1 0 0 0 OA 浦潮斯徳

著者
川上俊彦 著
出版者
大倉保五郎
巻号頁・発行日
1892
著者
間瀬 久雄 辻 洋 絹川 博之 川村 隆雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.127-128, 1993-03-01

プログラム開発の効率向上の一方法である,かな漢字プログラミングの研究を進めている.これまでに,単語分かち書きのカナ文字列で記述可能なCOBOLプログラミング用簡易言語CORALを開発した.CORALは大型計算機VOSシリーズ上で稼動している.我々は,開発効率をさらに向上させるべく,より可続性に優れた非単語分かち書きかな漢字文による記述を検討し,形態素解析によってかな漢字プログラムを既存のCORALに変換するプリコンパイラのプロトタイプを開発した.これによりデバッグ効率が向上するほか,プログラムを仕様書として利用できる.なお,本プロトタイプにおけるかな漢字プログラムの構文は,従来のCORALの構文をほぼ継承している.本稿では,本プロトタイプの構成および機能について述べ,また,テストプログラムを用いた評価結果について考察する.
著者
上野 雄一郎
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.120, no.5, pp.877-885, 2011-10-25 (Released:2012-01-17)
参考文献数
38
被引用文献数
1 1

地球上にいつ生命が誕生したのだろうか? この疑問に答えるために,世界最古の地層を探し,その痕跡を突き止める努力がなされてきた。西グリーンランドイスア地域には38-37億年前の太平洋型造山帯が見られるが,そのなかの付加体を構成する海溝堆積物中に石墨が産する。この石墨の炭素同位体組成は起源推定に有用であるのだが,この堆積岩はのちに300-600℃程度の広域的な変成作用を被っているため同位体組成は改変されている。そこで変成作用による影響を考慮すると,もとの炭素同位体組成は-25から-30‰程度であったと予測される。これらの同位体的特徴は,地球誕生後8億年時点ですでに生物は地球に出現していたことを示す。
著者
Kashima Hisashi
出版者
Kyoto University
巻号頁・発行日
2007-03-23

新制・課程博士
著者
岡野 裕之 横関 隆 並木 美太郎 高橋 延匡
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.673-683, 1991-05-15
被引用文献数
4

共有メモリ型マルチプロセッサを対象にしたオペレーティングシステム OS/omiaon第3版(以下OMICRONV3)を開発した.OMIRONV3は タスクフォースをマルチプロセッサ環境で有効に機能させるために タスクフォースを1つのプロセッサに束縛せず タスクから見てプロセッサをアノニマスにする設計とした.このとき 対象ハードウェアがプロセッサに関して不均質であったため ハードウェアに直接OMICRONV3を実装すると OSの構成が複雑になることが予想された.そこで ハードウェアとOSの間にハイパOS眉を導入し ハードウェアを均質化した.これによって OMICRNV3の内部でプロセッサをアノニマスに扱うことが可能となった.OMICRONV3は プロセッサをアノニマスとして実装した結果 シングルプロセッサ用のOSと比べて数か所の変更でマルチプロセッサに対応できた.したがって ハイパOSを使った実装が OSの記述性 保守性を高める上で非常に有効であることが判明した.0MICRONV3の設計は OS内の統一した責源環境 マルチタスクのデバッガ OSの変更の容易性などを考慮して行った.本論文は OMICRONV3カーネルの設計と実現 マルチプロセッサヘの実装方式趣どについて述べる.
著者
山本 伸次 徐 向珍 〓 〓〓
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.121, no.1, pp.161-167, 2012-02-25 (Released:2012-03-05)
参考文献数
44
被引用文献数
1

ルオブサオフィオライトに産するポディフォームクロミタイトからは,これまで数多くの“異常な”鉱物が見いだされている。それらは,マイクロダイヤモンドを含む種々の超高圧鉱物や,金属相などの還元的鉱物,そしてクロマイト中におけるディオプサイドやコーズ石などの異常な珪酸塩離溶相などである。これらの鉱物学的証拠は,本ポディフォームクロミタイト岩体が超深部マントル(おそらく380km以深)由来であることを強く示唆する。したがって,ルオブサオフィオライトにおけるポディフォームクロミタイトは,これまで手の届かなかった深部マントルに関する重要な知見をもたらすであろう。
著者
Kotaro KATAOKA Keisuke UEHARA Masafumi OE Jun MURAI
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
IEICE TRANSACTIONS on Communications (ISSN:09168516)
巻号頁・発行日
vol.E95-B, no.7, pp.2200-2209, 2012-07-01

In disaster sites of 2011 Tohoku Earthquake, digital communication was virtually unavailable due to the serious damage to the existing Internet and ICT resources. Thus there were urgent demands for recovering the Internet connectivity and first aid communication tools. This paper describes the design and deployment of networking systems that provide Internet connectivity using 3G mobile links or VSAT satellite links. In this paper we examine two approaches for post-disaster networking: quickly deployable package and on-demand networking. Based on a comparison of their characteristics and deployment experiences, this paper tries to extract lessons that contribute to improving the preparedness to another disaster. This paper also shares our significant operational experience acquired through supporting a maximum of 54 sites in Tohoku area including evacuation shelters, temporary hospitals and local government offices.
著者
マーガレット ウッド
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.121, no.1, pp.168-180, 2012-02-25 (Released:2012-03-05)
参考文献数
27
被引用文献数
3 6

基質に混在した岩塊を含む「メランジュ」を,グリーンリー(1919)が世界ではじめてアングルシーで記載した。それ以来,この地はメランジュの模式地となった。アングルシー島の大部分およびスリン半島西部は先カンブリア紀後期からカンブリア紀のモナ複合岩体から構成され,欧州に産する低変成度付加型造山帯の最良の例を提示している。これらの岩石は,現在の太平洋西部のプレート沈み込み帯上の前弧域に比較される場で付加した構造的な地質体であり,ゆえに海洋プレート層序をもつことを特徴とする。本稿は,モナ複合岩体およびそのメランジュの形成史に関する解釈が,過去200年間にどのように変化したのかについて記述する。さらに同メランジュがもつ多様性,また古期生命との関連についても議論する。
著者
三好 裕司 平尾 行雄 石川 瑞子
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.88, pp.182-185, 1990-12-15

喫煙と体重の関係を,対象者の年齢を考慮して分析した。若年者では喫煙量の多い群ほど肥満傾向を示し,50歳台の高年者では喫煙量の多い群ほどやせ傾向を示し,中年層では高度喫煙者の若干の肥満傾向が認められた。一般に加齢に伴う体重増加,所謂中年肥りが存在するが,この傾向は非喫煙者に最も甚だしく,喫煙量が増すに従ってその程度は小さくなっていた。そして,高度喫煙者では加齢に伴いやせている傾向がみられた。このことは,喫煙が体重増加抑制,または体重減少に働くことを意味し,高度喫煙による肥満効果については否定的であった。20歳台における高度喫煙者の肥満傾向は,喫煙開始者の体格上の特質であり,喫煙者の性格や日常生活習慣を反映したものと思われる。
著者
門間 英毅 上野 精一 堤 正幸 金澤 孝文
出版者
公益社団法人日本セラミックス協会
雑誌
窯業協會誌 (ISSN:18842127)
巻号頁・発行日
vol.86, no.1000, pp.590-597, 1978-12-01
被引用文献数
16 19

α-Ca<sub>3</sub>(PO<sub>4</sub>)<sub>2</sub> 粉末-H<sub>2</sub>O系分散液を種々のpHに調製し, これをそのままあるいは反応中のpHを一定保持しながら, 80℃で主に2時間の加温処理を行った. 得られた固相分の結晶相とpH条件との関係を明らかにし, 更にアパタイト生成物に関しては, 反応pH条件とCa/P比, 構成イオン種, 加熱変化及び粒子形態などとの関連を検討した.<br>反応中のpHを一定に保持してもしなくても, pHが約4.6以上であればアパタイト単一相になり, これ以下pH 4.3までは短冊状結晶のアパタイトとオクタカルシウムホスフェートとの混合相になり, pH 4.2-3.0では角板状のCaHPO<sub>4</sub>を主体としていた. アパタイト単一相の場合の結晶は, 保持pH値を変えることによって板状あるいは花片状及び柱状のおのおのの形態に成長した. pHを一定保持しない場合にはすべて花片状であった. 反応中のpHが高いほど, アパタイトへの転化は遅くなるけれども, アパタイトのCa/P比は増大しやすくなった. 高Ca/P比のアパタイトになるほど, 含水量やHPO<sub>4</sub><sup>2-</sup>含量の減少と, OH<sup>-</sup>含量及び結晶性の増大が認められた. アパタイトの含水状態, 含有HPO<sub>4</sub><sup>2-</sup>の脱水縮合温度はオクタカルシウムホスフェートのそれらと類似していた。
著者
佐藤 秀隆 下田 義雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会秋季大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1994, no.2, 1994-09-26

半導体雷サージ防護素子は、小型・小静電容量かつ優れたサージ防護特性を有することから、局内保安器用としてすでに事業導入されている。しかし局内保安器における雷サージ防護規格は遠距離雷を想定した雷サージであるのに対し、宅内装置においては近傍雷が問題となるため、その雷サージ波形の違いから従来素子はサージ耐量不足で適用できなかった。そこで急峻で大電流高電圧サージの近傍雷に対応する素子の検討を進めた結果、今回宅内装置に適合した高サージ耐量素子を実現したので報告する。
著者
鎌田 慧
出版者
潮出版社
雑誌
巻号頁・発行日
no.266, pp.p82-97, 1981-07