著者
樫尾 直樹
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:2896400)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.35-60, 1990-03-20

Cet article a pour objet d'etudier les caracteristiques du lien social a travers les analyses de la theorie du sacrifice auxquelles Emile Durkheim a attache beaucoup d'lmportance. Il a mis en evidence que deux types de sacrifices (la communion et le sacrifce piaculaire) constituaient "la communication entre le sacre et le profane", c'est a dire, les pratiques qui communiquent la force (le pouvoir) religieux (social et moral), impersonnel, entre le divin et l'homme ; la nature et l'homme ; I'lhomme et lui-meme, et que cette force (ce pouvoir) equivalait presque la notion ambigue du mana. Puis E. Durkheim a decouvert dans le sacre et cette force (ce pouvoir) : La "Societe", l'etre moral qui transcende les individus. La "Societe" signifie pour lui la societe ideale comme "idees superposees sur le monde reel et empirique" ainsi que le sacre. Les sacrifices offrent l'essence de La "Societe" comme idees aux individus et la leur font penetrer profondement. Ainsi ilssont les precedes qui sont a l'origine du lien social et moral. Par ses pratiques, les sacrifices symbolisent quatre idees collectives (les caracteristiques du lien social) : 1. la publicite (caractere public), 2.1a reciprocite, 3.1'egalite, 4.1'unite.
著者
山口 巌
巻号頁・発行日
2008-07-29

これは2002年度から2005年度に鳥取環境大学において講義に用いた講義ノートで, 大まかな言語研究の歴史について述べたものです. 始めはプリントをその都度講義の前に配っていましたが, 受講者の便宜を慮ばかってテキストの形で印刷しました, しかし講義に間に合せるために急いだこともあって, 講義の過程で色々な誤植があることが判明したので, その都度口頭でも訂正をしてきましたし, 部分的には正誤表を作りもしました. そうこうしているうちに, その他にも私の思い違いによる大きな誤りも存在していることが分ってきました. その中でも特に変形文法に関する箇所がそれに当ります. また叙述にも平明さが欠けていたり, もう少し敷延した叙述が必要であると思われる場所もまた見つかりました. ここに改めて示すのは以上の問題点を改訂し, いくらか書き換えたものです. これを偶々読む機会のある人々にとって, もし何らかの御役に立つことがあれば, 望外の倖せです.
著者
中谷 拓士 Hiroshi Nakatani
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.102-117, 2006-05-25
著者
前田 成文
出版者
京都大学東南アジア研究センター
雑誌
東南アジア研究 (ISSN:05638682)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.420-426, 1993-03

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
村上 理昭 山口 敬太 川崎 雅史
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 D2(土木史) = Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. D2 (Historical Studies in Civil Engineering) (ISSN:21856532)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.11-24, 2015

堺大濱では,明治期半ば以降,堺市や阪堺電気軌道株式会社によって公園地経営が進められた.本研究では堺市会決議録・会議録や行政資料,大阪毎日新聞堺周報等の資料をもとに,堺市大濱公園における管理と経営の変遷と,作り出された海浜リゾート空間の形成過程を明らかにした.具体的には,堺市による官有地を借り受けての料理屋・茶店営業を主とした遊園地経営,内国勧業博覧会を契機とする水族館と西洋式広場の整備,堺市の財源不足や鉄道会社間の競合関係を背景とした阪堺電気軌道の公園経営への参画と公会堂や潮湯などの文化・娯楽施設の整備,市と阪堺電気軌道の考えの相違による契約解消,といった公園地経営の経緯を明らかにし,海浜リゾートとしての空間形成の実態を明らかにした.
著者
池上 素子
出版者
北海道大学留学生センター = Hokkaido University International Student Center
雑誌
北海道大学留学生センター紀要
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-17, 2006-12

「~に関して、~に対して、~を通じて」のような、格助詞に動詞がついて、意味・機能上ひとまとまりになっている表現(本稿では助詞相当句と呼ぶ)には、「~に関して」のようなテ形と、「~に関し」のような連用中止形の両方を備えているものが多い。従来、両者の違いについては文体差以外ほとんど言及されてこなかった。本稿では、両者の間には文体差以外に統語的な差異があることを指摘する。統語的な差異とは、1)「だ/である」による述語化、2)「の」の後接、3)取り立て助詞の後接、4)「なら」の後接、5)格助詞「より」の後接、の5点である。これらについて、テ形では可能な場合が多いが連用中止形では許容されない。ただし「テ形では可能な場合が多い」と述べたように、これらの点が必ずしも全ての助詞相当句のテ形で可能であるというわけではない。文中における各助詞相当句の振る舞いは画一的ではないのである。本稿では助詞相当句毎の振る舞いの違いをも記述し、その背景について考察する。
著者
Nasu Nobuji
出版者
東京帝国大学地震研究所
雑誌
東京帝国大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.417-432, 1935-06-30

本論文には印度大地震の踏査報告に加へて本邦最近の地震學より此の地震を見て思ひ浮んだ事を記載した.殊に今囘の地震の原因に就いては世上に信じられてゐるヒマラヤ南麓の大断層の活動とのみ簡單に断定し得られざることを附記した.又被害分布と震原の遠近は必ずしも正しき關係を有せず,土地の振動性能に著しく支配されることを示し今囘の地震に於ける,モンギール市及びネパールの都市の如く甚だ飛び離れた地點に被害のあつたことも要するにその土地の振動性能に左右された結果であるとし,これ等の地點の眞下に夫々震原を假定するの不自然なることを述べた.
出版者
科学技術・学術政策研究所
巻号頁・発行日
2014-08 (Released:2014-08-04)
著者
清水 千弘
出版者
麗澤大学
巻号頁・発行日
2008-03-05

報告番号: 乙16923 ; 学位授与年月日: 2008-03-05 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(環境学) ; 学位記番号: 第16923号 ; 研究科・専攻: 新領域創成科学研究科