著者
大西 広二
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, 2002-03-05

北太平洋中央部の亜寒帯海域において,北海道大学のおしょろ丸によるCTD観測が毎年6月の下旬に行われている。1990〜1998年の9年間,180°の経度線に沿って,48°N〜51.2°Nの間に9観測点が設けられた。このデータセットを用いて,水温,塩分,密度,地衡流速(3,000m基準)についての平均断面図や標準偏差断面図などを作成した。さらにEOF解析を用いて断面構造における空間分布と時間変動の解析を行った。流速断面のEOF第1モード(寄与率37.6%)は,西向きのアラスカンストリームと東向きの亜寒帯海流の強弱を表わす空間分布を示した。このモードの振幅関数では,1991年と1997年に正の極大値を持ち,亜寒帯海流の東向き輸送量の変動とよい一致を示した。また,この変動は,Ridge Domainにおける深層水の湧昇の度合いが強く関与していることが示された。
著者
つねを
出版者
フレーベル會
雑誌
婦人と子ども
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.38-39, 1902-02
著者
Peter Jackson
出版者
Pearson Longman
巻号頁・発行日
2005
著者
服藤 早苗
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.733, pp.1-17, 2009-06
著者
梁 美姫 山村 香織 晏 穎 深町 幸代 平野 雄 川本 俊弘 東 監
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.277-286, 1997-12-01
被引用文献数
1

3'-メチル-4-ジメチルアミノアゾベンゼン(3'-Me-DAB)長期投与により,化学発癌耐性ラット(DRH)および感受性ラット(呑竜)の肝ミクロソームにおけるシトクロームP450の経時的変化を検討した。呑竜ラットにおいては,投与中肝シトクロームP450含量は,減少の傾向を示したが,DRHラットの肝では殆ど変動を示さなかった。次にシトクロームP450のアイソザイムであるCYP1A1,CYP1A2,およびCYP2E1夫々の活性を測定した。その結果,特にシトクロームP450の活性の動向のみで化学発癌に対する感受性を説明し得るほどの顕著な差異は両者の間で観察されなかった。長期投与中における呑竜ラットの肝シトクロームP450含量の減少は,3'-Me-DABによる肝傷害のためと考えられる。
著者
中尾 真理
出版者
奈良大学
雑誌
奈良大学紀要 (ISSN:03892204)
巻号頁・発行日
no.31, pp.1-17, 2003-03

『ダロウェイ夫人』は主人公ダロウェイ夫人が午後のパーティのために、一人で花を買いに行くところから始まる。この小説ではダロウェイ夫人を始め、もう一人の主人公セプティマス、ダロウェイ夫人の幼なじみピーター・ウォルシュ、ダロウェイ夫人の娘のエリザベスなど複数の人物の視点から描かれるが、これらの人物はいずれもロンドンを歩き、移動しているのが特徴である。この小説はジョイスの『ユリシーズ』同様、「歩く小説」であり、「ロンドンを歩く小説」だということができる。女性はつい最近まで、安全の上から、また、体面への配慮から、一人歩きができなかったことを考えると、ダロウェイ夫人が颯爽とロンドンの町を歩いている意義は大きい。作者のヴァージニア・ウルフもダロウェイ夫人同様、歩くのが好きだった。ウルフのそうした一面は『ロンドン風景』という短いエッセイにも示されている。これはロンドンっ子の書いたロンドンの名所案内という趣の小品だが、フェミニストでもあったウルフの特質がよく現れている。本稿では『ロンドン風景』中の第三章「偉人の家」の中からカーライルの部分に焦点をあて、同じ題材をとりあげた夏目漱石の『カーライル博物館』と比較することでウルフの繊細な、女性らしい視点に着目した。漱石が「四角四面の家」と評したカーライルの家を、ウルフはカーライルその人ではなく、カーライル夫人に焦点をあてて見たのが注目される。
著者
住 太陽
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.72-77, 2004-02-01

インターネット検索エンジン業界の勢力地図について解説する。検索エンジン市場の,検索プロバイダ,ディレクトリプロバイダ,広告ブロバイダ,ポータルサイトの4者のプレーヤーの業務提携や企業買収,検索技術の開発などの話題について述べる。

1 0 0 0 神道集

著者
岡見正雄 高橋喜一校注
出版者
神道大系編纂会
巻号頁・発行日
1988
著者
熊井 司
出版者
医学書院
雑誌
JIM (ISSN:0917138X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.11, pp.944-949, 2004-11-01

この稿では,足のX線写真として外来診療で最も一般的に用いられる撮影方法とその対象疾患について紹介し,中・後足部病変にとくに有用となるCT断層撮影についても簡単に述べることにする.
著者
玉川 光春 晴山 雅人
出版者
医学書院
雑誌
medicina (ISSN:00257699)
巻号頁・発行日
vol.41, no.12, pp.250-259, 2004-11-30

単純X線撮影の意義 近年,四肢関節領域のMRIの重要性は明らかで多用されるが,骨折や奇形,変形性関節症などの重症度判定はX線写真で成される.ここでは,複雑で疾患の多い関節の単純X線撮影を中心に,実際に四肢関節の疾患が疑われる場合,疾患ごとの有効な撮像法をリストアップし,X線写真の注目点について解説した.関節の形状や可動性は個人差が大きいため,異常の発見には左右を撮像し比較することが重要である.なお骨腫瘍の撮像に関しては言及していないが,長管骨の場合は病変の存在する骨の正面像と側面像の二方向の撮像が基本である.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.362, 2004-10-22

国土交通省金沢河川国道事務所は2004年3月から,石川県七尾市と周辺地域で受信できるコミュニティーFM「ラジオななお」で,「トレジャーカフェ」という番組を提供している。同市を含む能登地方への道路行政の広報が手薄になっていたことから,地域に密着した情報を流すコミュニティーFM放送に着目した。