2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1914年08月23日, 1914-08-23

2 0 0 0 OA 華族類別譜

著者
柴山典 編
出版者
屏山書屋
巻号頁・発行日
vol.上巻 皇別, 1884
著者
津田 みわ Tsuda Miwa
出版者
日本貿易振興機構アジア経済研究所
雑誌
アフリカレポート
巻号頁・発行日
vol.52, pp.64-77, 2014

2011年10月のケニア国軍による南部ソマリアへの越境攻撃開始後、ケニアではアッシャバーブの報復攻撃とみられるテロが多発している。そのケニアで、2014年6月、ソマリア国境に近いンペケトニと呼ばれる一帯において大規模な住民襲撃事件が発生した。アッシャバーブがすぐに犯行声明を出したものの、ケニアのケニヤッタ大統領はアッシャバーブの犯行を否定し、「特定コミュニティを標的にしたエスニック・バイオレンス」だとの見解を表明した。ンペケトニ事件は、「悪化するテロ対ケニア政府による治安強化」というこれまでの図式に、いかなる波紋を投じたものだったのだろうか。本稿では、このンペケトニ事件を整理し、ケニア政府側の対応を追いながら、ンペケトニ周辺の土地問題と民族的分布との関係、与野党対立の現状、そしてケニアのインド洋沿岸を舞台に今も続く分離主義運動を中心に事件の背景を探り、今後の影響を考察する。
著者
井本 英一
出版者
一般社団法人 日本オリエント学会
雑誌
オリエント (ISSN:00305219)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3-4, pp.69-90,194, 1968 (Released:2010-03-12)

There are three calendars of ancient Iran: the Old Avestan, Young Avestan and Old Persian calendars.Gathic people were aware of the lunar year as well as the solar and settled five important turns of season on the ecliptic while they made them adjust the solar vague year. It is probable that even a Metonic cycle was known to some extent.The young Avestan and the Old Persian calendars are the complex of the solar, lunar and lunisolar calendars.Problems of months of the beginning of the year, the five-day stolen month and the ten-day fravardigan at the end of the year, the Zoroastrian weeks, and the Hamaspathmaedaya feast are illustrated.
著者
玉井 康仁
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース 第124回日本森林学会大会
巻号頁・発行日
pp.785, 2013 (Released:2013-08-20)

はじめに木質バイオマスの家庭系用途として薪ストーブに着目し、熱利用の可能性について調査している。既報1)より、触媒付き薪ストーブを用いても燃焼ガス中COは299~3896ppm、NOxは36~81ppmと比較的高かった。そこで、安価なFe系触媒(群馬県吾妻産FeO(OH))を用いて燃焼ガス中COおよびNOxの低減に関する調査を行った。方法 薪ストーブ内に触媒(粒径1.0mm、85ml、SV値700h-1)を充填した管を挿入し、通常の燃焼状態を維持してCOおよびNOx低減実験を行った。脱硝実験ではNH3水を入れたトレーを燃焼室内に置き、NH3を気化させた。結果 (1)FeO(OH)触媒により2000~10000ppmのCOが500~1000ppm以下に低下した。 (2)気化させたNH3との触媒反応によりNOxも60ppmから10ppm以下に低下した。 今後は触媒の効率の向上を図り、触媒設置位置や圧力損出の把握等、より実用化に向けた検討を行う必要がある。引用文献 (1)占部、玉井他、龍谷大学里山学研究センター、2011年度年次報告書、pp.84-90(2011)
著者
菱沼 利彰 五十嵐 亮 寺村 俊紀 森田 直樹 井原 遊
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21888841)
巻号頁・発行日
vol.2021-HPC-180, no.3, pp.1-11, 2021-07-13

近年,プロセッサアーキテクチャの多様化が進んでいる.数値シミュレーションを様々なアーキテクチャで行うことを考えたとき,CPU では BLAS や LAPACK を用いれば密行列に対する演算が統一された API で利用できるが,アクセラレータでは多くの場合データ通信の制御や API の変更が必要になる.疎行列に対する演算は,一部のハードウェアベンダ製ライブラリが疎行列に対する演算を備えているが,全てのアーキテクチャで動作はせず,統一された API は定義されていない.著者らは,真に有用な線形代数ライブラリは実用されているすべてのアーキテクチャで動く必要があるとの考えから,各ベンダやライブラリのデータ型,行列格納形式,データ通信 API などを扱うための統一された API を定義し,すべてのアーキテクチャで動作する可搬性の高いオープンソースライブラリ monolish を提案する.本研究ではこの第一段階として,シングルノード,シングルデバイス向けに開発した提案ライブラリの性能を評価した.行列行列積,LU 分解,共役勾配法のプログラムを 8 つの環境で実行し,提案したライブラリを用いることですべての環境でプログラムを変更せずに動作する高性能かつ可搬性の高いプログラムを実現できることを示した.
著者
長坂 猛 田中 美智子
出版者
宮崎県立看護大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

健常な成人(20-40代)を対象として、入眠前の10分間に眼部もしくは後頸部に40℃の温罨法を施し、その後の睡眠に与える効果を評価した。測定した項目は、心拍変動、体動であり、起床時にアンケートにも答えてもらった。睡眠前に温罨法を適用する条件に、何も適用しない対照条件を加え、計3条件で実験した。いずれの条件でも入眠時に顕著な心拍数の減少が認められた。心拍変動から見積もることができる自律神経活性については、どの条件でも睡眠中に副交感神経活性の上昇が見られたが、3つの条件による有意な差はなかった。入眠までの時間と睡眠調査票による主観的な評価にも、眼部と後頸部による明らかな差は見られなかった。
著者
但馬 良一
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.107, no.3, pp.177-184, 2012 (Released:2017-10-24)
参考文献数
49

ブショネ(bouchonne)と呼ばれるコルクからのカビ臭は,ワインの品質を著しく損なうオフフレーバとして国際的な問題となっている。コルクを使用するワインの20から30本に1本という頻度は,消費者,レストラン等の経済的損失ばかりではなく,嗜好品として大切な「ワインを飲む喜び」を奪うことになる。製造者にとっては,ぶどう栽培や醸造といった自分たちの責任範囲外に品質を損なう要因がありその頻度が高いことは容認できないであろう。しかし,この臭いの原因物質の閾地が極めて低く検査が困難である上,天然素材であるコルクの汚染にばらつきがあり,抜き取り検査だけでは汚染がないことを証明できないため,決定的な解決方法がなかった。筆者らはこの問題に対し早くから研究を進め,高圧水蒸気処理により,カビ臭原因物質を含まないコルクの生産に成功された。

2 0 0 0 OA 群書類従

出版者
巻号頁・発行日
vol.第597-599,
著者
倉本 敬二
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.1183-1190, 2009 (Released:2009-12-21)
参考文献数
29
被引用文献数
3

輸液フィルターの必要の是非が論じられてから久しい。不溶性異物による生体への有害反応が証明されているにもかかわらず、本邦臨床においてはコストとの関連を理由に輸液フィルターを使用しないで輸液療法 (栄養・薬物療法) が行われている場合も未だ見受けられる。本稿では不溶性微粒子による注射剤汚染の現実を通して日本薬局方の矛盾点並びに調製された輸液の不溶性微粒子汚染とそれらが静脈内投与された場合の体内分布についての検討結果を踏まえて輸液療法時のリスクマネジメントとしての輸液フィルターの必要性について述べる。
著者
アンナ=コムニニ著 相野洋三訳
出版者
悠書館
巻号頁・発行日
2019
著者
澤田典子著
出版者
筑摩書房
巻号頁・発行日
2020
著者
井原 司 村上 英嗣 門脇 康二 田中 英二 岡部 正之
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.1511-1514, 2003-06-25
参考文献数
6

症例は90歳,女性.臍部の腫脹と疼痛を主訴に当院を受診.臍部に黒色の3cm大の臍石を認め圧痛と臍周囲に発赤を伴っていた.生活歴において現在までに臍を洗浄した記憶はなくまた手術既往もない.腹部単純レントゲン検査では所見はみられなかったが,腹部CT検査では臍内に層状の3cm大の結石を認めた.治療は臍孔より絞り出すようにして摘出を試みるも困難だったため,臍孔周囲に局所麻酔を行い,臍孔を十分に開大し摘出した.臍石径は27×26×13mmであった.摘出した後の臍窩には不快な悪臭のある垢が存在し臍炎を併発していた.臍石の報告は現在まで数件の報告しかみられない.さらに摘出に難渋するほどの巨大臍石の報告は現在までにみられず非常に稀な症例と考えられる.
著者
間宮 正幸
出版者
北海道大学大学院教育学研究院
雑誌
北海道大学大学院教育学研究院紀要 (ISSN:18821669)
巻号頁・発行日
vol.106, pp.1-20, 2008-12-18

本論では,戦後の児童青年精神医学と障害児教育の領域を中心に,わが国におけるフランス語圏心理学の影響を検討した。フランスでは,Rousseau,J-J.の子どもへの関心,Itard,J.M.G.の人道主義的な医学的教育学的実践,ビセートル病院におけるSéguin,É.の障害児教育などを源流とする理論と実践があり今日に至っている。しかし,わが国の発達教育臨床研究においては導入の過程でそうした本来の伝統領域が切り離されてしまった傾向がある。フランス語圏心理学の発達教育臨床論では,病理的心理学から発達論的心理学へという展開,運動と精神の同一性と対立に関する見解,発達の正常と異常に関する異質性と同一性の思想などが重要である。日本,フランス共に戦後は英国圏心理学の影響が大きいのであるが,子どもの権利や社会的リハビリテーションを重視する観点は,フランスの発達教育臨床の科学と思想の伝統の中で息づくもので,まず,これを導入しなければならなかったのである。