著者
市沢 哲
出版者
兵庫県
雑誌
新兵庫県の歴史 (ISSN:18834523)
巻号頁・発行日
no.3, pp.13-28, 2011-03
著者
上林 喜久子
出版者
国際基督教大学
雑誌
国際基督教大学学報. I-A, 教育研究 (ISSN:04523318)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.29-55, 1977-03

The purpose of this study is to examine what about and how Japan and America try to teach the historical relationships of two nations in their schools. It was hoped to find out, in comparison, a way which Japan and America cultivate national identity and understanding of other nation through the study of their national history textbooks. The author compared the treatments of Japan in American history textbooks, and those of America in Japanese history textbooks used at senior high school, level, respectively. Twenty-four Japanese history textbooks published from 1951 to 1971, and sixty-four American history textbooks published from 1951 to 1972 were chosen in this study. Three methods were used to compare the treatments of Japan and America in these textbooks.: 1. to make a list of twelve historical topics out of the whole content in the both textbooks; 2. to count the textbook coverage given to each topic in order to find out the degree of emphasis among the topics; and 3. to examine the treatments of selected topicsin tems of their expression, the stand points taken to describe the event, and the trend in the treatments. The examination was made on the treatments of 1. the topics regarding the wars (Sino-Japanese War, the First World War, the Disarmament Conferences, and the Pacific War), 2. the topics regarding social-cultural systems of the two nations (Japanese social-cultural systme in America, and American social-cultural systems in Japan). The author found that both Japanese and American textbooks placed almost equal emphasis on the description of the wars they were directly or indirectly involved. However, there were certain differe-nces in the treatments of the topics. American textbooks tended to interprete historical events from various points of view and their interpretation were varied depending on the author or publication year of the textbooks. Japanese textbooks showed little variation in the treatments of the events for almost twenty years. Furthermore, American texbooks explained an event in a manner of why and how it happened, but Japanese texts books presented the events in a pure historical record.
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1055, pp.54-59, 2011-05-02

千葉県に住むY氏の自宅は、停電時でも照明が消えることがない。2011年3月にあった計画停電のときは、周囲が真っ暗になる中、1軒だけ煌々と照明が点灯していた。これを不思議に思った近所の人は、Y氏の玄関のチャイムを鳴らして理由を聞いた。 秘密は蓄電池にある。住宅に容量1.57kWhの三洋電機製Liイオン2次電池を備えているのだ(図1)。
著者
安芸 晋治
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.108-111, 2007
参考文献数
2

有機合成化学を学んだ者が,製薬企業の中で貢献できる仕事の領域は,新しい薬(化合物)を見出すことを目的とする創薬化学研究と,見つかった化合物を工場規模で製造するためのプロセス化学研究の2つに大きく分けられる。この両者は,有機化学の知識を使って化合物を造るという点においては同じであるが,その目的,研究の進め方が大いに異なる。本報では,プロセス化学研究の考え方,進め方の一端を示し,筆者の行ってきた研究例を紹介する。
著者
芳賀 健一 長谷川 隆 岸本 寿生
出版者
パーソナルファイナンス学会
雑誌
消費者金融サービス研究学会年報 (ISSN:13493965)
巻号頁・発行日
no.5, pp.81-95, 2005-09-30

本稿は、2003年11月6日〜2004年1月22日に富山大学経済学部で開講された「応用経営特殊講義消費者金融考」についての実施報告である。日本の大学おいて、単位を認定する科目として消費者金融をテーマにしたものは、本学が初めてであると推察されるので、その報告に意義があると考える。第1章では、「消費者金融考」開講の背景として、学内にパーソナル・ファイナンス研究会の発足や消費者金融サービス研究振興協会による研究助成について説明し、「消費者金融考」構想の経緯を述べた。さらに、講義方針として、外部講師の活用や双方向型講義などについて解説した。第2章では、講義の内容が紹介されている。代表的な講義として、芳賀健一(新潟大学経済学部教授)「今日の経済状況と消費者金融問題」、中山孝一ほか(消費者金融連絡会)「消費者金融の成長」および伊藤司(南山大学法学部助教授)「上限金利問題」の講義について、その内容を詳述している。また、講義後半に行われた双方向講義として、学生からの意見や質問を紹介している。主な質問としては、「無人契約機と貸倒の増加の関係に」とか「多重債務を防止するために、業界全体で個人に対する貸出上限規制」、「自己破産の発生」などがある。第3章は、受講生の反応と講義の成果をまとめている。講義アンケートでは、いずれの講義も、過半数以上が「講義への関心度が高い」と回答されており、総合評価として「非常によい(26.3%)」、「よい(73.7%)」という回答を得た。レポートからは、「消費者金融のイメージの変容した」、「消費者金融市場および経営の実態がわかった」とか「金利のグレーゾーンの存在を知った」、「個人信用情報の重要性を認識した」、「消費者金融の必要性を感じた」、「多重債務の怖さを知った」および「消費者金融への関心が高まった」などの学生の意見が寄せられた。第4章では、今後の講義を継続していくための課題を挙げた。第5章では、消費者金融に関する講義の意義として、(1)学生の学術的問題意識の向上、(2)消費者金融への多角的アプローチ、(3)実務型社会科学教育の実践、(4)消費者金融の学術研究の契機という4つの点を詳述した。この点をもって「消費者金融考」を開講した成果とした。
著者
阿部 尚之 大神 渉 島田 敬士 谷口 倫一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.471, pp.85-90, 2010-03-08

本稿では,モバイル端末を利用して実世界中の対象とインタラクションを行う新たな枠組み「クリッカブル・リアルワールド」の実現に向けた,インタラクション対象の特定手法について提案する.ユーザは,モバイル端末で実世界中の対象を撮影することで,その対象に関する情報を獲得することが可能になる.システム側に求められる技術課題には,撮影対象を認識し,その対象に関する検索キーワードを推定することである.本研究では,公開画像データベースを効率よく利用することで,これらの課題を解決している.
著者
寺尾 秦次
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
1967

薬博第53号
著者
森下 慎一郎 瀬戸川 啓 中原 健次 太田 徹 眞渕 敏 海田 勝仁 小川 啓恭 児玉 典彦 道免 和久
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.122-123, 2011-04-20

【目的】造血幹細胞移植患者に対し無菌室内で運動療法を実施し,その効果と安全性を検討することである。【対象および方法】造血幹細胞移植を受けた患者30名(運動療法群15名,コントロール群15名)を対象とした。造血幹細胞生着の有無,生着までの日数,感染症,移植前後の身体機能を評価した。【結果】運動療法群,コントロール群共に造血幹細胞は全例生着し感染症も認めなかった。身体機能は移植前と比べると移植後,筋力,体重,6分間歩行は低下したものの,歩数は有意差がなく,逆に15名中6名は増大した。【結語】免疫機能が低下している期間中でも感染予防を徹底すれば,安全に運動療法を実施できた。しかしながら,移植前と比べると移植後は身体機能は低下していた。本研究では,運動療法群のみ身体機能評価を行っており,今後,運動療法の効果を検証するには無作為化比較試験の実施が必要であると考えられる。
著者
井上 俊明 太田 睦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.500, pp.7-12, 2012-03-22

各種のカメラ搭載機器の急速な普及に伴い、撮影・蓄積された画像を有効に活用する画像認識技術への期待が高まっている.特に認識対象を限定しない一般物体認識問題の研究では,画像のアピアランス変化に頑強なSIFTやSURFなどの局所特徴量抽出手法が広く用いられており,これらのさらなる高精度化により認識性能を効果的に改善できると考えられる.そこで本研究では,SIFTに注目した高精度化手法を提案する.従来のSIFTでは,ガウス関数の空間微分であるLoG関数を近似したDoGフィルタを用いて,スケールスペース画像から特徴点を検出していたのに対し,本研究では,DoGフィルタの代わりにウインドウサイズを固定した単純なラプラシアンフィルタを用いる.これによりLoG関数に対する近似誤差を改善するとともに,再現性のあるより多くの特徴点を検出できる.公開画像を用いた実験で本提案の効果を評価し,従来のSIFTやSURFに対して再現性が改善されることを確認した.また本提案によるSIFTを画像照合に応用し,ALOIデータセットを用いた実験でも照合精度が改善されることを確認した.