著者
岩崎 由希子
出版者
東京大学大学院医学系研究科内科学専攻
巻号頁・発行日
2009-03-23

報告番号: 甲24837 ; 学位授与年月日: 2009-03-23 ; 学位の種別: 課程博士 ; 学位の種類: 博士(医学) ; 学位記番号: 博医第3257号 ; 研究科・専攻: 医学系研究科内科学専攻
著者
倉島 健 岩田 具治 星出 高秀 高屋 典子 藤村 考
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.30-41, 2013-03-29

ユーザの過去の行動履歴から次の行動を予測し推薦するためのジオトピックモデルを提案する.提案モデルは,ユーザの行き先が,1) 家,勤務地,学校などが存在するユーザの行動範囲からの近さと,2) ユーザ自身の興味情報によって決まるという仮定に基づく確率的行動モデルである.ユーザの行動範囲が場所の選択に与える影響を明示的にモデリングすることで,位置情報(緯度,経度)以外の潜在的な場所特徴とそれに対するユーザの興味を効果的に学習することができる.評価実験においては,ユーザの興味情報を推定することでユーザの行動を高精度に予測できることを,レストランとランドマークの訪問履歴を用いて示す.さらに,人々のランドマーク選択を説明するためのユーザの興味対象が"アート","自然","建築物","知名度","眺めの良さ"などの潜在的なランドマーク特徴であることを明らかにした.This paper proposes a method that analyzes the location log data of multiple users to recommend locations to be visited. The method uses our new topic model, called Geo Topic Model, that can jointly estimate both the user's interests and activity area hosting the user's home, office and other personal places. By explicitly modeling geographical features of locations and users, the user's interests in other features of locations, which we call latent topics, can be inferred effectively. Experiments are conducted using Flickr-based and Tabelog-based location logs to evaluate the recommendation performance of the proposed method in terms of the accuracy of predicting visit selections. We also show that our model can estimate latent features of locations such as art, nature, construction, popularity and great views from location logs of landmark visits, and describe each user's preference based on them.

1 0 0 0 OA 表紙の説明

著者
飯高 茂
出版者
東京大学理学部
雑誌
東京大学理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, 1981-09

2次変換の妙味
著者
伊東 龍一 後藤 久太郎 斎藤 英俊 吉田 純一 吉野 敏武 山口 俊浩
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、江戸時代の建築図面のうち、立面および断面を描く建地割について作図技法・描法を検討し、また江戸時代の建地割の特徴を鮮明にするために中世以前の建地割も調査対象に加えて分析し、様々な技法の使用があったことを明らかにするとともに、それらの時代的変遷として、とくに平面図(指図)を附属するものはとしないもの、寸法線を記入しないものとするもの、朱線・朱文字の使用しないものとするものを指標とすることができ、これらは大凡、18世紀前期を境に前者から後者に移行することが明らかになった。これにともない図の名称も、18世紀前期を境に「地割」などから「建地割」になった。
著者
北野 英巳 蓬辰 雄三
出版者
日本育種学会
雑誌
育種學雜誌 (ISSN:05363683)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.9-18, 1981-03-01
被引用文献数
2

水稲砧種フジミノリに^<60>C0,γ線を照射して育成した半矮性突然変異品種レイメイおよび優性突然変異系統ふ系71号を用いて,優性遺伝子の形質発現と生育温度の関係について原品種との比較検討を行った。1977年,これら3品種(系統)を人工気象室において3温度区(高温区;昼間30.C一夜間25℃,中温区;23℃一18℃,低温区;16℃一12℃)を設け,さらに各温度区にそれぞれ3段階の施肥量区(基肥区,1回追肥区,2回追肥区)を設けて栽培を行った。その結果,施肥効果に関しては品種(系統)問で特異的な反応は認められたかったが,生育温度に関しては3系71号が明らかに他の2品種と異った反応を示した。すなわち,フジミノリおよびレイメイは,本実験で用いた温度範囲において,高温になるにしたがって稈の伸長が促進されたのに対し,ふ系71号は,中温区より高温区で短稈化した。また温度の低下に伴って相対的に原品種フジミノリの生長に近づく傾向を示した。1978年,ふ系71号およびフジミノリを用いてきわめて高い温度条件下(45℃一30℃)で処理を行った結果,高温による稈の伸長抑制の効果は両品種(系統)ともに認められたが,ふ系71号でより顕著であった。さらに,このようなきわめて高い温度処理条件下では,穂の伸長も強く抑制され,かなりの不出穂個体が出現した。また生育温度の違いにより両品種(系統)における稈の節間比も大きく変動した。一般に,高温下では上部伸長型を,低温下では下部伸長型の節間比を示し,この傾向はフジミノリよりふ系71号において顕著であった。稈長および穂長以外の他の形質に関しては,ふ系71号と他の品種の問に顕著な温度反応に関する差異は認められなかった。以上の結果から,ふ系71号の矮性遺伝子による稈の伸長抑制作用は高温条件下で強くあらわれ,低温条件下ではほとんどあらわれなくなることを認め,そしてそれにより稈程の伸長に関して他の品種とは異った特異的な温度反応を示すことを明らかにした。
著者
松永 健太 山田 健太 高安 秀樹 高安 美佐子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.365-375, 2012 (Released:2012-09-27)
参考文献数
27
被引用文献数
2

The dealer model is an agent based model that simulates the simplified dealer's behavior and satisfies various empirical laws of the foreign exchange markets by tuning major three parameters. In this study,we improve the dealer model to satisfy a newly established empirical law about widening of spread as a response to big market price changes. As a result when a big news occurs and the market becomes turbulent, this new model can reproduce broadening of distribution of price change.In a peculiar price change of official intervention in the foreign exchange market by Bank of Japan, this model can be used for estimation of strategies of intervention and responses of the market.
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.10, pp.182-185, 2004-11

「職人さんが手で一つひとつ絹糸を巻いて、この絞り模様を作っているんですよ」、「ムラになるので、彩色の時はエアコンをつけられないそうです」。華やかな振袖で染められた店内。美麗な模様を間近にし、その大変な手間を思ってため息が出る。しかし値段を聞けば、意外に安い。それが京都きもの友禅(以下、京都きもの)の強さだ。

1 0 0 0 OA 防長歴史暦

出版者
山口県
巻号頁・発行日
vol.中, 1944
著者
深谷 孝紀 有薗 信一 小川 智也 渡邉 文子 平澤 純 三嶋 卓也 古川 拓朗 谷口 博之 近藤 康博 田平 一行
出版者
東海北陸理学療法学術大会
雑誌
東海北陸理学療法学術大会誌 第28回東海北陸理学療法学術大会
巻号頁・発行日
pp.71, 2012 (Released:2013-01-10)

【目的】 間質性肺炎患者(IP)の運動耐容能と労作時低酸素血症は、予後予測因子である。また、経皮的酸素飽和度(SpO2)や骨格筋機能が運動耐容能に関連があると報告されている。しかし、IP患者における運動中の骨格筋の酸素消費とSpO2の関連については明らかになっていない。そこで、本研究の目的はIP患者における漸増運動負荷時の外側広筋の骨格筋酸素消費の指標と運動中のSpO2の変化の関連性を検討することである。【方法】 対象は全身状態の安定したIP患者、男性20名(平均年齢:65.9±9.7歳、%VC:94.3±19.8%、%DLCO:67.0±21.9%)とした。自転車エルゴメータを使用し心肺運動負荷試験(CPX)を実施した。CPXは0Wで3分間のwarm upを行った後、10watt/分のramp負荷で症候限界性に実施した。CPX中にSpO2をパルスオキシメータにて測定し、同時に近赤外線分光法(near-infrared spectroscopy:NIRS)を使用し、外側広筋の組織酸素飽和度(tissue oxygen saturation:StO2)を測定し、骨格筋での酸素消費の指標(SpO2-StO2)を算出した。安静時と最大負荷時のSpO2とStO2を測定し、それぞれ最大負荷時の値から安静時の値を減算したΔSpO2とΔStO2を算出した。安静時と最大負荷時の間でSpO2, StO2, SpO2-StO2の比較と、ΔSpO2とΔStO2の比較を対応のあるt検定を用いて検討した。SpO2とSpO2-StO2の関係をピアソンの相関分析を用いて検討した。【結果】 SpO2は安静時の95.8±1.8%に比べ、最大負荷時は88.7±6.0%に有意に低下した(p<0.05)。StO2は安静時の55.9±5.3%に比べ、最大負荷時は53.0±7.3%に有意に低下した(p<0.05)。安静時と最大負荷時の差であるΔSpO2は-7.1±5.5%であり、ΔStO2は-2.9±4.7%であり、ΔSpO2の方がΔStO2に比べ有意に高値を示した(p<0.05)。安静時のSpO2-StO2は39.8±4.7%で、最大負荷時のSpO2-StO2は35.9±9.7%と両者では差を認めなかった。SpO2とSpO2-StO2の関係では最大負荷時で相関関係を認め(r=0.676, p<0.05)、安静時では相関関係を認めなかった。【考察】 StO2は安静時より最大運動時の方が低値を示したが、低下量はSpO2より小さかった。運動時に肺での酸素を取り込む能力が低下しても、骨格筋での酸素を抜き取る能力が補おうとしたと考えられた。骨格筋での酸素消費を表すSpO2-StO2と最大負荷時のSpO2との間に正の相関関係を認めた。これは運動終了時の労作時低酸素血症の程度が、骨格筋の酸素消費に影響することが示唆された。