出版者
BOC出版部

巻頭言 今こそ、たたかう女性学 井上輝子女性学のこれまで・これから-新自由主義にどう対峙するか-シンポジウムの趣旨 内藤和美労働世界へのジェンダー法学的アプローチ 浅倉むつ子私的問題の公共化-フェミニスト政治経済学からの問題提起 久場嬉子フェミニズム、バックラッシュ、個人主義 細谷実雇用平等論の原点に立ち返る 塩田咲子フェミニズムはすべての女性の希望になり得るか 山田昌弘レジュメ・資料ジェンダー概念をめぐる最近の動向 酒井はるみ女性学を学んで知ったこと・考えたこと-大学・大学院で女性学を学ぶ7人の手記-女性と子どもへの暴力 清田恵美乃違いを共に生きること 佐藤裕香「女性学」、私の地平 冨岡千尋男の看護学生として 中川慶展私と女性学 長田円香大学ではじめて女性学にふれて 山口真由女性学を学んで 渡辺めぐみ
著者
芳賀 高洋 大谷 卓史 佐藤 匡 高木 秀明 豊福 晋平
雑誌
情報教育シンポジウム2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.149-156, 2015-08-10

我々は,大学におけるソーシャルネットワークキングサービス(SNS)の利用ガイドラインに関して情報倫理学的観点か ら検討してきた.本稿では,この観点に加えて,教育学的観点から大学の SNS 利用ガイドラインを考察する.具体的には, まず 2015 年 4 月時点で国内の大学が公式に規定する SNS 利用ガイドラインを 93 大学(98 例)ほど収集し,質的・量的 に分析する.この分析から国内の大学が SNS に対してどのようなスタンスをとっているかを明らかにした上で,教育学 的観点から考察し, 学術研究機関であり高等教育機関でもある大学として適切なSNS利用ガイドラインとはどのよう なものかについて検討する.
著者
日下部 俊吾 渡邊 大記 近藤 賢郎 寺岡 文男
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム(MBL) (ISSN:21888817)
巻号頁・発行日
vol.2019-MBL-90, no.17, pp.1-6, 2019-02-25

我々は赤外線で高速列車内の Wi-Fi ネットワークに高速インターネット環境を提供する研究を続けている.列車走行時ハンドオーバにより周期的バーストパケットロスが発生する.そこで我々は 2014 年にバーストパケットロスが Streaming Application に与える影響について調査した.その後様々な環境が大きく変化した.トラフィックが増大し通信端末が多様化した.HTTP2 や QUIC 等の新たなプロトコルが台頭しプロトコル環境が変化した.それにより高速列車での Streaming Applicationに要求される通信品質が高まっている.本稿では高速列車でのハンドオーバを模擬したネットワークを構築し Streaming Application の特性を評価した.プラットフォーム毎に周期的バーストパケットロスのパラメータを変更し脆弱性を検証した.各 Streaming Application のプロトコルの違いや特徴を分析した.周期的バーストパケットロスヘの耐性は向上しており実環境でのハンドオーバの中で十分に QoE を満たす.
著者
竹内 将俊 小島 宏海 渡辺 昌也 Masatoshi TAKEUCHI KOJIMA Hiromi WATANABE Masaya
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.115-122,

東京農業大学世田谷キャンパスにおいて鳥類のラインセンサスとポイントセンサスを実施し,同様の調査を行った馬事公苑と種構成や個体数を比較した。1年と3カ月にわたる両調査地の調査で,計24科42種が確認された。2つの調査地間で,2種類のセンサス法による月を単位とした種数,個体数,Shannon-Wienerの多様度指数を比較した結果,世田谷キャンパスに比べ馬事公苑で種数と個体数が多く,多様度指数が高い傾向が認められた。この理由として,馬事公苑は外周を階層構造の発達した樹林が取り囲むなど緑地の占める面積割合が高く,まとまった落葉広葉樹林や水辺,芝地など多様な環境が含まれることが影響していると考えられた。また,世田谷キャンパス全体を25m×25mの区画に区切り,シジュウカラ,メジロ,コゲラなど7種の観察総数と緑被率との関系を解析した結果,すべての種で緑被率と観察総数との間に正の相関が認められた。キャンパス内の鳥類の多様性を高めるためには,落葉層を含む下層植生の発達したまとまった樹林を設けることが有効であると考えられる。
著者
出雲 孝
雑誌
情報学研究 = Studies in Information Science (ISSN:24322172)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.1-19, 2018-03-31

本稿は、カント『法論』における著作権の概念、とりわけ出版権を巡る議論を概観し、現在検討されている違法アップロードサイトのブロッキングの是非等に、法思想史上の知見を提供する試みである。情報は、有体物とは異なり、一度流出・拡散すると原状回復が非常に困難になるという性質を有する。違法アップロードの削除やブロッキングは、有体物の取戻しと同様に、できる限りの原状回復を目指す手法であるが、ここには情報法を何らかのかたちで物権法と対応させるアナロジーが働いている。しかし、17・18世紀に活躍した近世自然法論者のクリスティアン・トマジウス(1655-1728年)および彼の私法論から影響を受けた哲学者のイマニュエル・カント(1724-1804年)は、情報等の有体的コントロールが効かないものについては、金銭的解決を行う方が適切であると考えていた。本稿では、この洞察が法学的・哲学的にどのような裏付けを有していたのかを解明し、情報法の客体が情報そのものではなく、情報を巡る当事者の利害であることを明らかにする。
著者
下村 久美子 谷井 淑子 猪又 美栄子 小原 奈津子 ファン ハイ・リン
出版者
昭和女子大学近代文化研究所
雑誌
学苑 = Gakuen (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
no.909, pp.52-61, 2016-07-01

For the purpose of preserving traditional clothing and recording its history of Vietnam, the authors visited Hoi An and Tan Chau Village in 2014 and in 2015. This paper offers a brief history of Hoi An and reports the result of interviews with 25 Hoi An residents including experienced elderly ex-tailors; the paper also details figures and describes traditional clothing such as the ao ba ba(jackets)and the quan(bottoms)and formal traditional clothing for funeral attendants and the dead; the paper also discusses ritual practices found mainly in Hoi An. In addition, the report looks at the process of traditional manufacturing of a silk dye work using mac nua(ebony fruits)and other materials. This includes chemical analysis and explanation of the dying handicrafts.
著者
西村 拓ー 佐野 八重子 大江 聡子 加藤 一葉 濱崎 雅弘 山田 クリス孝介 阪本 雄一郎 本村 陽一
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS)
巻号頁・発行日
vol.2012-DPS-152, no.22, pp.1-6, 2012-09-06

健康寿命の延長のために、身体を動かして生き生きと自己を表現し合うコミュニティを支援する技術を検討する。スキンシップを伴う身体制御を行うことで、運動能力の向上だけでなく頭脳も活性化し、コミュニティとの繋がりが増加し感情的人間力の面でのソーシャルキャピタルが向上すると考えている。そこで、既存の身体表現コミュニティの課題や社交ダンスのコミュニティでのベストプラクティを分析し、場のデザイン、身体知、コミュニティ支援、社会学、認知心理学、バイオメカニクス、モチベーションデザインなどを含む共創的な身体表現コミュニティ支援プラットフォームを検討する。
著者
坪井順一
出版者
文教大学
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.59-66, 1999-03-01