著者
原田 陽子
出版者
別府大学文学部芸術文化学科
雑誌
芸術学論叢
巻号頁・発行日
no.18, pp.57-57, 2009-03

09卒業制作展卒業制作作品マンガ・アニメーションコース
著者
渡辺 理文 森本 信也 小湊 清隆
出版者
一般社団法人 日本理科教育学会
雑誌
理科教育学研究 (ISSN:13452614)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.469-480, 2016-03-19 (Released:2016-04-23)
参考文献数
10
被引用文献数
2

本研究では, キー・コンピテンシーを基にして, 理科教育において育成すべき資質・能力を, 協同的な問題解決によって科学概念を構築し表現する能力と捉えた。その育成を促す教授・学習方略の実践を行うことを目的として, Taylorらの提案した学習環境のデザインの枠組みである「構成主義に基づく学習環境の五つの鍵となる要素(five key dimensions of critical constructivist learning environment)」に基づいて理科授業を計画・実践した。実践した授業は, 小学校第4学年の空気の温度変化による体積変化の学習である。授業を分析した結果, (1)児童が協同的に問題解決を行っていた, (2)児童は自らの考えをパフォーマンスとして表出し, 学習を進める中で, それを深化させていた, (3)教師は児童のパフォーマンスをアセスメントし, それに基づいて支援を行っていた, ことが明らかになった。本研究で計画・実践した理科授業は, 資質・能力の育成を促す教授・学習方略が具現化されており, 理科授業を計画する枠組みとして, Taylorらの提案が有用であることが明らかになった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.426, pp.32-37, 2007-06-22

茨城県にある袋田の滝に,観瀑台と呼ぶ展望施設を新たに建設する工事だ。新設場所は既設の観瀑台から約40m上方の斜面。県の自然公園内にあるため,地上からは施工できない。そこで,地中から地表面に向けて小型のシールド機で垂直な導坑を掘った後,地上から導坑を拡幅していく手法を採用した。原子力発電所の放水路での施工例はあるが,陸上部では初めてだ。
著者
後藤 晋
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

平成29年度は(前年度までに開発した)複数の異なる境界条件下における乱流の数値シミュレーションプログラムを実行することで順調に研究を進展させることができた。具体的には、壁乱流の典型例である『平行平板間乱流』、『境界層乱流』、『滑らかな容器内乱流』の大規模数値シミュレーションを実行し、その動力学の解明に向けた研究を進めた。主な成果は以下の通りである。(1)高レイノルズ数の境界層乱流の数値シミュレーションを実行し、得られた乱流の粗視化解析によりこの乱流中の渦の階層構造を同定するとともに、その生成機構を渦力学を用いて解明した。とくに、対数層における小規模乱流渦の生成機構がレイノルズ数の増加とともに質的に変化することを示した。さらに、渦の階層構造の時系列解析(4次元解析)により、渦の生成過程の典型例を示すことができた。(2)平行平板間の発達した乱流を数値シミュレーションし、その渦の階層構造を同定した。また、各スケールの運動が保有するエネルギーと渦の階層との関係を明らかにした。これは壁乱流におけるエネルギーカスケードの物理機構を明らかにするための基盤を与える。(3)平行平板間乱流に輸送される微小固体粒子群の挙動を調べ、そのストークス数依存性を明らかにした。とくに、粒子群のクラスタ構造と渦の階層構造との間の関係を明らかにした。(4)歳差運動をする回転楕円体容器内の乱流の数値シミュレーションを世界で初めて実行し、その3次元の流れ構造を明らかにした。とくに、容器の微小な楕円率が維持される乱流構造に与える影響を明らかにした。
著者
植杉 大
出版者
摂南大学
雑誌
摂南経済研究 (ISSN:21857423)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-20, 2012-03

本論文では、埼玉県さいたま市の地価公示データに対して、地理的加重回帰モデル (Geographically Weighted Regression model:GWR model) および複数のグローバル回帰モデルを適用し、地価水準を推定するモデルを比較検討した。複数のグローバル回帰モデルには、ベンチマークとして通常のOLS回帰を、また空間計量経済学分析で頻繁に用いられる空間自己回帰モデルおよび空間誤差モデルを採用した。結果的に、複数のグローバル回帰モデルと比較して、ローカル回帰モデルであるGWR を適用することによって地価水準の推定精度を改善させることが確認できた。また、GWR によって求められたパラメータ推定値を丁目区分ごとに地図上で可視化することによって、グローバル回帰モデルでは不可能な、小地域に係る各説明変数の土地価格に与える影響の相違を把握することができた。