著者
倉持 俊一
出版者
法政大学史学会
雑誌
法政史学 (ISSN:03868893)
巻号頁・発行日
no.50, pp.15-33, 1998-03
著者
関 節朗 干場 健 Bordon Jorge
出版者
日本熱帯農業学会
雑誌
熱帯農業 (ISSN:00215260)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.33-37, 2001-03-01
被引用文献数
4

パラグアイ南東部穀倉地帯における不耕起栽培ダイズ(Glycine max(L.)Merr.)の収量は近年減少傾向にある.この原因が不耕起栽培を継続した圃場での根の発育不良にあるか, どうかを明らかにするため, 年数, 耕起法, 前作物, 土壌の異なる11圃場についてダイズの根の形態, 分布を調査した.その結果, 不耕起畑では地表下5〜10cmのところで, 主根が彎曲したり, 主根の伸長が止まり, 代わりに側根が水平に伸長したり, 主根の伸長・肥大が貧弱で側根がタコ足状に発達したりしているダイズが多数観察され, このようなダイズでは根系が地表近くに分布する傾向が認められた.一方, 耕起畑および開墾初年目の畑では主根伸長異常のダイズは少なかった.土壌調査結果によると主根の土壌下層への伸長不良は, 播種床下の土壌硬度が高いほど, また土壌表層と下層のリン酸濃度の差が大きいほど多くなる傾向にあった.このことから長年不耕起栽培を継続した畑では, 土壌に圧密層が形成され, また施肥リン酸が表層に集積するなどして, ダイズ根の土壌下層への伸長を妨げて根系分布の表層化を招き, 軽度の気象変動(干ばつ)にも生育が左右され, 近年の収量低下の原因になっているのではないかと考えられた.
著者
下平 乙夫
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.39, no.8, pp.p973-978, 1985-08
著者
廣 惠華 邵 来聖 沈 雲虎 方 林虎
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.120-132, 1998-03-01

十数年前から、我々は46名ほどの軽作業労働をする若い男女を対象に、特異能力(ESP/PK)の誘発訓練を行ってきた。訓練によって、それまでESPやPKをまったく知らなかった人たちが、透視によって文字を認識したり、意念で物体を移動したりできるようになる。これをベースに、我々は、思惟伝達や特異能力による計算機の使用などに関する一連の実験を行ってきた。そして、すでによく知られている学習・記憶などの能力以外の脳機能を分析・探索する上で、有益な結果が得られた。
著者
森 宏一 高橋 萬右衛門
出版者
日本育種学会
雑誌
育種學雜誌 (ISSN:05363683)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.226-238, 1981-09-01
被引用文献数
1

インド型イネ品種"Karalath","Chamock"および"Dalashaita"を日本型イネの検定用系統およびインド型イネの"Surjamukhi"と交雑し,花青素の基本着色遺伝子に関する遺伝分析を行った。これまでのC一A一P遺伝子体系をそのまま適用した限りでは,上記の交雑F_2集団において,両親の着色型から期待される正常分離を示す場合の外に期待外の着色型あるいは分離比を示す場合があった。そこで遺伝機構を説蔓月するために,CおよびP座に新しい対立遺伝子を仮定した。すなわち"Karalath"からはC脱,PKを,"Charnock"からはCBc,Pcを,そして"Da1ashaita"からはC^<BK>およびP^Kたる対立遺伝子を想定した。これらの対立遺伝子と従来の対立遺伝子との優劣関係は次のとおりである。[numerical formula]なお,分布遺伝子P^KはPよりも〓先への分布能カが劣り,P^CはP^Kよりも更に分布能力が低い。上述の遺候子仮説に基づくなら,本実験で供試したほとんどの組合せについて,そのF_2分離を統一的に説明できる。またF_3検定を行った5交雑組合せの内では3組合せでこの遺伝子仮説が支持された。残りの2組合せではF_3系統比に関し適合度が必ずしも高くはなかったが,F_3系統内での分離そのものは期待される分離であった。
著者
関 節朗 干場 健 久保田 亜希
出版者
日本熱帯農業学会
雑誌
熱帯農業 (ISSN:00215260)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.28-32, 2002-03-01
被引用文献数
1

パラグアイ・イグアス地域のテーラロッシャと呼ばれる重粘土壌では, 長年の不耕起栽培によって5〜15cmの深さに圧密層が形成されており, 多くのダイズに根系異常が見られる.この原因を明らかにするため, 1999年パラグアイ農業総合試験場(CETAPAR)において, 農家の不耕起畑にみられるのと同様の土壌硬度をもつ圧密層を, トラクタの踏圧回数を4回および8回と変えて造成し, 対照の無踏圧を加えて3水準の土壌硬度条件でダイズの主根伸長・根系発達と土壌硬度との関係を調査した.その結果, 無踏圧区のダイズ主根は出芽時に9.0cmまで鉛直に伸長したのに対し, 4回, 8回踏圧区ではそれぞれ2.9cm, 1.6cmに過ぎず, また踏圧区のダイズでは主根の先端に屈曲や肥大が認められた.主根伸長の旺盛な発芽から第1本葉展開までの土壌硬度は, 無踏圧では深さ10cmより下層で20mm(山中式土壌硬度計による指標硬度)以下, 15cmでも25mm以下であったのに対して, 踏圧区では深さ15cmまで25mmかそれ以上であった.開花期の根系は, 無踏圧区では鉛直に伸びた主根を軸に深さ20cmまで全層に分布したのに対して, 踏圧区では主根の屈曲や伸長停止が見られ, その補償生長として上位側根が発達したが, 深層での根系分布は貧弱であった.踏圧試験圃に隣接した不耕起畑裸地の土壌硬度を3回の降雨後次期降雨まで測定した結果, 深さ15cmまでの土壌硬度は, 降雨後晴天が続くと数日のうちにダイズ根の伸長が困難になる硬さに達することが明らかになった.このようなことから, 同地域の不耕起畑で観察されるダイズ主根の伸長異常とそれに伴う根系の表層分布は, 主根伸長が盛んな出芽前後の短期間の土壌硬化によって引き起こされていると考えられた.1998,1999年の干ばつ年におけるダイズ収量の減少は, 不耕起畑における土壌の緻密化が大きく影響したのではないかと考えられる.
著者
駒野 雄一 山崎 太郎 太田 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.744, pp.75-80, 2003-03-20

OAEPよりも緊密な安全性を持つ改良方式として,Shoupは2001年にOAEP+を,古原・今井は2002年にOAEP++を提案した.本研究ではOAEPのPadding情報(冗長度)の構成法とそれをつける位置,暗号化関数への入力範囲を変更することで構成される(OAEP+, OAEP++を含む)72通りの変形方式を考え,各方式がどのレベルの安全性を実現するのかを網羅的に考察する.さらに,安全ではない方式に対しては安全性証明が破綻する要因を特定し,具体的な攻撃方法を与える.