著者
高見 昭
出版者
山脇学園短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:03898814)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.35-43, 1985-12-01
著者
菊谷 愛
出版者
滋賀大学教育学部附属中学校
雑誌
滋賀大学教育学部附属中学校研究紀要 (ISSN:18809456)
巻号頁・発行日
no.53, pp.118-125, 2011-06-20

日本の文化は特徴として, 基本的に伝えるべきことを言葉ではなく形で残し伝え継いでいく文化といわれている。書かなくても話さなくても「こうするもの」とか「察すること」を大事にして伝わってきた日本文化は非常に高度ですばらしいものであると言える。特に家庭分野では, 衣食住の自立や幼児などの様々な人との関わりの学習においてこの日本文化が根幹にあって目に見えない部分で深く関連していることを感じる。ただ昨今の若い世代では,形として残っている日本文化の由来や本質をよく知らないために, どのように食したらよいのかわからないから食べないとか, 恥をかかない着こなしを求める姿も多々あるように感じる。そこで,形として残された衣食住に関わる日本文化を理解に導くことができないかと考えた。ここでは生徒があまり関心を持たない和装の文化に焦点をあて,和装と洋装の比較をグループで話し合うことによって理解を深めさせたり,ペアで浴衣の着付けをし合うことで身につけた知識と技術を定着させたりするなど伝える学習活動を重視した。これが衣服への関心となってさらには衣生活の自立を果たそうとする主体的な態度につながるものと考えた。この学習を通して,衣生活の自立に欠かせない衣服の選択,着用,手入れ,補修,製作の技術を定着させ,さらに身につけた知識と技術を家族や友人,小学生などと幅広く伝え合うことで自ら衣文化を伝承してしていってくれることを願いたい。
著者
宮崎 隆 玉置 幸道 鈴木 暎 宮治 俊幸
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.450-456, 1988-05-25
被引用文献数
2

ポーセレン(リブデント, ビタVMK), キャスタブルセラミックス(ダイコア)及びマシナブルセラミックス(マコール)を用いて光沢のある仕上げ面を得る目的で超音波ラップ研磨を行ない, 研磨能率と研磨面性状を検討した.超音波ランプ研磨は市販の超音波研磨機(周波数28.5KHz, 10W)を用いて, 木材のラップ棒と試料の間にアルミナ, セラニア, ジルコニア, 酸化クロム, ダイヤモンドなどの遊離砥粒を介在させて行なった.ポーセレンはダイヤモンド以外の砥粒では能率が悪かったが, ダイヤモンドを用いるとグレーズ面のような良好な仕上げ面が得られた.マコールやダイコアはポーセレンよりも研磨性が良く, ダイヤモンドは勿論, アルミナやセラニアでも良好な仕上げ面が得られた.
著者
長谷川 晶子
出版者
京都産業大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

本研究は、シュルレアリスムを代表するフランスの作家アンドレ・ブルトンとシュルレアリスムの影響を受けたメキシコの写真家マヌエル・アルバレス・ブラボの1938年から40年の活動をとりあげ、ふたりの交流が両者の創作活動に及ぼした審美的影響を確定することを目的とする。アルバレス・ブラボとブルトン、両者の1930年代のメキシコに関するテクストと写真を検証することで、メキシコ滞在後からブルトンの芸術論の変容した原因がブラボの写真の審美的影響にあるという仮説を証明することに努めた。
著者
吉田 倫子 浜屋 敏
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, no.51, pp.11-14, 2010-11-19

野中(1990)がSECIモデルをもって知識移転のプロセスを理論化して以来、多くの企業、とりわけ製造業にとって、ミクロレベルでの暗黙知と形式知の長期的継続性のある継承を、組織内、部署内でいかにして定着付けていくかは非常に大きな関心事となった。本論では、2009年に企業A(国内・製造業)で実施された従業員満足度測定のデータを用いて、従業員の視点からどのようなSECIの循環が見られるのかを検証した。その結果、全サンプルではSECIの循環が見られるものの、部門別の推計ではそれぞれの違いが確認できた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.343, pp.48-51, 2004-01-09

2014年ごろには,構造物の設計データや補修履歴を整理したデータベースが,劣化予測や補修工法の選定に利用されているだろう。構造物の異状を自動で知らせるシステムや,画像解析による塩化物イオンの測定といった技術の導入も進む。 2014年1月のある日,入社4年目の宮地孝太郎(25歳)はパソコンのモニターに見入っていた。
著者
水島 恭愛
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1203, pp.132-135, 2003-08-04

今年6月18日、着物着付け教室などを運営している全国教育産業協会(通称ハクビ総合学院)は東京地方裁判所から民事再生計画の認可を頂きました。1月24日に民事再生法の適用を申請したのですが、和洋装品販売のヤマノホールディングコーポレーションのご支援で、以前と変わらぬままに事業を継続できることになりました(編集部注:ヤマノは7月21日号の本欄で掲載した東京ブラウスも経営…
著者
近藤 信子 冨氣 久江
出版者
中国学園大学
雑誌
中国学園紀要 (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.13-19, 2008-06

1990年(第1回調査)と2007年(第2回調査)に女子学生を対象に行った質問紙調査の結果を比較しながら,和服の現状と今後の在り方について検討した。調査内容は和服に対するイメージと評価である。和服に対する評価についてはファッション性・審美性・実用性・社会性の次元で項目を設定した。和服に対するイメージについては,1990年の調査結果では「好感」「女性的上品さ」「華やかさ」の3因子が抽出されたが,2007年調査の分析結果からは「儀礼性」「好感」「静的」の3因子が抽出された。女子学生は,和服の審美性について高く評価しており,和服への関心も高いことが明らかとなった。この結果については,調査年による大きな差異はみられない。ファッション性については,和服の個性的な着付けや新しい組み合わせを工夫したいとする者が2007年調査結果では多かった。和服の実用性についての評価は高くない。民族服に対する意識は1990年調査より2007年調査のほうが有意に低かった。

1 0 0 0 OA 鳥取県公報

出版者
鳥取県
巻号頁・発行日
2008-03-07

1 0 0 0 OA 鳥取県公報

出版者
鳥取県
巻号頁・発行日
2010-11-09
著者
安野 麻子 Asako Yasuno
雑誌
年報・フランス研究 (ISSN:09109757)
巻号頁・発行日
no.37, pp.169-182, 2003-12-25
著者
倉地 曉美
出版者
広島大学平和科学研究センター
雑誌
広島平和科学 (ISSN:03863565)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.73-93, 2001

In order to realize a just society in the new century, it is crucial for university students to cope with prejudice and their own xenophobia. Through the 19901s, this author has been addressing the importance of the new concept of intercultural learning as a means of realizing a just society. Intercultural learning only takes place when people of various cultural backgrounds interact with each other independently in order to overcome their own cultural prejudice. Students must actively participate in the creative process of producing new cultural values through intercultural dialogue with people from different cultural backgrounds instead of teaching and transmitting static aspects and homogenized images of cultural knowledge. This forces them to acquire mutually respected cultural values and behavioral styles for cultural adaptation. In order to facilitate this reciprocal cultural learning, it is important to educate transcultural mediators who can guide the passive and negative culture learners into intercultural dialogue. Using this concept, the author developed several courses to educate transcultural mediators. In this paper, the author analyzes how a college student copes with her initial xenophobia against overseas students and what the student learned by engaging in ethnographic fieldwork and case conferences required of her in an intercultural education course.