著者
李 慧瑛 深田 あきみ 新橋 澄子 横山 美江 橋本 智美 下高原 理恵 西本 大策 緒方 重光
出版者
大分県立看護科学大学
雑誌
看護科学研究 (ISSN:24240052)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.20-31, 2016-08

研究目的は、ポートフォリオを用いた臨地実習における成長報告書の自由記述を内容分析し、学生の内省傾向を明らかにすることである。看護学生72名の自由記述データを計量テキスト分析の手法を用いて、共起ネットワークの作成と対応分析を行った。共起ネットワークの構造分析の結果、「成長ベスト3」「学んだこと」「獲得した力」それぞれの項目で3〜5群のカテゴリーが抽出された。振り返りの大切さに気づいた学生が、より高い看護実践能力の向上を目指して努力する内省が読み取れた。対応分析による抽出語の全体的布置において、「獲得した力」が第1成分の寄与率の高いプラス側第1象限に位置しており、「成長ベスト3」と「学んだこと」を区別する基準軸になっていると考えられた。第1成分のプラス側には、「活かす」「力」「今後」の語が並んでおり、学生は応用力を獲得していると考えられる。しかし、それを「成長」としては捉えておらず、「学んだ知識や技術」を「自己の成長」と捉える傾向がある事が示唆された。
著者
越塚 登 高田 広章 坂村 健
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.73(1991-OS-052), pp.1-8, 1991-09-06

本稿はGUIプログラミングの労力の軽減を目的とした、BTRONの新しいウィンドウシステムについて述べる。そのアーキテクチャやプログラミングインタフェースは、グループウェアや、カット&ペースト機能、付箋を使ったバッチ処理メタファなどのような、新しい対話スタイルのGUIのプログラミングがサポートできるように設計されている。とのGUIプログラミングモデルのベースとして、本稿では始めに対話モデルを提案する。そして、その対話モデルに基づいた、プログラミングインタフェースモデルである、Abstract Event/Window Callセットを提案する。そして、この、Abstract Event/Window Callセットを実際に実現するソフトウェアである、Window Shared Data Pool()についても述べる。また、本稿ではWSDPのプロトタイプバージョン上に、このブログラミングインタフェースを生かして、分散共有黒システムを少ないソースコード量で実装できたことも加えて報告する。"

3 0 0 0 OA 文禄慶長の役

著者
池内宏 著
出版者
東洋文庫
巻号頁・発行日
vol.別編 第1, 1936
著者
千葉 優子 Yuko Chiba フェリス女学院大学 音楽学部 音楽芸術学科(教員)
出版者
フェリス女学院大学
雑誌
フェリス女学院大学音楽学部紀要 (ISSN:13410601)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.43-69, 2011-03

Much confusion and many theories surround the origins of the kokyu. This paper is a comprehensive study which considers a variety of sources, beginning with a rereading of the first literature on the kokyu, the Kokyu Shichikushoshinshu (1644) by Nakamura Sozan, and continuing with an examination of visual resources, the social milieu in which the kokyu functioned, how the Chinese characters for "kokyu" are used, early performers, and resources on late 16th -early 17th Christians in Japan. The result is an understanding that the modern instrument called the koyu was modeled on the Japanese shamisen, and that the technique of playing the kokyu with a bow was influenced by foreign instruments. In addition, in this paper the author points on which one must take care when using Edo period (1603-1867) narratives as modern scholarly documents. Finally, the author notes that by studying differing viewpoints throughout the years, we can learn the thoughts and values of people at various times.2009年7月4日開催日本音楽学会関東支部特別例会(東洋音楽学会東日本支部第45回定例研究会と合同)において「展望 キリシタン音楽研究の可能性」として口頭発表したもののうち、研究の実例として述べた後半の胡弓と近世邦楽史料としての説話に関する部分をもとにまとめたもの

3 0 0 0 砂巌目録

著者
柳原 紀光 橋本 不美男
出版者
和歌文学会
雑誌
和歌文学研究 (ISSN:02880172)
巻号頁・発行日
no.11, 1961-05
著者
辛 恩僖 近江 源太郎 李 昇姫
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.71-78, 2015

This is a preparatory report of the study on the cognitive characteristics of color names in the congenitally blind. We conducted following two surveys on fifteen congenital blind persons to measure resemblance among color terms in the congenitally blind: (1) Ten participants were asked to recall color names similar to displayed color names which was also(originally)recalled by the participants. (2) Participants judged the similarities of all pairs of color names corresponding to 16 color names; siro, kuro, aka, ki, midori, ao, tya, murasaki, orange, pink, hai, kon, hada, mizu, sora, kimidori. For each of these names selected from recalled color vocabulary survey. The results show that the characteristics of congenital blind persons' color representations were absence of hue ordering seen in sighted people. Instead of hue ordering, multiple hue groups containing perceptually close color terms were identified; dark, light, warm, cool. This grouping could be explained through categorization process in Kay & McDaniel's modified basic term theory.
著者
小谷 仁務 横松 宗太
巻号頁・発行日
pp.1-23, 2017-01-09

本報告書では、京都大学防災研究所・災害リスクマネジメント研究室の小谷と横松を中心としたグループが2012 年より神戸市長田区JR 新長田駅南部の商店街周辺を対象として行ってきた一連の研究活動の差し当たっての総括を行います。一連の活動では、地域の商店街アーケードや街並みなどの地域のインフラストラクチャーの視点から、地域コミュニティの交流の問題を研究してきました。具体的には、(1)震災後の物理的環境である商店街アーケードの変貌によって、買い物時の行動規範が「おしゃべりをしながら買い物する」ことから「商品のみを見て無言で買い物をする」ことへと変わったのかを検証しました。次いで (2)新しい商店街アーケードで行われるようになった地域の共同行事が日常生活の交流の拡大に果たす役割を分析し、それを通じ、新しい商店街アーケードの機能を明らかにすることを目指しました。本報告書では、まず、ここまでの私たちの研究活動を振り返り、震災後の地域のインフラの変貌によって買い物時に交わすおしゃべりという行動が変容した可能性を明らかにしたことを述べます。次いで、新たな大正筋商店街アーケードで開かれる縁日を対象とし、私たちが開発した社会ネットワークに関するシミュレーションモデルを用い、縁日が日常生活の交流を拡大してきた効果を定量的に評価します。また、その効果に寄与する商店街アーケードの空間的特性を示します。これらを通じて、地域コミュニティの日常生活の交流の拡大の視点から、これまで看過されてきた新しい大正筋商店街のアーケードの機能を明らかにします。
著者
渡辺 多恵子
出版者
日本評論社
雑誌
経済評論 (ISSN:02878801)
巻号頁・発行日
vol.9, no.5, 1960-04
著者
谷口 展郎 千田 浩司 塩野入 理 金井 敦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.616, pp.7-12, 2006-02-16
被引用文献数
2 1

近年,ネットでの社会活動の比重の高まりにより,オークション詐欺やフィッシングなどの問題が深刻化しつつあるため,アイデンティティ管理(ID管理)システムが改めて注目されている.他方,ID管理システムは,これまでネット社会でプライバシーや表現の自由を守ってきた匿名性を排してしまうのではないか,との懸念の声も多い.アイデンティティエスクロー(IDエスクロー)は,通常は匿名だが,必要に応じ本人性を確認できる手段を提供し,ID管理と匿名性の両立を目指す枠組みである.筆者らは,匿名性/仮名性/本人性の三層構成を持つ分散型IDエスクロー"DECIDE"の研究を行っている.本稿では,匿名性/仮名性/本人性について論じたうえで,DECIDEを含むIDエスクローがこれらを扱うモデルを示す.

3 0 0 0 OA 算術新式解法

著者
高見豊 編
出版者
山海堂
巻号頁・発行日
1906
著者
Katsuhiro Naito
出版者
一般社団法人 情報処理学会
雑誌
Journal of Information Processing (ISSN:18826652)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.23-31, 2017 (Released:2017-01-15)
参考文献数
83
被引用文献数
15

Technological development in communications and electronics has made the growing expansion of the Internet of Things (IoT). IoT is expected to make a great impact to our society because smart devices in IoT are easily integrated into existing service. As a result, standardization of technologies to support the IoT is becoming more important to realize a smart society through different service domains. This paper presents a survey on the current state of the art of standards for IoT technologies and gives a brief introduction to related standards and recent research areas in IoT. Finally, it also proposes an idea of the future platform of scalable IoT systems. The proposed idea employs IP mobility technologies to realize inter-operability among IoT devices in different networks.
著者
高橋 哲也 片山 統裕 菊池 修 辛島 彰洋 中尾 光之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.370, pp.65-68, 2006-11-15
被引用文献数
5

神経回路を構成するニューロンの相互作用や協調的活動を調べることを目的として多重電極による多細胞記録法が用いられている.この手法では同時に記録された複数のニューロンの活動電位を波形情報を頼りに弁別する.複数のニューロンがほぼ同時に発火すると波形が重畳するため,従来のパターン認識の手法ではスパイクの弁別精度が低下するという問題があった.この問題を解決する手法として独立成分分析(ICA)を適用した手法が提案されてきた.しかし十分な分離結果が得られないことが多い.本研究では,連続ウェーヴレット変換と複素ICAを組み合わせた新しいスパイク弁別アルゴリズムを提案する.シミュレーションデータに本手法を適用することによって,従来のICA法より優れた性能を持つこと,及びそのメカニズムについて考察する.
著者
宮澤 啓輔 浅川 学 野口 玉雄
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.35-41_1, 1995

麻痺性貝毒により毒化したカキの食品としての有効利用を図るため, 毒性が30MU/9程度のむき身を原料として現行の加工処理による減毒試験を行った. 各処理段階の毒性と毒組成をマウス生物試験とHPLCにより測定した. 燻煙油漬け缶詰と水煮缶詰製品では, HPLCにより毒性成分の一部が検出されたが, 残存毒性はすべて2.5MU/g以下と規制値を越えることはなかった. オイスターソースでは原料 (解凍液と缶詰製造時の煮沸液, 2~4MU/g) の毒性の約90%が消失し, マウス生物試験法では不検出となった. 乾燥カキでは規制値以上の毒性 (7MU/g) があった. 缶詰とオイスターソース製造では加熱条件を十分に考慮すれば食品としての利用が可能であると考えられた.

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1925年12月05日, 1925-12-05

3 0 0 0 OA 黒と赤

著者
アンソニイ・ホオプ 著
出版者
金剛堂[ほか]
巻号頁・発行日
1921