著者
伊達 萬里子 伊達 幸博 永戸 久美 樫塚 正一 五藤 佳奈 北島 見江 田嶋 恭江 三村 寛一 Mariko DATE Yukihiro Date Kumi Nagato Shoichi Kashizuka Kana GOTOU Mie Kitajima Yasue Tajima Kanichi Mimura
雑誌
武庫川女子大学紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:09163115)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.133-140, 2008-03-31

Titanium and Germanium used by athletes are said to alleviate pain and relax muscles. In a precedent study,Titanium seals are said to improve athlete’s fundamental motor ability. In a previous study,titanium seals were placed on university rhythmic gymnasts to ascertain psychological and physical effects. Improvements in parameters such as fundamental motor ability were seen in athletes who highly valued the use of titanium seals but no changes were seen in athletes who gave the seals a low evaluation. The former group had experienced alleviation of pain and freer and easier movement through the use of titanium seals and the information functioned as a suggestive effect. In pharmacological studies,the placebo effect must be taken into account when assessing drug efficacy to gain objectivity and scientific reliability. Psychosomatic interactions affect cognitive assessment in the cerebral cortex influence various biological functions,resulting in different biological reactions. In the field of sport science,cognitive assessment of the placebo effect is believed to be related to psychological factors based on personalities and traits. In the present study,titanium,germanium and dummy were applied in the same shape and manner to assess the placebo effect on university students and investigate individual differences in cognitive assessment.
著者
高橋 希宙 綿貫 啓一 楓 和憲 村松 慶一
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
設計工学・システム部門講演会講演論文集 2019.29 (ISSN:24243078)
巻号頁・発行日
pp.2403, 2019 (Released:2020-04-25)

Obesity has become a serious problem worldwide in the modern society with the change of food culture. Obesity would be a cause of many diseases such as hypertension, dyslipidemia and diabetes. Considering obesity, we examined satiety closely related to energy intake. In this study, we focused on the number of chews and chewing frequency, which are factors of satiety, and analyzed the influence on it. In the experiment, we compared satiety, hunger and masticatory muscle activity among the conditions when participants ate the same amount of food under the condition that the number of chews and the chewing frequency were changed. As a result, the datas of the increase rate of satiety and the masticatory muscle activity showed that participants of low weight and normal weight who consumed foods by chewing many times, and participants of obesity who consumed foods with large masticatory muscle activity for each chew could feel fullness earlier. Using this result, people can reduce the energy intake naturally by feeling fullness early in the diet, and it is expected to improve the eating habits of obese people.

2 0 0 0 OA

著者
井関孝雄 著
出版者
先進社
巻号頁・発行日
1931

2 0 0 0 民藝

著者
『民藝』編集委員会 編
出版者
日本民藝協会
巻号頁・発行日
1955
著者
谷口 知慎 谷村 学
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.465-469, 2007 (Released:2008-03-25)
参考文献数
13

高齢者は様々な要因から容易に低栄養状態に陥る。加齢に伴う基礎代謝量や身体活動量の低下、消化吸収に関連する生理機能の低下もみられ、合併する疾患や病態により一層拍車をかける場合がある。人における老化にはかなり個人差があり、かつ高齢者は種々の疾患を持つことより多くの薬物を服用していること、また薬に対する感受性の高まっていることなどにより副作用の発現が多い。薬物治療における副作用が低栄養状態を招き、治療を妨げていることが報告されている。栄養状態に影響を及ぼす各副作用症状から薬物をとりあげ、その薬物の副作用の発生メカニズムについて概説する。
著者
倉光 潤一
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.103, no.5, pp.327-336, 2008-05-15 (Released:2011-09-20)
参考文献数
25
被引用文献数
1

日本のすぐ隣にある台湾とは, 観光, 商用などで相互に人の往来も盛んであるにもかかわらず, 台湾の酒類について本格的な紹介記事は少ない。台湾における酒類制度, 販売, 消費の動向など最新の調査報告をまとめた本稿はきわめて興味深いものであり, 今後酒類の輸出市場開拓にとって有益なものとなろう。
著者
岩谷 彩子
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.441-458, 2009-12-31 (Released:2017-08-18)

本稿は、インドの移動民ヴァギリが想起し語る夢を事例として、日常的に変容を続ける自己の営みを探求する試みである。従来の人類学的な夢研究では、テクスト化された夢を当該社会の集合表象として分析する研究や、危機に陥った自己が新しい世界観や時間構造のもとで自己を語りなおし、社会のなかで再構造化される契機として夢をみなす研究が提出されてきた。これに対して本稿では、語りや解釈を逃れる夢のイメージの持続が反復的な夢の想起をうながしている状況に着目した。ヴァギリ社会には「神の夢を見たら儀礼をする」という言説があり、多くの夢は儀礼を契機に想起されている。しかし、夢は必ずしも安定的に想起され語られるわけではない。本稿では同一個人に時間をあけて同じ夢を語ってもらい、その語りの変容について考察した。そこで明らかになったのは、第一に、ヴァギリの夢に繰り返し立ち現れる内/外を行き来する運動イメージの重要性である。この運動のイメージが夢の解釈を握る重要な基点となっており、そこから夢を見る主体がおかれた状況の変化に応じるかたちで、夢に現れる身体感覚や表象のあり方に変化が見られた。第二に、夢の想起と語りは、常に自己をとりまく他者との関係に依存しているという点である。夢を反復想起して他者に語る過程で、類似したイメージの夢が異なる主体間で反復されていた。また、語りに夢のイメージを意味づける観点が導入されたり、語りそびれた部分が残ることで夢のイメージが保持されていた。このように他者との関係において夢として想起され語られた運動イメージと身体感覚の持続と消失が、その後の夢とその語りを自己にもたらしていた。自己は予測不可能な他者との出会いと想起の機会に依存し、語りつくせない夢のイメージに導かれている。本稿では、そのような自らにずれを生じ続ける自己を〈身体-自己〉として例証した。それは、自己がメタモルフォーシスする持続的な過程なのである。
著者
川畑 正大
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, 1980-01-15
著者
十倉 好紀 永長 直人
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.124-130, 2015-02-10 (Released:2019-09-27)
参考文献数
37

磁性体中のスピン渦構造(スキルミオン)は,1原子層当たりでも多数個(102〜104)のスピンから成るが,その特有のトポロジーのために安定なナノ粒子として振る舞う.MnSiなどのカイラル(掌性)構造をもつ磁性体で,2009年にそのスキルミオン格子配列が中性子回折で,そして翌年に個々のスキルミオンが電子顕微鏡で実空間観察されて以来,スキルミオンは多くの関心を集め,その発現理論,材料探索,デバイス機能設計などの研究が進行中である.特に,室温でのスキルミオン観測,材料組成によるスピン渦のサイズや向きの制御,微小電流によるスキルミオンの駆動,マイクロ波整流効果の発見など,新デバイスの実現を期待させる成果も次々と報告され始めている.本稿では,その基礎学理から出発し,最新のスキルミオン研究成果を紹介し,次世代デバイスへの応用の展望を述べる.

2 0 0 0 OA 戦時帥兵術

著者
メッケル 著
出版者
兵林館
巻号頁・発行日
vol.1,2, 1889
著者
尾崎 由佳
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
日本心理学会大会発表論文集 日本心理学会第85回大会 (ISSN:24337609)
巻号頁・発行日
pp.PA-004, 2021 (Released:2022-03-30)
被引用文献数
1

経験サンプリング法(ESM)とは,一日数回×数日間にわたって繰り返し自己報告を求めるという調査手法である。スマートフォンの普及にともないESMの実施が容易になったことから,近年,大きな注目を集めている。exkumaは,ESMのために開発されたソフトウェアである。通信アプリLINEを通じたシグナリング(回答タイミングの通知)と,Webブラウザで回答データ収集を行うという特徴を持つ。本研究では,exkumaを用いてESM調査を実施し,シグナリングの効果検証を行った。調査1には大学生306名が参加した。4回×5日間にわたるシグナリングに対して,有効回答は81 %と高い回答率が得られた。調査2には国内の20歳~69歳の成人145名が参加し,4回×7日間のシグナリングに対して90 %の有効回答が得られた。また,調査1・2に共通して,調査時間帯(9時~21時)内にシグナル送信時刻が均等に分布しており,従来の疑似ランダムによる方法よりも適切に無作為化されたシグナリングが行われていることを確認できた。これらの結果はいずれも,exkumaによるシグナリングの有効性を示唆している。