著者
大場 裕一 柴田 康平 吉田 宏 OBA Yuichi SHIBATA Kouhei YOSHIDA Hiroshi
出版者
名古屋大学博物館
雑誌
名古屋大学博物館報告 (ISSN:13468286)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.13-16, 2011-12-25 (Released:2012-07-18)

We found the luminous earthworm, Microscolex phosphoreus (Dugès, 1837), in Nagoya University campus on Jan 2011. This is the first record of this species in Aichi Prefecture. The luminescent mucus was discharged from anus upon mechanical stimulus. The DNA ‘barcode’ sequences of a cytochrome oxidase I region were analysed and compared to those from other localities.
著者
大場 裕一 OBA Yuichi
出版者
名古屋大学博物館
雑誌
名古屋大学博物館報告 (ISSN:13468286)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.77-83, 2012-12-25 (Released:2013-06-11)

Distribution of the luminous earthworm, Microscolex phosphoreus (Dugès, 1837), was recorded from 14 points in Nagoya University Higashiyama Campus on March and April, 2012. DNA barcode analysis revealed that these specimens are divided into three independent haplotype groups.
著者
中野 隆 相沢 慎一 桃園 聡 平野 元久
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

本研究では,べん毛モーターの構造について研究している協同研究者の一人(相沢)の協力により、彼が構造解析によって明らかにしたべん毛モーターの部品の構造を用い,具体的にべん毛モーターの実際の構造に近いモデルを作り上げ、流体古典的な潤滑理論の手法を用いてべん毛モータの軸受けが潤滑可能であるかを調べた.べん毛の運動を推進力に変換する機構を流体力学的に研究するべん毛のスケールを考えると通常の流体力学的計算のみでは不十分で分子の大きさの効果やブラウン運動の影響も考えた運動解析が必要である.今年度は流体力学的計算は研究分担者の二人が(中野,桃園)が担当し、まず古典的な数値解を得た.その結果古典的な理論からは潤滑が困難であるとい結果を得た.べん毛モータの場合にはマクロな系では問題にならなかった分子間力の効果も重要になるが、この効果はさらに潤滑状況を悪化させることもわかった.従ってなんらかの非古典的潤滑機構の存在が示唆された.このような潤滑機構として考察した機構には電荷の離散性の効果,拡散電気2重層の効果,超潤滑の効果などがある.来年度においてここに述べた効果の定量的評価をおこなう.またべん毛モーターの軸受け部分の摩擦に関する理論的な解析を目的としてべん毛モータの表面粗さを特徴づける量を由出するためウェーブレットを用いた.今年度はウェーブレットをべん毛の表面粗さ解析に用いるための数学的枠組みを構成した.流体古典的な潤滑理論の手法を用いてべん毛モータの軸受けが潤滑可能であるかを調べた去年の結果から、べん毛のスケールを考えると通常の流体力学的計算のみでは不十分で分子の大きさの効果やブラウン運動の影響も考えた運動解析が必要であることがわかったので,今年度は拡散電気二重層の効果を取り入れ、この効果によってどの程度の潤滑性能を達成することができるか似ついて研究分担者の二人が(中野,桃園)が担当し、まず古典的な数値解を得た.その結果拡散電気二重層によって分子間力を相殺するために十分な反発力を得ることができるという結果を得た.この他の非古典的潤滑機構の存在として考察した機構には電荷の離散性の効果がある.電荷の離散性の効果も定量的評価をおこなった.バクテリア内部で妥当と思われるイオン濃度において,この離散性の効果もまた、分子間力と拮抗する反発力を得ることができることが分かった.またべん毛モーターの軸受け部分の摩擦に関する理論的な解析を目的としてべん毛モータの表面粗さを特徴づける量を抽出するためウェーブレットを用いた昨年度構成したウェーブレットをべん毛の表面粗さ解析に用いるための数学的枠組みを用い分子の大きさと同じ程度の領域における粗さと形状の分離を試みた.
著者
阿部 智 有明 幹子 品田 佳世子 川口 陽子
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.121-129, 2003-04-30
被引用文献数
6

フッ化物配合歯磨剤の利用状況を把握し,フッ化物配合歯磨剤の普及を図るための基礎資料を得るために本研究を実施した.2000年に東京都内の幼稚園児161名,小学生1,388名,中学生636名,およびその保護者2,144名,計4,329名を対象に質問票調査を行った.その結果,全対象者の96%以上は1日1回以上歯磨きを行っており,平均の歯磨き回数は2回であった.幼稚園児と小学生の約15%は歯磨きするときに歯磨剤を全く使用していなかった.フッ化物配合歯磨剤の利用状況は,常時使用者が幼稚園児48.1%,小学生48.8%,中学生63.7%,保護者65.5%,ときどき使用の者も含めると幼稚園児83.5%,小学生76.0%,中学生76.2%,保護者77.0%,全体では76.9%であった.歯磨剤を使用する主な理由はう蝕予防と歯周疾患の予防であった.歯磨剤を使用しない主な理由は子供では「味が悪い」,「泡立ちがよすぎてよく磨けない」であり,成人では「摩耗すると思う」,「害があると思う」,「歯科医師にいわれて」であった.本調査によって,フッ化物配合歯磨剤の使用者は8年前より増加していること,歯磨剤の使用を勧めない歯科医師がいることが判明した.今後さらにフッ化物配合歯磨剤を普及させていくためには,その効果などに関する情報提供を行い,また歯科専門家に対してもフッ化物配合歯磨剤の使用を勧めるよう働きかけていくことが必要であると考察された.
著者
山内 正仁 今屋 竜一 増田 純雄 山田 真義 木原 正人 米山 兼二郎 原田 秀樹
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
環境工学研究論文集 (ISSN:13415115)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.545-553, 2005

To help develop a technology for the conversion of the solid matter contained in sweet potato shochu lees, which is a food industrial waste, into a new resource, a study was conducted on the use of dried shochu lees as a nutrient material in the culture medium of hiratake mushrooms (Pleurotus ostreatus). Mushroom cultivation could be shortened by 4-8 days by using the shochu lees medium in lieu of the conventional rice bran medium. The mean yield in a test plot with 60% shochu lees was 137g, which was 1.6 times the yield from rice bran medium. Moreover, hiratake cultured in the shochu lees medium contained more protein than mushrooms grown on rice bran medium, indicating that the use of dried shochu lees could make it possible to commercially produce mushrooms with higher protein contents than conventionally grown mushrooms and open a way for large-scale utilization of shochu lees.
著者
鎌井松石 著
出版者
鎌井松石
巻号頁・発行日
vol.巻7, 1880
著者
河合 正朝
出版者
慶應義塾大学藝文学会
雑誌
芸文研究 (ISSN:04351630)
巻号頁・発行日
no.24, pp.72-93, 1967-12
著者
田原 優
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2013-02

制度:新 ; 報告番号:甲3938号 ; 学位の種類:博士(理学) ; 授与年月日:2013/3/15 ; 主論文の冊数:1 ; 早大学位記番号:新6310
著者
佐藤清勝 著
出版者
軍事普及会
巻号頁・発行日
1931
著者
Yi X. Chan Matthew W. Knuiman Joseph Hung Mark L. Divitini David J. Handelsman John P. Beilby Brendan McQuillan Bu B. Yeap
出版者
(社)日本内分泌学会
雑誌
Endocrine Journal (ISSN:09188959)
巻号頁・発行日
pp.EJ15-0196, (Released:2015-06-13)
被引用文献数
1 21

Clarifying the relationship of sex hormones to preclinical atherosclerosis could illuminate pathways by which androgens are associated with cardiovascular events and mortality. Our aim was to determine hormone profiles associated with carotid intima-media thickness (CIMT) and carotid atheroma, in men with and without known coronary artery disease (CAD). We included 492 community-based men aged 20-70 years (Group A) and 426 men with angiographically proven CAD aged <60 years (Group B). Fasting early morning sera were assayed for testosterone (T), dihydrotestosterone (DHT) and estradiol (E2) using mass spectrometry. CIMT and carotid plaque were assessed ultrasonographically. Mean (±SD) age was Group A: 53.8±12.6 and Group B: 49.6±5.1 years. Higher T was associated with reduced CIMT (-0.011 mm per 1-SD increase, p=0.042) and lower prevalence of carotid plaque (odds ratio [OR] per 1-SD increase, 0.68, p=0.012) in Group A, but not B. E2 was associated with increased CIMT in Group A (0.013 mm, p=0.011) but not B. Higher DHT and E2 were associated with reduced carotid plaque in Group B (DHT: OR=0.77, p=0.024; E2: OR=0.75, p=0.008), but not A. In community-dwelling men, higher T is associated with favourable CIMT and lower prevalence of carotid plaque, while higher E2 is associated with worse CIMT. In men with CAD, higher DHT or E2 are associated with less carotid plaque. T, DHT and E2 are differentially associated with preclinical carotid atherosclerosis in a cardiovascular phenotype-specific manner. Interventional studies are needed to examine effects of exogenous T and its metabolites DHT and E2, on atherogenesis.
著者
渡辺 宝陽
出版者
立正大学
巻号頁・発行日
1980

博士論文
著者
岩田 諦靜
出版者
立正大学
巻号頁・発行日
1994

博士論文
著者
石塚 美加 会田 雅樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.527, pp.19-24, 2006-01-12

無線センサネットワークでは, センサノードの機械的故障, 電池切れ故障が発生しやすい.従って, ランダム故障や電池切れ故障により一部のセンサノードが通信不能になった場合でも, ネットワークとしての性能を最大限維持できるネットワーク技術が必要である.我々は, ランダム故障耐性, 電池切れ故障耐性の両方を高めるためには, センサノードの配置方法を工夫することが有効だと考え, 耐故障性の高いセンサ配置方法を検討してきた.以前の研究で, ノードの次数分布(隣接ノード数の分布)がべき分布に従うような確率的配置(べき配置)を提案し, べき配置はパラメータを適切に設定することにより, 一般的な確率的配置よりも高い耐故障性を実現することを示した.この検討では, 電池切れ故障耐性を向上させるためのルーチング制御については考慮していなかったが, 複数のデータを中継センサで集約して中継する制御(アグリゲーション制御)は電池切れ故障耐性の向上に特に効果があり.センサ配置方法との関連も深い.そこで, 本報告では, アグリゲーション制御を前提とした場合のランダム故障, 電池切れ故障耐性と確率的配置の関係を評価する.アグリゲーション制御の電池切れ故障耐性を評価する際には, センサの配置, センシング対象の到着過程の両方を考慮する必要があるが, これらを全てシミュレーションで評価するのは現実的ではない.そこで, アグリゲーション制御使用時の電池切れ故障耐性を特徴づけるキーパラメータを抽出し, このキーパラメータにより効率的に評価を行う方法を提案する.