著者
野村 俊明
出版者
日本医科大学医学会
雑誌
日本医科大学医学会雑誌 (ISSN:13498975)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.166-168, 2011 (Released:2011-12-22)
参考文献数
14
著者
木村 安美 水上 戴子
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.59, no.10, pp.813-823, 2008-10-15

思春期,または思春期と妊娠期のラットに食餌量を制限した場合に母体と子の発育に及ぼす影響について検討した.7週齢のWistar系雌ラットを3群に分け,ミルクカゼインと分離大豆たんぱく質をそれぞれ10%ずつ含むたんぱく質20%食を自由摂取させた群を対照群(CC群)とした.制限群とした2群のうち,思春期のみ食餌制限した群をRC群,思春期・妊娠期に食餌制限した群をRR群とした.食餌制限の方法はCC群の体重当たり平均摂取量より30%少ない量,即ち70%量を投与し,食餌制限は自由摂取群とのpairfeedingにより行った.授乳期には全群ともに自由摂取させた.得られた結果は次の通りである.1)母体への影響では,自由摂取群に比較して,思春期に食餌制限をしたRC群,思春期と妊娠期を通して食餌制限をしたRR群ともに体重増加が有意に小さかったが,妊娠維持,分娩は可能であった.RC群,RR群の1腹子当たりの出生子数はCC群より有意に低値を示した.2)思春期のみ食餌制限した場合,自由摂取群に比較して,新生子体重,臓器重量,脳中のたんぱく質,RNA,DNAの総量が低値を示し,離乳子においても体重,臓器重量,脳中コレステロール量が有意に低値を示した.離乳時までの子の生存率は73%であった.3)思春期と妊娠期に食餌制限をしたRR群では,新生子の体重がCC群,RC群より有意に軽く,臓器重量,脳と肝臓中のたんぱく質,RNA,DNAの総量および脳と肝臓のたんぱく質合成能がCC群より有意に低値を示した.離乳子においても体重,臓器重量,脳中コレステロール量はCC群より有意に低値を示した.離乳時までの子の生存率は64%であった.以上より,思春期と妊娠期を通して食餌制限をすると,母体と子の発育への影響が顕著にみられた.思春期のみの食餌制限であっても,子への影響があることが明らかになった.
著者
廣瀬 美幸 森山 紋由美 鈴木 孝夫 李 相潤
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.35 Suppl. No.2 (第43回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A0231, 2008 (Released:2008-05-13)

【目的】最近、患者一人ひとりの栄養状態が極めて重要視され、栄養状態の管理・改善を院内栄養サポートチーム(Nutrition Support Team)で取り組んでいる病院もある。そこで、ラットを用いて運動と食餌・カロリー摂取量の違いが骨格筋にどのような影響を及ぼすかを比較・検討した。【方法】実験動物は生後8週齢の雄性Wistar系ラット15匹を用い、普通食自由摂取+運動負荷(CT)群、普通食制限摂取+運動負荷(LT)群、高カロリー食自由摂取+運動負荷(HT)群の3群各5匹に分けた。実験期間を通して、CT群には普通食、LT群にはCT群の餌摂取量の60%、HT群には普通食比カロリー120%、脂肪含有率332.6%の高カロリー食を与えた。その間、1日1回45分同時間帯に、最高速度25m/minのトレッドミル走行を5回/週、2週間実施した。実験終了後、対象筋である左右のヒラメ筋、足底筋、腓腹筋外側頭を摘出し、通常の方法、手順により筋線維横断面積を測定し、統計処理を行った。なお、運動負荷のない通常飼育の対照(C)群は先行研究の同週齢ラットの値を参考とした。【結果】体重:実験開始時には群間有意差は見られなかったが、実験終了時にはLT群はCT群に比較し78.1%の低値と有意差を示した。一方、CT群とHT群間には有意差は認められなかった。平均餌摂取量:HT群はCT群の摂取量の83.5%であった。筋線維横断面積:3種の筋においてCT群はC群と比較し有意の高値を示した。LT群はCT群と比較し有意の低値を示したが、C群と比較すると有意の高値を示した。HT群はヒラメ筋においてCT群と有意差が認められた。【考察】3筋の筋線維横断面積において、LT群はCT群、HT群と比較し有意の低値を示した。従って、栄養不良状態では筋萎縮が進行することが示唆された。これは、1)低栄養状態で筋内蛋白質の合成不良によること、2)筋線維横断面積は収縮の強度に関係するので、LT群は各筋の収縮の強さが飢餓の影響を受け低下したことが考えられる。一方、LT群はC群と比較すると有意の高値を示した。これはLT群は週5回の運動を実施したため、低栄養状態であっても運動負荷により筋萎縮予防、筋肥大が得られたと考えられる。 今回、足底筋と腓腹筋においてはHT群とCT群間に有意差が認められなかった。これは筋肉の主要構成成分は蛋白質であり、運動時には蛋白質の必要量が増加するが、今回与えた高カロリー食は蛋白質含有量が普通食とほぼ同じであったためと考えられる。蛋白質を多く摂取することで、より効果的に筋力増強が得られると考えられる。【まとめ】低栄養状態であっても運動負荷により筋萎縮予防、筋肥大が得られ、また蛋白質を多く摂取することにより、より効果的に筋力増強が得られると考えられる。

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著者
岡本綺堂 著
出版者
今古堂
巻号頁・発行日
1908
著者
根本 淳子 柴田 喜幸 鈴木 克明
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.259-268, 2011
被引用文献数
1

本論文は,教育実践において学習デザインの定期的な改善サイクルを実現することでよりよい教育実践を生み出すことの重要性に焦点を当てたデザインベース研究のアプローチによる実践研究の報告である.国内では新しい学習デザインであるストーリー中心型カリキュラム(SCC)を採用した実践を取り上げ,SCC応用の可能性の手がかりを探りつつ,より深い学びを目指した実践に取り組んだ結果から得られた知見を整理した.学習デザインの定期的な改善サイクルを通じ,実践者のリフレクションを促すだけではなく,学習者の内容理解を深めていくことについて確認した.その結果,学習者個人と学習共同体双方への影響を確認することができた.本実践は,本論文の対象である2008年度と2009年度の実践を踏まえ,現在三回目のサイクルの最終段階にある.更なる検証を通じ新しい学習アプローチがより広く使われていくために,知見をデザイン原理として整理し,SCC実践に関する学習者の声を収集し整理していくことが課題となる.
著者
渡邊 浩之 鈴木 克明 戸田 真志 合田 美子
出版者
日本リメディアル教育学会
雑誌
リメディアル教育研究 (ISSN:18810470)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.161-172, 2014-11-30

The role of student tutors is to support new students, as well as other students who are having trouble with learning, so as these students can teach themselves. In Japan, however, there are but a few case examples that verify the quality of these tutors. Therefore, for the purpose of this research an examination of established peer support learning guidelines and other guidelines applied by North American universities was conducted in order to manifest new guidelines. In order to establish the guidelines, elements required of tutoring were extracted from various tutor handbooks, guidelines, and manuals used by twenty-six institutions and universities in Japan and the United States. These extrapolated elements were then integrated to complete the guidelines. Furthermore, the guidelines were revised through a two-step formative evaluation. Finally, the guidelines were tested in order to evaluate their effectiveness in improving the quality of tutors. To conclude this paper, future topics for consideration are discussed.
著者
冨田 和子
雑誌
椙山国文学
巻号頁・発行日
no.20, pp.79-100, 1996-03-12
著者
(新羅) 崔致遠 撰
巻号頁・発行日
1500

新羅末の崔致遠(858-)の詩文集。崔致遠は12才で渡唐し、876年に進士に及第、黄巣の乱(877-84)の鎮圧にあたった高駢(-887)の幕下に文を草し、「檄黄巣文」は新羅人の面目を示した。本書は高駢に仕えた4年間に作成した公私の文書・書翰を収める。帰国後の886年に自ら編修し、新羅王に進献したもの。朝鮮文人の伝存文集として最古のものであり、唐末史の第一次史料でもある。四周双辺(23.4×16.1cm)有界、毎半葉10行、毎行21字。版心の上・下部に刻工名があり、地方版とみられるが、刊行地未詳。朝鮮明宗年間(1546-66)の刊本と推定されている。印面麗正、ほかに同版本は知られない稀本。京都円光寺旧蔵。
著者
槇林 滉二
出版者
尾道大学芸術文化学部
雑誌
尾道大学芸術文化学部紀要 (ISSN:13471910)
巻号頁・発行日
no.8, pp.69-78, 2009-03-25

一種の盾の両面を現すものであるかもしれないが戦前・戦中期の時代に対する文学の形相として三好十郎の文学に一つの象徴的な表象を見る思いがする。まさに文学や思想のあり方における相似的な対立あるいは類同についてである。以下、典型的な例を摘出、その意味するところと内実について少し触れてみたい。盾の一面に象徴されるものとは、三好十郎出発期の佳作「庇だらけのお秋」(昭3・8~11『戦旗』)であり、今一面は、戦中の力作「おりき」(昭19・3 「日本演劇』)である。私の全くの臆断にすぎないのであるが、私は二作を繋ぐ一つの存在として樋口一葉の文学、とりわけ「にごりえ」(明28・9)、「十三夜」(明28・12)を措定してみたい。少し心して探ってみたのだが、今の所、三好に樋口一葉や一葉の文学への言及を見出しえていない。そもそも三好には明治文学そのもの、とくに小説類に対する言及は乏しい。しかし、何らかの形で、この二作の質量を測る「物差し」の役割を果たすものが一葉のそれらにあるように思うのである。前者においては人物配置を含む内実の位相について、後者においてはただに主人公の名前の類似ということにすぎないのであるが。あくまで「物差し」の役割を考えつつ、それらの類同とそこから見えるものについて少し追ってみる。
著者
森 陽子
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.109-118, 2004
被引用文献数
4

本研究では,動機づけと自己制御学習方略の使用との関連について検討した.被験者は中学生1381名であった.質問紙として,学習方略尺度と学習動機づけ方略測定尺度(motivated strategiest for learning questionnaire[MSLQ])から自己効力感と内発的価値を測定する項目を用いた.そして,中間テストの結果を失敗と捉え,その原因を努力に帰属する生徒の努力観について調査した結果,努力を統制可能で内的,不安定なものと捉えている生徒が238名と最も多く,次いで努力を統制可能で内的,安定したものと捉えている生徒が192名であった.また,その生徒を分析対象とし,努力観,自己効力感,内発的価値および自己制御学習方略に対する有効性とコストの認知が自己制御学習方略の使用に及ぼす影響について検討した結果,自己制御学習方略に対する有効性とコストの直接的な影響と,努力観,自己効力感,内発的価値の間接的な影響がみられた.
著者
安斎育郎著
出版者
かもがわ出版
巻号頁・発行日
1990