著者
池谷 博
出版者
京都府立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究では、 HBV と HCV の2種類の感染症と血液型を同時に判定する DNA チップの開発に成功した.また, 感染病原体が死後相当時間経過しても感染性を有することの証明や,各種体液特異的な mRNA を検出することに成功した。
著者
清陳元龍撰
巻号頁・発行日
vol.[1], 1735
著者
紀谷 文樹 西田 純康
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
no.25, pp.61-67, 1984-06-25
被引用文献数
11

劇場の器具利用形態に関する調査結果をみると,入退場時と休憩時間に集中して利用し,しばしば行列が生じることがわかる.このような場合の必要器具数は,待ち行列長さまたは待ち時間を制限して算定する.本報では,このような限定利用形の器具利用形態となる劇場の場合について,器具数を算定するための基礎資料および諸条件について検討した.また,その算定条件に基づいてコンピュータシミュレーションを実行し,必要器具数を算定するとともに,サービスレベルを定めて適正器具数を算定する方法を示した.

1 0 0 0 泉屋清賞

著者
飯田虎蔵(住友家)編
出版者
飯田虎蔵
巻号頁・発行日
1911

1 0 0 0 少女画報

出版者
新泉社
巻号頁・発行日
vol.17, no.5, 1928-05
著者
宮本 要太郎
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.88, no.2, pp.447-471, 2014-09-30

フランクルのいうように、人間は本質的に「苦悩する人間」である。とりわけ、愛する人を失う喪失体験は、その人を忘れたくないという願望や忘れてはならないという決意に促され、死者との新たな関係性の構築に向かい、生者自身を新たな生へといざなう(悲しみの力)。同時に、そのような願望や決意は、それらに共感的に寄り添う「記憶の共同体」が存在することで救われる(共苦の力ないし苦縁の力)。その意味で、故人を想起することと、その想起に協同的に参与すること(痛みを共有すること)は、いずれも宗教的な意味を帯びている。幸福は脆く儚い。その厳然たる事実自体が悲哀の念を呼び起こす。しかし、同時に、だからこそ今この瞬間のつかの間の幸福が有難くなってくる。人は悲しむ(悲しめる)存在であるからこそ、幸福を真に噛み締めることができるのである。悲(哀)しみは人を結ぶ力がある。悲(哀)しみを媒介として関係性のなかに生きるとき、それは(うちに悲しみを含んだまま)幸せの感覚をもたらす。
著者
白波瀬 達也
出版者
「宗教と社会」学会
雑誌
宗教と社会 (ISSN:13424726)
巻号頁・発行日
no.13, pp.25-49, 2007-06-09

本稿は野宿者が集住する最下層地域、釜ヶ崎において顕著にみられるキリスト教の「ホームレス伝道」とその受容状況について考察する。日雇労働者の街として知られる釜ヶ崎は、1960年代後半から1990年代初頭にかけて、労働運動が大きな影響力をもっており、キリスト教の直接的な伝道が困難な状況にあった。1990年代中頃に釜ヶ崎は大量の野宿者を生むようになるが、それに伴って労働運動の規制力が弛緩し、1990年代後半にホームレス伝道が急増するようになった。現在、10の教会/団体が食事の提供を伴った「伝道集会」を開催するようになり、多くの野宿者が参加しているが、実際に洗礼を受け、特定の教会にコミットメントをもつようになる者は極めて少ない。宗教と社会階層の関係に着目したこれまでの研究では、社会移動の激しい最下層の人々は特定の宗教シンボルとの関係がランダムあるいは希薄だとする議論が一般的であったが、本稿はこの理論的前提を具体的なフィールドデータから検証し、最下層の人々に特徴的な信仰と所属の様態を把握する。
著者
杉山 久佳
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.44, no.12, pp.1009-1011, 2008-12-31 (Released:2013-02-25)
参考文献数
4
被引用文献数
3

Noncontact power supply network is investigated for multi-robot rescue systems. This network is based on wireless non-radiative mid-range energy transfer using magnetic resonances. The fundamentals of magnetic resonance and a basic analysis are shown about power supply network consists of three robots. As a result, parallel configuration of two power supplying robots is confirmed to have an advantage over serial one.

1 0 0 0 OA 色覚の最前線

著者
矢口 博久
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.54, no.9, pp.1234-1238, 2000-09-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
32
著者
丸山 茂徳 圦本 尚義 中嶋 悟 礒崎 行雄
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2003

本研究を要約すると以下のようになる。(1)一連の記載研究と精密分析(論文数;丸山32、磯崎9、中嶋8、圦本8)。(2)総合化(丸山:Dynamics of plumes and superplumes through time,in Superplumes;Beyond Plate Tectonics,Springer,441-502,2007、磯崎:Plume Winter Scenario for Biosphere Catastrophe,ibid,409-439,Springer)。(3)P/T境界の精密解析(磯崎:掘削試料;6)と化石(太古代1、原生代末1、古生代末5)の記載。(4)35.6億年前(世界最古生命化石)のSIMSスポット分析(δ^<13>C)と化石の認定基準(圦本、発表準備中)。(5)化石認定の新しい指標の開発と応用(中嶋;1、実験結果と認定の新基準(古細菌か真性細菌か)の提案図については投稿準備中)。以上の成果は、これまでの地球史標準モデルを更に精密化し、誕生後徐々に冷却してきた地球システムが起こす物理的必燃として説明しうるが、新たな原因として、銀河内部で起きた3回のスターバーストとの緊密な関係が浮かび上がってきた。これらは日本のみならず世界最前線の研究を更にリードするものである。これらは、地球惑星科学の中の諸分野へ大きな影響を与えるが、地球惑星科学以外の分野である天文学、ゲノム生物学、分子生物学、生命進化学、更に気象学にも大きな影響を与えるだろう。
著者
河西 秀夫
出版者
日本情報地質学会
雑誌
情報地質 (ISSN:0388502X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.161-175, 2010 (Released:2010-10-13)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1

Google Earthは衛星写真を使用した3次元地形表示ソフトであり,ユーザーによりデータの登録が可能なことから,簡易なGISソフトとして使用できる. データの登録はダイアログボックスを使用する方法とKMLを使用してドキュメントを記述する方法があるが,KMLにはダイアログボックスでは登録できない機能が多数存在する.ダイアログボックスで登録したデータはKMLドキュメントとして保存される.このKMLドキュメントを追加・修正していくと便利である.第2回では線と領域の表示,図面の貼付けについて,実例に即してダイアログボックスによる登録方法とその結果作成されるKMLドキュメントの読み方と修正方法を解説する.立体表示を行うと,断層などの登録データ地形との関係が直感的に理解できるという利点がある.また,図面を貼り付けると図面に高さ情報を付加することができるので,新たな情報を得ることが可能になる.
著者
高志 勤 生頼 孝博 山本 英夫 岡本 純
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.277-287, 1979
被引用文献数
5

土を密閉系で水飽和状態で部分凍結し, 間隙水圧の変化を観測することによって凍上力の上限を推定する室内実験を行った.<BR>軸方向に一定の全圧をかけた円柱状供試体の両端を正, 負の一定温度に保った場合, 熱的には数時間でほぼ平衡に達するが, 間隙水圧の変化は2000時間以上継続する場合もあり, 平衡に達するには長時間を要することがわかった.更に, 凍土内部で冷却面に接してアイスレンズが発達しつづけていた.このことは, 凍土内部では凍結面からアイスレンズ成長面まで不凍水が連続していて, 不凍水が凍土中をアイスレンズに向って吸い寄せられ, そのために間隙水圧が降下したことを示している.平衡に達したとき, 土は間隙水圧と全圧から計算される有効応力状態に抗してもはや水分を吸い寄せ得なくなったと解釈し, このときの応力をその凍結条件における上限凍上力σ<SUB>u</SUB>と定義した.得られた上限凍上力σ<SUB>u</SUB>は冷却面温度θ<SUB>c</SUB>に依存し<BR>σ<SUB>u</SUB>=-11.1θ<SUB>c</SUB> [kg/cm<SUP>2</SUP>] <BR>なる実験式を得た.これは方法は異なるがRadd and Oertle (1973) の実験結果と一致する. 更に, この実験式は, 凍土内部の氷層消長面における熱力学関係から, 氷と水の圧力が異なって変化する場合の氷の融点に関する拡張したClausius-Clapeyronの式と一致することがわかった.
著者
梅干野 晁 浅輪 貴史 中大窪 千晶
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
no.20, pp.195-198, 2004-12-20
参考文献数
5
被引用文献数
29

This study developed an environmental design tool by combining an outdoor thermal environment simulation with 3D-CAD system performed on personal computer. The outdoor thermal environment simulation applied in this development is able to predict surface temperature distribution of urban blocks taking the spatial form and materials into consideration. Pre- and Post-processing methods were developed considering actual design process. This development actualizes the input and output process using GUI function. The CAD models created by ordinary drawing process are automatically transformed into the mesh model for the calculation. Also the design parameters, inputted in the CAD model drawing process are converted to the parameters used in heat balance calculation. The output of surface temperature distribution is visually displayed onto CAD model.