著者
横山青娥 著
出版者
交蘭社
巻号頁・発行日
1923

1 0 0 0 国文学研究

著者
早稲田大学国文学会 [編]
出版者
早稲田大学国文学会
巻号頁・発行日
vol.9, 1937-11
著者
横山青娥 著
出版者
交蘭社
巻号頁・発行日
1931
著者
香川 貴志
出版者
THE TOHOKU GEOGRAPHICAL ASSOCIATION
雑誌
東北地理 (ISSN:03872777)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.89-104, 1990
被引用文献数
6 1

筆者は, 先に, 東北6県の県庁所在都市を事例として, 都市内部における人口高齢化現象の地域的展開を明らかにした (香川, 1987)。その結果, 人口高齢化が著しい地区は, 都心部, 都心周辺部および市域縁辺部に展開し, 当該地区では人口減少も著しいことが解明された。また, 人口高齢化の進行は非高齢人口の地区外転出によって促進されていることがわかった。しかし, 広域中心都市である仙台市だけは, 市域縁辺部において人口高齢化および人口減少が顕著ではなかった。本稿は, 唯一例外的であった仙台市の事例が他の広域中心都市でも認められるか否かを解明するため, 北陸3県の広域中心都市として機能する金沢市を事例として進めた研究である。研究手法等は東北6県県庁所在都市の事例に準ずるが, 人口増加が著しい地区を析出するなど, 新たな分析を加え, さらに地域モノグラフとしての性格も持たせるように工夫した。研究の結果, 金沢市のケースは仙台市のそれに酷似していることが明らかとなった。すなわち, 人口高齢化および人口減少が著しい地区は, 都心部, 都心周辺部に限られ, 市域縁辺部では, むしろ人口増加が顕著であることが確認できた。
著者
山野 清二郎
出版者
鎌倉女子大学
雑誌
鎌倉女子大学紀要 (ISSN:09199780)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.142-135, 2008-03

河島皇子は大津皇子と莫逆の契りを交わしながら、大津皇子の謀反を密告した人物として『懐風藻』伝記は扱っている。一般に『懐風藻』の伝記は詩作品と関連性を有しているのに、『懐風藻』中に遺る彼の詩「山斎」は、この事件とは関係を持たない春の宴の詩と見られて来た。しかるに、語句の検証により、その詩は事件一、二ヶ月前の作と考えられ、伝の記述とつながってくることが分かる。大津皇子との親交によって、河島皇子はむしろ朝廷側から疑惑を招いた可能性があり、彼は莫逆の契りを守り、大津皇子を弁護することによって、かえって密告者の熔印を押される結果となったのであろうと思われる。
著者
野寄 高宏
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2009-02

制度:新 ; 報告番号:乙2211号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2009/2/25 ; 早大学位記番号:新4973
著者
川染 節江 石間 紀男 吉川 誠次
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.41-47, 1971

1) クッキーの味覚は、原料の配合比により影響されると思われるので、その関連を調べるために、単体格子方格に従って、実験回数が25のCubic Modelを採用し、官能テストとTexturometerによる硬さの測定を行なった。<BR>2) テスト方法は、毎回4個ずつ基準品と比較する方法をとり、外観、風味、甘味、硬さ、舌ざわり、総合評価の6項目とし、基準品の評価は、嗜好意欲尺度にもとついた。3) クッキーの嗜好を左右する官能的要因を検討するために、総合評価と各評価項目との関係について、単純相関係数と偏相関係数を求めた。その結果、総合評価に寄与する主な評価項目は、舌ざわり、甘味、風味であることが判明した。<BR>4) 反応曲面の係数を求めることにより、実験格子点以外の配合比による試料について、総合評価を推定することができた。それによれば、小麦粉、砂糖、卵が最小の割合 (35、15、10%) では、コーンスターチが少なくてバターが多いほどよく、もっともよい配合比は、小麦粉35%、コーンスターチ8.3%、砂糖18.3%、バター28.3%、卵10.1%であると解釈できる。硬さの測定値は25-36 (T.U.) が理想的であり、コーンスターチの適量の配合は、Texturometerの測定曲線から、「もろさ」をよくする傾向があることが判明した。<BR>5) クッキーは水分が少ない (2.3~2.5%) ので保存性に富み、デシケーターを利用すれば8週間経過したものでも食味に変化のないことを確認した。

1 0 0 0 OA Anti-Slide

著者
Kazuyuki Amano Shin-ichi Nakano Koichi Yamazaki
出版者
一般社団法人 情報処理学会
雑誌
Journal of Information Processing (ISSN:18826652)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.252-257, 2015 (Released:2015-05-15)
参考文献数
5
被引用文献数
1

The anti-slide packing is a packing of a number of three dimensional pieces of same size into a larger box such that none of them can slide in any direction. In this paper, we consider the problem of how to find a sparsest anti-slide packing. We give an IP formulation of this problem, and obtain the solutions for some small cases by using an IP solver. In addition, we give the upper and lower bounds on the ratio of the volume occupied by the pieces when the size of a box approaches infinity. For the case of piece size 2 × 2 × 1, we show that a sparsest anti-slide packing occupies at least 28.8% and at most 66.7% of the total volume.
著者
Kasahara Keichi
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大學地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.473-532, 1957-12-05

緒論.地震の振動に関する研究の進展について歴史的に考察を行つた.初期の段階においては,最も簡単な条件の震源に基づいて諸研究がなされていたが,その後理論及び観測両面が充実されるにつれて,次第に複雑な条件をもつ震源のモデルが用いられるようになつた.即ち初動分布の規則性が発見された為に,震源に作用する力にも方位性を考える必要が生まれ,叉球状震源に関する理論的研究は,地震動の波形や周期の有する意表を明らかにした.
著者
羽生 善治
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, 2012-05-15
著者
中村 太一 丸山 広 立川 結貴 高嶋 章雄
出版者
公益社団法人 日本工学教育協会
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.5_28-5_33, 2013 (Released:2013-10-13)
参考文献数
11

This paper describes an approach for project management education using role-play training over eight years from 2004 to 2012 and has a view of project management education in the future. In order to quantitatively know the project management skill levels, we have proposed on-line group work training system, which can gather the behavioral records of each learner during role-play. In order for a learner who has no practical experience for managing a project to be able to arrive at correct solution through the correct orderly manner, we have developed a software agent when necessary provides appropriate advice or a hint. Effectiveness of project management education using role-play training and a method for evaluating project management skill levels could be presented.
著者
平間 祐志
出版者
北海道立衛生研究所
雑誌
北海道立衛生研究所報 (ISSN:04410793)
巻号頁・発行日
no.52, pp.73-77, 2002

有機塩素系農薬やPCBsなどの化学物質は広く環境中に分布し、食物連鎖によってより高次の生物に蓄積することが知られている。これらの化合物の中にはエストロゲン作用や催奇形性、免疫能の低下をひきおこす原因となる物質も含まれており、野生動物やヒトへの影響が懸念されている。これらの化合物の生体中での蓄積や代謝についての特徴を把握することは、化学物質の暴露による影響を予測する上できわめて重要なことと考えられる。PCBsは理論的に209種類の異性体・同族体が存在する。PCBsは多成分からなる混合物として製造されたため、その製品中には約140種類の異性体・同族体を見いだすことができる。日本では鐘淵化学のカネクロールKC-300、KC-400、KC-500、KC-600が主なPCBs製品であり、これらの製品の組成はドイツやアメリカで製造されたクロフェンやアロクロールなどのPCBs製品とほぼ同等であることが知られている。環境を汚染しているPCBsはこれらのPCBs製品であるが、高次の生物に残留しているPCBs組成はその起源となるPCBs製品とは異なったものとなっている。これは食物連鎖の末端から順次高等な生物に取り込まれていく過程で、体内で誘導される薬物代謝酵素チトクロームP-450群によって代謝されていくためである。北極圏に生息するタラ、アザラシ、シロクマは垂直的な食物連鎖の典型であり、それぞれの体内に残留するPCBsは複雑な組成から単純な組成に変化している。暴露源のPCBs組成と生物に残留するPCBs組成の両方を測定することによって、それぞれの生物に固有の薬物代謝能を知ることができる。また、生物体内に残留しているPCBs組成を調べることにより、汚染源のPCBs組成を推定することも可能であると考えられる。本報では組成が既知のPCBsとしてのKC-300、KC-400、KC-500、KC-600を含むコーンオイルを調製し、これをマウスに一回、経口投与し、肝臓に残留するPCBs異性体・同族体の濃度と組成を解析することによって、PCBsの化学構造と代謝の関係を明らかにすることを目的とした。