著者
原田 伸一
出版者
国士館大学政経学会
雑誌
国士館大学大学院政経論集 (ISSN:13439723)
巻号頁・発行日
no.5, pp.133-168, 2002-03
著者
花木 明人 大鐘 武雄 小川 恭孝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SST, スペクトル拡散 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.629, pp.21-26, 2000-02-18

本報告では, アレーアンテナとMLSEを用いた時空間等化処理において, 複雑な処理を必要とするが優れた特性を有するarray processing MLSEと, 若干特性が劣化するものの簡易に時空間等化処理を実現できる縦続接続法について考察するとともに, それらの手法を互いに組み合わせた新たな手法を提案する.計算機シュミレーションよる検討の結果, 提案手法の一つSSW-MLSEは, array processing MLSEと比較してブランチメトリックの演算量が大きく減少するにも関わらず同等の平均BER特性を示すことがわかった.特に, アレー素子数が7以上の場合はarray processing MLSEよりも優れた特性を示すことがわかった.
著者
堀沢 伸吾 昌山 一成 小菅 昌克 蓮池 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.21, pp.43-48, 2002-04-11
被引用文献数
6

近年,無線アドホックネッ.トワークの研究が盛んであり,その中でもルーティング方式の検討が進んでいる.本報告ではそのようなルーティング方式に対し無線機器から取得した電波環境情報を適用することによる効果とその方法について検討を行った.また,実機における電波環境情報の取得を行い,メトリックの換算方法について検討を行った.
著者
八木 文雄 倉本 秋 瀬尾 宏美 大塚 智子
出版者
高知大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

成人型学習に対する取り組み,医療スタッフや患者さんとの円滑なコミュニケーションなどをはじめとして,医学部医学科に入学した学生に求められる態度・習慣領域の課題は数多く存在する。また一方では,入学後における態度・習慣領域の教育には大きな限界があることは,医学教育に携わる誰もが認識していると思われる。しかし,ほとんどの全国大学医学部・医科大学における現行の入学者選抜方式は,高校各教科の学習内容に関する記憶にもとづく知識(想起)偏重型であり,長期間にわたる家庭教育および自己の努力により獲得した,医師となるのに基本的に不可欠な態度・習慣領域の能力が,入学者選抜の段階でほとんど評価されていないのが現状である。このような観点から,本研究では,AO方式と学士編入学方式による入学者選抜において,態度・習慣領域の能力評価を目的とする評価尺度を新たに構築した。そして,これらの各方式で入学した学生を対象として、他の方式で入学した同学年の学生および教官によるピア・レヴューを実施し,入学後における態度・習慣領域の能力を,多変量解析にもとづき調査・分析することにより,この評価尺度の妥当性について追跡的に検討した。その結果,選抜段階と入学後における態度評価スコアとの間に有意な相関(r=0.7)が認められ,新たに構築した態度評価尺度の入学者選抜における有効性が検証された。なお,これらの入学者に関する追跡調査を,卒前6年間および卒後臨床研修段階まで長期的・継続的に実施することにより,この態度評価尺度の妥当性に関する調査・分析をさらに推進し,望ましい医師養成のための第一歩としての入学者選抜の更なる改善を図る予定である。医学科の入学者選抜における,このような態度・習慣領域評価の導入は,サイエンスとしての医学・医療の急激な発展に伴い,価値観の変動に直面している現代社会に対する説明責任を果たすものである。
著者
富田 悦次 今松 憲一 木幡 康弘 若月 光夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-コンピュータ (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.1-8, 1996-01-25
被引用文献数
13

本論文では, 無向グラフ中の最大クリークを抽出するための単純で効率の良い分枝限定アルゴリズムを提唱する. ここで, いかにして分枝の制限を強力に働かせて解の探索領域を小さくするかが, アルゴリズムの効率化の重要な指標となる. しかし, その分校制限実現のために要する処理時間をできるだけ小さく抑える必要がある. そこで本論文では, その両者の兼合いを適切に達成した, 非常に単純で巧妙な逐次近似彩色-整列法を考案し, それにより探索の各段階において見出し得る最大クリークの上界を得て分技制限を効果的に実現し, 総実行時間も小さく抑えることに成功した. 本アルゴリズムは, 他のいくつかの代表的アルゴリズムと直接実験的比較, あるいは論文上の数値比較により, それらに対して600節点以内の広い範囲の多くのランダムグラフおよび1000節点のいくつかのランダムグラフについて, より高速であることを確認した.
著者
早川 雅子
出版者
目白大学
雑誌
目白大学総合科学研究 (ISSN:1349709X)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.41-53, 2014
著者
山名 哲郎 大堀 晃裕
出版者
日本大腸肛門病学会
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.63, no.10, pp.819-825, 2010 (Released:2010-10-15)
参考文献数
47
被引用文献数
2 2

痔核の疫学に関する報告は少ないが,アメリカ国内のアンケート調査では痔核の有病率は4.4%と推定され,年齢層は男女とも45歳から65歳が最も多い.病院受診者のデータベースでは痔核による受診者は年々減少傾向にある.痔核の成因については歴史的にみると18世紀から19世紀にかけて静脈組織の異常な拡張による静脈瘤説や,海綿状血管組織の過形成説などの血管系に関する諸説が唱えられてきた.しかし1970年代以降はこれらの血管を起源とする説の病理学的根拠が乏しいことが報告され,かわりに結合組織や筋組織などの支持組織減弱による肛門上皮滑脱説が有力視されるようになった.痔核の病因はその病態の多様性と複雑性から現在でもいまだに解明されてはいないが,静脈還流障害に起因するうっ血や出血症状や,支持組織の減弱化に起因する脱出症状という病態からみて,血管組織と結合組織のいずれの因子も痔核の病因に関わっていると考えるのが妥当であると思われる.
著者
島名 毅
出版者
札幌大谷大学・札幌大谷大学短期大学部
雑誌
紀要 (ISSN:18832105)
巻号頁・発行日
no.44, pp.171-174, 2014-03-31
出版者
大阪府
巻号頁・発行日
1889

1 0 0 0 OA 東京震災録

出版者
東京市
巻号頁・発行日
vol.地圖及冩眞帖, 1927
著者
喜羽 百合子 馬場 嘉信
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.193-203, 1999-02-05
被引用文献数
7 3

ヒト・ゲノム解析が進むにつれて, ヒト・ゲノム上の3塩基の繰り返し配列の伸長が発症と深く関連した疾患が発見され, これらは, トリプレットリピート病と呼ばれるようになった. 最近, トリプレットリピート病のDNA診断法が開発されたが, これらの方法では, DNAの解析にゲル電気泳動が用いられ, 自動化・高速化の点で非常に遅れている. そこで, 本研究では, 高速・高性能なDNA解析法であるキャピラリー電気泳動によるトリプレットリピート病のDNA診断システムの開発を目標として, 特異な高次構造を形成すると予想されるGCリッチなトリプレットリピートDNAフラグメントの泳動挙動を高分子物理学的理論に基づいて詳細に検討した. 一本鎖DNAマーカーの泳動挙動を基に, トリプレットリピート病のDNA診断法として開発されたrepeat expansion detection (RED)反応により生成するDNAのモデル化合物として, 一本鎖トリプレットリピートDNAフラグメントを合成し, その泳動挙動を解析した. その結果, すべてのトリプレットリピートDNAフラグメントの移動度はマーカーと比較してかなり大きくなった. これはトリプレットリピートDNAフラグメントの泳動挙動の非常に重要な特徴であり, その高次構造が大きく影響しているものと思われる. トリプレットリピートDNAフラグメントとDNA分子量マーカーの移動度について, reptation理論に基づき解析し, DNAの柔軟性の指標となる持続長を計算した. その結果, トリプレットリピートDNAフラグメントで柔軟性が低下していることが明らかとなった. このことは, トリプレットリピートDNAが特異的なヘアピン構造を形成することを示している.
著者
宍戸 周夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.42, no.9, pp.934-935, 2001-09-15
被引用文献数
1

ACMが主催する世界の大学対抗プログラミング・コンテストで,日本の大学はなかなか上位にランクされない.中国,韓国,インドなどアジア諸国にも後塵を拝している.しかしその一方で,日本人はこうした国々の一歩先を行くコンピュータ先進国を自認している.
著者
野池 賢二 橋田 光代 平田 圭二 片寄 晴弘 平賀 留美
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.14, pp.71-76, 2005-02-18
被引用文献数
10

NIME04のデモセッションとして行ったRencon聴き比べコンテストの模様とその投票結果、および、Rencon研究発表セッションの様子について報告する。投票結果の順位について統計的分析を加えた考察も、あわせて報告する。さらに、考慮していくべき課題と、今後の開催予定についても述べる。This paper reports NIME04 Rencon (Performance Rendering Contest) and its paper session held at the International Conference on New Interfaces for Musical Expression. This paper shows the result of NIME04 Rencon with some statistical analysis,and discusses future works.
著者
松坂英信
雑誌
皮膚科の臨床
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.191-193, 1999
被引用文献数
2
著者
岩田 益 内田 信
出版者
農林省蠶絲試驗場
雑誌
蚕糸試験場彙報 (ISSN:03853594)
巻号頁・発行日
no.122, pp.p43-54, 1984-10

夏切後,夏肥と追肥の施肥割合(春4:3:3また春4:5:1)および収穫形式(初秋中間伐採,初秋,晩々秋伐採,晩秋70cmおよび90cm中間伐採)を組合せ,一ノ瀬とみなみさかりの2品種を用い植付3年目から3か年試験を行い,枝条の生長と収量に及ぼす影響を検討した。なお肥料は10a当たり窒素30kgを化成肥料(16-10-14)で,稲わら500kgを土中堆肥で施用した。大要は次のとおりである。1.収穫当日における最長枝長,枝条数は夏肥と追肥の施用量による影響は認められなかった。初秋,晩秋期の最長枝長は一ノ瀬が長く,枝条数はみなみさかりがやや多く再発枝も多かった。2.冬期の先枯れ割合は一ノ瀬では3~5%にすぎなかったか,みなみさかりの再発枝では18~21%と顕著であった。両品種とも晩秋70cm中間伐採は90cmに比べ母条の枯れ込みが多かった。3.3か年平均収量は一ノ瀬では初秋中間伐採が10a当たり2,400~2,500kgと最も多く,みなみさかりでは晩秋90cm中間伐採が2,670~2,780kgと最も多く,施肥割合の影響は認められなかった。秋期収量は両品種で差がなく,一ノ瀬は春期に縮葉細菌病のため減収し年合計も減少した。4.蚕期別収量割合は両品種を通じ,初秋中間伐採では秋期と春期の比は3:7,初秋,晩々秋伐採および晩秋中間伐採では5:5または4:6と秋期の割合が増加した。5.年間10a当たり2,500kg以上の収量(収繭量約120kg)は慣行栽培で達成されたが,収量が逓減する傾向にあり,収量を安定するためには窒素30kg/10a相当の化学肥料の外に1t以上の堆肥を投入する必要があるものと考えられる。