著者
山本 喜大 久保田 淳市 庄田 幸恵 白井 豊
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.109(1997-NL-122), pp.105-111, 1997-11-20

日本語の入力操作全体での効率向上のために、かな漢字変換上に誤入力を訂正する機能を試作した。本かな漢字変換は、置換、挿入、脱落誤りのいずれかを一つ含む文節を訂正する。ユーザの訂正指示操作に応じて複数の誤り訂正候補を提示しユーザが選択する方法(選択型訂正)と、変換操作に応じて自動的に誤りを訂正する方法(自動訂正)の2つのインターフェースを想定し性能を評価した。実験の結果、選択型訂正の再現率は第1位が39%、上位6位までで59%であった。また自動訂正の再現率は4%、誤り率は3%であった。

特集1コミュニケーション―私をひらく ●インタビュー 吉福伸逸さん―体験し、自覚し、表現すること― (インタビュアー 稲邑 恭子) ■ことわざの力・変形する力 村瀬 学 ■送り手と受け手―分業から兼業へ― 加藤春恵子 ■「ぼく」に先行する「ぼくたち」 斎藤 次郎*発言 からだの声を聴こう 鳥山 敏子 「海のぬいぐるみ」をつくる人と 高崎 明中学生とぶつかり合うなかで とだみすず高校生とのコミュニケーション 磯部 隆男の井戸端会議 永田 和宏カウンセリングのなかで気づく ・河村 ふみ●投稿 家庭科教育における消費者教育的視点 加藤 真代*学習の主人公たち こんな友達がほしい/静岡県立盤田北高等学校三年生●新しい家庭科を創るために 小学校では/野菜カレーを作ろう 岩田 智子 中学校では/人がやすらぎ、命を育む住まいとは 島田喜美子 高等学校では/課題解決学習の中からの成長 田村より子*連載風の地図/暮雪 佐藤 哲生巻頭詩/展覧会「メディア」 羽生 槙子家族と家庭科/高等学校学習指導要領にみる「家族」領域の特徴 酒井はるみ親子論と心理学/親業について考える(2) 小沢 牧子海の輝く日/作ること食べること 佐藤 通雅広がるネットワーク/「痛さよりも感動が先、だからなんでもできると思ってしまうのね」 平井 雷太あっちゃ、こつちゃ、フフフ/男の子の育て方(後) 田中 正彦筐/「教科書問題」 村田 直文幼児クラブやってみる?/おばちゃんとお母さんのあいだ 佐多 和子KNOW How共学家庭科/高遠高校での共学 その7 湯沢 静江私の朝鮮史/「鳳仙花(ほうせんか)」の歌 岡 百合子食べもの文化史/副食 その3 石川 尚子よそおい 内山 裕子コンピューターと暮らし/その8 碧海 酉癸石けんコンサート通信/「イメージふくらませて僕の家庭科」 よしだあきひろ波/コミュニケーション―幼女連続誘拐殺人事件を考える― 半田たつ子●ひと 村田直文さん○今月の読書から ○Weになん言おう なんでも聞こう ○わたくしからあなたに ○Weの読者会だより ○Weの会通信 ○イキイキぐるうぶ ○泉 ○十字路 ○編集室からあなたに ○WE EDITOR’S NOTE
著者
齋藤 彰 竹内 孔一
雑誌
研究報告情報基礎とアクセス技術(IFAT) (ISSN:21888884)
巻号頁・発行日
vol.2017-IFAT-124, no.1, pp.1-5, 2017-02-03

テキスト含意認識問題の先行研究では,文に含まれる内容語の含有率などを含意の識別に用いていた. しかし,文中に現れる内容語の順序を考慮しない手法では,含意の識別において誤りが多くみられた.そこで,本研究ではテキスト含意認識を文の構造の包含関係を調べることにより,含意の識別を行うアプローチを提案する. 自然言語文から文の構造を生成する際に述語項構造解析エンジン Predicate-Argument Structure Analyzer (ASA) を利用した.従来の ASA による解析ではコピュラ文における述語について,内容語と機能語の分類が不完全であった.そのため,本研究ではその点について ASA を改良し,NTCIR-10 で提供されたRITE2 の問題セットを利用して評価実験を行った.評価実験の結果,ASA の改良により含意の識別に成功した事例が 3 件増加したことを報告する.
著者
三家本祥平 井手 綾香 出口 幸子
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.45(2006-MUS-065), pp.19-24, 2006-05-13

本研究では、日本ポピュラー音楽の3名の作曲家の楽曲を対象として、楽譜データベースを作成し、それを用いてリズムと旋律を分析した。リズムについては、作曲家ごとに1小節単位で音価の列を抽出して上位パターンを比較分析した所、作曲家による違いがあることが分かった。旋律については、作曲家ごとにn音旋律(音高の列、n=3~7)を抽出して上位パターンを比較分析した所、短い旋律(n=3)には共通パターンが多いことが示された。さらに、音階上における音の分布と遷移に偏りがあることが示された。一方、サビの最初の音高が高いとは言えないことを確認した。
著者
加藤 聖文
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 = National Institure of Japanese Literature (ISSN:18802249)
巻号頁・発行日
no.11, pp.1-14, 2015-03-13

個人情報保護法施行後、各地の現場では個人情報の明確な定義もなされないまま過剰反応ともいえる非開示が行われている。本稿では、岩手県・佐賀県などでの事例を挙げつつ、国の法と地方の条例との大きな相違点とその問題点を検証し、個人情報に対する過剰反応が通常業務に支障を与えることを明らかにする。また、国民に対する説明責任と健全な市民社会育成の観点から個人情報公開の必要性を論じ、最後にアーキビストとして個人情報といかに向き合うべきかについて問題提起を行う。The purpose of this paper is to analyze social influence wielded by the Act on the Protection of Personal Information had come into force on 2003.Since this law came into force, it has been overreacted to the protection of personal information in Japan; therefore, these cases of nondisclosure that have no legal grounds have increased.In this paper I take up these cases in some prefectures of Iwate, Saga and others, and clarify the distinction between national low and local regulations. Moreover, I demonstrate that overreaction in the face of protection of personal information impede their business.In conclusion, for advancement of civil society, I would like to raise how can archivist confront this problem.
著者
中村 敏秀 相澤 哲 Toshihide NAKAMURA Satoshi AIZAWA
出版者
長崎国際大学
雑誌
長崎国際大学論叢 = Nagasaki International University Review (ISSN:13464094)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.179-186, 2006-01

日本のソーシャルワーク教育は多くの課題を抱えている。本稿では特にソーシャルワークとケアワークについての関係の明確化とソーシャルワーク実習教育の内容について論考した。そして、次のような結論を得た。ソーシャルワークとケアワークの定義は統合されるべきである。教育はこれを前提に行われるべきである。またソーシャルワーク実習教育は実習時間を大幅に増やすことと、実習指導者の資格認定が必要である。その結果、大学等での社会福祉教育はより実践的なものになろう。
著者
野村 圭太 谷口 義明 井口 信和 渡辺 健次
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.672-682, 2017-03-15

今後,企業や大学などの既存ネットワークにおいてOpenFlowネットワークへの移行が進められると予測される.しかし,OpenFlowネットワークへの移行には,コントローラの設定やテスト環境の構築にコストを要すると考えられる.そこで本稿では,従来型のネットワークから,OpenFlowネットワークへの移行を支援するシステムを提案,設計,実装,評価する.提案システムを用いることにより,従来型のネットワーク上のルータから自動的に設定情報を取得し,その設定情報をOpenFlowネットワークで適用可能な形式に変換,その後,変換した設定情報をOpenFlowネットワークへ反映させることができる.これにより,従来型のネットワークと同等のパケット制御を行うOpenFlowネットワークを半自動的に構築できる.本稿では,実ルータを用いた評価の結果,最大10台のルータから構成される従来型のネットワークを6分以内でOpenFlowネットワークに移行できることを確認した.
著者
松田 央 Hiroshi MATSUDA
雑誌
論集
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.35-48, 2008-01

The author of the fourth Gospel is named John and understands Jesus Christ as the Logos. The Logos means the Word of God. John's Christology is called Christology of the Logos. Jesus is not so much a prophet who communicates to people the Word of God as the Word of God itself. Jesus, the Logos exists with God (Father) from the eternal beginning, and has the divine nature. Christian God is God of the Trinity who has three persons (personae), the Father, the Son and the Holy Spirit. Jesus, the Son and Logos was sent from the Father to the world, and born as a human being (John 1: 14, 18). This event is named the incarnation of the Logos. The glory of God approached more nearly to us through Jesus who was the incarnated Logos, and could move with Jesus' flesh. The existence of God became more familiar to people in the New Testament than in the Old Testament. We can be formed as the form of Christ and have the divine nature through Christ's person.
著者
浜田祥太郎 角所考 岡留剛
雑誌
2014年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014-09-10

Twitter上の書込み内容が特異な日を、トピックモデルを用いたアプローチで検出する。Tweetsを確率分布として表現し、それらの中から文書間距離や異常値検知の手法を用いて特異日を検出する。