著者
山崎 伸二 竹田 美文
雑誌
臨床と微生物 = Clinical microbiology (ISSN:09107029)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.785-799, 1996-12-24
被引用文献数
5
著者
竹田美文
雑誌
臨床と微生物
巻号頁・発行日
vol.16, pp.67-75, 1989
被引用文献数
2
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.346, pp.131-137, 2001-07-16

テレビ会議システムが大きく変わろうとしている。テレビやパソコン・モニターの上に載るほど小型化が進み,価格も大幅に下がった。現在の実用度から,ブロードバンド時代に向けての将来性を見通す。 約10年前,テレビ会議システムは,当時流行した"マルチメディア"の主役候補として期待を集めた。しかし,実際にはほとんど鳴かず飛ばずのかけ声倒れに終わってしまった。
著者
佐藤 保則 近藤 稔和 大島 徹
出版者
金沢大学
雑誌
金沢大学十全医学会雑誌 (ISSN:227226)
巻号頁・発行日
vol.105, no.4, pp.530-537, 1996-08-01
被引用文献数
2

自殺者総数は1,374例(男841例,女533例)であり,年次別にみると177~221例の間を推移しており,年間平均は196例であった.季節では春と秋に多発する傾向がみられ,曜日別では月曜に最も多く土・日曜には少なかった.又,自殺の最も多い年齢層は男女とも50歳代であり,60歳代迄の全年齢層で男の自殺者数が女を上回っていたが,70歳代以降では女の方が多かった.自殺手段は男女とも縊頸が過半数(男59.9%,女54.0%)を占め,次いで男ではガス(10.9%),女では入水(21.0%)が多かった.自殺の場所は屋内,特に自宅屋内が多く,発見者の多くは自殺者の同居家族であり,自殺者の58.2%は無職者であった.自殺の動機は病苦,精神疾患の順に多く,最近の不況を反映して経済的理由が漸増する傾向がみられた.又,10.2%の自殺者が過去に自殺企図歴を有していた
著者
豊田 泰弘 中山 厚子 藤原 秀一 真 和弘 松尾 吉郎 田中 博之 高鳥毛 敏雄 磯 博康
出版者
Japanese Society of Public Health
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.247-253, 2008

<b>目的</b> 地域の救急活動記録を元に自殺企図者(自殺未遂者・自殺死亡者)の特徴を分析し,今後の自殺対策に資することを目的とした。<br/><b>方法</b> 2004年 4 月から2006年 3 月までの岸和田市消防本部の救急活動記録より,246例(延べ人数)・196人(実人数)の自殺企図者(自殺未遂者・自殺死亡者)を把握した。これらにつき,性,年齢,調査期間内の自殺企図回数,企図手段,月,曜日,救急覚知時刻(救急隊に連絡のあった時刻)について集計解析した。<br/><b>結果</b> 196人の自殺企図者のうち,自殺死亡者は52人(男性32人,女性20人),自殺未遂者は144人(男性32人,女性112人)であり,2 回以上にわたって自殺企図を繰り返した実人数は29人(男性 3 人,女性26人)であった。<br/> 男性の自殺死亡者は40歳代から70歳代の中高年に多く,女性の自殺死亡者は40歳代に多かった。男性の自殺未遂者には30歳代になだらかなピークがあり,女性の自殺未遂者は20歳代から40歳代の比較的若年者に急峻なピークがあった。<br/> 自殺死亡者の主たる手段は男性では縊頸,ガス,女性では縊頸,飛び降り・飛び込みであった。自殺未遂者の主たる手段は男女ともに服薬,四肢切創であった。<br/> 月については,男性の自殺死亡者は 4 月から 6 月に多く,女性の自殺死亡者は11月に多かった。男性の自殺未遂者は 7 月,8 月,9 月に多く,女性の自殺未遂者は 1 月,8 月,9 月に多かった。<br/> 曜日については,男性の自殺死亡者は月曜,水曜が多く,女性の自殺死亡者は日曜が多かった。男性の自殺未遂者は金曜が多く,女性の自殺未遂者は月曜と火曜に著明なピークがあった。<br/> 覚知時刻については,自殺死亡者は男女とも夕方から夜半に少なく,未明から日中に多かった。男性の自殺未遂者は午前日中と夕方に多かった。女性の自殺未遂者は午前日中にきわだって少なかった。<br/><b>結論</b> 救急車が出動する自殺企図者の大部分は女性の自殺未遂者であった。女性の自殺未遂者は男性に比べて若年者に多く,自殺企図を頻回に繰り返すという特徴があり,これらを考慮した対策がのぞまれる。
著者
藤枝 郭俊 藤田 敏美 岩崎 昭人 高橋 〓 奥山 政広
出版者
The Visualization Society of Japan
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.35-38, 1993

The aircraft employing the Upper Surface Blowing(USB) system as a poweredlift technology makes use of the energy of the engine exhoust to augument wing lift. The aircraft with the USB system achieves higher powered-lift by turning full downward the engine exhaust flow. To studying powered-lift characteristics, the wakes of the semi-span aircraft model with USB Powered high lift system were measured by a taversing wake rake with 5-pitot tube in NAL 2×2m Gust Wind Tunnel.<BR>In this report, the characteristics for the wake having different turning angle of exhaust flow are described.
著者
飯田 成敏 木村 裕
出版者
The Japanese Psychological Association
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.78, no.5, pp.528-533, 2007

The effects of reinforcement and punishment on response suppression under variable-ratio reinforcement and variable-interval punishment schedules were investigated. In the baseline period, lever pressing in rats was maintained by a variable-ratio food reinforcement schedule. In the punishment condition, responding was punished by a grid shock under a variable-interval schedule. Baseline and punishment conditions alternated, and were continued until the response stabilized. Three rats were given five or six punishment rates with a fixed reinforcement rate and another three rats were given four or five reinforcement rates with a fixed punishment rate. The results indicated that the responses were either completely suppressed or not suppressed at all. When the punishment rate increased or the reinforcement rate decreased, the response was suppressed completely. Whereas when the punishment rate decreased or the reinforcement rate increased, the responses were not suppressed. These results agree with the predictions of the molar theory.
著者
皆口 正一 丸山 久一 稲葉 美穂子 坂田 昇
出版者
公益社団法人日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次論文報告集 (ISSN:13404741)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.87-92, 1996-06-17

現在、高流動コンクリートの材料分離だけを定量的に評価する方法はなく、スランプフロー試験時の目視によって評価している。よって、これに代わる簡単かつ是量的な方法の確立が望まれている。本研究では、高流動コンクリートの材料分離、特にペーストの分離を定量的に評価する測定方法としてキッチンペーパーを用いた方法を考案し、その有効性を検討した。その結果、ペーパーの付着量の大小によって高流動コンクリートの材料分離を定量的に判断できることが分かり、また、この方法を使用することで材料分離の観点から高性能減水剤の限界添加量を見い出せることが分かった。
著者
石橋 賢治
出版者
Japan Society for Healthcare Administration
雑誌
日本医療・病院管理学会誌 (ISSN:1882594X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.161-171, 2014

公立の一般病院に勤務する看護補助者の処遇の実態を探ることを目的とし,公立の一般病院に対してアンケート調査を実施した(回答数449病院,回収率51.4%)。総人件費の高騰や常勤職員の定員枠などの問題があり,その労働需要の大きさに対し,各病院における身分割合の回答病院全体の平均値は,常勤職員14.3%,非常勤職員45.6%,臨時職員37.5%,派遣・委託2.7%である。臨時職員の勤務時間は74.9%の病院で常勤職員と同じであり,再契約時の空白期間を設定せず,勤務時間に制約のない臨時職員を多用している実態がある。常勤職員の基本給表は,「人事院の労務職の基本給表を活用」34.4%,「独自に作成」29.3%の順に多い。昇給制度は50.8%の病院がなく,急性期看護補助体制加算の評価開始後の月給への影響は「変化なし」が96.7%である。また,看護補助者の身分などにおいて,各経営形態や各地域において統計的に有意な差が認められた。
著者
都留 康
出版者
岩波書店
雑誌
経済研究 (ISSN:00229733)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.314-327, 2006-10

本稿の目的は,自動車販売会社A社の事例を取り上げて,職能資格制度に基づく人事制度から成果主義的人事制度への変化の内容とその経済的帰結を分析することにある.分析の結果,以下の点が明らかとなった. A社は,人件費の変動費化の推進,ならびに年齢・勤続に応じた処遇から成果に応じた処遇と成果責任の明確化という理念に基づき,2000年に人事制度を抜本的に改定した.その内容は以下の3点からなっていた.① 職能資格制度の廃止と「職務ベース」システムの導入,とりわけバンドと職務ステージの組み合わせによる賃金制度への変更,② 基本給に積み上げる形の単純な業績給からドロー・ライン(基本給とみなし時間外手当の合計値)まではいっさい業績給のでない仕組みへの変更,③ 保有能力と個人業績を総合的に評価していた人事考課制度から個人業績特化型の人事考課制度への変更,ならびに業績考課結果による職務ステージの決定,がそれである. そうした人事制度改革は以下のような帰結を伴った.① 人事制度改革の前後で,特に40歳未満層での賃金格差の拡大が顕著になっている.② 制度改革による販売台数(客観的業績指標)の変化をみると,新車に関しては約28%,中古車に関して約25%販売台数が増加している.③ ドロー方式業績給の導入は,特に従来低業績であった社員の生産性を向上させている.④ 業績考課の推移をみると,下位の職務ステージでは上位の考課結果がつきやすく,上位のステージでは下位の考課結果が相対的に多い,というパターンが認められる. 以上の結果から,新たな人事制度の導入により,営業スタッフの個人業績を向上させるというA社の人事制度改革の意図はほぼ実現した結果となっていることが判明した.
著者
安達 一雄 梅崎 俊郎 宮地 英彰 藤 翠 小宗 静男
出版者
JIBI TO RINSHO KAI
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.S229-S234, 2010

嚥下内視鏡検査は嚥下機能を評価するにあたり、さまざまな利点を有している。しかしながら、その手技は一つの重大な欠点を有する。われわれは嚥下した瞬間は映像を見ることができない。いわゆるホワイトアウトといわれるまっ白い映像しか見えない。そこでわれわれはホワイトアウトの瞬間の嚥下機能を評価するために同時に嚥下圧を計測してみることとし、一側性声帯麻痺において甲状軟骨形成術前後の嚥下圧について評価した。嚥下圧は術後明らかに改善しているにもかかわらず、同時記録している嚥下内視鏡検査ではホワイトアウトが生じるのみで、何ら変化を認めなかった。嚥下内視鏡検査にはホワイトアウトという大きな欠点があるが、嚥下圧の同時記録により、十分に補えるものと考えられる。