか知識になるかもしれませんが,本誌からの若干のバラ情報を詰め込み,華やかさを観るだけではなく,鼻を近づけて香りのするバラ,しないバラ,そしてさまざまなバラの香りと歴史にふれてみて下さい.
著者
熊谷 良雄 三好 幹夫
出版者
地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文報告集
巻号頁・発行日
no.6, pp.307-318, 1996-11
被引用文献数
1

1.研究の背景・目的・概要 1995年1月17日の未明に発生した「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」は、高架道路・鉄道,建築物等の物的施設に甚大な被害をもたらすとともに、戦後最大の人的被害と百万人以上の被災者を生み出した。発災直後から被災地での食料や生活必需品等の不足が伝えられたが、被災者にとっては必要な情報の入手困難や不足も大きな社会的問題となった。そして、情報の不足は多くの混乱をもたらし、この混乱は発災から1週間以上を経過した震災復旧期においても見られた。情報伝達手段が地震によって途絶もしくは制約された中で、大量に発生した被災者に正確かつ迅速に十分な情報を伝達するかが大きな課題となった。そこで、本研究では、これまでの災害情報の研究ではあまり取り上げられなかった災害復旧期の情報需給バランス-伝達された情報と必要とされる情報との整合と不足-に焦点をあて、神戸市を対象として、情報の受信側[被災者]と情報の発信側[神戸市,新聞]とのギャップを明らかにし、今後の災害情報のあり方を検討するための基礎的な示唆を得ることを目的とした。研究の概要は以下のごとくである。情報受信側については、住民アンケート調査と神戸市における市民電話相談の受付内容を用いて、復旧に関わる様々な情報を被災者がいつ,どのように利用したかについて、被災者の属性との関連で整理・分析した。一方、情報発信側としては、被災地で発行されている新聞と神戸市の広報紙に着目し、これらと神戸市のプレス発表の内容とその時期について比較分析をおこなった。そして、両者の情報需給バランスを分析した上で、災害復旧期における情報発信側の効率的な伝達手段について提言をおこなった。 2.研究の結論 本研究の結論は以下の3項目にまとめることができる。 (1)阪神・淡路大震災のような激甚な災害の場合、自宅崩壊等の激烈な被害を受けた世帯と直接的な被害がほとんど無い世帯との情報ニーズの乖離は大きく、肌理細かい情報発信が必要とされる。 (2)行政広報紙は、被災者への情報を網羅しようとする姿勢はあったものの、発行間隔や紙面量等の課題を抱えており、新聞社と非常時の紙面提供等の協定を事前に結び、短い時間間隔で十分な紙面量を確保することが望まれる。 (3)地元紙の情報発信は、様々な被災状況を持った多様な被災者のニーズにも応えることが望まれる。
著者
土田 辰郎 木村 浩
出版者
Sociotechnology Research Network
雑誌
社会技術研究論文集 (ISSN:13490184)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.30-40, 2012
被引用文献数
1 1

原子力事業者の広報担当はマスメディアとの接点となり,記者へ原子力に関わる様々な情報を伝えている.広報担当とマスメディアとの日常的なコミュニケーションを中心とする平常時広報に注目し,広報担当の認知を23名へインタビューすることにより明らかにした.その結果を既に調査報告のあるマスメディアの原子力や原子力事業者に対する認知と比較した.広報担当者はプレス発表の機会も含め記者と継続的にコンタクトを図ることで記者の意識を理解するようになり,マスメディアへの情報伝達は改善がみられてきたことが分かった.平時におけるリスク認知の観点から,事業者がマスメディアに対して行う平常時広報での活動成果や課題の提示は,他の産業へも展開できる知見となろう.
著者
Seijirow GOYA Tomoki WADA Kazumi SHIMADA Daiki HIRAO Ryuji FUKUSHIMA Norio YAMAGISHI Miki SHIMIZU Ryou TANAKA
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.16-0323, (Released:2016-12-16)
被引用文献数
2

The purpose of the present study is to investigate the effect of postural change on transesophageal echocardiography (TEE) views and parameters of interest anesthesia monitoring in healthy dogs. Twelve Beagle dogs were anesthetized and randomly positioned in one of four postures: right lateral-recumbency, left lateral-recumbency, supine position and prone position. After examinations in one posture, the same examination was demonstrated in another posture and repeated in all postures. In each posture, several standard TEE views were demonstrated: longitudinal cranial-esophageal aorta long-axis-view, transverse middle-esophageal mitral valve long-axis-view and transgastric middle short-axis-view. Additionally, echocardiographic parameters were attempted to measure, and direct blood pressure monitoring was performed in each view. As a result, oriented views, except for transgastric middle short-axis-view, could be obtained in all postures. Stroke volume and peak early diastolic velocity of mitral inflow were lower in supine position compared with those in right and left lateral-recumbency. Heart rate (HR) and systemic vascular resistance were higher in supine position compared with those in right and left lateral-recumbency. Left ventricular pre-ejection period/left ventricular ejection time corrected and uncorrected by HR were higher in supine position compared with those in right and left lateral-recumbency. In conclusion, longitudinal cranial-esophageal aorta long-axis-view and transverse middle-esophageal mitral valve long-axis-view provide useful information of interest anesthesia monitoring, because of their views enable to certainly obtain TEE parameters in various postures. Furthermore, TEE parameters allow to detect the changes of preload, afterload and HR that occur in supine position dogs.
著者
安藤 寿男 七山 太 近藤 康生 嵯峨山 積 内田 康人 秋元 和実 岡田 誠 伊藤 孝 大越 健嗣
出版者
茨城大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

日本各地の白亜系~現世カキ化石密集層や現生カキ礁において,産状や堆積構造の観察,カキ類の形態・生態調査から,個々の密集層や礁の形成過程を復元し,形成要因を考察した.道東の厚岸湖では現世カキ礁を含む完新世バリアーシステムの堆積史や海水準変動を復元し,パシクル沼では縄文海進初期の津波遡上による自生・他生カキ化石密集互層を認定した.また,九州八代海南部潮下帯のカキツバタ礁マウンドの地形や生態を調査した.