著者
奥田 裕 荻野 禎子 小澤 佑介 原田 慎一 江連 亜弥 内山 靖
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.357-362, 2006-11-20
参考文献数
22
被引用文献数
4 12

臨床的体幹機能検査(FACT: Functional Assessment for Control of Trunk)を開発し,信頼性を明らかにすることを目的とした。FACTは体幹にかかわるパフォーマンスの可否を判定するもので,10項目20点満点で構成されている。脳卒中者23例を対象として,理学療法士5名でペアを作り,別々にFACTを実施した。検者間信頼性について,合計点では級内相関係数(2,1),項目毎の合致率は%と &kappa;係数を用いて検討した。内的整合性はクロンバックの &alpha;係数を用いた。合計点は検者間で高い信頼性を認めた(ICC(2,1)=0.96)。項目毎では87~100%の一致率が示され, &kappa;係数は0.62~1で臨床導入が可能な信頼性を有することが示された。また,クロンバックの &alpha;は0.81であった。FACTは体幹機能をパフォーマンスによる得点尺度で捉えることができ,治療指向的な検査法の一つとして臨床,研究両分野での適用が期待される。<br>
著者
川﨑 寧生
出版者
日本デジタルゲーム学会
雑誌
デジタルゲーム学研究 (ISSN:18820913)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.1-12, 2015

ビデオゲーム機が導入された喫茶店は1970年代末に起きたテーブル型ビデオゲーム機の流行に寄 与した功績以外あまり重要視されていなかった。本研究ではこの喫茶店が持っていた役割を改めて見直すため、この喫茶店の実態を文献資料と現存する喫茶店へのフィールド調査やインタビュー調査を用いて明らかにすることを目的とした。本研究では特に導入ゲーム機種とゲーム機の導入時期、利用方法、 ゲーム機を利用する客層の4つの点を中心に調査した。結論として、この喫茶店は、テーブル型ビデオゲーム機により1980年代の現代日本における会社員向けの短時間の余暇を提供する、新たな役割を作り出したことを明らかにした。
著者
マイケル トマセロ 伊藤 忠夫
出版者
中京大学
雑誌
中京大学教養論叢 (ISSN:02867982)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.79-129, 2005-07-20
著者
大和 毅彦
出版者
滋賀大学経済学会
雑誌
彦根論叢 (ISSN:03875989)
巻号頁・発行日
no.357, pp.47-65, 2006-01
著者
谷口 幸男
出版者
広島大学文学部
雑誌
広島大学文学部紀要 (ISSN:04375564)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.p245-260, 1975-03
著者
松野 隆則 Takanori MATSUNO
出版者
昭和女子大学生活心理研究所
雑誌
昭和女子大学生活心理研究所紀要 (ISSN:18800548)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.31-40, 2012

Handwriting samples of a given Japanese text were collected from female student participants (N=50). Affective impressions regarding the appearance of the handwriting samples were assessed using the Semantic Differential technique. A factor analysis revealed three dimensions of impressions about handwriting, which were semantically similar to the dimensions of person perception. Another panel of female students inferred the big-five personality traits of the writers from the handwriting samples. All inferred personality traits were moderately or strongly correlated with at least one dimension of the impressions about handwriting. However, there were no satistically significant correlations between the dimensions of impressions about the handwriting and the writer's actual personality traits as assessed by the Big-Five Scales. The process and the fallaciousness of naive graphological inferences are discussed.
著者
胡麻田学 長名優子
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.333-334, 2012-03-06

本研究では、MIDIキーボードによる検索キーの入力が可能な不応性を有する自己組織化特徴マップを用いた曲の一部をキーとする音楽検索システムを提案する。提案システムでは、キーとして曲の一部や曲に含まれるリズムの一部を入力することで検索を行う。提案システムでは、マップ層のニューロンにおいて不応性を考慮することにより、入力データに類似した特徴を持つ複数のニューロンが順次発火できるようにすることで複数の曲の検索を実現する。
著者
Hayashi Hisakazu
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.63-82, 1981-09-20
被引用文献数
1

The present paper deals with new species and subspecies of lycaenid butterflies belonging to the genera Deramas, Narathura, Flos, Horaga, Pratapa, Neocheritra, Chliaria and Sinthusa recently discovered in the Philippines. The holotypes designated herein are all to be preserved in the National Science Museum (Nat. Hist.), Tokyo.
著者
浅野 二郎 仲 隆裕 藤井 英二郎
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.75-83, 1988-03-18
被引用文献数
1

本論文では初期書院造が成立したとされる室町・永禄年間における三好筑前邸の庭について,三好筑前守義長朝臣亭江御成之記を中心にその成り立ちについて考察した.その結果,その構成の基本については特に上杉家蔵洛中洛外屏風に描かれる細川典廐邸がもつ外部空間の構成に通じるものの多いことが指摘された.また,この三好邸の庭としての外部空間の在り方は,書院造の典型のひとつとされる西本願寺対面所にみる外部空間の在り方と極めてよく通じるもののあることが指摘できる.このことから,三好亭のそれが西本願寺対面所の庭がもつ構成原理の祖型をなすものと推定した.また,これらの,いわば観る庭の庭づくりに先行するものとして,会所・泉殿の庭をとりあげた.ここでは,この庭づくりに深く関与したとされる庭者についても触れた.足利将軍に仕えた同朋たちが多くの唐絵・唐物を使って会所の飾り付けを担当し,やがてその飾り付けの手法が後世,書院造の住宅における座敷飾りに大きな役割を果していったように,これら庭者たちも,やがて成立する書院造庭園において,そのもてる技能を展開するとした.即ち,会所・泉殿の庭づくりの場で,彼らが育て,そしてそれを受け継ぎ,さらに磨き抜いてきた造庭の手法を書院造庭園の場においてもさまざまに活かし,鑑賞に耐える庭としてこれをつくりあげてきたものと推定した.