著者
山田 太造 井上 聡 山家 浩樹
雑誌
じんもんこん2019論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.3-10, 2019-12-07

本論文では,歴史データを対象に,史料データの収集・蓄積・分析・提示・提供といったデータ流通基盤の整備を目的とし,史料や派生する歴史データを蓄積していくために構築を進めたデータリポジトリと,そこに蓄積したデータを分析し提示・提供していくための手法について述べる.
著者
田中 大喜 村木 二郎 松田 睦彦 湯浅 治久 鈴木 康之 井上 聡 高橋 典幸 黒嶋 敏 貴田 潔 神野 祐太 渡邊 浩貴
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究では、13世紀後半~14世紀にかけて顕著になった、西遷・北遷と呼ばれる東国武士の西国や東北地域の所領への移住の実態について究明する。その際、西遷・北遷東国武士と在来諸勢力とを相互規定的な関係にあるものと捉える観点から、両者の多様な諸資料を広く収集・分析し、文献史学・考古学・美術史学・民俗学・歴史地理学による地域総合調査として進めていく。本研究の成果は、報告書や展示等を通して社会に発信していくと同時に、様々な研究分野に利活用できる調査情報公開のシステム作りも進め、調査データの社会資源化を図る。
著者
井上 聡 村松 昭夫 高橋 直樹 小池 万里
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.225-228, 2016

<p>クオリティライフ21城北地区は「保健・医療・福祉の総合的エリア」として名古屋市が推進するプロジェクトである。現在、名古屋市立西部医療センター、陽子線治療センター、重症心身障害児者施設(ティンクルなごや)が開設され、平成23年より順次運用を開始している。 本報では、施設使用の初期段階から5年間の熱需要の状況、冷水製造の効率および省エネルギー運転の効果について報告する。</p>
著者
井上 聡史 高橋 巧也 久米村 百子 石橋 和徳 藤田 博之 橋口 原 年吉 洋
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. E, センサ・マイクロマシン部門誌 (ISSN:13418939)
巻号頁・発行日
vol.137, no.6, pp.152-158, 2017

<p>In this paper, we report on a proof-of-concept level energy harvester device that could earn electric power of 0.093 µW/cm<sup>2</sup> by the fluidic motion in a PDMS (polydimethylsiloxane) micro fluidic channel placed on a silicon substrate with built-in permanent electrical charges or so-called electrets. Targeting implantable medical devices such as respiratory pace-maker, the heart beat or aspiration is thought to be the source of motion as a final shape of the energy harvesting system.</p>
著者
恵川 淳二 井上 聡己 川口 昌彦 瓦口 至孝
出版者
奈良県立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究の目的は、テトラサイクリン系抗生物質であるミノサイクリンの脳への直接投与が頭部外傷モデルのマウスの運動機能、高次脳機能を改善するかについての研究を行なっている。評価の方法としては、行動実験、組織学的評価、生化学的評価を用いて行う計画としている。現在、動物の倫理的扱いに十分留意してし、実験を行なっている。頭部外傷モデルは、安定した作成が可能となった。現在、inverted gird試験を用いた行動実験を行なっている。Invereted grid 試験の評価方法としては、体重×落下までの時間を計算し、頭部外傷前からの変化率で評価を行なっている。個体による差が非常に大きく、サンプル数が不十分なため、統計学的にはミノサイクリン投与群と生理食塩水投与群で有意な差は見られていないが、ややミノサイクリン投与群で良い結果を示している傾向がある。今後、サンプル数を増やして行く必要がある。組織学的評価についても、手技的には大きな問題を生じず行うことができるようになった。頭部外傷48時間後の外傷部のミクログリアやアストロサイトの活性の評価及びHE染色を用いた欠損体積について検討を行なっているところである。欠損部体積については、ミノサイクリン投与群で小さい傾向にあるが、こちらについてもサンプル数を増やして統計学的検討を行って行く必要がある。生化学的評価は、組織学的評価終了後に検討して行く予定にしている。
著者
井上 聡大 羅 武輝 森山 紗好 平島 剛 島田 英樹 笹木 圭子
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
Journal of MMIJ (ISSN:18816118)
巻号頁・発行日
vol.133, no.10, pp.235-240, 2017-10-01 (Released:2017-10-14)
参考文献数
28

Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant (FDNPP) accident produced much amount of radioactively contaminated water at the Great East Japan Earthquake. 137Cs and 90Sr have been focused to remove from the contaminated water using zeolite types of adsorbents. Other radionuclides have been treated and removed separately by Advanced Liquid Processing System (ALPS), where resin is used to immobilize anions. However, these kinds of spent-adsorbents are not suitable for long-terms burying because of its instability, and the representative anionic radionuclides (129I, 36Cl, 99mTc and 79Se) have quite long half-life (105-107 years). Montmorillonite (Mt) is an useful adsorbent because of its high chemical stability and large cationic exchange capacity. In the present work, surfactant modified Mt (OMt) has been developed using hexadecylpyridium chloride for adsorption of ClO4-, which is a surrogate of 99mTcO4-. For stabilization of spent-OMt, cement solidification was examined with varying the ratio of spent-OMt content. To evaluate its chemical and physical stability, soaking and compressive strength tests were conducted. As a result, it was revealed by FTIR and 29Si-NMR that with increase in OMt contents, the linkage of calcium silicate hydrate was more developed.
著者
井上 聡
出版者
中国地区英語教育学会
雑誌
中国地区英語教育学会研究紀要 (ISSN:03851192)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.41-50, 2016 (Released:2016-08-15)
参考文献数
16

In this study, English instruction integrating fluency with accuracy was carried out. This research showed the following information: (1) Through explanation, reading aloud and writing, learners' proficiency was improved in incremental stages, (2) as their proficiency got higher, they tended to gain learning strategies, and (3) their motivation was improved because of the development of self-efficacy and relatedness. However, these positive effects are just temporary, and further research needs to be made for learners with low proficiency.
著者
井上 聡
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

これまでに筆者は複雑系のセルオートマトン(ライフゲーム)を利用したアプリケーションの開発例として ブロック暗号のデータ撹拌のルール(F関数)にセルオートマトンを採用した暗号化システムを提案してきた。 今回の発表においてはこのデータ撹拌方法の妥当性や暗号の堅牢性について中心に検討する。
著者
井上 聡
出版者
校倉書房
雑誌
歴史評論 (ISSN:03868907)
巻号頁・発行日
no.779, pp.60-72, 2015-03
著者
井上 聡
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.9, pp.1-5, 2013-01-18

本報告は,東京大学史料編纂所が提供する 「電子くずし字字典データベース」 の開発経緯と現状における課題を紹介するとともに,今後の方向性について,機関内データベース群との融合や,他機関データベースとの連携を軸に展望を述べるところである.In this paper, introduces the process of development and status on the Databease of Kuzushiji, which is offered by the Historiographical Institute, University of Tokyo. Furthermore we will discuss a course of action in the future by focusing on the integration of other databases inside the institute and the cooperation with databases established by other institutions.
著者
白井 啓一郎 耒代 誠仁 井上 聡 久留島 典子 馬場 基 渡辺 晃宏 中川 正樹
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.7, pp.1-6, 2013-01-18

汚損,破損,および経年変化が著しい古文書から抽出した字形には多くのノイズが見られる.このような字形にノイズ除去のための汎用の画像処理手法を適用した場合,字形の細部が失われることがある.筆者らは,異方性拡散と距離画像を組み合わせることで,字形の本質的な形状を保存するノイズ除去のための画像処理手法を実現した.本稿では,古文書に記された字形を含む画像にこの画像処理手法を適用した結果を示すと共に検証を行う.Character shapes extracted from historical documents with stains, damages and time-related degradations contain much noise. General-purpose image processing for noise reduction often shaves off the detail of the character shapes. We have implemented new image processing for noise reduction that consists of anisotropic diffusion and geodesic morphology. In this manuscript, we show several results of the image processing applied to character shape image of historical documents and make considerations of the results.