著者
渡邉 美樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.7, no.10, pp.54-56, 2008-05-06

なぜ夢が持てないのか。その理由は30歳であろうが、中学1年生であろうが、何ら変わりません。自分のことにしか興味がないからです。マザーEテレサは「愛の反対は無関心」と言いました。極言すれば、夢がないという人には、他者への愛がないのです。 そういう人には「いいじゃないですか。あなたの人生、しょせん、そんなものですよね」というのが一つの答えですが、いかがですか。
著者
水崎 節文 森 裕城
出版者
Japanese Association of Electoral Studies
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.16-31,123, 1995

The multimember constituency system of the Japanese House of Representatives adopted in 1925 has lasted up to the present time, with the exception of a general election in 1946. This system is unique in the world and has influenced the electoral behavior of candidates as well as voters in Japan. It is inevitable that candidates from the same party are in competition.<br>One remarkable characteristic of the election results at the district level is that votes obtained by an individual candidate show a tendency to concentrate into the particular area. To examine the regional distribution of votes, we use the RS index and the DS index which was devised by Mizusaki, and trace the scores in the general elections from 1958 to 1993. The computed values have been decreasing year by year, but in some rural districts both indices show still very high scores.<br>The phenomenon of the concentration of votes in a particular area in a district has been considered as a reflection of premodern electoral behavior. Although this view cannot be denied in this paper, we try to explain the phenomenon in a different way. We would like to show that the spatial competitions aomng the plural candidates from the same party can be interpreted as a rational behavior with the strategy to win elections.
著者
原 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.448, pp.108-115, 2004-01-05

芸能人の隠し芸大会、ドラマやバラエティ番組のNG集、プロ野球の珍プレイ好プレイ集など、おせち料理同様、お正月のテレビ番組にもそろそろ飽きてきたのでは。今年のお正月は趣向を変えてブロードバンドコンテンツを楽しんでみてはいかがだろう。パソコンにはテレビのようにチャンネルや放送時間の制限はない。無数の番組がいつでも楽しめる。
著者
糸島 陽子
出版者
京都市立看護短期大学
雑誌
京都市立看護短期大学紀要 (ISSN:02861097)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.141-147, 2005-09-01
被引用文献数
1

本研究は,看護学生と大学生の死生観形成要因を比較し,今後の看護教育における死生観育成について検討することを目的とした。その結果,1.自我同一性の形成時期と死生観尺度得点においては,看護学生・大学生間で差はみられなかった。 2.各年代で<生>と<死>を考える授業は,学生の死生観形成に影響を与えることが期待できる。3.死別経験をした学生は,死はすべての終わりではなく,生きている人間の間で生き続けていくなどの【不死感・死後の世界観】を形成する傾向がみられた。4.看護学生は,死別経験の有無に限らず,看護教育の特性により,生きるということは運命であるなどの【人智を超えた生命観(人間の力の及ばない生死に関すること)】が形成される傾向がみられた。以上のことから,看護教育において,看護学生が終末期看護や死別経験をした時々に生じる感情を大切にし,意識化させながら,ひとりひとりが,一人称・二人称・三人称の<生>と<死>の意味を円環させ考える教育は,死生観を育んでいく上で重要である。
著者
小林 定義
出版者
島根大学
雑誌
島根大学教育学部紀要. 人文・社会科学 (ISSN:02872501)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.45-55, 1972-12-20

ウォルター・ペイター(Walter Horatio Pater, 1839-94)がそれによって文名を得た「ルネッサンス研究」(The Studies in the History of the Renaissance, 1873)が世に出てから百年、彼が世を去ってから八十年に近い歳月がたつが、この間、さまざまの毀誉褒貶とともに、さまざまのペイター像がわれわれの前に提出されてきている。初期の哲学、ないし人生観を中心に描かれた「唯美主義者」という像は現在もなお生きており、その批評態度から「印象批評家」というレッテルもあたえられている。一生文体の問題に腐心し、独特の文体をつくったことから、「スタイリスト」の評も得ている。道徳的なヴィクトリア朝の思想的風土の中では「快楽主義者」という悪評も得た。また、著作の多岐にわたる内容から、ある時は「文芸評論家」、あるときは「美術評論家」またあるときは「創作家」として論じられもした。13; このようにさまざまの角度からのペイター像が存在すること自体は、彼の多才性を物語っているようで、その限りでは問題はないかに見える。だが、「スタイリスト」としてのペイターが「印象批評家」と無関係に論じられたり、「創作家」のペイターが他のペイター像と無縁にとり扱われているという事実は否めない。その結果われわれが知っているのは、相互に関連のない「唯美主義者ペイター」であったり、「美術評論家ペイター」であったりする。言いかえれば、右にあげたようなさまざまの像の背後にあって、それらを統一するペイターその人の像が欠けているわけである。13; ある時は印象批評家、あるときはスタイリスト、またある時は唯美主義者と、いろいろな衣裳をつけてわれわれの前に登場してみせるペイターの奥にある「ペイター原像」といったもの−社交界から戻って、また大学の講義を終えて、書斉に独りとなったときのペイターの胸のうち−を明らかにすることが、ペイター研究に残された重要な問題の一つではないだろうか。13; 「ペイター原像」の探究の一つの試みが、本稿のねらいである。
著者
野尻 裕子
出版者
川村学園女子大学
雑誌
川村学園女子大学研究紀要 (ISSN:09186050)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.169-178, 2004-03-15

わが国には明治期に多くの西洋文化が移入された。近代欧米公園もその一つで,明治36年に開園した日比谷公園は従来の日本型公園を欧米型公園へ転換した画期的な公園といわれている。またそこに設置された児童用遊び場は,東京における初めての近代的児童公園とされている。本稿では,昭和初期に記された日比谷公園児童公園指導員末田ますの資料(『児童公園』昭和17年)から,当時の児童公園の存在の意味と指導員の役割を,健康観という視点から検討した。その結果,戦局下において「国民の体力強化」というスローガンが国中に鳴り響いていた昭和初期には,子どもの遊び場である児童公園もその対象となっていたと考えられる。また母子厚生運動を経験する場としても児童公園は存在していた。単に「子どもが遊ぶ場所」にとどまらず,子どもの遊びに母親が参加する中で,厚生指導を行うことが有効な手段と考えられており,その際の指導員の役割は大きかったと思われる。
著者
名古屋 靖一郎
出版者
日本応用数理学会
雑誌
日本応用数理学会年会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.220-220, 2002

と辺から成るネットワーク上に,発散・勾配・回転などの差分作用素を定義し,有限体積法から自然に決まる内積上での性質を述べる.そして,これらの抽象化された内積空間の概念を使った応用として,非圧縮流体計算における発散零の部分空間の話題を中心に,(1) 圧力ポアソン方程式に対する,行列表現を経由しない共役勾配法のプログラミング法 (2) 複数の構造メッシュ系を使ったあるメッシュリファインメント技法における,圧力ポアソン方程式に対する流速圧力同時計算型共役勾配法の適用(3) 発散零基底による非圧縮性流体計算法(4) 借金返済における最小二乗問題などの話題を紹介する.
著者
櫻田 大樹 田中 稜介 杉浦 陽介 相川 直幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.394, pp.109-112, 2015-01-15

布製のおしぼりを扱う再利用工場では,検品作業においておしぼりのよごれ,やぶれや金属,髪の毛の混入の検査が行われている.中でも髪の毛の混入に関する検品作業は現状,人が目視で行っており髪の毛の有無の見落としが問題となっている.この問題の解決に向け,本報告では画像処理を用いておしぼり表面に付着した髪の毛をリアルタイムに自動判別するシステムを提案する.本システムは,ラインセンサカメラで撮影した髪の毛の画像をリアルタイムに判別するためにFPGAを用いて処理する.髪の毛の有無判別処理は,まずエッジを抽出後にラベリングと面積処理を行い,最後に閾値処理により実現している.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.270, pp.37-43, 2007-03

かつて借金まみれで事実上の倒産を経験した。だが不死鳥のように蘇り、無借金経営を達成。設備投資を徹底して圧縮し、不要なものはすべて捨てた。その第一歩は、ムダに慣れ切った社員の意識改革だった。オートバイなどのヘルメット製造・販売の大手、SHOEI(東京都台東区)。同社の前身、昭栄化工は92年、約130億円の負債を抱えて会社更生法の適用を申請し、事実上倒産した。
著者
山下 清海 小木 裕文 松村 公明 張 貴民 杜 国慶
出版者
地理空間学会
雑誌
地理空間 (ISSN:18829872)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.1-23, 2010

本研究の目的は,日本における老華僑にとっても,また新華僑にとっても代表的な僑郷である福建省の福清における現地調査に基づいて,僑郷としての福清の地域性,福清出身の新華僑の滞日生活の状況,そして新華僑の僑郷への影響について考察することである。1980 年代後半~ 1990 年代前半における福清出身の新華僑は,比較的容易に取得できた就学ビザによる集団かつ大量の出国が主体であった。来日後は,日本語学校に通いながらも,渡日費用,学費などの借金返済と生活費確保のために,しだいにアルバイト中心の生活に移行し,ビザの有効期限切れとともに不法残留,不法就労の状況に陥る例が多かった。帰国は,自ら入国管理局に出頭し,不法残留であることを告げ,帰国するのが一般的であった。1990 年代後半以降には,福建省出身者に対する日本側の審査が厳格化された結果,留学・就学ビザ取得が以前より難しくなり,福清からの新華僑の送出先としては,日本以外の欧米,オセアニアなどへも拡散している。在日の新華僑が僑郷に及ぼした影響としては,住宅の新改築,都市中心部への転居,農業労働力の流出に伴う農業の衰退と福清の外部からの労働人口の流入などが指摘できる。また,新華僑が日本で得た貯金は,彼らの子女がよりよい教育を受けるための資金や,さらには日本に限らず欧米など海外への留学資金に回される場合が多く,結果として,新華僑の再生産を促す結果となった。
著者
内村 裕光 岩瀬 晋 三山 亮子 恒成 茂行
出版者
日本法医学会
雑誌
日本法医学雑誌 (ISSN:00471887)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.205-212, 1996-06-10
被引用文献数
3
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.30, pp.76-81, 2000-01

高速なネットワークに支えられ,インターネット上ではさまざまなEサービスが実現される。代表例がアプリケーション・ホスティングや,ECサイトのようなコンテンツ提供サービス。企業内からはサーバー・リソースが姿を消し,業務システムの運用が楽になる。企業がEサービスを実現するためのシステムも同様だ。一般消費者にとっては,生活面で役立つEサービスが充実する。
著者
西野 春雄
出版者
法政大学
雑誌
能楽研究 (ISSN:03899616)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.123-152, 1981-03-31
著者
井上 櫻子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 フランス語フランス文学 (ISSN:09117199)
巻号頁・発行日
no.49, pp.9-28, 2009

Mélanges dédiés à la mémoire du professeur OGATA Akio = 小潟昭夫教授追悼論文集I. ドリールの著作活動と『想像力』II. ルソー主義者ドリール?III. 『想像力』に歌われるメランコリーの主題とサン=ランベールの『四季』IV. 百科全書的知の探求をめざして