著者
岡澤 保
出版者
高円史学会
雑誌
高円史学 (ISSN:09145176)
巻号頁・発行日
no.19, pp.20-38, 2003
著者
櫻井 勇良
出版者
湘南工科大学
雑誌
湘南工科大学紀要 (ISSN:09192549)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.1-5, 2011-03-31

In this paper, we describe light emission from electric stimulation of TAKUAN which isrepresentative of the pickled Japanese radish. As a result of experiments on various pickled radish we confirmed that strong light emission appeared in TAKUAN. Steam, along with a peculiar smell isobserved when alternating current or direct current voltage is gradually applied in TAKUAN. The light emission, which is accompanied by a discharge phenomenon within the TAKUAN that is in contact with the electrode, appears after the generation of the steam. We conclude that flame reaction is associated with this light emission because black powder was formed after the light emission. This light emission was observed in the vicinity of the electrode and soon after the steam ends regardless of type of power supply and polarity. The emission process appears quickly after the generation of steam stops.
著者
降旗 建治 柳沢 武三郎 池田 雅昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.97, no.334, pp.15-22, 1997-10-23
被引用文献数
4

本論文では, これまで音響工学的観点から検討されていない木魚に関する音響振動特性とその心理評価結果について報告する。まず, 直径37cmの木魚を例として, 基本的な物理特性を明らかにしている。すなわち, 木魚音の周波数帯域はばちの先端の材質により決まること, 駆動点機械インピーダンス特性から主要な共振周波数は155Hz, 177Hzおよび402Hzの3つであること, それらの指向性は前者の2つが全指向性を示し, 後者の402Hzが両指向性を示すことなどがわかった。次に, 好ましい木魚音とはどのような物理特性を持つものであるかを心理的側面から検討している。その結果から, 3つの共振周波数だけが駆動できるゴム製ばちは有効であること, およびその木魚音の残響時間特性が0.6秒前後となる室内音場は有効であることなどが検証できた。
著者
伊藤 裕子
出版者
科学技術政策研究所
巻号頁・発行日
2012-08-31 (Released:2012-08-31)

多くの大学の研究者は自分の研究室以外が保有する研究施設・機器を使用しており、利用に関して「事前の情報がない」、「専門知識を有したスタッフがいない」等の様々な問題を感じていることがアンケート調査の結果よりわかった。また、大学の共用化の取組は遅れているが、共用化に向けて大きな期待を持っていることが示された。米国のスタンフォード大学では学科や学部単位など様々な共用の拠点が存在し、いずれも稼働率が高く、専門人材が拠点の運営・管理を担当していた。日本の大学において研究施設・機器の共用化を実現するためには、研究者の研究時間の確保の観点から、研究者の手をわずらわせないように研究室の外に研究施設・機器を集めた拠点を複数つくることが必要である。それらの拠点はそれぞれで運営・管理をできるようにし、そのための人材を配置することが必要であると考えられる。また、共用化の効果や規制などを検証するために、2~3の大学の組織の参加による、共用化の実証実験の実施が重要であると考えられる。
著者
堀内 美希 田浦 健次朗
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.5, no.5, pp.128-137, 2012-10-15

分散環境でデータ集約的計算を行う際に重要な役割を果たす分散ファイルシステムであるが,高遅延環境でのファイルアクセスでは遅延の影響を受け,大幅にスループットが下がってしまうことがある.それを回避するために,アプリケーションに変更を加えず適応的に実行可能なアクセスデータの先読み手法を提案する.提案手法により,評価に用いた高遅延広帯域環境下でのファイルアクセスでは,シーケンシャルアクセスで約 700~800%, ストライドアクセスで約 300~400% の読み込みスループット向上を確認することができた.Distributed file systems play an important role for data intensive computation but current systems often fail to achieve good throughputs in high latency environments. To achieve a good access throughput, we propose a data prefetching method that can be adatively applicable without any modification to applications. In the evaluation environment with high latency and wide bandwidth, the proposed method achieved the "read" performance improvement of around 700 ~ 800% in sequential access and of around 300 ~ 400% in stride access.
著者
村田 治 Osamu Murata
雑誌
関西学院大学高等教育研究 (ISSN:21859124)
巻号頁・発行日
no.創刊号, pp.31-43, 2011-03-10
出版者
東洋史研究会
雑誌
東洋史研究 (ISSN:03869059)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.41-43, 1943-03-31
著者
小田 亮
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要
巻号頁・発行日
vol.22, pp.131-140, 2000-10-31

日本人における配偶相手の好みにみられる性差を、結婚相手募集広告の分析から研究した。一九九七年一〇月から二〇〇〇年一月までに個人広告雑誌に掲載された七八〇件(男性によるもの五七七件、女性によるもの二〇三件)の広告を分析対象とした。要求または提示されている特徴を比較すると、男性では要求された特徴と提示された特徴の数に違いはないが、女性は提示数よりも要求数の方が多かった。また女性は男性よりも要求数が多く、提示数は少なかった。男性は自らの経済的状況あるいは社会的地位を提示する傾向があり、女性はそれを要求する傾向があった。家庭への投資に関しては提示には偏りがなかったが、女性の方がより要求する傾向があった。身体的な特徴については要求、提示のどちらにも性による偏りがみられなかったが、相手に写真を要求するのは女性の方が多かった。連れ子の拒否については偏りがなかった。一方男性の方が女性よりも連れ子を受け入れる態度を示す傾向があった。男性は年下の女性を相手として好んだが、女性については充分なデータが得られなかった。これらの結果を先行研究ならびに質問紙を使った調査の結果と比較検討した。
著者
篠埜 功 大堀 淳
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.2_193-2_203, 2012-04-25 (Released:2012-05-20)

SML#はCとの高い相互運用性を持っており,インポート構文により,Cの関数をSML#から整数型などを変換することなく呼び出すことができる.本論文では,SML#プログラム中にCプログラムを直接書けるようにSML#言語の拡張を行う.Cプログラムの埋め込み用の特別な構文をSML#の宣言部分に追加し,その構文内にCプログラムを埋め込めるようにする.この拡張により,Cのプログラムを,トップレベルのみでなく,let式の宣言部分,structure,functor,local宣言等の宣言部分に書くことができるようになる.さらに,埋め込まれたCからSML#プログラム中の変数の値を参照する機能を追加する.