著者
竹林 亮 足立 吉隆 佐藤 良史 佐藤 正太郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.741-742, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

龍泉洞地底湖の測量調査を目的とした小型ROVの開発を行う.龍泉洞の洞内は狭く入り組んでおり,かつ全長が15 kmあるとも言われていることから,ROVには小型であり,長距離探索が可能であることが求められる.そこで,小型機体を複数連結して運用する方法を提案する.また,現地調査から陸路の移動が必要であることが分かり,新しい機能として水陸両用の推進器を搭載したROVを設計した.講演では、水陸両用ROVの設計について発表する.
著者
西本 真一郎 樋浦 望 佐藤 良一 鈴木 一由 浅野 隆司
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.199-202, 2002-03-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
9
被引用文献数
4 4

ゼラチンの経口摂取による皮膚コラーゲン合成に及ぼす効果をコラーゲンペプチドの場合と比較検討を行った.(1) ラットにゼラチンを経口投与し,皮膚可溶性画分中のヒドロキシプロリン量を測定したところ,無処理および除毛処理いずれの場合においても,Control群に比べ有意な差は認められなかった.(2) ラットにコラーゲンペプチドを経口投与し,皮膚可溶性画分中のヒドロキシプロリン量を測定したところ,無処理および除毛処理いずれの場合においても,Control群に比べ有意に(p<0.05)高値を示した.
著者
佐藤 良
出版者
日本教師教育学会
雑誌
日本教師教育学会年報 (ISSN:13437186)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.78-88, 2016-09-16 (Released:2020-08-13)
参考文献数
29

The purpose of this paper is to investigate the problems caused by the removal of the academic ability deviation score by Saitama Prefectural Board of Education in 1992 as well as to clarify the removal’s effect on teachers through the analysis of teachers’ testimony.  The data for this study were obtained from a survey conducted from January-April of 2009. The sample of the questionnaires that were given to junior high school teachers consisted of 141 mail surveys and 8 case studies by interview surveys.  The compiled data summary is as follows:  First, 70% of the teachers’ description indicated a critical opinion of the removal of the academic ability deviation score. The teachers were confused.  Second, 50% of the teachers’ description indicated that they implemented new career guidance due to the removal of the score. The remaining 50% indicated that they administered a school test and a standard test of the city (or area).  Third, Effect on teachers as a whole : The entrance examination guidance that the teachers were originally providing was shifted over to cram schools. As a result of this, students’ and parents’ reliance and confidence in the teachers has declined.  Effect on teachers individually : The teachers saw qualitative transformation in their practice when it was subjective, critical reflection to its own practice.  In conclusion, the teachers had a critical view of the removal of the academic ability deviation score. They became confused. As a result, it was revealed that the teachers experienced a variety of effects (collectively and individually) as a result for the removal of the score.  In the future, it will be necessary to complete a comprehensive analysis by conducting additional teacher interviews.
著者
神崎 正英 佐藤 良
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.453-459, 2011-11-01 (Released:2017-04-20)
参考文献数
23

国立国会図書館(NDL)は,書誌データの開放性・利用可能性を向上させる取り組みの1つとして,書誌データ提供におけるセマンティックウェブ技術への対応を進めている。この一環として,2010年6月には「ウェブ版国立国会図書館件名標目表(Web NDLSH)」,2011年7月には提供範囲を全典拠レコードに拡大し,システムの機能を拡張した「国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)」の開発版をリリースした。「国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)」の開発版では,典拠データをRDFモデルにより表現し,Linked Dataのスキームに準拠する等,セマンティックウェブ技術に対応した形式により提供している。本稿では,当サービスの概要,提供する典拠データの内容,RDFモデルの設計等について紹介をする。
著者
佐藤 良聖
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 = The Toyo Gakuho (ISSN:03869067)
巻号頁・発行日
vol.103, no.1, pp.31-55, 2021-06-30

Beginning in the late 19th century, as the countries of East Asia encountered European international law, the legal issue of territorial waters, the institutional basis for any nation’s claim to maritime possessions, was approached by Japan and China in greatly differing ways as shown by a fishing dispute which occurred between Japan, China and Korea in the Bohai and the Yellow Seas between 1906 and 1912. The dispute began in Bohai between Japan and the Qing Dynasty over the extent of China’s territorial waters there. Then in 1909, it reverberated into the Yellow Sea region when the Korean Empire legally determined its territorial waters, thus shutting out Chinese fishermen. In opposition to the Japanese argument citing customs of International Law of the Sea, the Qing Dynasty reinterpreted international maritime customs to legitimize its position, thus giving rise to differing approaches, which clashed over China’s claim that the whole Bohai Sea constituted its territorial waters, in contrast to Japan’s claim that they were limited to three nautical miles. Throughout its course the dispute was further complicated by the unsolved question of whether China or Japan was authorized to administer Kwantung Leased Territory on the Liaodong Peninsula, which included the maritime ports of Dalian and Lüshun on the Bohai Sea. In order to break the deadlock Ijuin Hikokichi, the Japanese envoy to the Qing Dynasty, proposed that debate be focused on the issue of tax collection instead of territorial waters, arguing that a compromise ironed out on the local level would bring a speedy end to the controversy. Nevertheless, a solution of sorts was only reached in April 1912, when a fishing agreement was concluded between the Republic of China and Japan, which determined that customary administrative procedures would be adopted. The author argues that the dispute gave rise to a controversy over maritime sovereignty, which the three parties tried to resolve by way of the idea of territorial waters. Although that attempt was unsuccessful due to the ensuing gridlock, it enabled the Qing Dynasty to form a unique interpretation of territorial waters determined by international custom, due in part to the fact that the simple application of International Maritime Law was made impossible by the special case of foreign leased territory in the region under dispute.
著者
加藤 公道 佐藤 良二
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.89-97, 1975 (Released:2007-07-05)
参考文献数
18
被引用文献数
1 2

白肉桃 (大久保および白鳳) を10°C, 15°C, 20°C, 25°C, 30°Cの各温度で追熟し, 呼吸量, エチレン排出量, 硬度, はく皮性, 糖分, 食味などを調査して, モモの追熟生理を検討した.1. 大久保の20°Cでは, 25°Cよりエチレン排出量が速く増加してピークも高く, 呼吸量もピークに早く達し, はく皮も早く可能になつたが, 軟化は25°Cもほぼ同様に進んだ. 20°C, 25°Cでは, 呼吸のピークの2~3日後にエチレン排出量がピークに達し, その後急速に減少した. 呼吸のピーク時の熟度は20°Cが適熟, 25°Cは過熟であつた.2. 白鳳では1日後のエチレン排出量が大久保より多く, 軟化は速く進んだ. 25°Cでは, 20°Cより呼吸量が早くピークに達し, 軟化も速く進んだが, エチレン排出量は20°Cもほぼ同様に増加した.3. 10°C, 15°Cでは, 呼吸量, エチレン排出量がゆるやかに増加し, 軟化は穏やかに進み, はく皮性の進行もかなり遅れた. 大久保の10°C, 15°Cではエチレン排出量, 軟化, はく皮性が25°Cとほぼ同じ状態まで達したが, 10°Cではフレーバーが劣つた. 大久保の15°Cでは, 呼吸のピーク時からエチレン排出量が減少するまでの期間が, 25°Cと異なり長かつた. 適熟に達するまでの追熟期間は, 25°Cと比べて, 10°Cでは約3倍, 15°Cは約2倍であつた.4. 30°Cではエチレン排出量が抑制されて, 減少する傾向が認められた. 呼吸量の増加はほとんど認められなかつたが, 軟化は白鳳では25°Cと同様に速く, 大久保では2~3日後まで25°Cよりやや遅れたが, その後は速く進んだ.5. 30°Cでは還元糖は漸増した. 水溶性ペクチン含量は軟化の進行とともに増加し, 硬度と密接に関連した.6. 以上の結果から, 追熟温度は果肉の色, エチレン排出量, 軟化の速さなどに影響を及ぼし, エチレンは呼吸の climacteric, 軟化, はく皮性の進行などを促進した. 呼吸量, エチレン排出量, 軟化, はく皮性などは追熟中相互に関連しながら進んだが, これらの相互関係は品種, 追熟温度により影響を受けることが認められた.
著者
佐藤 良泰
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.101-108, 1985 (Released:2008-04-16)
参考文献数
5
被引用文献数
1

粒子状分散しているポリマーブレンドやブロック共重合体や粒子配合ポリマーなどの不均質物体を力学的に解析する目的で, 不均質物体内で局部的に激しく変化している“内部変形”に基づいて, 粒子の界面に層ができ空隙ができうる場合の構成方程式や弾性率を導いた. 理論の結果を用いれば, 分散媒質と層と粒子の三者の剛性率, 粒子の体積分率や層の厚さ, 及び外部変形などの大小関係により, 弾性率や応力-変形関係に複雑多様に現れる多彩なプラスあるいはマイナスの補強効果が展望的に予測できる. 特に層の硬軟が応力や弾性率の補強性に及ぼす影響は粒子の硬軟の影響よりはるかに大きく, 層が硬くなければ粒子をどのように硬くしても補強効果は大きくはならないなど, いろいろな知見がえられる. 層の剛性率を0にすれば, 層は力や変形を粒子に伝達せず, 粒子は全く変形しない. つまり層は空隙として機能する.
著者
村尾 真由子 松原 悠 洪 昇基 佐藤 良太 秋山 茉莉花 金 瑜眞 嶋田 晋 金井 雅仁 浜島 佑斗
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
no.101, pp.108-118, 2014-12

筑波大学附属図書館では,平成24年度から大学院生をラーニング・アドバイザー(以下,LA)として雇用し,学生サポートデスクにおいて本学学生に対する学習支援活動を行っている。学生サポートデスクの利用者は年々増加している。平成25年度は,LAからの要望で定期的にミーティングが開かれ,アイデアを出し合う機会が増えた。これが契機となってLAの活動が活発化し,前年度の活動に加え新たに6つの企画を実施した。今後は,学生のニーズや学生サポートデスクの認知度の調査のような現状を把握する取り組みや,LAの相談対応の質を向上させる取り組みが求められる。
著者
佐藤 良彦 久米田 章仁 小山 武彦 高田 俊也 青柳 高弘 市川 憲一 和田 浩彦 古谷 隆徳 田中 けい子
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.1073-1076, 1993-12-15
被引用文献数
5

ジュウシマツが水様下痢を呈し死亡した. 肝臓の軽度腫大と巣状壊死を認め, 主要臓器, 糞便からS. Typhimuriumが分離された. ニューカッスル病およびクラミジア症は陰性であった. 以上の成績からサルモネラ感染症と診断した. 有効薬剤の投与, 病鳥の淘汰を実施したが198羽が死亡し致死率は74%に達した. 疫学調査により, 県外から購入したジュウシマツが感染源と推定された. 本症例はジュウシマツにおけるサルモネラ感染症の最初の報告である.
著者
片桐 麦 佐藤 良太 大池 正信 鈴木 芳人 鹿野 満 内田 龍男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.146, pp.1-4, 2009-07-16

スクリーン下側からのプロジェクタ光のみを観察者の存在する正面方向に拡散させるスクリーンを考案した。これにより明るい環境下における高いコントラスト比を有するフロントプロジェクションディスプレイを実現した。
著者
佐藤 良雄
出版者
成城大学
雑誌
成城法学 (ISSN:03865711)
巻号頁・発行日
no.9, pp.117-212, 1981-05