著者
丹治 弘昌
出版者
駒澤大学
雑誌
論集 (ISSN:03899837)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.83-92, 1981-02
著者
荒井 和夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1324, pp.95-98, 2006-01-16

厚生労働省兵庫労働局の職員らが組織的に公金をだまし取っていた裏金事件に関して、関与していた元職員の判決公判が2005年10月26日に神戸地方裁判所で行われました。 裏金作りは上司の指示によって行われていました。その額はおよそ5億8000万円に上り、職員や業者が着服したり、本省(厚生労働省)の職員への接待などに使われたりしました。
著者
齋藤 俊樹
出版者
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.68, no.9, pp.931-935,a2, 2000

モンキーチークは, タイ国が国王の助言に基づいて実施している, 洪水対策を主目的としたプロジェクトである。タイ国でこれまで有効に利用されて来なかった広い土地に調整池を建設し, また, 水路の拡幅などにより河川および水路のピーク流量を低減させ洪水被害の軽減を図るものである。現在は, 土地所有者との合意が得られず, 水路のしゅんせっ, 拡幅, 樋門およびポンプ場の建設に重点がおかれている。また, 日本の技術協力による水理モデル解析が行われた。<BR>国王の助言で建設されたラマ9世調整池は, 掘削した土を民間に売ることで, 建設費の軽減が図られたモンキーチークのモデルである。国と地方が相互に協力し, このモデルを発展させる取組みが行われている。
著者
栗原 岳史
出版者
日本科学史学会
雑誌
科学史研究. 第II期 (ISSN:00227692)
巻号頁・発行日
vol.50, no.258, pp.65-76, 2011-06-24

After the end of the Second World War, the U.S. military services began to support basic research in ivilian institutions. They officially stated that they would transfer their basic research programs to the National Science Foundation (NSF), once it was established. But in fact they did not. This paper has analyzed the institutional processes in which the U.S. military services continued to support basic research after the establishment of the NSF. In July 1946, the US Army and Navy jointly established the Research and Development Board (RDB) to coordinate Their R & D activities. They appointed Vannevar Bush, a famous civilian scientific administrator and the director of the Office of Scientific Research and Development during the war, as Chairman of the RDB. Bush and some military officials attempted to set up a defense research division in the NSF, but they did not succeeded because President Truman vetoed in August 1947 the bill that they had proposed. As a result, the NSF was established without any military research divisions. Following the veto, debates continued among the military officials whether they should continue to support basic research programs in civilian institutions or transfer such support entirely to the NSF. During meetings of the RDB between 1948 and 1951, the decision was made that the military services would continue to support basic research even after the establishment of the NSF.
著者
加藤 純一
出版者
目白大学
雑誌
目白大学人文学研究 (ISSN:13495186)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.15-28, 2005

本稿では、柳生宗矩著『兵法家伝書』の「殺人刀 上巻」に「右之両条は兵法の病気をさると云心特にあて用る事也」とコメントが付されている「僧問吉徳如何是道。古徳答日平常心是道」と「木人如對花鳥」の2つの話頭、並びにその上位概念に位置付けられる「中峯和尚云、具放心心」について論述する。先の2つの話順には「病気をさると云心特にあて用る」とあることからも、「着した心」を払拭し常なる心でいることの重要性が説かれたものと言え、後者は武芸者が求道した究極の心のあり方を表したものとして把握できる。そこで、本稿では宗矩が説く「具放心心(放心心を具せよ)」に至るための心の在り方を段階的に考察し、宗矩が把捉した兵法者の心のあり方について明確にしようとした。特に、「具放心心」の読解においては、柳生宗矩が「法の師」と仰いだ沢庵の『不動智神妙録』に展開する「求其放心」「心要放」「覓放心」といった用語との比較を通して、段階的に展開する兵法者の心の有り様を明らかにした。生命の危機を常に背負っていた武士だからこそ、実戦より導き出された己れの心法輪が展開でき、それをまた技法と融合させることにより更なる深化をはかることができたと考えられる。本稿が対象とした宗矩の心身(身心)観は、この「殺人刀 上巻」を総括する役割を果たしていると同時に、後段の「活人剣 下唇」や、それに併設されている「無刀之巻」への布石とも理解できる。つまり、『兵法家伝書』における柳生宗矩の心身(身心)観を論じる上で、非常に重要な役割を担う個所であり、その意味においても本稿における心の分析は重要な意味を持つと考える。本稿で用いたテキストは、天理大学図書館所蔵の『兵法家伝書』が掲載されている加藤純一『兵法家伝書に学ぶ』(日本武道館)である。同類の書では渡辺一郎校注『兵法家伝書』(岩波文庫)があるが、その凡例にもあるように、手軽で読みやすく修正がなされたものとして加筆されている。また、同氏には日本思想大系『近世芸道論』(岩波書店)所収『兵法家伝書』もあるが、こちらは「江戸柳生家本(東京都柳生宗久氏蔵)をできるだけもとの姿を残すように翻刻した」ものであり、現在、原本と整合することのできない資料となっている。以上により、本稿においては小城鍋島家本(天理図書館蔵)を翻刻、それを掲載した『兵法家伝書に学ぶ』を用いることにした。なお、本稿で引用した個所は筆者の判断により忠実にハングルに翻訳した。また、その個所が明らかになるよう引用頁を明記した。本来であれば引用した原文を注に記載すべきであるが、今回は頁数の関係でそれを省略したことを付言しておく。
著者
本多 明生 柴田 寛 行場 次朗 岩谷 幸雄 鈴木 陽一 大内 誠
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.487-496, 2007
被引用文献数
1 1

Several studies have examined the transfer effects of playing action video games. Recently, some researchers have proposed auditory virtual reality games with three-dimensional virtual auditory display. These studies were intended to apply auditory virtual reality games to the auditory education of visually impaired people. However, few studies have investigated the transfer effects of playing auditory games. In this paper, we introduce previous studies that investigated transfer effects of playing virtual three-dimensional auditory games. Moreover, we proposed new perspectives and future assignments of auditory virtual reality games.
著者
鵜野 好文
出版者
小樽商科大学
雑誌
商学討究 (ISSN:04748638)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.p33-60, 1994-11

内部労働市場(/長期雇用)は限定的労働移動を意味する。しかし,経済効率からいえば,労働移動は容易にしかも速やかに行われることが望ましい。組織では,キャリア・パスの基本となる内部昇進システムを駆使することで効率的労働移動を達成する。また,昇進に連動する内部昇給システムを駆使することで連続的キャアリ・パス・ゲームへの参加インセンティブを維持する。ここでは,人的資源の最適配分機能としての内部昇進と,参加インセンティブ機能としての内部昇給を連動させ,内部労働市場の連続的効率を達成するキャリア・パス・ゲームの最適デザインを考える。しかも,キャリア・パス・ゲームがトーナメント・ゲームで構成される場合を考える。トーナメント・ゲームの最適報酬デザインは,プレーヤーの能力が同質的なとき,各ラウンド間の報酬格差は初期のラウンドでは一定に維持され,さらに,最終ラウンドの報酬格差はそれまでのラウンド間の報酬格差を大幅に上回るものでなければならない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経Linux (ISSN:13450182)
巻号頁・発行日
vol.6, no.8, pp.37-44, 2004-08

第一段階として,LAN内からのアクセス環境を整備しよう。業務に耐えるファイル・サーバーにするために,RAIDやLVMを導入してデータの信頼性を確保しつつ,アクセス・コントロール・リストを用いて第三者の侵入を防止する。 本特集で構築するファイル・サーバーの機能ブロック図を図1に示す。
著者
島田 敬 山下 達雄 山本 正生 竹林 幸治
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集F (ISSN:18806074)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.556-566, 2010

これまで,滑走路等の建設工事では,舗装工事と航空灯火設置等の電気工事とを別々に施工する方法が採用されてきた.関西国際空港第2滑走路工事では,「航空灯火基台設置と舗装の一体施工法」及び新型の「航空灯火基台」を考案・開発し,現地実験等を行い実施工に採用した.これにより,第2滑走路工事において,工期短縮,建設コスト縮減,環境保全の課題解決に大きく貢献することができた. </br> 本研究は,「航空灯火基台設置と舗装の一体施工法」を実用化するために行った灯火基台開発及び現地実験を総括するとともに,工期短縮,建設コスト縮減,環境保全効果について分析を行ったものである.