著者
古川 緑波
出版者
改造社
雑誌
改造文芸
巻号頁・発行日
vol.1, no.6, pp.70-73, 1949-12
著者
久米秀尚
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1038, pp.67-75, 2010-09-06
被引用文献数
1

振動や光,熱,電磁波など,身の回りの小さなエネルギーを"収穫"して活用する技術「エネルギー・ハーベスティング」。普段は捨てられてしまうような,ごくわずかなエネルギーを有効活用しようというこのコンセプトに今,大きな注目が集まっている。
著者
大蔵 親志 オオクラ チカシ Okura Chikashi
出版者
大東文化大学別科日本語研修課程
雑誌
別科論集
巻号頁・発行日
no.1, pp.59-74, 1999-03

フランス日本研究の先覚者レオン・ド・ロニーと明治の遣欧使節のメンバーであった若き日の福沢諭吉や福地桜痴などとの交流を論じたものである。
著者
柴田 博仁 大村 賢悟
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.5, pp.1-8, 2011-01-14
被引用文献数
1

本稿は,オフィス業務で頻繁に観察される答えを探すための読みを対象に,紙の書籍と電子書籍端末 (iPad,Kindle),さらには PC のディスプレイとで,作業のスピードや正確さなどのパフォーマンスを比較するものである.答えを探すための読みとして,テキスト文書から答えを探す状況,画像を探す状況の 2 種類を想定し,2 つの実験を行った.最初の実験では,マニュアルから答えを探す実験を行った.紙の書籍は iPad に比べて 38.6%,Kindle に比べて 60.2% 高速であった.第 2 の実験では,写真集から指定する写真を探す実験を行った.PC は iPad よりも 27.1% 高速であった.紙の書籍は PC と iPad の中間に位置し,両者との間に有意差はなかった.実験結果は,答えを探す読みにおいて紙の書籍を利用するほうが電子書籍端末を利用する場合よりも効率的に作業できることを示している.これをもとに,現状の電子書籍端末がそのままの形でオフィス業務の広範な活動で紙を代替することはないと予想する.This paper compares the performance of reading such as reading speed and accuracy between a paper book, electronic books (iPad, Kindle), and a PC, in the task of reading to answer questions that is frequently observed in office work. We considered two situations of reading to search for answers, searching for answers in text documents and searching for images. We conducted two experiments according to the two situations. In the first experiment of searching answers in a text manual, subjects read 38.6% and 60.2% faster with the paper book than the cases of iPad and Kindle, respectively. In the second experiment of searching specified landscape photographs in a collection of photographs, subjects read 27.1% faster with PC than the case of iPad. These results show the superiority of paper books in comparison with current electronic books. We have a prospect that current electronic books do not replace paper in broad range of activities of office work as it is.
著者
今満 亨崇
巻号頁・発行日
2013

筑波大学修士 (図書館情報学) 学位論文・平成25年3月25日授与 (30938号)
著者
東京工学研究会 著
出版者
鉄道図書局
巻号頁・発行日
vol.第1輯, 1942
著者
髙山 亮太
出版者
早稻田大學中國文學會
雑誌
中國文學研究 (ISSN:03850919)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.24-34, 2015-12-25
著者
Hiroshi Yoshikura Fumihiko Takeuchi
出版者
国立感染症研究所 Japanese Journal of Infectious Diseases 編集委員会
雑誌
Japanese Journal of Infectious Diseases (ISSN:13446304)
巻号頁・発行日
pp.JJID.2015.670, (Released:2016-05-09)
参考文献数
23
被引用文献数
1 1

The size distribution of the local infection cluster (LIC), a group of patients reported from the same prefecture without interruption in successive weeks, was scale-free for infections that are transmitted from person to person (e.g., measles, rubella, syphilis and HIV/AIDS). For infections that never spread from person to person, the distribution was entirely random. The size distribution for measles, rubella, syphilis and HIV/AIDS could be simulated successfully by random coin tossing with probabilities that were higher for highly populated prefectures.The size distribution of the population in the large municipalities (>120,000) as well as that of LICs were found scale free. As the number of patients per prefecture was correlated with an equation P=kNm, where m was 1.38 for syphilis, 1.63 for HIV/AIDS and 2 for measles or rubella, the frequency distribution of N1.38, N1.6 and N2, where N was population of municipalities, were compared with the frequency distributions of LIC sizes of syphilis, HIV/AIDS, measles and rubella. The frequency distribution of LICs, particularly those of measles and rubella during the large epidemic years, was close to the frequency distribution of Nm. The analysis suggested that LICs were products of stochastic events under the influence of the municipality population size.
著者
芳田 奎
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.116-127, 1976-02-05

近藤効果についての最近数年間の問題点は低温 (T<T_K) において非磁性状態におちこんだ局在スピンの振舞を如何にして数学的に扱うかということであった. この問題に対する一つの発展は Wilson によってもたらされた. 彼はくり込み群の方法に根拠をおき, 数値計算をフルに活用して低温の不純物スピンによる帯磁率, 比熱を計算した. もう一つの発展は Anderson ハミルトニャンに対する非磁性状態から出発する摂動計算により, 低温の不純物スピンの振舞を調べるものである. ここでは後者の理論を紹介しつつ, 局在モーメントという言葉のもつ物理的意義について考える.
著者
布川 真記 古瀬 みどり
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.2_93-2_100, 2009

本研究の目的は,外来化学療法中のがん患者が,どのようにセルフケア行動を行い治療を継続しているのかを明らかにすることである。研究対象者は,外来化学療法を行っているstageⅢの消化器がん患者11名である。半構成的面接法による調査を実施し,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにて分析した。患者がセルフケア行動を取り治療を継続する過程には,治療に伴う身体変化の自覚,セルフケア行動,健康を判断できる条件,支援者,治療に対する満足感と"家族を守るために長生きしたい"があった。患者が取るセルフケア行動には,体重を自己管理の目安にする,日常生活の規則化,日常生活と治療の折り合いをつける,医師との有効な治療関係の維持があった。患者は,セルフケア行動を行うことによって自分自身の健康が判断できており,満足感を得ていた。そして,治療に対する満足感は,患者のセルフケア行動を後押ししていた。外来化学療法患者がセルフケア行動を取り治療を継続できるよう支援するためには,患者自身が健康を判断できるような指導と治療に対する満足感を高められるような外来サービスの提供が必要であると示唆された。
著者
伊豆 英恵
出版者
公益財団法人 日本醸造協会・日本醸造学会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.105, no.2, pp.56-62, 2010 (Released:2012-02-13)
参考文献数
10

清酒のおいしさには,きき酒による「口の中で感じられるおいしさ」と「摂取したときのおいしさ(生理的おいしさ)」があり,両者の関係を筆者は,マウス,飲酒経験の浅い初心者群及び官能検査経験を有し長期飲酒経験者群について検討した。その結果,清酒の美味しさを決定する因子として,初心者群はマウスと同様,生理的美味しさが重要であるのに対し,経験者群は生理的美味しさの占める部分は少なく,情報や文化,経験など味覚以外の情報も影響していることを明らかにした。そのほか,空腹時と摂食後の嗜好の違いや美味しさを左右する要因についても言及しており,人間の嗜好判断の複雑性が理解できる。熟読をお勧めしたい。
著者
久永 茂人 高久 真一
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.140-145, 2014-04-01

国立国会図書館では多数のマンガ単行本(コミックス)やマンガ雑誌を所蔵している。マンガ雑誌を中心とした所蔵および利用状況について踏まえたうえで,マンガの破損の実例とその補修方法について事例報告する。当館で所蔵しているマンガ雑誌は約1200誌である。利用冊数が多い雑誌の上位15誌に,マンガ雑誌は6誌が入っている。マンガ単行本は,分類による抽出が十分にできないためリスト化が困難である。作りが簡易であること,材料の質がよくないこと,利用が多いことから当館ではマンガの破損が問題となっている。破損したマンガ単行本は,主に無線綴じの綴じ直しの手法で補修している。破損したマンガ雑誌は,再製本したり破れたページを和紙で補修している。

3 0 0 0 OA 殻を出る者

著者
片岡厚 著
出版者
下出書店
巻号頁・発行日
1922
著者
土屋 みさと 堀内 かおる
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会誌 (ISSN:03862666)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.141-149, 2005-07-01
被引用文献数
1

高校生の制服に対する意識をもとに, 今後の被服教育における「着装」の指導の方向性について検討した結果, 以下のような示唆を得た。1.制服校では, 男子は, 「スクール・アイデンティティ(学校らしさ)」や「男らしさ」といった他者から与えられるイメージを, そのまま求め受け入れている傾向があった。また, 女子は「流行」という, 戦略的に創り出すこともできる服装を重視し, 流行にとらわれやすいといった傾向をみることができた。2.自由服校の生徒は, 「自分らしい」着装を心がけていた。これらの生徒の意識をふまえた上で, 自分を表現する手段だけでなく, 自分に合った服装を考えられるような指導が必要である。3.自由服校では, 男子が「高校生らしさ」を否定し異性によく見られようしているのに対し, 女子は「高校生らしさ」を容認し服装における男女差をもっとも嫌っているといったように, 男女がそれぞれ相反する考えをもっていた。4.生徒たちが, 「自分を表現する」ことを学ぶために, 制服の意義や役割を確認するとともに, 「自分らしさ」「高校生らしさ」「男らしさ」「女らしさ」といった服装規範としての概念についてとりあげ, 生徒同士が意見を交わし合うといった授業の工夫ができる。
著者
土屋 みさと 堀内 かおる
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会誌 (ISSN:03862666)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.141-149, 2005
参考文献数
4
被引用文献数
1

高校生の制服に対する意識をもとに, 今後の被服教育における「着装」の指導の方向性について検討した結果, 以下のような示唆を得た。1.制服校では, 男子は, 「スクール・アイデンティティ(学校らしさ)」や「男らしさ」といった他者から与えられるイメージを, そのまま求め受け入れている傾向があった。また, 女子は「流行」という, 戦略的に創り出すこともできる服装を重視し, 流行にとらわれやすいといった傾向をみることができた。2.自由服校の生徒は, 「自分らしい」着装を心がけていた。これらの生徒の意識をふまえた上で, 自分を表現する手段だけでなく, 自分に合った服装を考えられるような指導が必要である。3.自由服校では, 男子が「高校生らしさ」を否定し異性によく見られようしているのに対し, 女子は「高校生らしさ」を容認し服装における男女差をもっとも嫌っているといったように, 男女がそれぞれ相反する考えをもっていた。4.生徒たちが, 「自分を表現する」ことを学ぶために, 制服の意義や役割を確認するとともに, 「自分らしさ」「高校生らしさ」「男らしさ」「女らしさ」といった服装規範としての概念についてとりあげ, 生徒同士が意見を交わし合うといった授業の工夫ができる。
著者
飯田 克弘 阪本 浩章
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.I_1095-I_1102, 2012 (Released:2013-12-25)
参考文献数
10
被引用文献数
1

現在,図形情報板に関する規定がなく,そのデザインが多様化している状況に着目し,名神高速道路(上り)草津JCT手前の図形情報板を対象に,ドライビングシミュレータを用いた室内走行実験を行なうことで,図形情報板のデザインの統一性に対する検討を行なった.「図形情報板のどの構成要素が図形情報板に求められる機能に影響を及ぼすか,その構成要素は機能の観点からどのような水準であれば良いか」という観点から,余白が大きい場合,および,文字高が大きい場合は被験者の属性に関係なく支持されること,路線名の文字装飾が無い場合は被験者の属性に関係なく支持されないことがわかった.また,図形情報板をデザインする上で,塗潰し・枠線(文字の装飾),余白の大きさ,文字高の3構成要素の表記に特に留意するべきであるという知見を得た.