5 0 0 0 新訓萬葉集

著者
佐佐木信綱編
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1954
著者
岡 俊孝
出版者
関西学院大学
雑誌
法と政治 (ISSN:02880709)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.841-885, 1989-12-20

Few studies have been made of the foreign policy of the Japanese Empire toward Italy and Ethiopia during the Italo-Ethiopian conflict which moved Benito Mussolini to the fateful conquest of Ethiopia in October 1935. This study is a reexamination of Japan's diplomacy toward Italy and Ethiopia as well as the latters' reactions thereto prior to the beginning of the Italo-Ethiopian war. The author's paper consists of following sections : I. Introduction. II. Italian-Japanese Relations before the Italo-Ethiopian Conflict. III. Ethiopia and Japan. IV. Ambassador Sugimura's Remarks and their Repercussions. V. The Mediterranean Crisis and Italo-Japanese Relations. VI. Conclusion.
著者
Kei Kawai Hitoshi Matsui Reiji Kimura Masato Shinoda
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
SOLA (ISSN:13496476)
巻号頁・発行日
pp.2021-042, (Released:2021-11-02)
被引用文献数
4

The emission of Asian dust in arid regions of East Asia is controlled by many land surface parameters such as snow cover, soil moisture, and vegetation. In climate models, these factors are represented by the threshold friction velocity u*t, but its treatment has large uncertainties. Here we show that the treatment of u*t is important for estimating the emissions, transport, and climate impacts of Asian dust. Our global aerosol model simulates dust event frequencies that better agree with observations in East Asia when u*t over a smooth surface is changed from the default value of 0.23 m s−1 to an observation-based value of 0.40 m s−1. Also, seasonal Asian dust emissions become more variable, increasing by 31% in spring and decreasing by 46% in summer and fall, and the annual amounts of Asian dust transported and deposited over the North Pacific (Arctic) increase by 43% and 49% (130% and 73%), respectively. Our results demonstrate that better representation of u*t in climate models is necessary to improve estimates of the emissions and transport of Asian dust and better understand its roles in the Earth system, such as its interactions with radiation, clouds, snow/ice albedo, and land and ocean biogeochemistry.
著者
高橋 浩一郎 原 由美子
出版者
NHK放送文化研究所
雑誌
放送研究と調査 (ISSN:02880008)
巻号頁・発行日
vol.70, no.12, pp.2-35, 2020 (Released:2021-04-16)

2020年は、「新型コロナウイルス」という未知のウイルスによって、世界中がかつてない経験を強いられる年となった。感染が拡大する中、日本では、4月に全国に緊急事態宣言が発出され、小中高校が休校、外出や移動の自粛を要請されるなど、人々の生活が大きく変化することとなった。この間、放送局は、取材や番組収録などに制約を受けつつも、新型コロナウイルス関連の報道にも力を割いてきた。また、この間は、テレビなど既存メディアによる取材が困難になる中、当事者や関係者からのソーシャルメディア等を使った発信が数多く行われ、それをテレビが伝えるというような、両者の相互連関が見られた。そこで、1月中旬から7月末までの期間、テレビがソーシャルメディアと連関しつつ「新型コロナウイルス」に関してどのように伝えてきたか、検証を行った。 日中から夜間の情報番組・ワイドショー、キャスターニュース番組を対象に検証したところ、これらの番組が多くの時間を割いて関連報道を行っており、ほとんどの番組で視聴率も増加していた。伝えられた諸々の内容のうち、「PCR検査」「マスク」「自粛」などに関わる話題は、一貫して伝えられた。また、テレビは一定程度ソーシャルメディア由来の情報を扱い、中でもTwitterを多く利用していた。Twitterの中ではテレビの話題に活発に反応した局面も多々見られ、相当数の投稿がなされた。両者間では、時に話題の往還が見られ、その往還が実社会に影響を与えるケースもあった。

5 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1925年04月24日, 1925-04-24

5 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1925年03月30日, 1925-03-30
著者
吉田 容子
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.22-29, 2006 (Released:2010-06-02)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

男性による女性支配システムの構造解明や,そこに発生する権力関係のあぶり出しを目指すジェンダー研究は,いまや多様な学問領域に浸透している.地理学においても,1970年代に入ると,英語圏の女性研究者たちの間から,従来の地理学研究が男性中心主義に偏ったものであるとする批判がなされるとともに,空間に刻まれた男女の非対称の権力関係,すなわちジェンダー関係をあぶり出す作業が行われるようになった.本稿ではまず,英語圏を中心としたジェンダー研究の展開を整理する.次に,日本の地理学におけるこの方面の研究をもとに,これまでの到達点を明らかにする.さらに,個人レベルの男女間に潜む権力関係に着目し,それがより大きな権力関係へと転化され空間に刻まれ,そして,またそれが,空間に映し出されていることを示すため,二つの事例をあげる.一つは,大都市圏郊外につくられた「監視空間」ともいうべき住宅地におけるジェンダー関係であり,もう一つは,1950年代に軍事基地の建設が本格化した沖縄で,米兵相手につくられた特飲街にみられるジェンダー関係である.
著者
小園 誠史
出版者
特定非営利活動法人 日本火山学会
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.135-146, 2021-09-30 (Released:2021-10-29)
参考文献数
16
著者
西山 教行 程 遠巍
出版者
日本フランス語教育学会
雑誌
Revue japonaise de didactique du français (ISSN:18805930)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.32-48, 2013

本稿は東アジアにおける『ヨーロッパ言語共通参照枠』の受容について,中国と台湾の事例を論ずる。両国はそれぞれ『参照枠』の翻訳を刊行し,中国語,英語教育,また台湾では,台湾語,第二外国語教育にも『参照枠』の影響を認めることができる。しかしその受容は共通参照レベルにほぼ限られており,台湾ではこれをアメリカの教育文化が生み出した「スタンダード」の変種として活用する動きもある。しかし,『参照枠』はアカウンタビリティなどアメリカ流「スタンダード」の特徴を持たず,トップダウン型の教育装置ではない。
著者
景山致恭,戸松昌訓,井山能知//編
出版者
尾張屋清七
巻号頁・発行日
vol.青山渋谷絵図, 1849
著者
堀内 啓史
出版者
日本乳酸菌学会
雑誌
日本乳酸菌学会誌 (ISSN:1343327X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.143-150, 2012-11-15 (Released:2015-01-06)
参考文献数
7

ブルガリアにおいてはヨーグルトが食文化の代表的な存在であり、その歴史は非常に古い。今日の工業的なヨーグルトの製造も、基本的には伝統的製法を踏襲して行われているが、製造技術の進化は絶え間なく続いている。また、乳酸菌に関する研究も日々新しい知見が得られている。本稿では、ブルガリアのヨーグルトの歴史・文化について紹介すると共に、ブルガリアの伝統的なヨーグルトを科学することで生まれた研究成果として、ヨーグルト用乳酸菌の起源を検証した結果および溶存酸素に着目した新規な発酵技術について紹介する。

5 0 0 0 IR 幽霊と参加

著者
小林 久高 猿渡 壮
出版者
同志社大学
雑誌
評論・社会科学 (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
vol.110, pp.1-19, 2014-09

「幽霊を信じる人ほど投票に行ったりボランティア活動をしたりする傾向がある」などと言えば,多くの人は不思議に思うに違いない。本稿の目的は,この奇妙な命題が真実であること,ならびに,この奇妙な命題が成り立つメカニズムについて,計量データを用いて明らかにすることにある。議論ではまず,霊的意識,政治参加,社会参加の間にプラスの相関関係が存在することが示される。次いで,霊的意識が自然志向,象徴志向,儀礼志向,共振性と関連していることが確認され,それらが人間の社会性や身体性に根ざした環境との結合に関わる原初的な意識であることが示唆される。最後に,この原初的な意識が参加を促す1つの道筋について,同類への愛着との関係を考慮しつつ分析される。人の政治活動や社会活動への参加の理由を個人の合理的な利益追求に求めるという観点は重要に違いない。しかしながら,参加を目的合理的な利益実現行動とする視点からは説明できない現象が存在することも事実である。本稿では,「幽霊と参加」という問題を分析することによって,政治参加や社会参加の背後に,個人利益の合理的追求には還元できない世界が存在することを示すものである。
著者
水野 真彦
出版者
経済地理学会
雑誌
経済地理学年報 (ISSN:00045683)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.454-467, 2013-12-30 (Released:2017-05-19)
被引用文献数
1

本稿は,この20年ほどの経済地理学の動向をもとに,制度・文化的視点とネットワーク的視点を取りあげ検討し,経済地理学の本質について考える材料とすることを目的とする.まず制度・文化的視点について,特に国もしくは地域など領域の形態をとって現れる制度・文化に焦点をあて,その論点を整理した.次に,領域を越える企業や社会的つながりを強調するネットワーク的視点に注目し検討した.そのうえで,それらを包含する近年の経済地理学の傾向を,企業や個人などアクターの相互関係に焦点を当てる関係論的視点とし,それが今後の方向性として有力なものであることを論じた.