1 0 0 0 OA 時と恋愛

著者
菊池寛 著
出版者
文芸春秋社出版部
巻号頁・発行日
1926
著者
長谷川晶一
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2012-EC-26, no.6, pp.1-4, 2012-12-08

本稿では、遊びの場の表現について、表現のリアリティや美しさと、表現内容の人生における意味の重要性を指摘し、これらが人が遊びの場への入りやすさと留まりやすさに影響するという視点を提示し、この視点から既存の遊びや研究を説明する。提示する視点が遊びの場の設計に役立つことを期待しているが、検証はしていない。
著者
桑田 主税 成川 昇
出版者
千葉県農業試験場
雑誌
千葉県農業試験場研究報告 (ISSN:05776880)
巻号頁・発行日
no.42, pp.23-30, 2001-03

難抽台性の坊主不知ネギにおいて効率的に交雑育種を行うために、低温短日処理および肥料切り処理が坊主不知ネギの抽台誘起に及ぼす影響について検討した。低温処理は10.5cmポットに鉢上げした株を日長8時間で温度制御した人工気象室に処理温度、期間、時期を変えて搬入し、また、肥料切り処理は鉢土の肥料の有無により実施した。 1.最も抽台が促進された条件は、供試3系統ともに温度較差の激しい明期25℃/暗期2℃区であり、抽台株率は最高で「夏婦人」が80%、「向小金」が47%、「藤心晩生」が53%となった。 2.「向小金」は、同一の温度処理下において肥料切りにより抽台株率は高まり、肥料感受性が高い系統であった。 3.明期5℃/暗期0℃および明期8℃/暗期2℃の極端な低温や120日間の長期間の低温処理では、抽台は促進されず、坊主不知ネギの花成には極端な低温を要求しないことが示された。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1912年03月27日, 1912-03-27
著者
谷口 敏雄 小田 孝治 寺井 達郎
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, 1978-06-15

東南アジアにおいて, 日本の建設コンサルタント・建設会社が関係した施工中あるいは完成した工事例として, 韓国・マレーシア・タイ・インドネシアにおけるフィルダムを取り上げ, 土質工学的に興味深い次の話題について紹介しているものである。(1)マサ土によるコアの盛立て。マサ土の問題を上げ, 安東ダムにおける設計・施工の基準と試験盛土の結果を載せている。(2)火山灰質粘性土と細粒岩の混合材料をコアに使用した例。火山灰質性粘性土は含水比50%程度でトラフィカビリティーを失うため, これを確保する目的で細粒石灰岩を混合した効果を述べている。(3)スレーキングを起こす軟質砂岩とシルト岩による堤体盛立て例。スレーキングを起こす恐れのある掘削ズリを主堤体材料として用いる際の問題点, およびその施工管理基準と盛立ての実績を述べている。(4)冬期凍結期間中の堤体盛立て例。試験盛土の結果に基づいた施工基準, および施工実績を示している。このほかの話題として, (5)ラテライトによるコアの盛立て, (6)コファーダムの砂レキ基礎の浸透対策工事, (7)グリズリの使用例を紹介している。
著者
賀数いづみ
雑誌
母性衛生
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, 2002
被引用文献数
1
著者
我部山 キヨ子 岡島 文恵
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 = Maternal health (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.198-206, 2010-04-01
参考文献数
12

医療の進歩および看護・助産の知識や技術の向上に対応し,今後の助産師の卒後教育のあり方を探る目的で,京都府下の産科関連30施設の勤務助産師254人を対象に,卒後教育が必要な理由,卒後教育の時期・内容・問題,助産師免許更新制度などについて自記式質問紙調査を実施し,以下の結果と示唆を得た。1. 99.2%の勤務助産師は,「自身の能力の維持・向上」「本や資料で得られない知識・技術を学ぶ」などの理由で卒後教育が必要と考えていた。教育内容では,70%以上の人が「産科救急」「乳房管理」「新生児蘇生」を重要と答えた。とくに全年代が重要としたのは「異常や救急」,20歳代では「診断や技術」,30歳代以上では「助産管理・医療安全教育・職業倫理」などであり,年齢層や経験に即した卒後教育が重要であることが示唆された。2. 卒後教育で重要な時期は「1年目」が最も多く,74%が3年以内と答えた。3. 卒後教育上の問題は,「時間がない」61.8%,「受講料が自己負担」45.7%であった。これらの結果から,重要と考える教育内容は年齢層で異なるため,助産師の経験や専門性を考慮した教育内容が重要であることが示唆された。また,助産師数は看護師数に比べると極めて少ないことから,「卒後教育のための時間確保」や「受講料の援助」などの卒後教育環境の整備も必要である。

1 0 0 0 OA 八ツ山の景

著者
小倉柳村
出版者
新井八蔵
巻号頁・発行日
1880
著者
赤尾 勝一郎 佐伯 雄一
出版者
宮崎大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2004

植物体内に生息する窒素固定細菌は窒素固定エンドファイトと呼ばれている。窒素固定する植物は根粒菌の共生するマメ科植物とフランキアの共生する十数種の植物に限られている。しかし、ブラジルにおいて、20数年前、サトウキビの中には根粒構造を伴わない共生窒素固定系の存在が示された。窒素固定エンドファイトの生息するサトウキビの中には60〜70%の窒素固定寄与率を示す場合のあることが報告された。その寄与率はマメ科植物-根粒菌の共生系に匹敵する。また、窒素固定エンドファイトは、サトウキビの他にイネ、ムギ、ソルガムといったイネ科の主要作物、バナナ、パイナップル、チャなど、科を越える多くの植物種に内生することも明らかにされた。このことは、マメ科以外の作物にも窒素固定機能を付与することの可能性を示した。しかし、これを実現させるためには幾つかの解決すべき問題点がある。その中で特に重要なことは、有用菌の選抜と、植物体内への定着と増殖である。増殖と定着の指標には窒素固定量の把握が必須であり、本研究では、この3点を重点的に検討した。研究期間は平成16年から19年までの4年間であり、前半では、GFP標識のHerbaspirillum sp.の接種試験、サトウキビとサツマイモから単離した窒素固定細菌の同定と窒素固定活性の測定と、サトウキビとサツマイモから単離した窒素固定細菌へのGFPによる標識を試みた。後半には、GFP標識菌を利用した接種法の検討と、一定の生育期間を通じて窒素固定量を推定する方法を検討した。その結果、サトウキビから12菌株、サツマイモから27菌株の窒素固定細菌を単離した。供したHerbaspirillum sp.、Enterobacter sp.、Pantoea sp.に関する宿主特異性は認められなかったが、菌と植物種や品種との間には親和性の強弱が認められた。また、接種法としてはレオナルドジャーに植えた幼植物の地下部に10^8cells/mlの高濃度が高い効果を示したが、実用技術としては萌芽茎への接種を検討すべきであるとの結論を得た。