著者
竹下 祐輝 池田 諭
出版者
宮崎大学工学部
雑誌
宮崎大學工學部紀要 (ISSN:05404924)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.221-227, 2015-07-31

More than 20 years has passed since J. Feinstein (1993) found that a perfect play on 6×6 board of Othello gives a 16-20 win for the second player. A computer Othello surpasses a much more human now. However, standard 8×8 board remain unsolved. In this paper, we show the p erfect play in miniature Othello (4×4, 4×6, 4×8, 4×10 and 6×6 boards). From these results, we discuss the feature of the Othello larger than or equal to 8×8 board. In addition, in the 6×6 board, we confirm the result of Feinstein.
著者
原口 耕一郎
出版者
名古屋市立大学
雑誌
人間文化研究 (ISSN:13480308)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.204-188, 2008-06

『古事記』『日本書紀』においては、かなり古い時代の記事から隼人は登場する。この隼人関係記事の信憑性をめぐって、大きく二つの議論がある。一つは天武朝以降の記事からならば、それなりに信を置くことができるとする理解であり、これは現在の通説になっているといえよう。もう一つは、天武朝より前の時期の記事にも史実性を認めようとする理解である。小論は、これまでの隼人研究史を回顧し、隼人概念の明確化をはかり、『記・紀』に史料批判を加え、天武朝より前の隼人関係記事については、ストレートには信を置きがたいことを論じようとするものである。つまり、可能な限り通説の擁護を目指すことが小論の目的である。まず、文献上にあらわれる隼人様を整理し、隼人概念の明確化を行う。次に考古資料と隼人概念との対比を、最近の考古学研究者の見解を踏まえながら行う。さらに畿内隼人の成立について触れる。その結果、『記・紀』編纂時における政治的状況、すなわち日本型中華思想の高まりの中で、政治的に創出された存在としての隼人の姿が明らかにされるであろう。このような、現在の隼人理解において中核的なテーゼをなす、「隼人とは政治的概念である」という主張を確認したうえで、天武朝より前の隼人関係記事は漢籍や中国思想により潤色/造作を受けていることを明らかにする。
著者
葛西 賢太
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.83, no.2, pp.385-408, 2009

オックスフォードグループと呼ばれた道徳改革運動の宗教的意義について考察する。この運動は道徳再武装と改称し、二〇世紀前半から半ばにかけて、欧米以外の諸国も含めた国際的な交流の機会を提供、諸国の政治・経済・文化に関わる、日本も含むエリートたちに熱心に支持された。支持の背景には宗教運動としての諸側面もあった。この論文では、神にゆだねること(Surrender)と、祈りの中で神からメッセージを受けるお導き(Guidance)という二つの実践について述べる。これら二つの実践は、参加者の自己と宗教・道徳伝統との間の不一致を整理し、両者を再接続させるものである。実践によって人生の変革(Life Change)を体験した人々は、宗教活動にも、またそれを応用した上述の国際交流にも、諸職業活動にも積極的に参与した。
著者
寺島 久美 三宅 玉恵 山岸 仁美 新田 なつ子 邊木 園幸 植田 彩 山本 利江 田中 美智子 須永 清
出版者
宮崎県立看護大学
雑誌
宮崎県立看護大学研究紀要 (ISSN:1345692X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.39-46, 2006-03

第一報で,シャンプー洗髪後さらに洗髪をして,アミノ酸及びその誘導体が洗髪洗浄液中に認められなくなった状態を確認した後に,弱酸性美容洗髪法を施行するとその洗髪洗浄液中に再びかなりのアミノ酸及びその誘導体が排出されること,さらに通常のシャンプー洗浄液では検出されないエタノールアミン及びトリプトファンが検出されることを報告した。今回は洗髪洗浄液中の尿素やアミノ酸類の質及び量に関して,弱酸性美容洗髪法の還元剤塗布時と酸化剤入りの第一洗浄液(pH4.0),第二洗浄液(pH3.5)による洗髪時の頭皮に対する手指圧の強さ及び被洗髪者のこの洗髪法の経験の有無による影響を検討した。その結果は,弱酸性美容洗髪法による洗髪洗浄液中のアミノ酸類の排出,特に洗髪洗浄液中の尿素及びグルタミン(グルタミン酸を含む)の排出量の増量には最初の還元剤の頭皮への十分な塗布と酸化剤入りの洗浄液による洗髪が不可欠であることが示唆された。しかし,還元剤処理及びその後の洗髪時の手指圧の強さは洗髪洗浄液中のアミノ酸類の質及び量にあまり影響を与えないことを示した。また,弱酸性美容洗髪の初回時と数週間後の2回目の洗髪洗浄液との間には,洗浄液中の上記物質を含むアミノ酸類の質及び量には有意差は認められなかった。
著者
太田 次男
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.34-74, 1957-07

一 天正狂言本に於ける大明二 大名狂言から小名狂言へ三 狂言に於ける昔話の變質
著者
上野 俊彦
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.p329-357, 1995-02

太田俊太郎教授退職記念号はじめに第一章 ソ連邦共産党第二八回大会繰り上げ開催決定までの経緯第二章 大会代議員選出手続きと代議員の社会的構成第三章 ロシア共和国共産党創立大会第四章 綱領的宣言第五章 党規約おわりに
著者
平野 俊介
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.457-475, 2002

バルトークの初期の作品である〈14のバガテルOp.6〉は,バルトークの純粋な創作から民謡に基づく作品まで実に多様な様式の曲が含まれている。従って,この作品を分析することにより,若いバルトークがどれくらい独自の音楽語法を駆使し得たかを知ることができる。本研究では,各曲の考察を通して,初期のバルトークの変化に富んだ創作過程や音素材の多様な扱いに光を当て,それを明確にすることができた。Fourteen bagatelles are one of Bartok's early works. These pieces are made of various original works and pieces based on Hungarian peasant songs. Therefore, through the analysis of these pieces we can find out Bartok's original methods of composition. As a consequence of this research, through the study of each piece I hav revealed various usage of sound materials and varied creative processes in Bartok's early years.