著者
加藤 博之 秋津 裕志
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.71, no.4, pp.402-407, 2022-04-15 (Released:2022-04-20)
参考文献数
13

Dakekanba is the most popular broad leaf tree in Hokkaido. This study proposed the wood for manufacturing baseball bat. In order to compare the dakekanba wood with the others manufactured historically; sugar maple, aodamo, yellow birch, and white ash, full baseball bats with the same dimension were prepared from these woods. The performance of bat was studied by the impact test with fast pitched ball. The flexural vibration was measured by means of strain gauge. Results of the modal analysis showed that the first natural frequency was around 35 Hz and the second, 233 Hz, which were almost equal among these woods. The amplitudes of these modes increased with increasing the speed of pitched ball. As a result, the maple bat was the hardest in deflection and slowest in damping, and aodamo was the softest in deflection and the fastest in damping. It was concluded that these properties of dakekanba bat were close to those of yellow birch and white ash, which have served as intermediate between maple and aodamo.
著者
立川 雅司 加藤 直子 前田 忠彦 稲垣 佑典 松尾 真紀子
出版者
日本フードシステム学会
雑誌
フードシステム研究 (ISSN:13410296)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.283-288, 2020 (Released:2020-04-10)
参考文献数
11
被引用文献数
3 2

Genome editing is being applied in various fields of life sciences, such as medicine, agriculture, food and energy. Regarding the regulatory status of genome editing in Japan, policies are being issued by the Ministry of Health, Labor and Welfare and the Ministry of the Environment, and applications to the fields of agriculture and food are being widely considered. However, there has hardly been any explicit discussion on the differences between applications for plants and animals. We argue there are several points that should be taken into account. In this paper, we clarify the unique regulatory issues that separate genome edited animals from plants, in particular, safety assessment, consumer perception, and animal welfare.
著者
石本 浩気 加藤 優貴 北崎 充晃
出版者
日本基礎心理学会
雑誌
基礎心理学研究 (ISSN:02877651)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.121-134, 2022-03-31 (Released:2022-06-17)
参考文献数
58

The COVID-19 pandemic has placed significant restrictions on experiments such as those using motion capture suits in the laboratory. On the other hand, the number of users of virtual reality (VR) social network services has been increasing due to the pandemic. Thus, we constructed a laboratory in VRChat, one of the VR social network services, where full-body ownership experiments can be conducted, and validated it. The subjects entered the experimental world in VRChat, changed into the experimental avatar, and participated in the experiment. The subject’s movements and the avatar were synchronized or asynchronized with 1-s delay. After 5-min ball reaching using the avatar, subjective evaluations were made regarding senses of body ownership, agency, and pseudo-haptics. In the synchronous condition, we obtained a stronger sense of body ownership, agency, and pseudo-haptic sensation than in the asynchronous condition, reproducing the results of previous studies. These results suggest that the laboratory in the public VR social network enables us to manipulate experimental conditions, and perform experiments on full-body illusion.
著者
加藤 貴彦 佐藤 実
出版者
一般社団法人日本衛生学会
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.20005, 2020 (Released:2020-11-05)
参考文献数
69
被引用文献数
1

Immunity, which denotes the protection of multicellular organisms against various bacterial and viral infections, is an essential protective mechanism for living organisms. Allergy is a reaction to a foreign substance existing in the environment that is basically not a component of the self. Additionally, autoimmune diseases are associated with the dysfunction in the recognition of self and non-self, and are pathological conditions caused by immune cells attacking their own tissues and cells. In this paper, we outline the current status of immunity with respect to the environment from the epidemiological perspective with regard to the following: (1) evolution and immunity, (2) allergy, (3) autoantibodies, (4) autoimmune diseases, (5) relationships of immunity with the environment, allergy, autoantibodies, and autoimmune diseases, and (6) celiac disease.
著者
加藤 真悟
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
地球化学 (ISSN:03864073)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.1-17, 2015-03-25 (Released:2015-03-30)
参考文献数
87
被引用文献数
2

Iron is a key element to understand global biogeochemical cycling. Microorganisms are involved in redox cycling of iron in natural environments. In particular, neutrophilic iron-oxidizing microorganisms that grow at circumneutral pH potentially play a significant role in global iron oxidation at redox boundaries. However, little is known about neutrophilic iron-oxidizing microorganisms because only a few cultivated species have been reported to date despite a long research history. In this review, knowledge about neutrophilic iron-oxidizing microorganisms, i.e., phylogeny, physiology, ecology, spatial distribution, and unique extracellular polymeric substances, is summarized, including the most recent reports. This will provide useful information to various scientific fields: not only microbiology, but also geochemistry, astrobiology and environmental engineering.
著者
加藤 真紀
出版者
麻布大学
巻号頁・発行日
2012

近年、犬は単なるペットから伴侶動物に変化し、家族の一員として室内で飼育されることが主流となった。その結果,人と動物は必然的により密度の濃い時間をともに過ごすことになり、無駄吠え、分離不安、攻撃行動、不安症などといった問題行動が飼い主にとって深刻な問題として表面化してきた。日本における犬の年間咬傷事故数は4000件以上にも上り、攻撃行動により放棄される犬の数は多く、安楽死に至る犬の数も少なくない。 行動は神経および液性調節機構の相互作用によって制御されており、問題行動の背景には神経伝達物質の変化が報告されている。末梢および中枢において、神経伝達物質の一つであるセロトニン(以下5-HT)濃度と攻撃性には相関があることが犬を含む多くの動物種において知られている。また、視床下部のセロトニン受容体が活性化することによってHPA軸が刺激されると報告されている。攻撃的な犬は、社会刺激に対して高いHPA軸活性を有することから、高い血漿中コルチゾール濃度を有することが報告されている。以上のように、攻撃行動とストレスとの密接な関係が報告されている。ゆえに、本研究では、末梢からのアプローチによって、ストレスがおよぼす犬の攻撃行動への影響を検証し、攻撃行動緩和の方法を構築することを目的とした。第1章 攻撃行動を呈する犬と問題行動を呈さない犬の血漿中セロトニン濃度の比較 5-HTには日内変動があることがラットやヒトなどで報告されているが、犬を用いた研究はない。夜間、5-HT濃度が低くなるため攻撃的になりやすい、とされるジキル&ハイド症候群が逸話的に語られているが、科学的検証はされていない。本章では、犬の5-HT濃度の日内変動について、攻撃行動を呈する犬と呈さない犬における血漿中の変動を比較した。投薬中ではない1歳以上の犬10頭(実験群:攻撃行動を呈する犬5頭、コントロール群:問題行動を呈さない犬5頭)を用い、午前8時から午後8時まで2時間おきに撓側皮静脈から1.5mlの採血を行った。食餌および運動刺激の影響を制御するため、食餌、運動時間を設定し、排泄以外の時間はケージ内にて安静を保たせた。血漿中5-HT濃度の測定は、高速液体クロマトグラフィーによって行った。また、行動指標としてC-BARQ(Hsu and Serpell, 2003)を用いた。両群において、犬の血漿中5-HT濃度には有意な日内変動があり、さらに、攻撃行動を呈する犬は血漿中5-HT濃度が有意に高いことが明らかとなった。鬱病患者、統合失調症患者、自閉症患者において、日内変動の異常があることが多くの研究で報告されているが、攻撃行動を呈する犬の血漿中5-HT濃度には日内変動の異常は見られなかった。不安関連の問題行動を呈する犬も血漿中5-HT濃度が高いことが知られている。さらに、ストレス負荷によって、セロトニン濃度が高くなることが知られていることから、攻撃行動を呈する犬はストレス状態にある可能性が示唆される結果となった。第2章 食餌療法による攻撃行動および不安関連問題行動への効果の検証 第1章の結果より、攻撃とストレスとの関連が示唆された。先行研究より、攻撃行動や不安関連の問題行動はストレスが持続することによっても生じることが知られている。そこで、第2章では、ストレスに対する耐性を強めるための療法食を用いて、攻撃行動緩和の効果を給与試験によって検証した。飼料栄養組成は犬の行動に影響を与えることが知られており、一定の栄養素の摂取によってストレスに対する脆弱性に影響を与えることが知られている。高トリプトファン/LNAA比とαカソゼピンを配合した療法食を実験食として用いた。トリプトファンは5-HTの前駆物質であり、αカソゼピンは不安症やストレス障害に阻害効果があるガンマアミノ酪酸と親和性を有することが知られている。不安レベルの高い犬28頭に実験食およびコントロール食を8週間づつ給与し、各フード給与7週後、飼い主によるC-BARQへの回答およびストレッサー負荷前後の採尿が行われた。動物病院での爪切りをストレッサーとして用い、ストレスに対する脆弱性への実験食の効果を尿中コルチゾール/クレアチニン比(UCCR)によって検証した。ストレス後UCCRは、基礎UCCRに比べて有意に高い値を示し、動物病院での爪切りがストレスをもたらすことが分かった。ストレスによるUCCRの増加は、コントロール食給与中に比べて、実験食給与中に有意に低い値を示したことから、実験食によるストレス緩和の効果が明らかとなった。また、C-BARQを行動学的指標として用いた結果、「見知らぬ人への攻撃」、「見知らぬ人への恐怖」、「非社会的恐怖」および「接触過敏性」には有意な改善を示したが、「飼い主への攻撃」は改善を示したが、有意差は見られなかった。実験食はストレス耐性を改善することが明らかになり、攻撃行動および不安関連問題行動の改善策となることが示唆された。第3章 ハンドリングとホールディングを用いた行動修正療法の有効性の検討 第2章の結果より、「飼い主への攻撃」に対して改善効果のある新たな行動修正療法の構築が必要であると考えられた。そこで第3章では、ハンドリングとホールディングからなる新たな行動修正療法による攻撃行動緩和の効果を検証した。近年、正の強化のみを用いるトレーニングが主流となり、嫌悪刺激の使用は適切ではないとされる傾向が強くなってきた。ハンドリング中(人に触られることに馴化させるための行動修正方法)に犬が抵抗する場合、ホールディング(体を拘束することによって犬の抵抗や咬みつきを抑制する行動修正方法)を用いることは、威圧的な嫌悪刺激であると考えるトレーナーが多い一方で、正しい主従関係を築くためにホールディングは有効であると考えるトレーナーも多い。第1章で明らかになった攻撃行動を呈する犬の血漿中5-HT濃度の傾向をもとに、実験開始前後の血漿中5-HT濃度を比較した。また、ストレス状態を評価するため、行動修正前後の血漿中ノルアドレナリン(NA)およびアドレナリン(AD)を比較した。一般家庭で飼育されている攻撃行動を呈する犬10頭が参加し、9頭(雌2頭、雄7頭、平均年齢2.2±2.5)が5週間の行動修正プログラムを完了した。プログラムではGazzanoらの方法を参考にして、飼い主がハンドリングおよびホールディングを犬に行った。犬がハンドリングに抵抗する場合、飼い主がホールディングを行い、強制的に遂行させた。プログラムを飼い主が確実に遂行するため、開始日から1週毎に個人指導を行った。各家庭においても飼い主は、1日2回、1回15分間の行動修正を行った。プログラムの実施は同一の飼い主によって5週間行われた。飼い主によって評価を行う間接方法と、アグレッションテストのように動物の行動を直接観察して評価を行う直接法では、スコアに差異が生じる、との報告があることから、行動修正療法の有効性を間接法であるC-BARQおよび直説法であるAggression testを実験開始日および終了日に実施した。C-BARQおよびAggression testの両方において、「飼い主への攻撃」および「見知らぬ人への攻撃」に有意な改善が示された。行動修正療法後の血漿中5-HT濃度は行動修正療法前に比べて有意な減少を示した。5-HT濃度が減少し、ストレスが緩和され、正常レベルに戻ったことで、攻撃が緩和されたと考えられる。 行動修正療法前後の血漿中NAに有意差は見られなかった。血漿中ADに優位差は見られなかったが、減少が見られたことから、犬は心理的ストレスを受けておらず、リラックスしていたと考えられる。以上のことから、ホールディングは、嫌悪刺激ではなく、快刺激である可能性が高いことが明らかになった。また、犬への愛着度を測定する為のLAPSを実験前後に飼い主に実施した結果、途中で離脱した飼い主は、実験を完了した飼い主に比べ有意に低いLAPS値を示した。飼い犬に対する愛着が低く、その結果、行動修正を根気よく継続することが困難であった可能性が考えられる。第4章 総合考察 第4章では第1章~第3章の結果を基に、攻撃行動などの問題行動を呈する犬への食餌療法および行動修正療法の有効性と神経機構への影響を考察した。近年、投薬時刻の違いによる薬物動態や薬効の差を明らかにする「時間薬理学」の発展がある。攻撃行動の薬物治療の際に、本研究で得られた日内変動の結果を参考にすることは、有用であると考えられる。「ハンドリング」と「ホールディング」からなる行動修正療法は、効果が高く、有用であることが明らかとなった。しかしながら、飼い主が高齢である場合などのように行動療法を行うこと自体が困難である場合も多いに考えられる。そのような場合には、第二の選択肢として、食餌療法を用いることが可能といえるだろう。また、攻撃行動を呈していた犬の攻撃行動を消去させることは可能であるが、攻撃の記憶を忘却することはなく、再発する可能性があることを十分に留意するように飼い主に説明することが重要である。 家庭犬の脳内を直接調べることは、不可能である。本研究では、攻撃行動を呈する犬の神経機構の検証を末梢からのアプローチで行った。攻撃行動を緩和するには、ストレス状態の解消が重要であることが明らかとなった。犬が社会的刺激を受けてストレスを感じた場合、HPA軸のネガティブフィードバック機能によってストレス反応が制御される。脳内のセロトニン神経系の機能障害によって、HPA軸が正常に作動しなくなることが報告されている。本研究においては、末梢のセロトニンと中枢との関連は、明らかとなっていないが、攻撃行動を呈する犬は、末梢の血中濃度が高いことが明らかとなった。ハンドリングとホールディングによって、セロトニン濃度を正常に下げることによって、攻撃行動が改善することが示唆されたことから、行動修正後に心的状態が正常に近くなったことによって、5-HT取り込みに関する代謝異常が何らかの形で影響を受けた可能性が考えられる。 本実験で得られた結果は、犬の攻撃行動緩和において有用性の高いもので、飼い主と犬双方にとっての福祉につながり、ひいては、咬傷事故を減少させることによって、社会にとっての利益に繋がると考えられる。
著者
加藤 達彦
出版者
日本文芸研究会
雑誌
文芸研究 (ISSN:02875829)
巻号頁・発行日
vol.152, pp.64-78, 2001-09
著者
野中勲加藤芳久
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.163-168, 1983-06-15 (Released:2018-01-31)

シランの消費量は近年の半導体の進歩と発展に伴い急速に増加しつつある.シランは特異な性質を持ち,その取扱いを一つ誤まると災害につながるおそれがある、本稿ではシランの物性と安全な取扱いについて,初歩的でしかも保安の基本である事柄について概略紹介する.
著者
脇 遼太朗 楠本 泰士 高橋 克弥 加藤 愛理
出版者
一般社団法人日本理学療法学会連合
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.12292, (Released:2023-02-13)
参考文献数
27

【目的】股関節筋解離術前後の歩行パターンの変化をEdinburgh Visual Gait Score(以下,EVGS)を用いて明らかにすることとした。【方法】対象は股関節筋解離術を施行したGross Motor Function Classification System(以下,GMFCS)レベルI・IIの脳性麻痺患者16名とし,手術前と退院時にEVGSの評価を行い,合計・各関節・各項目のスコアを対応のあるt検定,χ2検定にて検討した。【結果】手術前の総EVGSスコアは28.9±7.4点だったのに対し,退院時は18.5±8.0点と有意に改善が見られた。各関節の変化では全ての関節で有意な変化が見られた。【結論】GMFCSレベルI・IIの脳性麻痺患者では,股関節筋解離術と術後早期の理学療法介入によって,歩行パターンが術後9週において有意に改善した。また,股関節筋解離術後に理学療法介入を行う際は,股関節のみに注目するのではなく,全体的な歩行パターンの変化を考慮する必要があると考えられる。
著者
三枝 陽一 今泉 弘 金 明哲 石崎 純郞 加藤 彩 桑尾 定仁 三橋 利温 西元寺 克禮 大井田 正人
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:13489844)
巻号頁・発行日
vol.94, no.1, pp.119-121, 2019-06-07 (Released:2019-06-20)
参考文献数
5

A 22-year-old woman with a history of diarrhea and bloody stools presented at our hospital because of diarrhea, bloody stools, and loss of appetite. Colonoscopy revealed pan-ulcerative colitis. We started treatment with continuous intravenous infusion of prednisolone 40 mg (1 mg/kg), granulocyte apheresis, and oral mesalazine granules (4000 mg). After starting treatment, symptoms promptly improved. The dose of oral prednisolone was decreased to 15 mg/day. Watery stools occurred 5 times per day. The patient wanted to receive Chinese medicine. We requested Hiroshima Sky Clinic to treat the patient with us. Treatment with prednisolone and mesalazine was discontinued, and Hiroshima Chinese medicine was begun. Clinical remission was achieved. The calprotectin level decreased to 37 μg/g. Colonoscopy showed complete mucosal healing. Chinese medicine including natural indigo has side effects. The relevance of use of natural indigo is controversial because of the potential adverse effect. However, Chinese medicine may be useful, and some patients desire such treatment. In the assessment of symptoms on basis of the results of endoscopic and pathological examinations and calprotectin testing, Chinese medicine was effective in our patient.
著者
加藤 百一
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.486-491, 1971-05-15 (Released:2011-11-04)

寛文9年以降, 和酒は従来の交易における物々交換の重要な物資としてのみでなく, アイヌに恩恵を施し, かつ制令を伝える儀式の執行にあっての立役者となリ, さらに介抱酒, 御手当酒として利用され, アイヌのあいだに広まっていった経過が記述されている。